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Date: Mon, 24 Nov 2008 13:47:49 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 31926] [HA21L] チャットログ『旧友の再会』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20081124044749.0BBF649DB02@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 31926
Web: http://kataribe.com/HA/21/
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2008年11月24日:13時47分48秒
Sub:[HA21L] チャットログ『旧友の再会』:
From:久志
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
チャットログ『旧友の再会』
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登場人物
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キャリー
:「陽気な爆弾」サーカスに攫われ殺人兵器に仕立て上げられた。
佐上銀二(さがみ・ぎんじ)
:クカラチャと呼ばれる吸血鬼の一人。キャリーを引き取った
ジャコウネコ(アンニェーゼ・ボルジア)アニー
:香水の吸血鬼。由緒正しい貴族の娘。
非常食にはできないようで
------------------------
[Suo] .char_db 非常食
[Role] char_db: 佐上銀二(さがみ・ぎんじ)[便利屋][男弁]
[キャリーの保護者][不死身][非常食募集中^^]
[Role] さんがみつかりましたわ♪>Suoさん
[kurov] 非常食w
[kurov] キャリーは非常食になるのかなあ、血ィ吸ったらぶっ倒れそう。
[kurov] たぶん変な液体が流れてる
[Suo] キャリーちゃんから血を吸ったら色々大変なことになりそうなので吸い
ませんw
[Suo] (あとは小さいし肉付きも薄いから血は吸わないかなー、とw
[kurov] スカートまくって誘ったりはしますよ^^
[kurov] 要人暗殺も簡単(ぉぃ
[Suo] #多分普段は場末の酒場とか出会い系サイトなんかで引っ掛けたおねー
さん方からちゅー……っと
[kurov] 出会い系サイトにせっせと書き込みしてる銀二さんを想像して吹いた
銀二 :「ホレ、そんなことせんで早よ仕舞え。風邪引くぞ」
[Suo] 自分のキャラながら微妙にイヤだ……w
キャリー :「シナイノ? オレイ、イヤ?」
銀二 :「あー、あと10年位後で……じゃなくてなぁ、そういうの
:は要らん。早ぅ元に戻せ」
[Suo] #それにワシは年上が好みなんじゃ(何
キャリー :「……キャリー、イラナイ?」
:(スカートを降ろす。笑顔だがちょっと寂しそう)
[TK-Meshi] # キャリーと銀二のコンビは、吸血鬼で薬物使いのキャラ持ちと
しては気になるところ
[TK-Meshi] .char_db ジャコウネコ
[Role] char_db: アンニェーゼ・ボルジア(ジャコウネコ)
[Role] さんがみつかりましたわ♪>TK-Meshiさん
[TK-Meshi] # なんとか絡められないかしら
銀二 :「あー……、いやな、要るとか要らんとかそういう問題
:じゃ無うてな、まだ若い女子がそんな事するモンじゃ
:無ぁでよ」
[Suo] #ホント困った顔です
銀二 :「とにかく、じゃ。礼とかそういうのはどうでも良い。
:ワシはお前さんがココに居てくれりゃそれで良いんじゃ」
[Suo] #サーカス絡みの事件に巻き込まれ……<ジャコウネコ嬢
[TK-Meshi] # 浚われて逃げたすとか
[Suo] #そしてよく見たら、アンニェーゼ嬢って良い所の血筋の人なんですね。
[TK-Meshi] # リアル貴族ですね
[TK-Meshi] Wikipedia:ボルジア家 [キーワード一覧:ボルジア家]
[Suo] #銀二は卑賤な血族の出なので思う存分蔑んでください(ぇ
[Suo] #呪われたボルジア家の人ですか
[TK-Meshi] # 残念ながら、あんまり傲慢な吸血鬼キャラじゃなかったのだった
[Suo] #それはそれで絡みやすいという
キャリー :「……イル」(銀二に抱きつく)
銀二 :「よし、よし(ぽんぽん」
[Suo] #頭なでなで
[Saway] #卑猥な血族と空目しました
[TK-Meshi] # なんとエロい
#銀二 :「吸血鬼なんぞ皆そんなモンじゃろ」
#キャリー :「ギンジ モ ヒワイ?」
#ジャコウネコ:「……貴方はそうでも、私は違う」
#銀二 :「……ノーコメントじゃ」>目そらし
#銀二 :「口は災いの元、くわばらくわばら……」
#キャリー :「クワバラクワバラ……?」(真似)
#銀二 :「ありゃ、こりゃイカンのぅ」
[kurov] #毒物知識。ヤク中を中和したりできるかもしれませんね。
[TK-Meshi] # 吸血鬼関係でコネたどってもらえれば、毒の専門家として引っ
掛かれそうなんですが。吸血鬼コミュニティとはそれほど懇意で
はないんですよね
[Suo] #特に賤民には厳しそうだし……
[TK-Meshi] # 蔑みながらも面倒みてくれるツンデレライバルキャラとかい無
いんですか
[Suo] #今の所はまだw
[Suo] (吸血鬼キャラ持ちのほかの誰かとの相談になるか……
[Suo] (吸血鬼としての年齢は淡葡萄たん辺りと同じ位か少し下くらいですが
[TK-Meshi] # じゃあ、ジャコウネコともそう年齢変わらないな
[TK-Meshi] # 秘儀、最初から知り合い
[Suo] #その手もありましたか
[TK-Meshi] # 彼女明治生まれで、幼い頃母親の吸血鬼に連れられて日本に渡っ
て来たクチだから
[TK-Meshi] # 銀二が日本人なら、面識くらいあってもおかしくないですね
[Suo] #ふむふむ
[TK-Meshi] # 当時日本にいた外人なんてたかが知れてるし、ましてやその中
で吸血鬼となれば……親はスペイン系の吸血鬼だよね?
[Suo] #直接の親がスペイン人だったかどうかは決めてませんが、スペイン系
の氏族ですよ
[TK-Meshi] # ジャコウネコんところは、親は貴族とは言え、単にリアル貴族
だっただけで、血族的には魔術師によって作られたポッと出だから
[Suo] #あ、じゃあ立場的にはあんまり変わらなかったりします?
[TK-Meshi] # 人間的な感性の残る貴族趣味者にはありがたがられるけど、
吸血鬼的な血族主義者にはバカにされるみたいな
[TK-Meshi] # まあ、割と知り合ってても問題ないかなと
[Suo] #ふむふむ、では旧知の仲だけれど、ここ50年ばかりはお互いに
ご無沙汰していたという感じでどうでしょう?
[TK-Meshi] # そうですね。戦後あたりから、ずっと押し入れにひきこもって
ましたから
[Suo] #そんなドラえもんみたいな……<押入れ引き篭もり
[TK-Meshi] # 吸血鬼らしく寝てたわけでもなく。ひたすら押し入れの中で
研究に浸る日々
[TK-Meshi] # 気がつけば21世紀
[Suo] #出てみれば世間は様変わりし過ぎて何が何だか……
実は知り合いでした
------------------
ジャコウネコ :「ビルヂングが高い」
ジャコウネコ :「倒れないのだろうか」
銀二 :「お前さんが引きこもっとる間に技術も進歩したんじゃよ」
銀二 :「何でも、地震の衝撃を緩くするカラクリがあるらしいん
:じゃが、そこらへんはワシも良くは知らんでのぅ」
銀二 :「兎も角、久しいのぅ、ボルジアの娘御よ」
ジャコウネコ :「久しぶり。ええと……ゴキブリの息子?」
ジャコウネコ :「持って回った言い廻しは苦手」
銀二 :「ゴキブリは会っとるがのぅ、出来りゃワシには銀二って
:名があるで、そっちで呼んで欲しいかのぅ」
銀二 :「さて、えーと……ジャコウネコ殿だったか。最後に会ぅ
:たのはいつじゃったかのぅ。耄碌し過ぎてさっぱりじゃわぃ」
[Suo] #二十歳になるかならないかの奴が何を言うか
[TK-Leana] # 失敬、ジャコウネコは学校でついたあだ名でした
[TK-Leana] # なので、アンニェーゼ殿くらいにしといてくれると
[Suo] #じゃあ、アンニェーゼ殿、と呼んでいたことにー
[Suo] #編集の段階で直しますです
ジャコウネコ :「……数えてない。戦争が終わったのはいつだった?」
銀二 :「そうさな、大体60年とちょいと位かのぅ。あ、戦争って
:のは大東亜じゃ無ぅて、日清・日露とかそこらへんの事を
:言ぅとるか?」
ジャコウネコ :「大東亜の方。少なくとも、それより前になる」
ジャコウネコ :「お久しぶり、佐上さん。元気そうで何より」
銀二 :「うむ、お前さんも元気そうで何よりじゃよ、
:アンニェーゼ殿」
[Suo] #とりあえず「ちょっと厄介なことに巻き込まれちゃったんで、出来た
ら力を貸して欲しい」的な手紙を出していたということで
ジャコウネコ :「アニーでいい、昔みたいに」
銀二 :「じゃあワシの事も名前で呼んでくれんかの」
:<昔は名前呼び捨てで呼ばれてたということで
ジャコウネコ :「わかった。銀二さん、それで、どんな厄介事?」
銀二 :「うむ、訳あって引き取った娘が、どうも薬物依存らしく
:てのぅ。お前さんに診てもらえればと思ったんじゃが」
ジャコウネコ :「症状は?」
[Suo] #今は自我の僅かな回復以外に何か異常はあるでしょうか?
<キャリー嬢>クロウさん
[kurov] #楽しみ以外の感情が表に出ない、ですね。あとは記憶が曖昧。
[Suo] #ふむふむ
銀二 :「そうじゃな。喜怒哀楽のうち、『楽』以外の感情が出な
:いんじゃよ。あとはどうも、記憶も操作されとるようじゃ
:し……」
ジャコウネコ :「……わかった、見てみる」
銀二 :「あとは……痛覚や皮膚感覚も鈍っとるようじゃな。ケガ
:をしても気付いとらん時がある」
ジャコウネコ :「それは依存というより、最早改造」
銀二 :「よろしく頼む」
キャリー :「コンニチハ?」
銀二 :「この娘じゃよ」
ジャコウネコ :「こんにちは」
キャリー :「……?」(首を傾げる)
銀二 :「キャリー、こちらはワシの昔からの知り合いでな、ワシ
:はアニーと呼んでおる」
[Suo] #キャリーの側に屈み込んで目線を合わせるようにして
キャリー :「アニー、サン。ヨロシク」
ジャコウネコ :「初めまして。あなたの、お名前は」
キャリー :「ワタシ ハ キャリー」
銀二 :「『人攫い曲技団』の噂は聞いたことはあるかの? そこ
:からはぐれて来た娘じゃよ」
ジャコウネコ :「聞き覚えはある」
ジャコウネコ :「あなたの体を見て見てもいい?」
キャリー :「ケンサ?」
ジャコウネコ :「こわい?」
銀二 :「キャリー、お前さんが元に戻るためじゃよ.」
キャリー :「コワクナイ」(スル、と服を脱ぐ)
ジャコウネコ :「しばらくじっとしていて」
[TK-Leana] # 匂いをかぐ
[TK-Leana] # 体臭から状態を悟るのである
キャリー :(正面を向き、手を横に広げたまま微動だにしない)
[kurov] #いろんな毒物と火薬のニオイ
ジャコウネコ :「思った以上に、複雑」
銀二 :「ふむ……」
銀二 :「お前さんがそう言うとは……かなりのモンじゃな、
:こりゃあ」
ジャコウネコ :「本格的に見てみたい。どこか、診療できるような場所は?」
銀二 :「設備はどれくらい必要かの?一応、このアパートの裏に
:ワシの知り合いがやっとる医院が一件、あるんじゃが」
ジャコウネコ :「最悪、煮沸消毒出来れば問題ない」
銀二 :「なら問題無いかのぅ」
[Suo] #という訳で
[Suo] #場所をアパート裏のオンボロ医院に移し……
[TK-Leana] うむ
[Suo] #訳アリの人を見る、いわゆる裏医者の医院。狭い部屋の中に機材が
やたらと置かれていたり
[TK-Leana] # 血液検査他、いろいろな試薬を混ぜたりなんやりしつつ状態を
探る
銀二 :「(まったくあのヤブ医者め、施設料金だけでふんだく
:りおって)」
[Suo] #勿論言葉には出さない
[kurov] #身体各部に仕込まれた薬物や爆弾は癒着が著しくどうにも処置
できないが、感情を制御している薬物は時間をかければ禁断症状を
抑えつつ中和できそうな気がする
ジャコウネコ :「むう」
銀二 :「どうした?」
[kurov] #毒物に精通しているなら、その調合になんとなく癖を感じたりし
てもいいかも。
ジャコウネコ :「精神から薬の影響を取り除くのは可能」
銀二 :「ふむ」
ジャコウネコ :「感情を元通りにすることはできるし、記憶も戻る。
:けど……」
銀二 :「…………」
銀二 :「埋め込まれた物騒なモンは取り外せん、って事か……」
ジャコウネコ :(首を縦に振る)
:「体を元に戻すのは不可能。既に変質してしまっている。
:これを元通りにするなら、まだ脳ごと移植する方が現実的」
銀二 :「……そうか」
ジャコウネコ :「これを行った人間は、恐らく天才。芸術的と言っていい
:くらい。だけど、恐ろしく陰湿。狂気を感じる」
銀二 :「御主にそこまで言わせるとはのぅ……まぁ、確かにあれ
:は狂気の産物としか言い様の無いモンじゃからのぅ」
銀二 :「たとえ感情を戻せたとしても、そのまま変化に耐えられ
:ず精神が壊れる可能性があるっちゅう事か……」
銀二 :「…………」
[Suo] #暫く思案し
ジャコウネコ :「感情だけなら、問題なく戻せると思う」
ジャコウネコ :「けれど、記憶は分からない。戻すことは問題なくできる、
:その結果どうなるかは……」
銀二 :「ふむ……」
銀二 :「……もしこの娘の記憶は無理でも、感情が戻ったらな、
:氏族に迎え入れようかと思っとるんじゃ」
ジャコウネコ :「……氏族に?」
銀二 :「ワシもそろそろ、『子』の一人や二人は居ても良いくら
:いの歳は取ったでの。……まぁ、良い血筋じゃないでの。
:この娘が望めば、の話じゃが」
ジャコウネコ :「……本気?」
銀二 :「どうかのぅ、自分の事じゃがワシも良く分からんよ」
ジャコウネコ :「あなたの、氏族の子の殖やし方はどうするのだったかしら」
銀二 :「『子』となる者の血を抜いた後、『親』の血潮と『子』
:の血を混ぜ合わせて『子』の体内に戻す」
[Suo] #通常、『親』と『子』の血を混ぜ合わせる際には『親』が『子』の血
を吸い、体内で混ぜ合わせて戻すことになる
ジャコウネコ :「それなら、もんだいない、かな……」
キャリー :(わかってなさそうな顔で診察台に腰掛けて足をブラブラ
:させてる)
ジャコウネコ :「これだけは気をつけて。おなかがすいても、絶対に口を
:つけてはいけない。あなたが吸血鬼で、その中で再生能力
:に長けた氏族だとしても、死なない保証はできない」
銀二 :「…………」
銀二 :「まぁ、腹が減って手を付けることは多分……無いとは
:思うがのぅ。血を口にすることが出来んかったら『子』に
:することも難しい……」
銀二 :「『親』と『子』の血は、『親』の体内で混ぜ合わせられ
:なければならん……少なくともワシ等はそうじゃ」
ジャコウネコ :「なら、諦めるか、命をかけるかすることになる」
銀二 :「…………」
ジャコウネコ :「私は、諦める方を推奨する」
銀二 :「普通なら、そうする筈じゃな」
銀二 :「兎も角、感情を戻すための治療は頼みたい。……後の事
:はまた、考える事にする」
ジャコウネコ :「分かった。では、しばらく、ここで厄介になる」
銀二 :「おう」
銀二 :「(でっかい貸し作ったのぅ……この医者にも、アニー
:にも)」
[Suo] #という辺りで切りかしらん
[TK-Leana] # うい
[Suo] #れあなさん、クロウさん、お付き合いありがとうございましたー
[TK-Leana] おつかれさんした
[kurov] した
時系列と舞台
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2008年10月
解説
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銀二、旧知のアニーにキャリーを診察してもらうのこと。
http://kataribe.com/IRC/KA-02/2008/10/20081029.html#190000
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以上
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