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Date: Sun, 4 Jan 2009 14:59:35 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 32076] [HA21L] チャットログ『客人たちの交流』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20090104055935.A8C5A49DB02@www.mahoroba.ne.jp>
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Web: http://kataribe.com/HA/21/
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2009年01月04日:14時59分35秒
Sub:[HA21L]チャットログ『客人たちの交流』:
From:久志
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チャットログ『客人たちの交流』
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登場人物
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カトレア
:ねこみみ吸血鬼
アイリーン・ラウ
:クカラチャの一人。銀二の血の妹。
ヤサにて
--------
SE :かたん
[TK-Leana] # 棺桶の蓋が浮き上がり、滑るように横にずれて、落ちる
カトレア :「ん……」
[TK-Leana] # 棺桶の縁に手をかけ、気だるげに身を起こす。軽く首を振ると、
さらりと青光りするつややかな黒髪がこぼれ、艶やかに
ぴかちゅーの着ぐるみパジャマの上を滑る
[TK-Leana] # 頭頂から生えた猫耳をぴんと立て、大きく伸び
カトレア :(頭をぼりぼり掻きながら、眠たそうに周囲に視線を走ら
:せる)「えーと、どこだっけ」
カトレア :「そうだ、アンニェーゼんちに泊まったんだった」
カトレア :「のど乾いたな……」
[TK-Leana] # もそもそと着替えて、靴下を履く
カトレア :「誰か! 誰かある!」
カトレア :(´・ω・)
アイリーン :「がちゃり)なーにー?」
カトレア :「誰もおらんかと思って焦ったぜい」
アイリーン :「あ、起きたんだぁ。ごめーん、気付かなくって」
アイリーン :「ダーリン(註:ウヤダ)も兄さん(註:銀二)も出かけてる
:んだー。キャリーちゃんも寝ちゃったし」
カトレア :「おはよう、えーと。誰?」
アイリーン :「ちょっとちょっと、人に名前を尋ねる前には、まず自分
:から名乗らなきゃダメって習わなかったかい? ……まぁ
:いいけど」
アイリーン :「あたしはアイリーン・ラウ。ここの主の佐上銀二の『妹』
:だよ」
カトレア :「サガミギンジ……えーと?」
カトレア :「ああ、思いだした。そう、ゴキブリの人」
アイリーン :「うぁ、ひっど!……まぁ、慣れてるけど」
アイリーン :「んで、さっき呼んでたのは何でかな?」
カトレア :「いや、なんか牛乳もらえねーかなあと」
カトレア :「すると、あなたはゴキちゃんの妹。はじめまして、私は
:カトレア。青春の日の幻影……」
アイリーン :「へ、牛乳?そんなんで良いの?……えーと、何か冷蔵庫
:に瓶入り牛乳が入ってた筈だけど……」
カトレア :「血があるならそっちの方がいいけど。あるの?」
アイリーン :「輸血用血液パックでよければ兄さんの非常食があるけど、
:カトレアさんはアニーさんみたいに生き血じゃなきゃダメ
:だったりする?」
カトレア :「別に大丈夫だよん。へー、アニーってそうなんだ。不便
:だねえそりゃ」
アイリーン :「生き血だったら出会い系サイトであたしが引っ掛けたの
:を譲っても良いけど……やべ、また電池切れてるよー;;」
カトレア :「わざわざそんなの持ってこなくても、鼠のでいいのに」
アイリーン :「ダメだよー。幾らなんでもお客さんにそんなもん出した
:ら物笑いの種になっちゃう」
アイリーン :「それに動物の血は生臭くてあんまり好きじゃないんだ、
:あたし。……ちょっと待って。今湯煎に掛けて来るから」
カトレア :「そう? あたしは好きだけどな。ねずみ」
[TK-Leana] # 猫だからにゃー
アイリーン :「へぇ、変わってるねぇ。それじゃ、また今度来るときの
:ために用意しとこうかなぁ」
アイリーン :「ところで、動けない訳じゃないんだよね?リビングで
:テレビでも見て待ってなよー」
カトレア :(肩をすくめる)「割と基本だと思うけどな。レスタト様
:だってネズミかじって飢え凌いでるし」
アイリーン :「そうだっけかなー……まぁいいや。あ、人間の血が嫌い
:って訳じゃないよね? 一応、ブタとかニワトリの血も
:あるみたいだけど」
カトレア :(テレビつける、スーファミつける、超魔界村のカセット
:差し込む)
カトレア :「好き嫌いはしないってだけ。まあ、燃費はいいからね」
アイリーン :「そっかー。……よし、出来たっ」
アイリーン :「血はどうやって飲む? ストロー? それともスープ皿
:に入れる?」
カトレア :「パックごとでいいよ」
アイリーン :「はい、これ」
:>パックごと渡す。とりあえずストローも付けておく
カトレア :(齧り付く)
[TK-Leana] # ちゅーと、パックは萎んでいく
アイリーン :「……なるほど、その手があったか。お代わりいる?
:それとも他に何か食べるかい?」
カトレア :「やっぱ。ビニールだと一気にあふれて食べにくいねこれ」
:(手に毀れたのを舐めとってる)
カトレア :「あたし牛乳か血が混じってる食べ物じゃないと食べれな
:いんだ」
アイリーン :「血は分かるけど牛乳ってのが、ちょっと変わってるねぇ
:……いや、便利といえば便利な気がするんだけど」
カトレア :「そうかな? いや、ほら、ワインでのどの渇きを潤す人
:もいるじゃん? あたしの場合それが牛乳だったわけよ」
アイリーン :「へぇー。……でもいいなぁ、食べ物を美味しく味わえる
:って」
[Suo] #ちょっと羨ましそうである
カトレア :「まあ、牛乳は言ってる物だけだけどね。アイリーンは食
:べらんないのかにゃ?」
アイリーン :「んー、食べる真似っていうか、口に入れて飲み込むこと
:は出来るんだけどね、血以外の物の味が分からなくなっち
:ゃってるんだよ。兄さんも含めて、ウチの連中皆そうなん
:だけど」
カトレア :「そりゃまた残念ですこと。いかんねえ、人生の何割か損
:してるよそれ」
アイリーン :「そうだねぇ……半分くらい損してるかなぁ。まぁ、でも
:料理の勘は鈍って無いから、誰かに食べて貰うために作る
:楽しみはあるし」
[Suo] #分量とかしっかり覚えているでござる
カトレア :「味覚効かないのに調整できんの?」
アイリーン :「レシピ通りに作ればそこそこのが出来るし、作り方なら
:ちゃんと覚えてるしさ。割と何とかなるもんだよ」
カトレア :「そんなもん?」
カトレア :「まあいいや。それじゃ、せっかくだしごちそうになろう
:かな」
アイリーン :「はーい、ちっと待ってねー」
[TK-Leana] # というあたりで切りますかにゃ
[Suo] #はーい
時系列と舞台
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2008年12月
解説
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カトレアとアイリーン、家主の留守に親睦を深めるのこと。
http://kataribe.com/IRC/KA-05/2008/12/20081216.html#230000
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以上
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