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Date: Sun, 19 Oct 2008 03:46:57 +0900
From: Subject: [KATARIBE 31837] [HA06L] チャットログ『花壇の手入れ』
To: 語り部 <kataribe-ml@trpg.net>
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Web: http://kataribe.com/HA/06/L/
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輝士都です。
なんとなく初めて見た。
今度はみんなで花を元気にしようっ!
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チャットログ『花壇の手入れ』
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登場人物
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端山 正秋 (はやま・まさあき)
:http://kataribe.com/HA/06/C/0799/
ウル中一年の正義の味方(自称)
里見 ぎぐのまい トリ(さとみ・-・-)
:http://kataribe.com/HA/06/C/0792/
ウル中一年、嫌われると死ぬ。
花壇の様子は
------------
正秋 :「誰かさんが水やってた花壇でも見に行くか」
トリ :(花壇に水を上げている)
正秋 :「おりょ、t……里見さん。」
正秋 :(うーむ……やっぱ、本人目の前にすると無理だなぁ……)
トリ :「? こんにちは、端山さん」
正秋 :「ういっす。花壇に水やり?」
トリ :「はい。なんだか元気がなかったので……」
正秋 :「……たぶん、甚兵衛だ。」
正秋 :「大方、ほらほらうめえかー!見たいな感じで水やり
:まくったんだろ。」
トリ :「ここの花壇、いつも誰が面倒見てるのかなって気になって
:たんですが、ジンベエさんだったんですね……」
トリ :「水、あげちゃいけませんでしたね」
:(慌てて水遣りやめる)
正秋 :「うーん……」
正秋 :「花屋さんに聞いてみたらわかるだろうか。」
トリ :「あ、私詳しい人しってます」
トリ :「今度相談してみますね」
正秋 :「ん?いやぁ、どうせ俺暇だし。」
トリ :「じゃあ、一緒に来ますか? あ、でも端山さんはだめかも
:……です」
正秋 :「へ?何かあるの?」
トリ :「いえ、その……その方ケーキ屋さんで」
正秋 :「ケーキ屋さん……はぁ……それがどうかしたの?」
トリ :「端山さんそういうところ、お嫌いなのでは」
正秋 :「……いや、別にケーキ食べに行くわけでもないし。」
トリ :「ケーキ屋さんに行ってケーキを食べないのもちょっと…」
:(困り笑い)
正秋 :「……それもそうだね。ってかあれだよ。」
正秋 :「ファミレスにもなれておかないとそのうち困りそう
:じゃないか!」
トリ :「……まあ、確かに。これから大人になると外食も増える
:かもしれませんね」
トリ :「それでは、練習、ということで?」
正秋 :「おう。」
植物に詳しいケーキ屋さん
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カバニエドール
そこはケーキ屋という言葉の印象からはいささかかけ離れた薄闇の空間
トリ :「こんにちは」
正秋 :きょろきょろ
玉緒 :「いらっしゃい。好きなところに座りなさい……」
正秋 :「……」(トリの後ろについてる
トリ :「玉緒さん、私紅茶で。あの、甘いものを禁止されて
:しまって……」
トリ :(適当な席にかける)
正秋 :「あれ、そうなの?」(一個離れたところに座る
トリ :「はい、実は……」
玉緒 :「そう。それで、あなたは?」
正秋 :「えと、紅茶と……」
トリ :「猫丸めモンブランの紅茶セットがおすすめですよ」
:(ひそひそ)
正秋 :「……猫丸めモンブランの紅茶セットをおねがいします」
玉緒 :「かしこまりました。それではごゆっくり、根が張る
:ほどに……」
玉緒 :(すーっと店の奥に去っていく)
正秋 :「あ、ありがと。助かった。」
トリ :「いえ。本当に苦手なんですね……」
正秋 :「あはは……」
トリ :「わからないから苦手になってしまうのでしょうか」
正秋 :「そうかも。」
トリ :(こほん)「それでは僭越ながらメニュー解説などを」
玉緒 :「お待たせしました……」
玉緒 :「モンブランの紅茶セットとおにぎりの紅茶セットで
:ございます」
トリ :「え……?」
正秋 :「?」
玉緒 :「あなた、ちゃんと食べなさい。弱いんだから」
トリ :「すみません……」
玉緒 :「それで、何か用? ケーキがダメな人間とケーキ屋が
:ダメな人間が……」
正秋 :(みぬかれてる!?)
トリ :「あの、学校の花壇の花が元気ないんです」
トリ :「全部が全部、ではないのですが今にも枯れそうで……
:水をやりすぎたんじゃないかって」
正秋 :「こんな感じで」
あらかじめカメラで取っておいた携帯の画面を見せる
玉緒 :「……(一瞥)そう、いたたまれないわね」
玉緒 :「確かに水のやりすぎは根腐れの原因になるけれど、
:これは土ね」
玉緒 :「弱ってるのがこの一帯に集中してるでしょ」
玉緒 :「何か、よくないものが発生しているかも──ね」
トリ :「……よくないもの。虫、とか」
正秋 :「アブラムシとかいるのかな」
玉緒 :「それなら見ればわかるでしょ……殺菌効果があって
:水はけもいい土を分けてあげるわ。食べ終わったら店の裏に
:来なさい」
正秋 :「ありがとうございます」
並大抵の菌なんざ駆逐するほどの魔女の土
トリ :「……いいんですか?」
玉緒 :「いらないならいいわ」
睨まれる
トリ :「あ……いえ」(俯く)
正秋 :「いえ、要ります!お願いします!」
玉緒 :「……参号。言葉には気をつけなさい」
トリ :「……はい」
玉緒 :「それじゃあ、またあとで」
裏に回ると5kg程の土が二袋どさっと置いてあります。
トリ :「……これを持って帰れと」
正秋 :「……」
トリ :(端山さんの腕の怪我を見る)
正秋 :「えーと。」
トリ :「……頑張ります。頑張りますとも」(一人で持つ)
正秋 :「む、むちゃしちゃだめだって」
トリ :「気にしないでください。これでも運動部ですから……」
正秋 :「学校から一輪車持ってくるなりなんなりしよよ!」
正秋 :「えーと、えーと……」
正秋 :「はっ!」
トリ :(なんとか持って運んでる)
正秋 :「う、うー……」
トリ :「ほら、結構平気ですよ。これくらい」(笑)
正秋 :「お、俺がいたたまれないというか。本当に大丈夫?」
トリ :「はいっ」(よったよった)
正秋 :「ちょ、ちょっとまって。応援を呼ぼう」
正秋 :辰子に電話をかける
トリ :(ちょっと歩いては休みちょっと歩いては休み)
SE:ごーーーー
ジェット音が聞こえました
トリ :「へ?」
SE:ザシャア
辰子 :「到着しました」
正秋 :「うん、ありがと。」
正秋 :「真越さんなら、これとかもてる?」
辰子 :「問題ありません」
トリ :「……た、辰子さん」(へたりこんでる)
トリ :「つっ」(ちょっと捻った)
辰子 :「大丈夫ですか?せいぎのみかたがきたからにはもう
:へいきです(テンプレート会話)」
正秋 :「おー。……って里見さん?」
正秋 :「大丈夫?」
辰子 :「お怪我でも?」
トリ :「……あ、いえ。ちょっと驚いただけです」
正秋 :「ほんとに?里見さんはどっか痛くても隠すからなぁ……」
トリ :「大丈夫、です。これくらい」
正秋 :「ってことは、どっか痛むのか。」
トリ :「……困りましたね、でもこれじゃあせっかく辰子さんに
:来て頂いたのに一人一袋で運べない」
辰子 :「私が二つもちます」
正秋 :「大丈夫?」
トリ :「!」
辰子 :「はい、問題ありません」
正秋 :「……みたいだね。」
トリ :「持ちにくいから普通より重く感じるのに」
正秋 :「えと、それは学校の花壇に使う予定なんだ。先生に聞けば
:置き場所教えてくれると思う。」
トリ :「すみません……よろしくお願いします」
正秋 :「あと、里見さんはどこが痛いの?」
トリ :「大丈夫ですよ? 歩けないほどではないですから」(笑)
正秋 :「無理して歩いて、俺と同じになりたいと?ほほぅ?」
トリ :「う、端山さんが言うと余計な説得力がありますね……」
辰子 :「では、学校に運んでおきますね」
正秋 :「よろしく」>辰子
トリ :「この埋め合わせは必ずしますから」>辰子
辰子 :「はい、是非」
正秋 :「というわけで、おとなしく肩を借りなさい。病院行こう」
トリ :「土だけに埋め合わせ、とか……そういう」
正秋 :「……」
トリ :「びょ、病院なんて大げさですよー」
正秋 :「どうせ、家まで送ってもその後病院行く事になるって。
:あ、家族の方に連絡しないと。」
トリ :「わかりました。あとでお父さんに見てもらいますから。
:ね?」
トリ :「病院は、どうも苦手で……」
正秋 :「んー……そういうならまぁ……」
トリ :(ほっ)「それでは、帰りましょうか……」
:(杖ついて歩く)
正秋 :「何か知らない間に、糖分制限されてたり病院行かな
:かったり……何かあるの?」
トリ :「ダイエット中なもので、お医者さんにかかると怒られ
:ちゃうんです」(とほほ)
正秋 :「……ダイエット……え?必要あるの?」
トリ :「実は結構……」(困ったように笑う)
正秋 :「……まじか……女の子はわからねえ……」
トリ :「端山さんがそれをわかったら色々問題があると思います」
正秋 :「え?何で。」
トリ :「見られるだけで体重とかわかるなんて、恥ずかしい
:じゃないですか」(怒るフリ)
正秋 :「……ま、まぁ……そうかもな。能力でそういう事が出来た
:としてもやらないから安心してくれ。」
トリ :「そういうわけですので、それではまた明日……土を換える
:作業みんなでやりましょうね」
正秋 :「んーと……まぁ、いいか。またね。」
トリ :(手を軽く振ってまちゃーきと別れる)
正秋 :(家まで送ろうかと思ったけど、いらないって事だよな今の
:言い方は)
---別れた後
トリ :「……友達に嘘ばっかり。嘘つき村の住人ですか私は」
正秋 :「はぁ……何か距離置かれてるなぁ……もっと頼ってくれて
:もいいのに。友達じゃないのかよ……まったく。」
時系列
------
2008年10月
解説
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元気が無い花のために土をもらいに言ったトリと正秋。
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