[KATARIBE 31782] [HA06L] チャットログ『気を回しすぎる子』

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Date: Mon,  6 Oct 2008 00:01:17 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 31782] [HA06L] チャットログ『気を回しすぎる子』
To: kataribe-ml@trpg.net
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2008年10月06日:00時01分17秒
Sub:[HA06L]チャットログ『気を回しすぎる子』:
From:久志


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チャットログ『気を回しすぎる子』
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登場人物
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 橋本保鷹(はしもと・やすたか)
    :ワーモグラな少年、のほほん天才くん。実は相当な隠れブラコン。
    :セレスティアル・ラボの研究員。
 初谷千波(はつがい・ちなみ)
    :初谷凪の息子。千華と双子。脳に『思考する』部分を組み込まれている。
 初谷千華(はつがい・ちか)
    :初谷凪の娘。脳と左目に、『情報を得る』為の機械を組み込まれている。
 相羽真帆(あいば・まほ)
     :自称小市民。多少毒舌。保鷹とは知り合い。


反抗期があった方がいいでしょうか?
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[ER] 知り合いのとこに、相当勉強のでける子(高1)が居るんだけど 
[ER] 「僕は一生、ぐれるってことはないんじゃないかと不安だ」 
[ER] 「喧嘩してても理解してしまうから」 
[ER] ……納得しますた(しみじみ 
[Hisasi] ある意味、ちょっとおばかだからぐれるのだね 
[Hisasi] やすたか:(普通に考えたらぐれたりするほうが色々損だし) 
[Hisasi] しっかりぐれた時の影響とかその後のこととか、周囲のこととかを
     かんがえて 
[Hisasi] ぐれないで住んでしまう。 
[Hisasi] といったかんじ? 
[ER] うん 
[Hisasi] ……まあ、確かに 
[ER] ぐれるってのは、あれは『考えてそうなるもんじゃない』らしいから 
[Hisasi] うむ 
[ER] 考える人々は、ぐれにくい。 
[Toyolina] ワカル 
[ER] ついでに、もぐらっこも、多分千波や千華(凪の子供達)も 
[ER] 何をやろうかっていう目標はあるから。 
[Toyolina] 僕の反抗期は母者の一言で終わったからな。あっさりと。 

 保鷹     :「……でも、その、反抗期がないんじゃないかって逆に
        :お父さんお母さんが心配しそうで」 

[Hisasi] #そんなことまで考えんでええわい 
[Toyolina] #まったくだ 
[Hisasi] #ちょっとくらい反抗期になったほうが親が心配しないかな、って 

 保鷹     :「反抗期……って、どんなものかな、って」
        :>真帆さんに聞いてみた 

 真帆     :「うーん。あたしも、反抗期は……なんか一生続いてるっ
        :て言われてる口だからなあ(苦笑)」 
 保鷹     :「……真帆さんが、反抗期?」 

[Hisasi] #えぇ? 

 真帆     :「ずっと親に逆らってるって言われてる(苦笑)」 
 真帆     :「あと、丁度、高校の頃、妹が生まれて、反抗期どこじゃ
        :なかったから、あたしもあんまり判らないんだな(苦笑)」 
 保鷹     :「…………僕は、逆らうとか、両親は……他の友達の親
        :よりもちょっと年上で親代わりはにーちゃんだったから」 

[Hisasi] #ちょっとご年配のお父さんお母さんだから、逆に 
[Hisasi] #にーちゃんはにーちゃんで、普通に甘やかしてくれました。 
[Toyolina] #注釈、ルの字の天才発掘能力はパッシブなので目をつけたりとか
      はかえって逆効果なのだった。なので目立たなかったのでなか
      なか接触ないというのは大変自然。 
[ER] #あ、なるる>るーしーさん 

 真帆     :「というか、反抗期って、自分は自分で親は親ってことを
        :表明することだから」 
 真帆     :「……あ、そいえば、弊害はあった、かな(苦笑)」 

[ER] >反抗期の無い弊害 
[Toyolina] ##運用としては、PLが天才にさせたかったらおkっていう大変
       ルーズさ

 真帆     :「なんていうかな……私、父には、ある意味反抗したの。
        :互いにそれだけのゆとりがあったの」 
 真帆     :「でも、母には反抗出来なかったから、母のほうが子離れ
        :できなかった、かなって思う」 
 保鷹     :「……(ふうむ)」 

[Hisasi] #両親はちゃんと育ててたし、五人も育ててりゃあ慣れたもんです 

 真帆     :「何ていうか……偶然、親の願うことと私の願うことが同
        :じだったから、反抗しなかっただけなんだけど」 

[Hisasi] #多分、兄離れが一番できてない 
[Hisasi] #それを自覚してない 

 真帆     :「どこからか……自分の願うことは娘の願うことっと思う
        :ようになってったね」 
 保鷹     :「うちは……えーと、自由でした。ほったらかしとかじゃ
        :なくて、好きにさせてくれて」 
 真帆     :「ふむ」 
 保鷹     :「願いがない、というわけじゃあないけど……普通に幸せ
        :になればそれでしい、みたいな」 
 真帆     :「それならそれで、とりたてて反抗することはないんじゃ
        :ないかなあ」 
 保鷹     :「……はい」 

[Hisasi] #姉とかは何かと、父に反抗したり拗ねたりと手のかかる子だった
      のですが
[Hisasi] #三男は三男で妙に熱血で 

 真帆     :「多分ね、反抗って何、とか思ううちは反抗とかしない
        :(くすくす)」 

[Hisasi] #末っ子と長男が一番まっつぐで手がかからなかった様子 
[Hisasi] #次男は……普通だったんだけどね 
[ER] #長男は……ある意味、すげー手がかかってる気がする(えうえう

 保鷹     :「……は、はい……(ううむ)」 
 真帆     :「だって、反抗したいから反抗する、ってわけじゃなくて」 
 真帆     :「反抗するだけの、何かがあるから反抗するんでしょ?」 
 真帆     :「自分の生きかたをゆがめられたり、そのままだと思いが
        :通らないから反抗するんでしょ?」 
 保鷹     :「満足してる、んです。寮通いにすることも反対されな
        :かったし、やる気があるなら頑張れって送り出してくれて」 

[Hisasi] #反対されるかもとかちょっと思ったけど、そうかがんばれ!と 
[Hisasi] #理解力がありすぎた 

 真帆     :「じゃ、反抗したくなるまでほっといたら?(くす)」
 保鷹     :「……はい」 

[Hisasi] #割と理解のある親、先に考えちゃう子 

 真帆     :(ぴん☆:でこぴんした) 
 保鷹     :「わっ」 
 真帆     :「そこで考えない(くすくす)」 
 真帆     :「考えちゃうのはわかるけど、ね」 

[ER] #真帆も考えるほーだからなあ 
[ER] #ああ 
[ER] #でも、確かにこういうお父さんお母さんだったら 
[Hisasi] #うむ 
[ER] #もぐらっこさん、千の字の双子のとーちゃん見たら……怒るね(汗 
[ER] #いや、あれも、すげー理解力はあるが!! 
[Hisasi] #それを受け入れちゃってるという双子に 
[Hisasi] #なんか想像の範囲外 


双子曰く
--------

 千華     :「だって、そーしないとあたしら生まれてないし
        :(かんらからから)」 

[ER] #そりゃもう 
[ER] #あっさりこんと 

 千波     :「そういう、親になる気が無い人が無理矢理親になってし
        :まったから……まあ頑張ってると思うよ」 
 千波     :「ぼくらのことは、よく忘れているけど」 

[ER] #真顔 

 保鷹     :「……そう」 
 保鷹     :「……(うううううむ)」 

[Hisasi] #でもそれは親としてどうなんだろう、というか、親のことを僕が
      とやかく口を挟めることじゃないし、親の何をわかってるかてい
      うと…… 
[Hisasi] #考え初める

 千華     :「そういうもんなのよ」 

[ER] #すっぱりこん 

 保鷹     :「……そう、だね」 

[Hisasi] #この子達が納得しているのなら 

 千波     :(にこっ) 

[ER] #と、妹と目を合わせて、笑ってる 

 保鷹     :「…………」 

[Hisasi] #なんとなく、二人を見つめて。 

 千華     :「あ。そこ。可哀想とか思う必要ないから」 
 千華     :「他の家族を知らないから不幸を幸福と判らない、んじゃ
        :なくて、うちはそういうものなの」 
 保鷹     :「うん、自分のところと違うとかいうのは……勝手な思い
        :込みだから」 
 保鷹     :「……君たちがここにきたのは、お父さんの希望?」 
 千波     :「それも、ある」 
 保鷹     :「君達の希望でもあるの?」 
 千華     :「ちゃんと説明はしてもらった。学ぶべきことがあること
        :も、それは研究所では学べないだろうってことも」

[ER] #以前は、とーちゃんの研究所で、他の研究員に勉強を教えてもらって
   ました 
[ER] #というか……それも恐らく実験の一つだったんだろうけど 

 千華     :「あのひとは真っ当だから。世界に対して、何かちゃんと
        :返せるようになることは、人として生まれた上での義務
        :だって言うの」 
 保鷹     :「……うん、それは、よくわかる」 
 千華     :「でも、人とまず付き合うことをしないと、相手の望む
        :ことさえ判らないって」 

[Hisasi] #ああ、世界を相手を戦ってるのか、と 

 保鷹     :「だから、学校に?」 
 千華     :「うん」 
 千波     :(にこ、と笑って頷いてる) 
 保鷹     :「よく、わかるよ。人を知らなければ……多分、僕もわか
        :らなかったから」 
 保鷹     :「君たちが、君達のお父さんがどこにたどり着こうとして
        :るかは、見えないけど……」 
 保鷹     :「頑張って欲しい、な」 
 千波     :「あとまあ、母さんが亡くなったから。あの人もぼくらを
        :憶えているのは難しいってのがあるし」 

[ER] #しごとしてましたー、よなかになりましたー……あれうちに双子居た!
[ER] #そのうち3日くらい思い出さない。そういうとーちゃん 

 保鷹     :「…………(汗)」 

[Hisasi] #でも、ちょっとわからなくもないかな、とか。 
[Hisasi] #想い始めてしまう自分が怖い保鷹さん 

 千波     :「そういう人は、お父さんにはなっちゃいけないんだけど、
        :でも、なっちゃったからね、仕方ない」 

[ER] #そこが最大の問題 

 千波     :「……そこらはあの人の弱さでもあるよね」 

[ER] #冷静かつ冷徹に 

 保鷹     :「……」 

[Hisasi] #子供は親は選べない 
[Hisasi] #親はなくとも子は育つ 

 千華     :「ま、子供は親を選べないけど、親も子供選べるわけじゃ
        :ないし(からからっと笑って)」 
 千華     :「生きてるだけでもめっけもん」 

[ER] #ちょん、と、肘をついて顎を乗っけて 

 保鷹     :「…………うん」 
 千華     :(にこっ) 

[ER] #この双子、いつもはあんまし似ているように見えないが、笑ったり寝
    てたりするとすごく良く似てる 
[ER] #で、にこっと笑う千華の横で、千波もにこっと…… 
[ER] #……ある程度美人二人だから、怖いよな。 

 保鷹     :「……(いろんな人がいて、色々な考えがあって)」 

[Hisasi] #その中で 

 保鷹     :「……何を得て、どこへ行くか……」 

[Hisasi] #なんとなく、思ってみる。 

 千波     :「保鷹君、今度あの人と話してみたらいいかもしれない
        :(くすっと)」 
 千波     :「案外、似てる」 
 保鷹     :「え?」 
 保鷹     :「……君達のお父さんに?」 
 千波     :「うん」 
 保鷹     :「少し……興味、ある、かな」 

[Hisasi] #なんか琴線に触れた様子 

 千華     :「ああ、そうね……あれだ。猫の地球儀の幽みたいだ
        :もんね」 

[Hisasi] #突き抜けたその姿勢は、なんかちょっと畏怖というか 
[ER] #……と、かなり思った>ログ読んでて 
[Hisasi] #ああ、それだ 
[Hisasi] #かなり 

 千華     :「あのひとは、そういう人なの。だから、本当は人と
        :関わっちゃいけないの」 
 千華     :「覚悟完了するにはよいんでない?」 

[ER] #くすくす 

 保鷹     :「……望んだ結果、人を踏みにじってしまうかもしれない」

[Hisasi] #ふ、と 

 保鷹     :「なおさら、会って見たい、な。その人に」 

[Hisasi] #ああ、先駆者がいるんだなと 
[Hisasi] #なんか興味が沸いてきた。 

 千華     :「うん、今度来たら、話しとくね」 
 千波     :(くすくすくす) 
 千波     :「あのひとみたいになっちゃった保鷹君ってのも……」

[ER] #想像したらしい 
[Hisasi] #なっちゃうかもしれないな、もっとソフトにかもしれないが 
[ER] #うん 
[ER] #ただ、そういう場合、先に凪に会っておくと、非常に効率よくなるか
    もしれない。 
[Hisasi] #うむ 
[ER] #そらもう、突き抜けてますから、凪とーちゃん 
[ER] こう、踏みにじるかも、って、確かにそういう面はあるんだけど 
[Hisasi] 踏んだとすら思ってない、というか、踏まれたともおもってないか
    もしれないね 
[ER] あ、いやそれは思ってる。踏んだとは思ってる。 
[ER] ただ 

 凪      :「踏んだら相手から足を齧り取られる。最低でもすっごく
        :恨まれる。それだけじゃないか」 

[ER] #あっけらかん 

 保鷹     :「…………(ある意味すごい)」 

[Hisasi] #ここまで開き直るものなのか 

 凪      :「……そこで、悩む権利は無いんだよ」 

[ER] #にこにこ、と、双子とよく似た笑顔で 

 保鷹     :「……はい」 
 凪      :「その覚悟だけしたら、なんとでもなるよ」 

[ER] #にこっと 

 保鷹     :「…………(覚悟)」 

[Hisasi] #覚悟を 
[ER] #……こう、多分、凪とーちゃんって、すげーわかく見えると思う 
[Hisasi] #そう、踏みにじっても 
[Hisasi] #みっひーやニモさんを踏みにじってでも 
[Hisasi] #ラケルさんすらも 

 保鷹     :「……ありがとう、ございます」 
 凪      :(でこぴん☆) 
 保鷹     :「わっ」 

[ER] #なんか、もぐらっこってでこぴんしたくなるんだよー(笑 

 凪      :「そこで、判った顔にならなーい」 

[Hisasi] #でこぴんされる:1ですか 
[ER] #にこ 

 保鷹     :「え、あ、あの」 

[ER] #うちの連中にだと、2かも 

 凪      :「そんな深刻に、ぼく悩んでますって顔のうちは、わから
        :なくていいと思うよ」 
 凪      :「早分かりするようなことでもないしね」 
 保鷹     :「……(こくん)」 

[Hisasi] #素直に頷いておく 
[ER] #こう、白衣着た、もぐらっこのとーちゃんたちより相当若い男性 
[Hisasi] #何れ、そうなっていくのかもしれない、と。 
[ER] #多分、ラケルさんより若く見える人が、ポケットに手を突っ込んで、
    風に吹かれるままになって 
[ER] #にこにこ、と 
[Toyolina] #ERさんとこ限定でデコピンされる:2 これが妥当だと思うな! 
[ER] #わはは(汗 


時系列と舞台
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 2008年5月
解説
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 下手に賢いとどうでもいいことまで考えてしまうようで。
 http://kataribe.com/IRC/KA-04/2008/05/20080524.html#000000
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 
以上



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