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Date: Mon, 13 Oct 2008 22:14:26 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 31803] [HA06L] チャットログ『折り合い』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20081013131426.A406A49DB02@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 31803
Web: http://kataribe.com/HA/06/L/
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2008年10月13日:22時14分26秒
Sub:[HA06L]チャットログ『折り合い』:
From:久志
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チャットログ『折り合い』
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登場人物
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御羽仁藻(おわ・にも)
:霞中特待生。壬郭と同点次席。保鷹に複雑な想いがあるらしい。
波佐間壬郭(はざま・みひろ)
:シニカルな少年。影の二重体な人。四月は休学していた。
ハワード・オースティン・クーネルダール
:迷惑なおっさん。正体は魔書。
変化
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[Hisasi] とりあえず、みっひーはちゃんと学校にくるだろうか
[Toyolina] 立ち直ったら劇薬としてルの字の秘密とか教えてあげたらいいの
かしら
[Saw] しばらくは来たり来なかったりかもですが
[Toyolina] 実家でイベントをこなすようです
[Hisasi] ミリアに会って補給するとか
[Hisasi] ほら、モグラとかニモさんだって実家で兄分を補給してるし
[Hisasi] 姉分を補給しにいってもまったく問題はないはず
[Toyolina] そうだね!
[Saw] それはいい
[Saw] 保鷹くんは宇宙に行きたいという話しを壬郭にしてましたっけ
[Hisasi] まだしてないはず
[Hisasi] 冬の時期になったら、天体望遠鏡を寮の屋上にもちこんで空をみて
るかもしれないが
[Saw] その季節を待とうw
[Hisasi] そのときに
[Hisasi] 波佐間くんは何をめざしてるの?
[Hisasi] と
[Hisasi] 聞いてみよう
[Saw] しばらくは無目的に行きます。ちょっとした地元のゲームチャンプに
なったりしてw
[Hisasi] ニモさんとは、多分教室で顔あわせてもちょっと睨まれたり、微妙
な距離感を保ってたり、ちょっと目をそらされたり
[Hisasi] 微妙な感じが続きます
[Hisasi] 無視してるわけじゃなくて気になってるんだけどなんか話せない状態
壬郭 :(死んだ魚のような目で女の子たちとわいわいはしゃぎ
:ながら)(諦めちゃえば楽になるのに)
[Hisasi] #そして女子にはざまくーんとか呼ばれてるみっひー
[Saw] #なぜか友達は増えてたりして
ニモ :(横目で見つつ、やっぱり努力してる)
[Hisasi] #上っ面がよくなっただけですか(死んだ魚の目で)
[Saw] #そんな感じです。でももしかしたら天性の才能といえる部分はその人
付き合いに関する小器用さにあるのかもとか
[Saw] #そんなネタを考えてます
[Hisasi] #なんか波佐間くんで付き合いづらい雰囲気だったけど最近やさし
いよね
[Hisasi] #うん、話しやすい。ホントは明るかったんだね
[Hisasi] #そんな女子の言葉を聞きつつ
にも :「…………(嘘つき)」
[Hisasi] #と、目を逸らす
にも :「……(作り笑いなんて嫌いだって言ってたくせに)」
[Hisasi] #なんか人のことなのにすごく悔しい
[Hisasi] #だめになってしまった自分みたいです
壬郭 :(あー、つまんねえ。こいつら何が楽しくて生きてるんだろ)
[Hisasi] #人気は出たのに目が死んでるのね
[Saw] #と、思いつつも自分もつまらないやつだった事を思い出し同調してる
屋上で
------
ニモ :(休み時間になって席を立って出て行く、見てられなく
:なったらしい)
ニモ :「……あいつ、変わっちゃった……なんで?負けたから?」
:>早足で歩いていく
[Hisasi] #かつかつと階段を登って屋上へたどり着く
ニモ :「…………」
[Hisasi] #空は綺麗だ、
[Hisasi] #心は寒いのに
ニモ :「……あいつは、ダメになっちゃったのかな」
[Hisasi] #うつむいて
声 :「いえ、折り合いをつけたのではないのですか?」
ニモ :(ばっと顔を上げて)「誰?」
[Hisasi] #見上げた先、黒コートに黒ヒゲの謎のおっさんが何故か居る
[Saw] #なんかでた!
?? :「いえ、理事との話し合いの息抜きでここに居たのですが。
:すみません、深刻そうな様子でしたので」
ニモ :「……学校の関係者ですか?」
?? :「ええ、財団の方でちょっとした」
[Hisasi] #少し緊張を緩めつつ
ニモ :「そうだったんですか、すみません。お邪魔してしまって」
?? :「いえ、構いません。それより……随分ともの思いをされ
:ていたようでしたので」
ニモ :「…………そんな、別に」
[Hisasi] #目を逸らす
[Toyolina] #この人は無責任なので危険よ!
?? :「壁にぶつかることは、今の君達の頃にはよくあること
:です」
ニモ :「…………」
[Hisasi] #もう隠す必要はないな
ハワード :「どんな道でどんな世界で歩んでいても、自分より優れた
:もの、才があるもの……そして自分の内に、壁がある」
ニモ :「…………はい」
[Hisasi] #モグラという壁があるんです、小動物のくせに
ハワード :「壁は乗り越えればいい、ぶつかっていけばいい、だが、
:時にどうしても越えられない高い壁があることもある」
ニモ :「……」
ハワード :「努力しても超えられない壁にぶつかってしまった時、
:気づいてしまうんですよ。自分は特別な存在ではない只の
:その他大勢の一人にすぎないことに」
ニモ :(ぐっ)
[Hisasi] #刺さった
ハワード :(薄笑い)
[Hisasi] #ニモさん、危険よその男
ハワード :「……そこで、人は折り合いを付けるんです」
ニモ :「折り合い?」
ハワード :「例えば才能がなかった、あるいは若くないからとか、
:または子供じゃないから、など、自分にとって都合のいい
:言葉で自分に納得させるのです。それは時に大人になるこ
:とと混同して使われることもありますが」
ニモ :「…………(唇を噛んだ)」
ハワード :「人はね、望みが絶たれただけでも、夢が破れただけでも
:死なないものですよ」
[Hisasi] #超無責任に
ハワード :「だから、夢を失った、望みを無くしたままで自分を言い
:くるめて生きていく為には……必要なんですよ」
ニモ :「…………(きゅっと握りこぶし)」
ハワード :「あなたは……」
ニモ :「あたしは違う」
ハワード :「……」
ニモ :「あたしはそんな風に折り合いをつけてごまかしたりし
:ない! あたしは……諦めない、何度でも立ち上がるもの」
ハワード :「…………そうですか(薄笑い)」
ニモ :「……あいつだって……」
ハワード :「……いえ、妙なことを言ってすみません。意志の強い子
:ですね、尊敬します」
ニモ :「…………」
ハワード :「あなたのような子は、見ていて心が洗われますよ。
:影ながら、応援します」
ニモ :「…………」
[Hisasi] #このおっさんに応援いわれても不吉きわまりない
[Toyolina] #まったくです!
ハワード :「それでは、失礼。気高い心のお嬢さん」
[Hisasi] #そして、
[Hisasi] #ニモさんがうつむいてる間に、いつのまにか気配がきえた
ニモ :「…………あれ?」
[Hisasi] #おっさんはいない
[Hisasi] #まるで影のように消えてる
ニモ :「…………いまの、人」
[Hisasi] #きょろきょろ
[Hisasi] #いない
ニモ :「…………」
「人は折り合いを付けるんです」
ニモ :(ぶんぶんぶん)
ニモ :「……そんなこと、ない」
ニモ :「あいつだって……絶対、このまま諦めるようは可愛げの
:あるやつじゃない」
[Hisasi] #涙がでそうになって
[Hisasi] #こぶしで拭う
[Hisasi] #不吉なおっさん編でした
ダメなおじさん
--------------
[Toyolina] #このおっさんどんどん役立たずになってきましたね
[Hisasi] #最初から役立たずですよ^^
[Toyolina] #一応不吉な手伝いとかしてはくれてたのにw
[Hisasi] #たちの悪い不吉な前触れでしかない
[Hisasi] #みっひーの前に現れようかとおもったけど
[Hisasi] #ニモさんいぢったほうがおもしろかったので
[Toyolina] 不幸そうな女子を狙い撃ち
[Hisasi] やっぱりこの人もHENTAIなんじゃねえの
[Toyolina] 紳士っぽいし……
[Hisasi] 家庭持ってからすっかり丸くなって不幸に陥れる手伝いもサボり始
めて
[Hisasi] 単に不意に現れて不安を掻き立てる発言で揺さぶって消えるという
[Toyolina] 皿に悪趣味になった
[Hisasi] 只の迷惑おやじにランクダウン
ちさき :「父さんって優しいんだ、教育関係の仕事をしてるんだって(きらきら」
市原の魔女達 :「ハワード様は深いお考えがあるのでしょう(信じてる目」
[Toyolina] #家じゃいい顔してやがる!
[Toyolina] #一族は盲目的だ!
[Hisasi] だめだ、こいつら、、
[Hisasi] つぎはみっひーと保鷹で少し積もう
[Hisasi] その間に保鷹が初代ルクレティアさんのことを知るのをはさみつつ
時系列と舞台
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2008年10月
解説
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変わってしまった壬郭。目を逸らして屋上へと来たニモ、そこにいたのは。
http://kataribe.com/IRC/HA06/2008/10/20081006.html#230000
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以上
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