[KATARIBE 31817] [HA21L] 桃太郎少年

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Date: Thu, 16 Oct 2008 00:25:19 +0900
From: Subject: [KATARIBE 31817] [HA21L] 桃太郎少年
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <2f58daf20810150825y663ae8b0pfe926f356072a003@mail.gmail.com>
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Web:	http://kataribe.com/HA/21/
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/31800/31817.html

[HA21L] 桃太郎少年
==================
登場人物
--------
HA21C:桃太郎少年:御坂実(みさか・みのる)
    http://kataribe.com/HA/21/C/0080/
HA21C:不死身の男:片桐壮平
    http://kataribe.com/HA/21/C/0002/
HA21C:ハンター:ウヤダ
    http://kataribe.com/HA/21/C/0062/
HA21C:Midnight Step:淡蒲萄(うすえび)
    http://kataribe.com/HA/21/C/0005/
HA21C:世界はいつでも流れている:今宮タカ(いまみや・たか)
    http://kataribe.com/HA/21/C/0027/

http://kataribe.com/IRC/HA21/2008/10/20081014.html#220000


翌日目覚めて
------------

 実      :(目が覚めたら、昼間だった)

[Hisasi]  気をきかせて起こしませんでした
[Hisasi]  たぶん学校にも話してくれたよ

 実      :(見慣れない部屋の様相に、一瞬困惑し、自分が帰る家を
        :失ったことを思い出す)
 実      :「……」

[Hisasi]  で、食卓には冷めたご飯と「食べてね」のメモ
[TK-Sleep] ギリちゃんち間取り図とかありましたっけ
[Hisasi]  おにぎりとか
[Hisasi]  どっかにあったきがするんだけど
[TK-Sleep] http://kataribe.com/HA/21/G/200703/0012/
[TK-Sleep] これかな
[Hisasi]  おおう、これだ
[TK-Sleep] 増築とかは言ってませんでしたっけ
[Hisasi]  増築してもらったかもしれない
[TK-Sleep] あ、これ増築後か
[Hisasi]  というか、大家さんの好意で七階だか八階に住まわせてもらった
      とかいう記憶もどこかに
[Hisasi]  旧ギリ宅のとこらへんとかなら
[Hisasi]  目も届くしゆっくり考え事できるだろうということで
[Hisasi]  一人部屋でゆったりしてるかもしれない
[TK-Sleep] じゃ、割と物置っぽくなってた旧ギリ邸を軽く整理して、布団
      しいてもらったくらいかな
[Hisasi]  うむ
[Hisasi]  たぶんちょっと狭いけど、ゆっくり考え事するには向いてそう

 実      :(枕もとに置かれたお盆とメモに気づいて、ふっと表情を
        :和らげる)

[Hisasi]  おにぎりとたくあん

 実      :(もそもそと、無心でおにぎりを腹に詰め込む)

 実      :(昨日、家から持ち出してきた着替えを着て、ギターを担ぎ、
        :屋上に出る)

 SE      :ビィィン

 実      :(軽く調律をして、演奏を始める)

[Hisasi]  とおくで監視してるようです。
[Hisasi]  見極めの為に
[Hisasi]  もしまた黒狗に襲われたら
[Hisasi]  ちょっと手傷負わされて、また黒狗を浄化しそうになったところを
      確認してから助けます。
[Hisasi]  それまで見てる。

[TK-Sleep] BGM:REMENBER 16
[TK-Sleep] 実の好きなアニメはマクロス7である
[TK-Sleep] とりあえず、歌い続けている
[Hisasi]  出てもイイ?
[TK-Sleep] いいにょろ
[Hisasi]  屋上でびろんびろん弾いていると
[Hisasi]  ふ、と。辺りが水をうったように静かになる。

 SE     :ぞるっ

[Hisasi]  背後から気配を感じた

 実      :(ばっと振り返る)

[Hisasi]  振り向いた先、屋上のコンクリートの上にどす黒いタール状のしみが
[Hisasi]  じわじわと湧き出してきた

 実      :「お前はッ」
 SE     :ぞる……

[Hisasi]  じわじわと浮かび上がってきたのは
[Hisasi]  ぬめったような黒い毛並の

 黒狗     :「グルルルルルルル」
 実      :「お前は、いったい何なんだッ!」
 黒狗     :「……(じろりと、実くんを見る)」

[Hisasi]  まるで何かを値踏みするかのように
[Hisasi]  じりじりと円を描くように距離をつめてくる

 実      :(じりじりと後ずさり、追いつめられていく)

[Hisasi]  ここで、ちょっとだけ引っかかれそうになって無意識で浄化して
      ください

 黒狗     :「グルルルルルルル(じりっ)」

[Hisasi]  獲物を前にして、じりじりと威圧するように
[TK-Sleep] ふむ

 実      :「うわぁぁあぁあああああッ!」
 黒狗     :「(にたりと嗤う)……ガアァァァァ」

[TK-Sleep] じゃあ、飛びかかられる前に叫んで
[Hisasi]  獲物をいたぶるように
[Hisasi]  おk
[TK-Sleep] ギターをかき鳴らして歌いだします
[Hisasi]  じゃあ、一瞬怯むものの

 黒狗     :「ガルルルルルルッ」

[Hisasi]  飛び掛って
[Hisasi]  でも殺そうというわけでもなく、爪引っ掛けていたぶるといった
      風に
[Hisasi]  どこがいい?
[TK-Sleep] 噛みつかれていい?
[Hisasi]  おけ
[Hisasi]  じゃあ、かぷっと

 実      :(足に噛みつかれて、苦痛に顔をしかめる)
 黒狗     :(ぎり、と。足に喰いついて)
 ウヤダ    :(やられたか?)>監視中
 実      :(そのままイントロを弾き終えて、歌いだす)

[Hisasi]  この後、信じられない出来事が(CM)
[TK-Sleep] 衝撃波のようなエフェクトが広がって、狗が崩れていきます

 黒狗     :「!」

[Hisasi]  ぐしゅっと、一瞬耳障りな音が
[TK-Sleep] 水がはじけ飛んでいく感じで

 ウヤダ    :「!」

[TK-Sleep] 実体があるなら、死体が残るかもしれない

 黒狗     :「……グ……(少し崩れかけて、実から離れて)」

[Hisasi]  また溶けていこうとする、
[Hisasi]  その時

 SE     :ダンッ

[Hisasi]  突然、人影が飛び出してきて

 ウヤダ    :(ナイフ構えて)
 黒狗     :「……ッ」

[Hisasi]  溶けようとした黒狗の左前足に振り下ろした

 黒狗     :「ギャウウゥゥ!!」
 実      :「――なんだッ?」

[Hisasi]  左前足の先を切り落として

 黒狗     :(ギロリとウヤダを睨みつけて、そのまま溶けて消えた)
 ウヤダ    :「……」

[Hisasi]  実くんを一瞥して

 実      :(びくっ)

[Hisasi]  切り落とされた黒狗の前足をつまみあげて
[Hisasi]  懐から取り出した気密パックに放り込む。

 ウヤダ    :「……(パチンと蓋をして)」
 ウヤダ    :「狗の狙いは、やはりお前自身か」

[Hisasi]  何か聞く?

 実      :「お前誰だよ」
 ウヤダ    :「水の異形を追っている」

 ウヤダ    :「奴もその一種だ(手にした気密パックを振って)」
 実      :「水、また水か!」

[TK-Sleep] うんざりしたように吐き捨てる

 実      :「なんで、俺が狙われるんだ。あの狗はなんだ!」
 ウヤダ    :「……」>ちらりと実を見て

 ウヤダ    :「あの狗は、『水』で異形化した怪異、そして……」

[Hisasi]  目を細めて

 ウヤダ    :「……お前は、どういうわけか。アレを一時無力化した」

 ウヤダ    :「おかげでこちらの収穫はあった」

[Hisasi]  パックを背の袋に収めて
[Hisasi]  特に呼び止めなければこのまま立ち去りやがります

 実      :「……つまりあんたは、俺を監視してドブさらいってわけか」
 ウヤダ    :「そうだ」

[Hisasi]  ぶちきれてもどなってもようございますよ、反応薄いけど

 実      :「母さんが死んだのも、姉さんが化け物になったのも、俺が
        :目をつけられたせいってことかッ!」
 ウヤダ    :「そうだな、あの事件から……恐らく既に奴の標的になって
        :いたんだろう」

[Hisasi]  すっぱりと

 実      :「あの事件」

[TK-Sleep] 最初に、襲われてるおっさんを見た時のことを思い出す

 実      :「あんたらも、あれで俺に目を付けたのか」
 ウヤダ    :「そうだ、狗に狙われた者は……ほぼ例外なく死亡した。
        :生き延びたのは一人」
 実      :「それが、俺……」
 ウヤダ    :「素性を調べても、まるで不審なところは見当たらなかった
        :……過去の只一点を覗いて」
 実      :「……」
 ウヤダ    :「じゃあな」

[Hisasi]  くるりと背を向けた

 実      :「……母さんたちが襲われたとき、あんたらは事前にどう
        :にかすることができたんじゃないのか」
 ウヤダ    :「必要がなかった」
 実      :「お前ッ!」

[TK-Sleep] 肩を引っ張って、殴りつけようとする

 ウヤダ    :「……勘違いするな、人助けの為に動くものではない」

[Hisasi]  で、殴ろうとした手を払って

 ウヤダ    :「俺は『水』を追う、それだけだ」
 実      :「くそ、くそおッ!」

[TK-Sleep] 殴りつけようとして、地面に転がされるとか
[Hisasi]  腕を払ってぽん、と後ろに倒されて?
[Hisasi]  うやっさんはそのまま報告の為に去る。
[TK-Sleep] 足ひっかけられるだけでずさーっといくんじゃ
[Hisasi]  ありがちですね

[TK-Sleep] ギターの弦がビィンと一つ弾けて
[TK-Sleep] 実はそのままぼろぼろ泣いている
[Hisasi]  空の青が眩しい
[TK-Sleep] 屋上に大の字になって
[TK-Sleep] 風が冷たくなるまでそうしていた


展開相談
--------

[Hisasi]  この出来事をギリちゃんに話してくれるなら
[Hisasi]  なんか普通じゃない子、ってことで
[Hisasi]  実くんの正体をさぐるというルートにすすめますが
[TK-Sleep] 誰かが発見するまでそうしてたら、自然と事情を話すルートに突入
      しそうだ
[Hisasi]  だれがいい?
[TK-Sleep] 特に希望はないですが
[Hisasi]  じゃあ、無難にギリちゃんにしておくか
[TK-Sleep] ダイスできめるとか
[Hisasi]  1D4、ギリ、タカ、うっちゃん、白さん
[Hisasi]  さあ
[TK-Sleep] 1d4
[kataribe] TK-Sleep: 3(1D4) = 3
[Hisasi]  うっちゃんに発見されました。
[TK-Sleep] 年上のお姉さんに泣いてるとこみられた、ハズカシイ
[TK-Sleep] いや、誰でも恥ずかしいんだが

[Toyolina] アルト姫の眉毛太いまで見た
[Hisasi]  ひょんなことから、事件にまきこまれて。
[Hisasi]  謎の黒狗に母と姉を殺されちゃった偽アルト姫(眉太い)
[Hisasi]  ギリちゃんちに暫く身を寄せることになり、
[Hisasi]  一人さみしく屋上でギターを弾いてたら
[Hisasi]  またあのヤバい黒狗が現れた! ピンチ!
[Hisasi]  がっつり噛み付かれて「うわあ、やられる」とギター弾きつつ
      苦しみに耐えたら
[Hisasi]  なんか狗が苦しんでます、どういうこと?
[Hisasi]  そこに謎の男
[Hisasi]  ウヤダさんがわんこの前足切り落として狗を退散させます。
[Hisasi]  ウヤダさんいうところによると、偽アルト姫は事件の時にワンコに
      狙われていたとのこと
[Hisasi]  だったらなんで母さんと姉さんを助けられなかっただよ!
      しらねーよ
      なんだって!
[Hisasi]  殴ろうとしたら足払いくらってKOしました
[Hisasi]  どうすることもできない無力な自分に涙がでちゃいました、男の子
      だもん←いまここ

[Hisasi]  ということなんです(端的な説明)
[Toyolina] だいたい把握した
[TK-Sleep] 適格すぎるw
[Toyolina] つまり屋上で大の字になって泣いてるわけですね、昨日一昨日ギリ
      さんが連れてきた子が
[Hisasi]  この後、偽アルト姫は犬猿雉を手下にして、にっくき黒狗を倒す
      旅に出るのです
[Hisasi]  泣いちゃってます。
[TK-Sleep] そうそう


自由な彼女は気にしなかった
--------------------------

 淡蒲萄さん  :(デジタル一眼片手に屋上に上ってくる)

[Toyolina] 踏まれたかったら踏みますけどいかがですか

 実      :「ぐえっ」

[TK-Sleep] 踏まれた
[Hisasi]  踏まれたようだ
[Saw]    踏まれたかったんだ……
[TK-Sleep] 実はシリアスにしたくないんですよ
[Toyolina] そうだったのか
[TK-Sleep] 肝心なところでキマらない男
[Saw]    そういうのは先に言わないと、えらい重くなっちゃったじゃない
      ですかw

 淡蒲萄さん  :「あれ、いたの? ごめん(ふわりとバックステップ)。
        :痛かった……よね。どこ踏んじゃった?」

[TK-Sleep] 大丈夫、こんな感じで

 実      :(げほっげほっ)「い、いえ。こんなところで寝転がってた
        :俺の自業自得なんで」

[TK-Sleep] 目が真っ赤で涙の跡

 淡蒲萄さん  :「ごめん、ホントいるとか思わなくって。骨グキっとか
        :言ってない? すごく痛そうだけど」
 実      :「いえ、ほんとに大丈夫です」

[TK-Sleep] よく見ると、ギターの弦が切れてたり、様子がおかしい

 淡蒲萄さん  :「そう? ならいいけど。で、何してたの? こんなとこで」

 淡蒲萄さん  :(その辺に適当に座ってデジタル一眼いじくりだす)
 実      :「……ちょっと、己の無力さを噛みしめてたとこです」

[TK-Sleep] ギターをぼろろんとかき鳴らして、弦が切れてることに気づく
[Toyolina] この子ちっちぇえな
[Toyolina] 身長的な意味で

 淡蒲萄さん  :「そう? 今いくつだっけ? 中1?」
 実      :「……高一です」

[TK-Sleep] .char_db 御坂実

HA21C:桃太郎少年:御坂実(みさか・みのる)
http://kataribe.com/HA/21/C/0080/

[TK-Sleep] すごく低いですね
[kurov]   低いですね。小学校三年生で神隠しにあったまま急にに現代に
      放り出されちゃったんじゃ。っていう。
[Hisasi]  クロウさんが片手でわしづかみできるサイズですね

 淡蒲萄さん  :「ご、ごめーん。そっか、高校生だったら、ハンカチとか
        :恥ずかしいから要らないかな?」
 実      :「そんな、あの、その……」

[TK-Sleep] なんといったらいいのかおろおろ

 淡蒲萄さん  :「ん? 洗濯機入れといてくれたらいいから、使いなよ。
        :それか、自分の持ってる?」
        :(ハンカチ差し出しながら)
 実      :「ありがとうございます」

[TK-Sleep] 受取って、涙を拭う

 実      :「……」

[TK-Sleep] ぼんやり、夕焼けを見ている

 淡蒲萄さん  :「おー、きれーい(カメラ構えて撮り出す)」

 淡蒲萄さん  :「夕焼け好きなの?」
 実      :「……でっかいですよね、夕焼け」
 淡蒲萄さん  :「でっかい? あ、山近いからかな? 日が落ちるのも
        :はやいしね」
 実      :「母さんが死んで、姉さんが化け物になって、それが俺の
        :せいだったってわかって。何にも出来なくて……悔しくて、
        :悲しくて、腹立たしくて」
 実      :「それでも、夕焼けを見たらでっかいなあって思うんです」

[TK-Sleep] 夕日に向かって歌い始める
[TK-Sleep] BGM:POWER TO THE DREAM

 淡蒲萄さん  :「駅前で歌ったりしてる? 結構上手」
 実      :「学校でやってて。あ、軽音部なんです、俺」

 実      :「ッて言っても、部員ほとんどいないんですけどね」

[TK-Sleep] 何があったのかとか言う風には話が向かなかった

 淡蒲萄さん  :「そうなんだ。いいじゃん、もっと歌って?」

[TK-Sleep] 晩飯の時にでもギリちゃんに報告しとこう
[Toyolina] この人あんまりそういう事情興味なかったみたいです
[Hisasi]  うむ
[Hisasi]  でも気は紛れたんじゃないでしょうか
[Hisasi]  惚れちゃいかんぞ
[TK-Sleep] そのままアカペラで独唱会が始まる
[TK-Sleep] そんな、自キャラと三角関係になるような泥沼はしませんよ
[TK-Sleep] たぶん
[Hisasi]  ^^
[Toyolina] ソレは困るな!


やっぱりギリさんに相談した
--------------------------

 実      :「というわけで、俺のせいだったみたいです」

[TK-Sleep] 淡々と
[Toyolina] 淡蒲萄さんは夜遊びに出かけていきました

 片桐     :「……」

[Hisasi]  眉根を寄せて聞いている

 片桐     :「……狙われたのは、おまえさんやった、と」
 実      :「そうみたいです」
 片桐     :「……そうか」

[Hisasi]  腕組みをして考え込む

 実      :「このままここにいると、迷惑をかけそうです。明日には、
        :自分の家に戻ります」
 片桐     :「……ちなみに、それを教えた奴はどんな奴やった」

[Hisasi]  なんか感づいてそうな

 タカ     :|・)

[ER]    <台所の片付けしながらこそーっと聴いてる

 実      :「無精ひげ生やしたおじさんでした。どこから出てきたの
        :かはわかりませんけど」
 片桐     :「……なんぞ人間離れした行動で、容赦なくて」

 片桐     :「言葉も遠慮のない無愛想なやつやったか?」

[Hisasi]  超覚えあります

 タカ     :「……(すっげー思い当たっている)」
 実      :「知ってる人ですか?」

[Hisasi]  足穴あけられたし

 片桐     :「……たぶんな、心当たりある奴は一人かおらん」

[Hisasi]  はー、と、ため息

 タカ     :「……おじちゃんの足に穴あけた人」

[ER]    ぼそっと
[ER]    ついつい

 片桐     :「……こらこら」
 タカ     :(きゃー)

[ER]    <台所に戻った

 片桐     :「……あの男か……やっぱりただごとちゃう、か」

[Hisasi]  ぽん、と膝を叩いて

 タカ     :(ひとのゆーこと聴かない人だったよなーっ:きゅきゅ、と、
        :お皿を拭きながら)
 片桐     :「ここに居るか家に帰るか……それはお前さんの意思に任す。
        :だが、お前さんがなんであの狗に狙われたか、その原因を
        :探るのは任せてくれんかの?」
 実      :「でも、それだと」

[TK-Sleep] どっちにしても巻き込まれるんじゃないかと

 片桐     :「……ワシもな」

[Hisasi]  ぼりぼり頭かいて

 片桐     :「ワシもあの男と同じ」

 片桐     :「『水』の怪異を追うもんじゃ」
 実      :「……それは、薄々勘付いていましたけど」
 片桐     :「怪異であるあの狗に狙われとる以上、ワシも他人事とは
        :ちがうんじゃ」
 実      :「でも、おタカさんは。危険じゃないですか」
 タカ     :「タカは! ……タカは、大丈夫なんだよ!」

[ER]    拭いてたお皿をおっぽらかして
[ER]    とてとてと

 実      :「ッ!? き、聞いてたの?」
 タカ     :「お皿拭いてたもん。聴いてたよ(憮然)」
 片桐     :「……(はー)」

[Hisasi]  ため息
[Toyolina] この子に聞かれない、知られないというオプションを行使するのは
      大変困難である!

 片桐     :「……この……タカも、ある意味……水の犠牲者の一人じゃ」
 実      :「え」

[Hisasi]  わしっとタカの頭撫でて

 片桐     :「詳しいことは言えんがな」
 タカ     :「……でもタカも、水に負けないもんっ」
 片桐     :「『水』のために……人生を狂わされた」
 タカ     :「……だいじょぶだも!」

[ER]    なんか、おじちゃんを見ていたら、大丈夫だと言い切りたくなった
      らしい

 実      :「そっか、おタカさんも……」
 タカ     :「……でもタカ、おじちゃんと会えたもん」

 タカ     :「だいじょぶなんだよ、だからっ」

[ER]    力説

 実      :「わかった。おタカさんは、すごいな」
 片桐     :「……タカ、もうええわ。な?」

[Hisasi]  よしよし

 タカ     :(えへ……:照れた)

[ER]    照れたので、また、台所に行ってお皿拭きに戻る
[ER]    ……うん、メイドさんにはそのうちなれるぞタカ

 片桐     :「……だからな、ここに居ることで迷惑になんぞならん、
        :だから気持ちの整理がついて自分をしってどうしたいか
        :決めるまで、ずっとここに居ってええ」

 片桐     :「先ずは、お前さんが何者か……それを知らんことには
        :始まらん、ええな?」

[Hisasi]  こうやって、次は。知らなかった自分の正体を探るルートに

 実      :「俺は。。。。。」
 片桐     :「焦らんでええ」
 実      :「……はい」
 片桐     :「……お前さんがどういうもんか、それはワシにもお前さん
        :にもわからんかった。しかしだからっちゅーてお母ちゃんと
        :ねえちゃんが死んだのはお前のせいっちゅーのは間違っとる」

 片桐     :「ともかく……無事でよかった」
 実      :「ありがとう、ございます」

[TK-Sleep] ぎゅっと、膝に置いた手を握りしめて
[Hisasi]  ぽん、と肩を叩いて
[Hisasi]  とりあえず、締め?
[TK-Sleep] ですね

[ER]    ……ほむ
[ER]    |・)タカとか出てくると邪魔だたかしら
[Hisasi]  いやいや
[ER]    <あとから訊くなよ
[Hisasi]  むしろ清涼剤?
[ER]    ……
[ER]    それならよかったのだけどー
[ER]    ……こう、実ちゃんの行動の邪魔はしないつもりなので、安心して
      くれー>れあなん
[TK-Sleep] 邪魔してもらってもいいですよ
[TK-Sleep] というか、今のところ意味のある行動をあまりしてないともいえる
[ER]    わはは(汗
[ER]    ……ただ、実は、タカも、水を相手にするとかなり有力な異能持ち
      なので
[TK-Sleep] 襲われて落ち込んで歌ってるだけ
[ER]    実ちゃんが心配するよりは、役に立つとおもー
[ER]    >タカ

[TK-Sleep] タカさんを役に立てようとは思わないですよ
[TK-Sleep] たとえ知ってても、子供は守られるべきもの
[ER]    ……
[TK-Sleep] と言ってる、実も十分子供だということには気づいていない
[ER]    実ちゃんと、実は3歳くらいしか違わないんだが!
[ER]    うむ(笑
[ER]    (あ、でも見たところはちっこめの11歳から伸びてないので、
      かなりちびと思われてるかも>タカ
[TK-Sleep] ローティーンの三歳差ってかなりデカイっすよ
[ER]    まあ、それはそうかも……
[Toyolina] つまり9歳くらいに見える
[TK-Sleep] まあ、実もずいぶんチビなんですが
[ER]    いあ、一応……10才くらいには(汗
[ER]    それにほれ、一応、片桐家のご飯を無事(?)に作ってるし!!
[TK-Sleep] 身長差10cm
[Toyolina] 145−10=135
[ER]    ……
[TK-Sleep] そういや、おタカさんもそろそろ中学生ですか
[ER]    ……いつかタカが、ちゃんと身長が伸びるようになりますように
      (しみじみ
[TK-Sleep] 学校行ってないんだっけ
[ER]    うん。
[ER]    あと、色々あって、今のところ成長が止まってる
[ER]    (というのをログでどっかで書いた
[ER]    おじちゃんの『子供』でいられるように、と。


時系列と舞台
------------
10月?

解説
----
会った翌日くらいで深く詮索したりはしなかったのですよ


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
Toyolina
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