[KATARIBE 31837] [HA06L] チャットログ『花壇の手入れ』

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Sun, 19 Oct 2008 03:46:57 +0900
From: Subject: [KATARIBE 31837] [HA06L] チャットログ『花壇の手入れ』
To: 語り部 <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <48FA2F21.6070704@george24.com>
X-Mail-Count: 31837

Web:	http://kataribe.com/HA/06/L/
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/31800/31837.html

輝士都です。
なんとなく初めて見た。
今度はみんなで花を元気にしようっ!

**********************************************************************
チャットログ『花壇の手入れ』
===========================
登場人物
--------

 端山 正秋 (はやま・まさあき)
    :http://kataribe.com/HA/06/C/0799/
    ウル中一年の正義の味方(自称)
 里見 ぎぐのまい トリ(さとみ・-・-)
    :http://kataribe.com/HA/06/C/0792/
    ウル中一年、嫌われると死ぬ。

花壇の様子は
------------

 正秋    :「誰かさんが水やってた花壇でも見に行くか」
 トリ    :(花壇に水を上げている)
 正秋    :「おりょ、t……里見さん。」
 正秋    :(うーむ……やっぱ、本人目の前にすると無理だなぁ……)
 トリ    :「? こんにちは、端山さん」
 正秋    :「ういっす。花壇に水やり?」
 トリ    :「はい。なんだか元気がなかったので……」
 正秋    :「……たぶん、甚兵衛だ。」
 正秋    :「大方、ほらほらうめえかー!見たいな感じで水やり
       :まくったんだろ。」
 トリ    :「ここの花壇、いつも誰が面倒見てるのかなって気になって
       :たんですが、ジンベエさんだったんですね……」
 トリ    :「水、あげちゃいけませんでしたね」
       :(慌てて水遣りやめる)
 正秋    :「うーん……」
 正秋    :「花屋さんに聞いてみたらわかるだろうか。」
 トリ    :「あ、私詳しい人しってます」
 トリ    :「今度相談してみますね」
 正秋    :「ん?いやぁ、どうせ俺暇だし。」
 トリ    :「じゃあ、一緒に来ますか? あ、でも端山さんはだめかも
       :……です」
 正秋    :「へ?何かあるの?」
 トリ    :「いえ、その……その方ケーキ屋さんで」
 正秋    :「ケーキ屋さん……はぁ……それがどうかしたの?」
 トリ    :「端山さんそういうところ、お嫌いなのでは」
 正秋    :「……いや、別にケーキ食べに行くわけでもないし。」
 トリ    :「ケーキ屋さんに行ってケーキを食べないのもちょっと…」
       :(困り笑い)
 正秋    :「……それもそうだね。ってかあれだよ。」
 正秋    :「ファミレスにもなれておかないとそのうち困りそう
       :じゃないか!」
 トリ    :「……まあ、確かに。これから大人になると外食も増える
       :かもしれませんね」
 トリ    :「それでは、練習、ということで?」
 正秋    :「おう。」


植物に詳しいケーキ屋さん
------------------------

 カバニエドール
 そこはケーキ屋という言葉の印象からはいささかかけ離れた薄闇の空間

 トリ    :「こんにちは」
 正秋    :きょろきょろ
 玉緒    :「いらっしゃい。好きなところに座りなさい……」
 正秋    :「……」(トリの後ろについてる
 トリ    :「玉緒さん、私紅茶で。あの、甘いものを禁止されて
       :しまって……」
 トリ    :(適当な席にかける)
 正秋    :「あれ、そうなの?」(一個離れたところに座る
 トリ    :「はい、実は……」
 玉緒    :「そう。それで、あなたは?」
 正秋    :「えと、紅茶と……」
 トリ    :「猫丸めモンブランの紅茶セットがおすすめですよ」
       :(ひそひそ)
 正秋    :「……猫丸めモンブランの紅茶セットをおねがいします」
 玉緒    :「かしこまりました。それではごゆっくり、根が張る
       :ほどに……」
 玉緒    :(すーっと店の奥に去っていく)
 正秋    :「あ、ありがと。助かった。」
 トリ    :「いえ。本当に苦手なんですね……」
 正秋    :「あはは……」
 トリ    :「わからないから苦手になってしまうのでしょうか」
 正秋    :「そうかも。」
 トリ    :(こほん)「それでは僭越ながらメニュー解説などを」
 玉緒    :「お待たせしました……」
 玉緒    :「モンブランの紅茶セットとおにぎりの紅茶セットで
       :ございます」
 トリ    :「え……?」
 正秋    :「?」
 玉緒    :「あなた、ちゃんと食べなさい。弱いんだから」
 トリ    :「すみません……」
 玉緒    :「それで、何か用? ケーキがダメな人間とケーキ屋が
       :ダメな人間が……」
 正秋    :(みぬかれてる!?)
 トリ    :「あの、学校の花壇の花が元気ないんです」
 トリ    :「全部が全部、ではないのですが今にも枯れそうで……
       :水をやりすぎたんじゃないかって」
 正秋    :「こんな感じで」

 あらかじめカメラで取っておいた携帯の画面を見せる

 玉緒    :「……(一瞥)そう、いたたまれないわね」
 玉緒    :「確かに水のやりすぎは根腐れの原因になるけれど、
       :これは土ね」
 玉緒    :「弱ってるのがこの一帯に集中してるでしょ」
 玉緒    :「何か、よくないものが発生しているかも──ね」
 トリ    :「……よくないもの。虫、とか」
 正秋    :「アブラムシとかいるのかな」
 玉緒    :「それなら見ればわかるでしょ……殺菌効果があって
       :水はけもいい土を分けてあげるわ。食べ終わったら店の裏に
       :来なさい」
 正秋    :「ありがとうございます」

 並大抵の菌なんざ駆逐するほどの魔女の土

 トリ    :「……いいんですか?」
 玉緒    :「いらないならいいわ」

 睨まれる

 トリ    :「あ……いえ」(俯く)
 正秋    :「いえ、要ります!お願いします!」
 玉緒    :「……参号。言葉には気をつけなさい」
 トリ    :「……はい」
 玉緒    :「それじゃあ、またあとで」

 裏に回ると5kg程の土が二袋どさっと置いてあります。

 トリ    :「……これを持って帰れと」
 正秋    :「……」
 トリ    :(端山さんの腕の怪我を見る)
 正秋    :「えーと。」
 トリ    :「……頑張ります。頑張りますとも」(一人で持つ)
 正秋    :「む、むちゃしちゃだめだって」
 トリ    :「気にしないでください。これでも運動部ですから……」
 正秋    :「学校から一輪車持ってくるなりなんなりしよよ!」
 正秋    :「えーと、えーと……」
 正秋    :「はっ!」
 トリ    :(なんとか持って運んでる)
 正秋    :「う、うー……」
 トリ    :「ほら、結構平気ですよ。これくらい」(笑)
 正秋    :「お、俺がいたたまれないというか。本当に大丈夫?」
 トリ    :「はいっ」(よったよった)
 正秋    :「ちょ、ちょっとまって。応援を呼ぼう」
 正秋    :辰子に電話をかける
 トリ    :(ちょっと歩いては休みちょっと歩いては休み)

 SE:ごーーーー
 ジェット音が聞こえました
 トリ    :「へ?」
 SE:ザシャア
 辰子    :「到着しました」
 正秋    :「うん、ありがと。」
 正秋    :「真越さんなら、これとかもてる?」
 辰子    :「問題ありません」
 トリ    :「……た、辰子さん」(へたりこんでる)
 トリ    :「つっ」(ちょっと捻った)
 辰子    :「大丈夫ですか?せいぎのみかたがきたからにはもう
       :へいきです(テンプレート会話)」
 正秋    :「おー。……って里見さん?」
 正秋    :「大丈夫?」
 辰子    :「お怪我でも?」
 トリ    :「……あ、いえ。ちょっと驚いただけです」
 正秋    :「ほんとに?里見さんはどっか痛くても隠すからなぁ……」
 トリ    :「大丈夫、です。これくらい」
 正秋    :「ってことは、どっか痛むのか。」
 トリ    :「……困りましたね、でもこれじゃあせっかく辰子さんに
       :来て頂いたのに一人一袋で運べない」
 辰子    :「私が二つもちます」
 正秋    :「大丈夫?」
 トリ    :「!」
 辰子    :「はい、問題ありません」
 正秋    :「……みたいだね。」
 トリ    :「持ちにくいから普通より重く感じるのに」
 正秋    :「えと、それは学校の花壇に使う予定なんだ。先生に聞けば
       :置き場所教えてくれると思う。」
 トリ    :「すみません……よろしくお願いします」
 正秋    :「あと、里見さんはどこが痛いの?」
 トリ    :「大丈夫ですよ? 歩けないほどではないですから」(笑)
 正秋    :「無理して歩いて、俺と同じになりたいと?ほほぅ?」
 トリ    :「う、端山さんが言うと余計な説得力がありますね……」
 辰子    :「では、学校に運んでおきますね」
 正秋    :「よろしく」>辰子
 トリ    :「この埋め合わせは必ずしますから」>辰子
 辰子    :「はい、是非」
 正秋    :「というわけで、おとなしく肩を借りなさい。病院行こう」
 トリ    :「土だけに埋め合わせ、とか……そういう」
 正秋    :「……」
 トリ    :「びょ、病院なんて大げさですよー」
 正秋    :「どうせ、家まで送ってもその後病院行く事になるって。
       :あ、家族の方に連絡しないと。」
 トリ    :「わかりました。あとでお父さんに見てもらいますから。
       :ね?」
 トリ    :「病院は、どうも苦手で……」
 正秋    :「んー……そういうならまぁ……」
 トリ    :(ほっ)「それでは、帰りましょうか……」
       :(杖ついて歩く)
 正秋    :「何か知らない間に、糖分制限されてたり病院行かな
       :かったり……何かあるの?」
 トリ    :「ダイエット中なもので、お医者さんにかかると怒られ
       :ちゃうんです」(とほほ)
 正秋    :「……ダイエット……え?必要あるの?」
 トリ    :「実は結構……」(困ったように笑う)
 正秋    :「……まじか……女の子はわからねえ……」
 トリ    :「端山さんがそれをわかったら色々問題があると思います」
 正秋    :「え?何で。」
 トリ    :「見られるだけで体重とかわかるなんて、恥ずかしい
       :じゃないですか」(怒るフリ)
 正秋    :「……ま、まぁ……そうかもな。能力でそういう事が出来た
       :としてもやらないから安心してくれ。」
 トリ    :「そういうわけですので、それではまた明日……土を換える
       :作業みんなでやりましょうね」
 正秋    :「んーと……まぁ、いいか。またね。」
 トリ    :(手を軽く振ってまちゃーきと別れる)
 正秋    :(家まで送ろうかと思ったけど、いらないって事だよな今の
       :言い方は)

 ---別れた後

 トリ    :「……友達に嘘ばっかり。嘘つき村の住人ですか私は」
 正秋    :「はぁ……何か距離置かれてるなぁ……もっと頼ってくれて
       :もいいのに。友達じゃないのかよ……まったく。」

時系列
------

2008年10月

解説
----

 元気が無い花のために土をもらいに言ったトリと正秋。
 
$$
**********************************************************************


 ---------------------------------------------------------------------
http://kataribe.com/ 語り部総本部(メインサイト)
http://kataribe.com/ML/ メーリングリストの案内
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/ 自動過去ログ
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/31800/31837.html

    

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage