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Date: Sun, 4 Jan 2009 02:30:07 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 32075] [HA21L] チャットログ『怒れる吸血鬼』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20090103173007.2FE5249DB02@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 32075
Web: http://kataribe.com/HA/21/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/32000/32075.html
2009年01月04日:02時30分06秒
Sub:[HA21L]チャットログ『怒れる吸血鬼』:
From:久志
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チャットログ『怒れる吸血鬼』
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登場人物
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八頭司晃ユリウス(やとうじ・あきら・−)
:アンクの吸血鬼。水を使って実験をしていた。
ヤクザさん達
:この後、スタッフが美味しくいただきました。
コンスタンツェ・シェーンベルク
:やんごとなき吸血姫。ドSお嬢。折角だからご出演
ぶち切れ
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[Suo] #吹利市、郊外
[Suo] #地域指定暴力団◎×組の事務所の一つ
中年の男 :「す、すみませんっ……オラ!お前らも頭下げんかっ!!」
[Suo] #恰幅の良い体に派手な服を纏った強持ての、いかにも暴力でのし上が
って来たといわんばかりの男が必死になって頭を下げる
[Hisasi] #八頭司さんが曲技団に殺しを依頼したならモローと関われそうですよ
[Suo] #おぉ
八頭司 :「…………」
[Suo] #リノリウムの床に頭を擦り付けて許しを請う男の先には、色白で線の
細い――どう見ても弱そうな青年
中年男 :「す、すみませんっ!!」
八頭司 :「いえ、もう過ぎたことをどうこう言うつもりはありませ
:んよ」
[Suo] #柔らかな表情、柔らかな声で
八頭司 :「言ったってしょうがないし……」
[Suo] #一歩、二歩、頭を床に擦り付ける男の前に歩んで行き
中年男 :「ひ……ひぃ……っ!!」
八頭司 :「この……役立たずめガアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
[Suo] #一転、般若のような形相に代わり
[Suo] #――中略
[Suo] #小一時間経過。
[Suo] #血の池、それから肉塊。生きて動いているのは一人を除いては居ない
状態
八頭司 :「……くそ!くそくそくそくそくそくそくそくそ!!!」
八頭司 :「たった一人!!たった一人のウジ虫如きがッ!!!」
[Suo] #事務所一つをブラッドバスに変えても尚、怒りはおさまらなかったら
しく、その場で地団太を踏む
八頭司 :「くそっ!!!この私のくそっ!!!この私の計画を邪魔する
:ウジ虫めくそっ!!!」
[Suo] #くしゃり。オーダーメイドの革靴の裏で、さっき肉塊に変えた『何か』
が潰れてくしゃりと湿った音を立てる
八頭司 :「……くそ!くそくそくそくそくそくそくそくそくそくそ
:くそくそくそくそくそくそ!!!」
[Suo] #くしゃり。くしゃり。くしゃり。くしゃり。くしゃり….。
八頭司 :「く、くくくくく……」
[Hisasi] #計画をつぶしてくれたのはあの憎たらしいヤクザの人間よ
[Hisasi] #石橋卓郎
八頭司 :「石橋……い、し、ば、し……かぁ……」
八頭司 :「いぃしぃばぁしぃ……いぃしぃばぁしぃ、たぁくぅろぉ
:おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
[Suo] #獣の呻き声のような声が漏れる
八頭司 :「く、くくくく……ウジ虫!ウジ虫の分際で!!」
八頭司 :「いや待てよ。……ウジ虫はウジ虫同士で潰し合うのが
:お似合いだ。この私が!この私がウジ虫如きの相手をする
:べきではない!!! そうだ!!! そうだ!!!
:そうなのだ!!!!」
八頭司 :「あーーーーーーーーーーーーーーーっはっはっはっはっ
:はっはっはっははっはっはっはっはっはっははっはっはっ
:はっはっは!!!!」
[Suo] #略
[Hisasi] #おかげであっちこっちでヒットマンに狙われるは目に
八頭司 :「……人攫い曲技団、かぁ……」
[Toyolina] #これはいいヤンデル
[Tihiro] #いいキャラしてますw
八頭司 :「コイツ等に!! コイツ等にコイツ等に!!!!!!
:ウジ虫はウジ虫同士で潰し合え!!! 潰し合え!!!
:潰し合え!!!!」
[Suo] #――血臭が立ちこめた部屋に哄笑が木魂する
[Suo] #石橋卓郎が人攫曲技団のメンバーである剣舞のウォンと遭遇する、
数時間前のことであった……。
[Suo] #さっそくぶっ壊れました。狂乱を起こしました。……あーあ
[Tihiro] 大好きだ!
[arca] 発狂
テロップ :撮影に使われたナマモノはスタッフが美味しくいただきま
:した
食人屍 :「ヴぁー」
[Suo] #げちょげちょげちょげちょ
[Suo] #本職は魔術師の筈ですが……まぁいいや
[Tihiro] ---食事中の皆様へ、大変不適切なシーンが流れてしまったことをお詫び申し上げます---
[Tihiro] しかし、本当にいいキャラですね、大好きですw
[Suo] わーい、気に入られたー。ありがとうございますw
[Suo] 普段はインテリ面している奴ですがw
せっかくだから書き下ろし
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豪奢な絨毯を踏みしめて。
八頭司が足を踏み入れたのは吹利にある高級ホテルの最上階スイートルーム。
コンスタンツェ:「血の匂いがしてよ? 晃」
キングサイズのベッドの上で気だるげに体を起こす銀髪の少女。肩を滑り落
ちる銀の髪が薄明かりを反射し、上目遣いに見上げる潤んだ赤い瞳は外見に似
合わぬ艶かしさを醸していた。
八頭司 :「これは失礼、シェーンベルク嬢」
コンスタンツェ:「いいわ、甘い血の香りは……心地よいものよ?それより
:……随分と、殺気だっているようだけど?」
くすっと、口元に笑みを浮かべて楽しげに八頭司を眺める。
八頭司 :「これは申し訳ない、麗しいお嬢様にいらぬ気遣いを」
コンスタンツェ:「取り澄ました言葉はいらなくてよ? あなたの手がけて
:いた仕掛けに不首尾でもあったのかしら?」
ベッドに腰掛けたままちょんと足を組み替えて、反応を楽しむように八頭司
の顔を眺める。
八頭司 :「貴女にご心配いただけるとは、光栄の極み。……少々、
:煩わしい虫がおりまして」
青白い顔を僅かに引きつらせて、平静を保つ。
コンスタンツェ:「ふふ……虫、ね。そう……煩わしい虫、踏みにじり甲斐
:のある虫は嫌いではなくてよ?……ふふ、晃。予想通りね
:楽しめそうだわ、ふふ……」
八頭司 :「…………」
僅かに寄せた眉根。
コンスタンツェ:「あら、貴方を貶めているのではなくてよ? 貴方の成功
:を信じているわ? でも、もっと楽しませていただける?」
白魚のような手を差し出して、ちろりと口元を舐めて艶かしく微笑む。
八頭司 :「もちろん、貴女の死後の生を満たして差し上げよう」
そっと包むようにその手をとって哂った。
時系列と舞台
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2008年12月
解説
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八頭司、思わぬ邪魔に怒り心頭。折角だからお嬢も出てみた
http://kataribe.com/IRC/KA-02/2008/12/20081221.html#020000
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以上
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