[KATARIBE 32001] [HA21L] チャットログ『歪められた灰、その後で』

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Date: Sun, 21 Dec 2008 13:29:55 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 32001] [HA21L] チャットログ『歪められた灰、その後で』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20081221042955.4DB9E49DB02@www.mahoroba.ne.jp>
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2008年12月21日:13時29分54秒
Sub:[HA21L]チャットログ『歪められた灰、その後で』:
From:久志


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チャットログ『歪められた灰、その後で』
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登場人物
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 ウヤダ
    :腕利きのハンター、元吸血鬼狩り組織に身を置いていた。
 佐上銀二(さがみ・ぎんじ)
    :クカラチャと呼ばれる吸血鬼の一人。
 アニー(アンニェーゼ・ボルジア)
    :香水の吸血鬼。由緒正しい貴族の娘。キャリーの主治医
 陣内蒼助(じんない・そうすけ)
    :諜報機関に所属するエージェント。超再生体質を持つ。

戦いの後
--------

[TK-Leana] にょろり 
[TK-Leana] さて、アニーことジャコウネコである 
[Hisasi] 腕ちゃんとはえてくるよね、、、 
[Hisasi] 思いっきりぶったぎっちゃったよ 
[TK-Leana] いや、生えませんよ 
[Hisasi] がーん 
[Suo] Σ 
[TK-Leana] どっかから新しいの持ってこないと 

 ウヤダ    :「……腕の調達、か」 

[Hisasi] #いややっちゃった手前 
[TK-Leana] # 銀さんどこ行ってるんだっけ 
[Suo] #さすがに戻って来ているかと 
[Hisasi] #で、何が起こったかは説明するさ 

 アニー    :「知人の吸血鬼に当たるから、そこは大丈夫」 
 ウヤダ    :「……そうか」 
 銀二     :「フム……」 

[Hisasi] #流石にちょっとやっちまった感 
[TK-Leana] # ところで、アニーは血が足りないので真っ青です 
[Hisasi] #誰か血を 
[TK-Leana] # 割とさっさと説明して血を調達に出たい様子 
[Hisasi] #ふむ 
[TK-Leana] # 現在誘惑フェロモンむんむんデスヨ。いつもの強烈な臭気が鳴
      りを潜め、妙に甘ったるいにおいがする 
[Suo] #予備の輸血パックなら冷凍庫にありますが、生き血じゃなきゃダメ
    な人?
[TK-Leana] # 具体的に言うと毎ターン強制力6の誘惑がくるくらい。魔術的
      なものでないんですが 
[TK-Leana] # 生き血じゃないといけませんね 
[Hisasi] #ごめん、ウヤダンは不感症なんだ 

 性的な意味でむらむらしないんだ、改造的に。

 銀二     :「味に拘らんなら輸血パックがあるがのぅ」
 ウヤダ    :「……生血、か」 

[Hisasi] #この中で生血あげられるのこいつだけか 
[Hisasi] #キャリーの血は論外だし 

 ウヤダ    :「……俺のでも、多少は楽になるか?」 
 銀二     :「…………」 
 アニー    :「外に出て調達してくる。一人からだと、干からびる」

[TK-Leana] # 首を振って 
[Hisasi] #ああ、足りないのね、量が 
[TK-Leana] # そもそも60年吸ってませんしね 
[ER] #……危険だ(滝汗 
[TK-Leana] # キノコのアレでのんべんだらりとエナジー得てきたところ、
      ぶしゅーっと派手に吸われたから 

 アニー    :「大丈夫。獲物を釣るのは容易い」 
 ウヤダ    :「……わかった」 
 銀二     :「まぁ、御主なら大丈夫じゃろうな」 

[TK-Leana] # 使い魔の攻撃用の蜘蛛とか食われてボロボロなんだが、言わな
      いぜ

 アニー    :「……例の腕から灰が摘出できた。銀二さん、どのくらい
        :の量があれば、元の持ち主を再生できる?」 
 ウヤダ    :「……」 

[TK-Leana] # 本体生きた状態で保管されてるのかもわからんので、どういう
      扱いになるのか知れないが 
[Hisasi] #で、肉のアレになっちゃった話もしたよね? 
[TK-Leana] # アニーは腕のことは隠したかったようだが 
[TK-Leana] # この様子だとその前に帰ってきちゃったんだろうな 
[Hisasi] #だろうね 
[Hisasi] #で、説明せざるおえない 

 銀二     :「そうじゃな、充分な量の血があれば一握りの灰からでも
        :再生することは出来る筈じゃが……余り気は進まんなぁ」

[TK-Leana] # うむ 
[Hisasi] #アニー腕ないし、部屋めちゃくちゃだし 

 ウヤダ    :「……問題があるのか?」 
 銀二     :「血さえ与えれば再生出来るにも関わらず、始祖は500年
        :以上もの間、灰にされて小瓶の中に入れられて安置され
        :とった」 
 ウヤダ    :「封じられるだけの理由があった……ということか」

[Hisasi] #おそらくよからぬ意味で 

 アニー    :「クカラチャの起源は、私もあまり知らない。夜会では、
        :口にするのも避けられているようだった」 
 銀二     :「うむ。……始祖から数えて二代目が、親……つまり今の
        :始祖を灰にし、瓶の中に詰めた」 

[Suo] #ぼそり 

 ウヤダ    :「……親を、封じた、か」 

[Hisasi] #それは結構な意味があることなんだろう 

 アニー    :「……なるほど」 

[TK-Leana] # それで下賤な血族扱いなのだろうなあと 

 ウヤダ    :「…………下手に復活させるのは、危険かもしれない、か」

[Hisasi] #その意味を考えると 
[Hisasi] #なんぞまた厄介なことになりそうな気がするぜ 

 銀二     :「親殺しは血族の間では最も忌み嫌われる行為。……ワシ
        :等は全て、その二代目の末裔に当たり、クカラチャに属す
        :る者は全て、親殺しの咎を負う、と」 
 アニー    :「何故封じられたかは、知られていないの?」 
 ウヤダ    :「…………親殺し、か」 

[Hisasi] #家族殺しがぽつりと呟いた 
[Hisasi] #どっちも同じ穴の狢だな、と 
[Hisasi] #内心自嘲しつつ 

 銀二     :「詳しい事は知らんが、一つには始祖を滅ぼした二代目は
        :生前、始祖となった娘の従者であり、狂うた主を見かねて
        :止むに止まれず滅ぼしたと言われておる」
 ウヤダ    :「狂った主を、自ら罪を負って止めたということか」
 ウヤダ    :「だったら……尚更、慎重になるべきだろうな……」
 銀二     :「そういう事になるかのぅ。……尤も、それが真実かどう
        :かは分からんが」 
 アニー    :「では、この灰は銀二さんが保管しているといい」 
 銀二     :「おう」 

[TK-Leana] # 小ビンを渡す 

 ウヤダ    :「……(銀二)」 
 銀二     :「おぅ。……とりあえず、これで一部じゃな。……まぁ、
        :かなり歪められておるようじゃし、そのまま復活するとも
        :思えんが」 

[Hisasi] #なんとなく、いつもの軽い様子からうって変わった様子に 
[Hisasi] #なんかちょっと気になっている 
[Hisasi] #それは心配だからだよ、ウヤダン 

 アニー    :(申し訳なさそうに)
        :「それ以上の純化した摘出はできなかった」 
 ウヤダ    :(あの僅かな灰だけで、あれほどの再生力を持つ、か)
 銀二     :「いや、これで充分じゃよ。……それはそうと、済まんか
        :ったのぅ。ワシがもっと早く言っとれば、こんな事にもな
        :らんで済んだのじゃが」 
 アニー    :「私のミス。少し焦りすぎた」 
 ウヤダ    :「気にするな、アニー」 

[Hisasi] #なんだかキャリーだけでなく、だんだん柔らかくなってる自分に
     驚きつつも 

 銀二     :「……ときにアニー、御主、暫く血を吸ってはいなかった
        :ようじゃが、血の糧を得る宛てはあるかの?」 
 アニー    :「……適当に、引っかける」 
 銀二     :「フム。『であいけいさいと』と言うたかの。あれを使え
        :ば確実に引っかかるぞぃ」 
 アニー    :「問題ない」 
 銀二     :「フム」 

[TK-Leana] # 歩くだけでナンパされるから 
[TK-Leana] # 空腹のためフェロモンむんむんだもんで 

 ウヤダ    :「……出会い系」 

[Hisasi] #いや、笑ったりはしないよ! 

 アニー    :「銀二さんはいつもそんなものを?」 
 銀二     :「後腐れなく簡単に食餌するためには割と便利じゃが……
        :ん、何じゃ?」 
 アニー    :「……いえ、別に」 

[Suo] #まぁ、低俗な吸血鬼どもが使う手段でしょうが 

 銀二     :「味にこだわらなければ輸血パックでも屠場で貰って来た
        :豚の血でも魚の血でも、何でも大丈夫じゃがの」 

[Suo] #好き嫌い無しの低燃費仕様。これもある意味ゴキブリ血族の特殊能力

 アニー    :「私の場合生気の摂取だからそうもいかない」 
 銀二     :「難儀じゃのぅ」 
 ウヤダ    :「……(自分の指を見る)」 

[Hisasi] #というか、人間(だったもの)ひとりだしな 

 アニー    :「……吸血鬼とはそういうもの。では、血を補給してくる」 
 ウヤダ    :「ああ」 

[TK-Leana] # ゆったりとしたケープを羽織り、腕が切れてるのを隠す 

 銀二     :「おう。気を付けてなー」 

[Suo] #いつも通りのへらーんとした空気 

 ウヤダ    :「…………」 
 アニー    :「腕も接いでくるから遅くなる。キャリーには、いつも通
        :りの時間に薬の投与を」 

[Hisasi] #なんとなく、へらーんとした空気の銀ちゃんを見つつ 

 銀二     :「おぅ」 

[TK-Leana] # ふらふら、覚束ない足取りで出ていく 
[Hisasi] #だが、クカラチャの話を聞いたときの銀ちゃんを思い出して 

 銀二     :「……大丈夫かの」 
 ウヤダ    :「……大丈夫だと思うんだが、アニーはお前とちがって戦
        :いとなると少々不安がある、が」 

[Hisasi] #でも、逃げるならば 
[Hisasi] #香りを撒いてなんとかできるだろうとは思う 

 銀二     :「のうウヤダ、キャリーの世話と薬を頼んで良いかの。
        :……アニーの方も、ちと様子を見てやった方が良さそう
        :じゃからの」 
 ウヤダ    :「わかった」 

[Hisasi] #いつもの添い寝しつつ、起きたら薬をのませるとしよう 

 銀二     :「さて……では行くとするか」 
 ウヤダ    :「……銀二」 
 銀二     :「何じゃ?」 
 ウヤダ    :「いや…………やはり、気にかかるか?」
        :>始祖の灰のこと
 ウヤダ    :「普段のお前とは…………少し違っていた」 
 銀二     :「まぁ、一応ワシ等の始祖じゃからのぅ。……ついでに黴
        :の生えた爺どもからは取り戻して来いって言われとるし」 
 ウヤダ    :「……そう、か」 
 ウヤダ    :「…………」 
 銀二     :「さて、アニーがあんまり遠くに行かんうちに行かんと」 
 ウヤダ    :「ああ」 

[Hisasi] #で、背中をぽん、と。叩く 

 銀二     :「夜明けまでには帰るからのぅ」 

[Hisasi] #気をつけろよ、とか。そんな意味を込めて 
[TK-Leana] # 吸血鬼だからほんとに黴生えてるんじゃないだろうな 

 ウヤダ    :「わかった」 

[Suo] #どうなのだろうw<ホントにかもされてる? 
[ER] #かもすぞー(わらわら 
[Hisasi] #キノコはえてる 
[TK-Leana] # それはアニーだ 

 ウヤダ    :「…………」
        :>ガラにもなく銀ちゃんが心配になった、殺しても
        :しなねーってわかってるのに 

[Suo] #死なないよ! 
[Hisasi] #背中見送ってから 
[Hisasi] #もどる 
[ER] #なんというデレ 
[Hisasi] #その目は置いていかれるワンコのような目だったけど背中をむけ
     ていた銀ちゃんには見えなかったし、他に誰も見ていなかった 
[Suo] #ちょ!デレ過ぎですよお兄さん! 
[Hisasi] #誰も見てないから! 

 デレはじめたらこの有様ですよ。困ったもんだ。


情報交換
--------

[Hisasi] #さて、さみしく見送ったところで。ウヤダンは蒼助さんに連絡を
     取ろうかな 
[Hisasi] #こっちはこっちで、戦力を増強したいところ 
[arca] #いいですよー 
[Hisasi] #おー 
[Hisasi] #じゃあ、携帯に電話します 
[Hisasi] #キャリーの側を離れるわけにはいかないので 
[arca] #わかりました 

 SE     :ぴりりりり 

[Hisasi] #胸ポケットの携帯がなったデスヨ 

 蒼助     :「ウダヤか」 

[ER] ##……未だにウダヤさんなのね(^^;;; 

 ウヤダ@電話 :「先程の、サーカスの手の者の分析ができた」
 蒼助     :「それは良いニュースだな」 
 ウヤダ@電話 :「……あまり喜ばしくもないがな」 

[Hisasi] #で、電話で 
[Hisasi] #簡単に説明しますわよ。 
[Hisasi] #異常なまでの再生することと、なんらかの要因が加えられてるこ
     ととか 
[arca] #なるほど 
[Hisasi] #なんとかクカラチャのことを伏せつつ 
[Hisasi] #……つーか、悟られるだろうなというのは予測してる 

 蒼助     :「なるほど、やはり何らかの形で吸血鬼の再生能力を埋め
        :込まれていた訳か」 
 ウヤダ@電話 :「そうだ、人為的に再生能力を純化させ、服用されている」 
 ウヤダ@電話 :「……これが量産された日には」 
 ウヤダ@電話 :「正直、考えたくない事態になるだろうな」 
 蒼助     :「まったくだ。俺の立場が無い」 
 ウヤダ@電話 :「だが、これまでのピエロ連中に使われなかったというこ
        :とは」 
 ウヤダ@電話 :「まだ、その段階ではないのかもしれない」 
 蒼助     :「まだ試験段階と言う事…優先的に潰しておきたいな」 
 ウヤダ@電話 :「ああ、ならばここは確実に頭数を減らす方向でいきたい」
 蒼助     :「…良いだろう。プランはあるのか?」 
 ウヤダ@電話 :「具体的にはまだないな、完全に後手に回っている……が、
        :一人、銀二の前に現れた奴がいる、俺もよく知っている
        :奴だ」 
 ウヤダ@電話 :「相手の動きが読めない以上、確実に敵となったものを
        :潰す、協力してくれ」 
 蒼助     :「わかった」 
 ウヤダ@電話 :「…………」
        :>なんかすごいあっさり了承されたのでちょっと驚いた 

[Hisasi] #もっと交換条件いるかとおもったぜ 

 蒼助     :「そういえば、キャリーは元気にしているか?銀一と世話
        :しているんだったか」 
 ウヤダ@電話 :「……ああ、元気にしている……銀二、だ」

[Hisasi] #銀ちゃんのは訂正する、自分のはしないのに 

 蒼助     :「ほう? くく」 
 ウヤダ@電話 :「……何がおかしい」 

[ER] ##蒼助さんに、『人の名前を微妙に間違える:1』を特徴として
    進呈しよう 

 蒼助     :「なんでもない。利害は同じだ、仲良くやろう」

[arca] #更新しておきます 

 ウヤダ@電話 :「ああ、今、銀二が出かけている。またこちらがそろった
        :時に擦り合わせをしたい、いいか?」 

[ER] ##わはは 
[Hisasi] #なんか最近、蒼助がなにかと妙につっかかってきたり笑ったりす
     るでござる 
[Hisasi] #なんかイラッとするけどそんなに悪い気はしない 

 蒼助     :「わかった。暇な時はいつもの場所にいよう」 
 ウヤダ@電話 :「ああ、また連絡する」 

[Hisasi] #というか、銀二やキャリーと過ごすようになってから、特にそうだ
[arca] #からかわれているのです(ぉ 
[Hisasi] #ですよねー 
[Hisasi] #本人わかってないだけで 
[arca] #なんか見てると微笑ましくなる 
[Hisasi] #からかって反応するから面白がられるんですね 

 蒼助     :「さて、ウダヤからの連絡は来た…こちらも状況を進めよう」 

[arca] #どんどん正気になっていくので面白い 


時系列と舞台
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 2008年11月
解説
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 肉グモとの戦闘の後、帰宅した銀二とウヤダ、アニーとの会話。
 http://kataribe.com/IRC/HA21/2008/11/20081127.html#220000
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 
以上



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