[KATARIBE 31619] [HA06L] チャットログ『なんかすごいロケットへ』

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Date: Tue, 29 Apr 2008 18:36:09 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 31619] [HA06L] チャットログ『なんかすごいロケットへ』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20080429093609.951493067E3@www.mahoroba.ne.jp>
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2008年04月29日:18時36分09秒
Sub:[HA06L]チャットログ『なんかすごいロケットへ』:
From:久志


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チャットログ『なんかすごいロケットへ』
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登場人物
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 橋本保鷹(はしもと・やすたか)
    :ワーモグラな少年、のほほんとした、天才くん……だったはずが。
 橋本朱敏(はしもと・あけとし)
    :保鷹の長兄。ワーウルフな地雷踏み。一番保鷹が懐いている。

兄と弟
------

[Hisasi] #昔の光景。 
[Hisasi] #居間にて 
[Hisasi] 保鷹@ちび:「にーちゃ、読んで」 
[Hisasi] #絵本片手に。 
[Hisasi] 朱敏@ガキ:「ん、また宇宙のか?」 
[Hisasi] #宇宙、とか、海とかの 
[Hisasi] #本。 

 朱敏     :「おし、おいで」 

[Hisasi] #膝に据わらせて。 

 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4834007367/trpgnet0e-22
  ( ASIN一覧 : 4834007367 )

[Hisasi] #多分これ 

 保鷹     :「うん」 

[Hisasi] #で、本を広げて 

 朱敏     :「地球から、こー、ばーって空にいくと、わーっと宇宙が
        :広がっててなあ」 

[Hisasi] #ミスター的な兄 

 保鷹     :「うん」 
 朱敏     :「その先にこー色んな星とかあるんだよ」 
 保鷹     :「……」 

[Hisasi] #目をぱちくりさせつつ 

 保鷹     :「……うん」 

[Hisasi] #なんか頭の中で色々と考えが回っているようだ。 

 朱敏     :「きっと、どっかの星にはなんとか星人とかがいて、
        :俺らみたいになー生活してるんだ、多分」 
 保鷹     :「……ぼくとにーちゃみたいに?」 
 朱敏     :「うん」 

[Hisasi] #気安い 

 保鷹     :「会えるかな?」 
 朱敏     :「会えるだろー、多分」 

[Hisasi] #適当 

 保鷹     :「……会いにいける、かなぁ」 
 朱敏     :「そだなあ、ほら、合図とかすればいいんじゃね?俺は
        :ここだよーとかいう。」 
 保鷹     :「そしたら会いにきてくれる?」 
 朱敏     :「んー、ほら、お互い待ってたらあれだけど、お互いに
        :会いに行けばいいんだよ。いくよーって合図だして」 
 保鷹     :「……うん」 
 朱敏     :「きっと会える会える、ほら、ちょっと顔色が緑だったり
        :うねうねしてたりするかもしれないけど」 
 保鷹     :「いいな」 
 朱敏     :「おう」 

[Hisasi] #それからまた別の日に 
[Hisasi] #また本を読んでもらいつつ(少しランクアップして科学の本に)

 朱敏     :「……えー、恒星の最後」 

[Hisasi] #恒星が生まれてから 
[Hisasi] #だんだん青から黄色赤へと 

 朱敏     :「だんだん赤い星になって、膨張していき……」 
 保鷹     :(ごくり) 

[Hisasi] #最後には新星に 

 朱敏     :「どかーんと、なって……塵になっちゃう。あ、なんか
        :ちっちゃい星になるのもあるみたいだけど」 
 保鷹     :「……うん」 
 朱敏     :「で、太陽はいま真ん中あたりの黄色の星、で。あと
        :ン十億年たったら巨星になってどかーんとなる、らしい」 
 保鷹     :「……そうなったら、ちきゅうはどうなっちゃうの」 
 朱敏     :「……太陽に飲まれる?」 
 保鷹     :「みんなしんじゃう?」 

[Hisasi] #なんか泣きそうな顔になりました 

 朱敏     :「あ、ほら、でも、ずーっとずーっと先のことだろ?
        :俺や保鷹の死んじゃったずっとずっと先」 
 保鷹     :「にーちゃやみんなのまごのまごのまごのまごのずーっと
        :先の人は?」 
 朱敏     :「んー、ほら、そうなる前にきっとみんなどっかに避難
        :するんだよ、他の星とか」 
 保鷹     :「ホントに?」 
 朱敏     :「ほんとほんと、こう、なんかすごいロケットとか発明
        :して」 

[Hisasi] #適当 

 保鷹     :「……でも、ホントに作れるのかな?」 
 朱敏     :「んー、ほら、多分すぐは無理だけど、だんだん作って
        :いくんだよ、なんかすごいロケットを開発する前に、割と
        :すごいロケットとかちょっとすごいロケットとか」 
 保鷹     :「……うん」 
 朱敏     :「で、避難するとこも、こう目星とかつけといて」 

[Hisasi] #今の内に 

 朱敏     :「そう、保鷹がなんかすごいロケットの基礎とか考えるん
        :だよ、今から」 
 保鷹     :「ぼくが?」 
 朱敏     :「うん、で、その次の代その次の代で、避難先を探して
        :なんかすごいロケットを完成させて」 
 保鷹     :「…………みんなで?」 
 朱敏     :「うん、そうすれば、太陽がどかーんてなってもみんな
        :平気」 
 保鷹     :「……」
        :>なんか色々なことが頭の中で高速回転している 
 朱敏     :「だから、大丈夫だよ」 
 保鷹     :「……みんな、死んじゃったりしないんだ」 
 朱敏     :「おう」 
 保鷹     :「うん……よかった」 

[Hisasi] #ぎゅっと 

 朱敏     :「平気平気、な?」 

[Hisasi] #頭撫でて 

 保鷹     :「……うん」 

[Hisasi] #なんかすごいロケット 
[Hisasi] #将来、どこぞの宇宙工学で先進的な航行システムを完成させるの
      はまだ先の話。 
[Hisasi] #NSシステム、本当の名前は「なんかすごいシステム」なのは、
      保鷹だけが知っていること。 
[Toyone] #名前の由来は? それはちょっと……
     (ぽっ。うつむき加減でほほを赤らめる) 
     もしや初恋の人のイニシャル!? などと憶測が主にネットで広がり
[Hisasi] #適当な兄の発言を真に受ける弟とかくと 
[Hisasi] #色々と台無しですが 

時系列と舞台
------------
 保鷹の小さい頃。
解説
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 兄に読んでもらった宇宙の本、太陽の未来と行く末について案ずるちび保鷹。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 
以上



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