[KATARIBE 31988] [HA21L] チャットログ『祈りのアイリス』

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Date: Thu, 11 Dec 2008 23:30:00 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 31988] [HA21L] チャットログ『祈りのアイリス』
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2008年12月11日:23時30分00秒
Sub:[HA21L]チャットログ『祈りのアイリス』:
From:久志


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
チャットログ『祈りのアイリス』
==============================

登場人物
--------
 ウヤダ
    :腕利きのハンター、元吸血鬼狩り組織に身を置いていた。
 キャリー
    :「陽気な爆弾」サーカスに攫われ殺人兵器に仕立て上げられた。
 陣内蒼助(じんない・そうすけ)
    :諜報機関に所属するエージェント。超再生体質を持つ。
 祈りのアイリス
    :元エキドナ・ファミリーの一員。ウヤダにとっての姉のようなもの。

ウヤダの決意
-------------

 キャリー   :「マム……」(ウヤダにしがみついて寝る) 
 ウヤダ    :「…………キャリー」 

 ウヤダ    :「……」>キャリーがすっかり寝付いたのを確認して 

[Hisasi] #そっと、しがみついたキャリーの手をはずして 
[Hisasi] #ベッドから起きだして、そっとシーツをかぶせなおして 

 ウヤダ    :「…………」 

[Hisasi] #脇に置いておいたナイフを腰のベルトに 

 ウヤダ    :「…………お休み、キャリー」 

[Hisasi] #そのまま音も無く出て行く 
[Hisasi] #狩り、に 

 ウヤダ    :「……お前を、狂わせた、踏みにじった連中全て」 

[Hisasi] #その目は冷たく刃のように無機質に光って 

 ウヤダ    :「狩りつくしてやる」 

[Hisasi] #キャリーに向けていったのか、レニーを想っていったのか 
[Hisasi] #あるいは両方か 
[Hisasi] #そして、夜の街に消えた。 


姉
--

[Hisasi] #レニー含めたエキドナファミリーがモローについていることを
     知ったウヤダん 
[Hisasi] #キャリーに添い寝して寝かしつけた後、銀二にも告げずに 
[Hisasi] #一人、アジトを後にした 

 ウヤダ    :「…………でてこい、イリ」 

[Hisasi] #人気の無い道 
[Hisasi] #見上げたビルの上 
[Hisasi] #長いスカート、長い髪をなびかせた女が立っている 

 アイリス   :「……」 

[Hisasi] #ぎょろりと見下ろした目 
[Hisasi] #その目はまるで生気の欠片もなく 
[Hisasi] #にやりと歪んだ笑みを浮かべて 

 アイリス   :「……ユダ」 
 ウヤダ    :「ウヤダ、だ」 
 アイリス   :「ユダ、ユダ……ウラギリモノ……」

[Hisasi] #ぎりぎりぎりと食いしばった歯 
[Hisasi] #その手に握り締めた処刑斧 

 アイリス   :「ユダ……オマエヲ コロス」 

[Hisasi] #歪んだ笑みを浮かべたまま 
[Hisasi] #跳んだ、斧を振り上げて襲い掛かる 

 ウヤダ    :「そう易々とは、やれないさ。姉さん」 

[Hisasi] #ナイフを抜いて 
[Hisasi] #交錯 

 SE     :キィィィン

 激しい音を立てて打ち合い、離れる 

[arca] #間を見て登場しよう 
[Hisasi] #うい 
[Suo] #都合よく登場しよう 

 ウヤダ    :「……レニー、イリ……」 
 アイリス   :「……フ、フフ、クハハハ!」 

[Hisasi] #再びスカートを跳ね上げて飛ぶ 

 蒼助@彼方  :「どうにも匂う。これはなんだろうな」 

[Hisasi] #ガーターベルトに仕込んだ鉤つきワイヤーショットが飛ぶ 

 アイリス   :「アアアアアァァァ!!」 
 ウヤダ    :「!」 
 蒼助@彼方  :「変わった匂いだ…。香水だな」 

[Hisasi] #あちこちの方向から襲い掛かる鉤をかわしつつ 

 アイリス   :「ユダ!」 

[Hisasi] #横薙ぎに一閃する斧の一撃 

 ウヤダ    :「……っ」>振りぬかれた斧を身を沈めてかわし 
 蒼助@彼方  :「そうだ、ユダの木の花の匂い」 

[Hisasi] #すかさず軸足を払う 

 アイリス   :「……グッ」 

[Hisasi] #再び在らぬ跳躍力で飛び退る 

 ウヤダ    :「…………クセも変わってないな、イリ。足元がお留守だ」 

[Hisasi] #ナイフを構えて 

 アイリス   :「……ユ……ユダ、ユダアアアァァァ!!」 

[Hisasi] #ぎりぎりと歯を噛み締めて 

 アイリス   :「シネ!!ユダ!!」 
 蒼助@彼方  :「和名は蘇芳…くく、なぜだろう。酷く滑稽だ」 

[Hisasi] #再び鉤ショットと共に突撃してくる姉 

 ウヤダ    :「…………試させてもらう、イリ」 

[Hisasi] #交錯する瞬間 

 ウヤダ    :(ナイフを振るう) 
 アイリス   :「ぐあっ!」 

[Hisasi] #弾丸のように飛びぬいたウヤダ、 
[Hisasi] #アイリスの脇腹から白煙があがり、血が拭いた 

 アイリス   :「……グッ……」 

[Hisasi] #まるで火傷のように 
[Hisasi] #そろそろカモン 

 ウヤダ    :「……やはり、か。イリ……堕ちたな。吸血鬼狩りが
        :吸血鬼を真似たか……」 

[arca] #コツコツと足音が聞こえて来た 

 ウヤダ    :「……止まれ」 

[Hisasi] #振り向きもせず 
[Hisasi] #というかもう足音で察した風 

 ウヤダ    :「蒼助」 
 蒼助     :「血の匂いがした。香水も台無しだな」 
 ウヤダ    :「そうだな……こいつのことを知りたいか?」
 アイリス   :「…………グ」 

[Hisasi] #白煙があがりつつも、火傷の様に腫れあがった傷がじわじわと癒
     えていく 

 蒼助     :「知ってどうする。知って哀れみを享受するか?」 
 蒼助     :「それも一興かもな」 
 ウヤダ    :「姉だった者だ、今は見る影もないがな」 
 蒼助     :「なるほど。姉を殺すのか?」 
 ウヤダ    :「家族を殺した男だ、今更どうしたというものでもない」 

[Hisasi] #自分のこと 

 ウヤダ    :「気をつけろ、こいつはお前や銀二ほどではないが、多少
        :の傷をものともしない……」 

[Hisasi] #聖別されたナイフだから効果的なだけで 

 蒼助     :「そうか。それは厄介だ。何の類いだ?」 
 アイリス   :「……ユダ……(ぎりっとに見つける)」 
 ウヤダ    :「それを、見極める。吸血鬼ではないことは確かだ」 

[Hisasi] #ナイフを振って 

 蒼助     :「そうか。じゃあシルバーバレッタは控えておこう」 
 ウヤダ    :「だが、このナイフの傷が効いた……吸血鬼ではないはず
        :だというのにな」 

[Hisasi] #銀ナイフ 
[Hisasi] #聖別された、エキドナファミリーで使っていた業物 

 ウヤダ    :「吸血鬼ではなく、だが、聖別武器で深手を負う……」 
 蒼助     :「面倒だな…まぁいい。俺は普通でいく」 
 ウヤダ    :「そうだな、それも見極めさせてもらう」 

[Hisasi] #で、戦闘っす。 
[Hisasi] #それっぽい演出よろ。 

 アイリス   :「ユダァアァァァァl!!!」 

[arca] #腰から何所からとも無く剣銃がニ挺 
[Hisasi] #アイリスさんの武器、処刑斧、鉤ショットによるあらぬ方向から
     の攻撃、あとは蹴り 
[Hisasi] #素晴らしいけしからんボディにガーターベルトですがそれを喜ぶ
     面子がいません、残念 
[arca] #蒼助の身体が軽く揺らいだあと、四方八方に閃光が瞬く 
[Hisasi] #振りぬかれる足、あちこちから襲い掛かるワイヤーショット

 アイリス   :「!」 
 蒼助     :「……一発食らったか」 
 アイリス   :「…………クッ」 

[arca] #鉤が蒼助の腹部に刺さっている 

 ウヤダ    :「……お前のは三発当たった……」 

[Hisasi] #が 
[Hisasi] #変幻自在の射撃は、いくつかかわされつつも、三発は確実にアイ
     リスの胸と腹、足に命中したはず、だった 

 アイリス   :「……(にぃ)」 

[Hisasi] #じゅるり、と 

 蒼助     :「タフじゃないか」鉤を引き抜きながら 

[Hisasi] #はじき出された弾丸。 
[Hisasi] #正気のない目に笑みが浮かび、その傷がすっかり癒えている 

 ウヤダ    :「……お前ほどではなさそうだがな」 
 ウヤダ    :「これの攻撃は効く……だが、決定打にはならない」

[Hisasi] #ナイフを構えて 

 ウヤダ    :「だが、どこかに『穴』がある……絶対に」 
 蒼助     :「ふん。シルバーバレッタを使ってみる。」

[Hisasi] #完全な不死身ではなく、どこかに死ぬ何かがあるはず 

 ウヤダ    :「そうだな」 

[Hisasi] #で、二人同時に行くか 
[arca] #あい 
[Hisasi] #蒼助さんに斧ぶちこみつつ、ウヤダンにワイヤーショットを叩き
     込もうとします 

 蒼助     :「壁になってやるから。つっついてやれ」 
 ウヤダ    :「わかった、頼む」 

[Hisasi] #蒼助さんに突っ込んでもらって受けてもらって背後から飛び出し
     て急襲

 蒼助     :リロードを終え、銃口をアイリスへ向ける 
 蒼助     :「いくぞタフガール」 
 ウヤダ    :(ナイフを構えて) 
 アイリス   :「アアァアァァァァァァ!!」 

[Hisasi] #跳んだ 
[arca] #銃口を向けたままダッシュ 
[Hisasi] #再びショットを連続で打ち込み 
[Hisasi] #向かってくる蒼助さんに斧を打ち込もうとする 

 蒼助     :銀の銃弾を惜しげも無く乱射 
 ウヤダ    :(すかさず後に続いて) 
 アイリス   :「ウ、グァ、アアアアアア!!!」
        :>銀弾くらって白煙を上げる

[Hisasi] #そこに 

 ウヤダ    :(跳躍、軽々と蒼助さんを飛び越えて)

[Hisasi] #そのまま銀弾くらって怯んだアイリスの背後あkら 
[Hisasi] #延髄をざしゅうっと 

 アイリス   :「アアアアアアアア!!!!」 
 蒼助     :「斧は効いたぞタフガール」

[Hisasi] #蒼助さんの肩にめり込んだ斧は、もう再生した体にはじかれて
[Hisasi] #首から夥しい鮮血 
[Hisasi] #焼け焦げるような匂いと白煙 
[Hisasi] #銀弾と首のダメージはかなりのもののよう、だが 

 アイリス   :「……ユ、ダァァ……」 
 蒼助     :「血煙で前が見えない。どうなってるウダヤ」 

[Hisasi] #ゆらり 

 ウヤダ    :「まだ生きてる、お前といい勝負だ」 

[Hisasi] #とん、と。即座に退いてナイフを構える 
[Hisasi] #その前で 

 蒼助     :「そうか。」(一歩引いて構え直す 

[Hisasi] #よろめきながらも、それはまだ憎しみの篭った目で睨みつけてきた

 アイリス   :「……グゥ」 
 ウヤダ    :「だが」 
 ウヤダ    :「……先程より回復が緩やかになっている、一度の多くの
        :傷を癒すにはキャパシティが足りないようだな」 

[Hisasi] #淡々と 
[Hisasi] #分析 

 蒼助     :「押し切れると思うか。弾は有限なんだが」
 ウヤダ    :「あいつの再生とこちらの手数との勝負だな」 
 蒼助     :「しかたがないな。弾が切れたら殴れば良い」 
 ウヤダ    :「あと、腕の一本はこちらに回してくれ。その手の分析が
        :得意な奴がいる……残念ながらこの手の奴はコイツだけで
        :はないようだ」

[Hisasi] #ナイフを構えつつ 

 蒼助     :「わかった」 
 ウヤダ    :「量産されてないことを祈りたいがね」 
 アイリス   :「ウ……アアアアアアアア!!!」

[Hisasi] #全身血まみれ、首が在らぬ方向に曲がりながらも 
[Hisasi] #それは、戦いをやめなかった。 

 アイリス   :「ユダ…………ウヤダ!!!」 
 ウヤダ    :「…………」 
 蒼助     :「タフガール。もう一度いくぞ」 
 アイリス   :「……キサマハ、コロス!コロス!」 
 ウヤダ    :「いつでもいい」 

[Hisasi] #こっちから攻めるかい? 
[arca] #もう引金は中程まで引いてます 

 蒼助     :「眼中に無い…そりゃ寂しい」(凶暴な笑み 

[arca] #半ばまで言ってすでに炸裂 
[Hisasi] #轟音 

 アイリス   :「ガアアアアアアァァ!!」 

[Hisasi] #撃たれながらも鉤ショットを飛ばし 

 蒼助     :両腕が駄目にならない程度に弾きながら乱射 

[Hisasi] #撃たれた傷からびちびちっと血が飛び散って 

 ウヤダ    :「……再生が止まっている、今だ」 

[Hisasi] #と言ったときにはもう飛び出してる 
[Hisasi] #乱射が止まった瞬間に 
[Hisasi] #そのままナイフを突き込むように 

 蒼助     :「はぁ…腱が切れる。少し休憩だ」 

[Hisasi] #真っ直ぐに胸に 

 アイリス   :「ウ、ガアァ」 
 ウヤダ    :「…………」 

[Hisasi] #そのまま抉りこむようにナイフを捻って空いた手で腕をつきこみ 
[Hisasi] #びちびちという胸の悪くなる音と共に 
[Hisasi] #心臓を抉り出した。 

 蒼助     :「今度はサングラスが血で曇った。どうなってる?」 

[arca] #サングラスを外しながら 

 ウヤダ    :「死に掛けだがまだ生きている、心臓を抉り出したから
        :再生してもまず戦えない」 

[Hisasi] #手にもったまんま 

 アイリス   :「……ウグ……アァ」 

[Hisasi] #でも生きてる 
[Hisasi] #痙攣させつつ 

 ウヤダ    :「……銀二並だな」 

[Hisasi] #でも見下ろす目は銀ちゃんに向ける目とはまるっきり違う 
[Hisasi] #尋問とかするならドウゾ、腕一本は頂戴ね的な 

 蒼助     :「…不安だなウダヤ。不安だろう?」 
 ウヤダ    :「…………何がいいたい」 

[arca] #察した様に 
[Hisasi] #一瞬、なんか不穏なことがよぎったのを 

 蒼助     :「いや?すまんな。尋問するのはこっちだった」 
 ウヤダ    :「…………(始祖の灰)」 

[Hisasi] #銀二の氏族から盗み出されたという、 

 蒼助     :「タフガール…あーアイリスだったかな?」 

[Hisasi] #そして、以前からはありえない再生能力を持ったイリ

 アイリス   :「グゥ……ウゥゥ」 
 蒼助     :「良い名前だよな。意味は何だ? 虹か? それとも
        :アヤメか?」
 アイリス   :「……ウゥゥゥ……ユダ、ユダァ……」 

[Hisasi] #ぎりぎりと、歯を噛み締めながら睨むのは 

 ウヤダ    :「…………虹だ、そうだろう。イリ」 

[Hisasi] #冷たい目 
[Hisasi] #屍のような目、だが 
[Hisasi] #どこか、かすかに何かがある 
[Hisasi] #……憐れみ? 

 アイリス   :「…………ユダ、キサマ……ミナヲ……コロス……
        :キサマ……」 

[Hisasi] #心臓を抉り取られ、全身に銃弾を浴びながらも憤怒の表情を浮か
     べている 

 蒼助     :「…次の質問だ。君のその力の源泉は何だ?」 
 アイリス   :「…………ク」 

[Hisasi] #答えない気だぜ 
[Hisasi] #蒼助さんをぎらりとにらみつけた 
[Hisasi] #ここで、クカラチャ、とか不穏な台詞を言わせようそうしよう。
[Hisasi] #銀ちゃんが危ないぜ、、、 
[Suo] #きゃー 
[Hisasi] #顔色かえるぜ、ウヤダが 

 ウヤダ    :「答えろ、イリ」 

[Hisasi] #抉った胸を踏みつけた 
[Hisasi] #ぐしっと 

 アイリス   :「アグッ」 

[Hisasi] #でも死なない 
[Hisasi] #しかし痛覚はあるので(人間だから) 
[Hisasi] #すげー苦しい 

 蒼助     :「元弟もそう言ってる事だ。言った方が良いんじゃない
        :のか」
 アイリス   :「……ダマレ、ダマレ……ユダ……ウラギリ、モノ」 
 ウヤダ    :「…………」 

[Hisasi] #無言でナイフを構えなおして 
[Hisasi] #振る 
[Hisasi] #血飛沫 

 アイリス   :「ウアアアア!!」 

[Hisasi] #右腕が肘から離れて飛ぶ 
[Hisasi] #胸踏んづけたまま 

 ウヤダ    :「……言え、イリ。モローの改造か?」 
 アイリス   :「マム……マム……ウ、グ」 

[Hisasi] #薬が切れたようだ 
[Hisasi] #力がだんだん抜けていく 

 アイリス   :「……ユルサナイ……オマエヲ…………マム」 
 ウヤダ    :「質問に答えろ」 

[Hisasi] #しかし、薬が切れて再生能力も失って、心臓を抉り出された状態
     では長くは持たない 

 アイリス   :「…………(一度ギョロリと目をむいて)」 
 蒼助     :「…さっさと答えてくれ。時間がないぞ」 

[Hisasi] #笑みを浮かべて 

 アイリス   :「…………クカラチャ」 
 ウヤダ    :「!」 

[Hisasi] #目を見開いた 

 アイリス   :「ク、ハハ、ハハハハ……ハ……」 

[Hisasi] #痙攣する 
[Hisasi] #そのまま目の光を失った後も、その体は長く痙攣していた 

 ウヤダ    :「…………」 
 蒼助     :「はっ…はははははっ!」 
 ウヤダ    :「…………何がおかしい」 

[Hisasi] #静かな声 

 ウヤダ    :「…………(ぎりっと歯を噛み締めて)」 
 蒼助     :「死に際にクカラチャ(ゴキブリ)と言った。これは
        :傑作だ」
 ウヤダ    :「…………そうだな」 

[Hisasi] #その胸によぎる、 
[Hisasi] #不安 
[Hisasi] #まさか 

 ウヤダ    :「…………(まさか)」 

[Hisasi] #モローに奪われたというクカラチャ始祖の灰 
[Hisasi] #驚異的な肉体復元能力を持つクカラチャ氏族の銀二 
[Hisasi] #そして、今目の前で……吸血鬼でもないのに異常なまでの肉体
     復元能力を持ったイリ
[Hisasi] #イリやレニーを改造したのは……モロー 

 ウヤダ    :「…………(ぎり)」 
 ウヤダ    :(狙いは、俺でも、キャリーでもなく……銀二なのか?)

[Hisasi] #あるいは全員^^ 
[Hisasi] #正解ですね 

 蒼助     :「くくく…はぁ。ウダヤ、俺は帰る」 
 ウヤダ    :「…………ああ、再生の限界があることを得たのはいい」
 ウヤダ    :「…………いずれ」 

[Hisasi] #ぼそりと 

 ウヤダ    :「お前の殺し方も調べ上げないとならないかもな」 

[Hisasi] #コイツがいつまでも味方であるとは限らない、などと 

 蒼助     :「……そうならない様に、善処したい物だ」 
 ウヤダ    :「ああ……だが、生憎用心深くてな」 

[Hisasi] #もう一度だけ、イリを見下ろして 

 ウヤダ    :「…………」 

[Hisasi] #何も言葉は出てこない 

 『いらっしゃい』

[Hisasi] #最初に手を差し伸べたのは、この女だった 

 蒼助     :「もうすぐ黒いセダンに乗ったヤツが来る。その前に腕を
        :もっていけ」 
 ウヤダ    :「わかった」 

[Hisasi] #ふいと、イリに背を向けて腕を拾い上げる。 

 『マムの所へ行くわよ、貴方はここに居なくていいの』 

[Hisasi] #握った手の感触は…………もう忘れた 

 ウヤダ    :「…………(腕を拾い上げて)」 
 ウヤダ    :「じゃあな、今度会うときは、いい情報が出せるといいん
        :だが」 
 蒼助     :「ああ。期待している」 
 ウヤダ    :「……」>歩き出す 
 ウヤダ    :「…………(これでいい)」 

[Hisasi] #姉の腕を持って 
[Hisasi] #銀二とキャリーを守るためならば…… 

 ウヤダ    :「…………」 

[Hisasi] #クカラチャ 
[Hisasi] #あの言葉がよぎる 

 ウヤダ    :「…………(銀二)」 
 蒼助     :「…ゴキブリか。一体誰がゴキブリなのか」 

[Hisasi] #気づかれないようにしなきゃ 
[Hisasi] #銀ちゃんを守らなきゃ 
[arca] #蒼助はあんまり積極的に捜査はしないようです 
[Hisasi] #ほっ 

 ウヤダ    :「…………イリ」 

[Hisasi] #わかっていたのに、何故その名前を呟くのか。 
[Hisasi] #何も思わないはずなのに 

 ウヤダ    :「…………俺は、揺らいでいる?」 

[Hisasi] #この虚しさは、なんだ 
[Hisasi] #首を振って 
[Hisasi] #歩き出した 
[arca] おつかれさまです 
[Hisasi] ありがとー 
[Hisasi] あっさり死んじゃったけどこれで擬似再生者の情報を得ることに
    する>アニーあたりに分析してもらって 
[Hisasi] 盛り上がりを入れるために、サーカス団員で擬似再生者を少し
    だそう。 

 そうすけ   :「無性に肉が食いたい。足りない気がする」 

 うやだ    :「…………」
        :>早く戻りたい、だが、この血塗れたままでキャリーの隣
        :に居たくない 
 うやだ    :「…………」>姉の手を持ったまま 
 うやだ    :「…………」>無性に銀二のボケ顔が見たい気がした 

[Hisasi] #ただ、それだけだった。 
[Toyolina] #すっかり可愛らしくなっちまった 
[Hisasi] #まったくもって、、、 


時系列と舞台
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 2008年11月
解説
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 ウヤダ、かつての姉と対峙する。加勢に現れたのは蒼助だった。
 http://kataribe.com/IRC/HA21/2008/11/20081119.html#000000
 http://kataribe.com/IRC/HA21/2008/11/20081123.html#000001
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以上



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