[KATARIBE 31609] [HA06L] タミ子との邂逅 前

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Date: Mon, 21 Apr 2008 13:43:09 +0900
From: Subject: [KATARIBE 31609] [HA06L] タミ子との邂逅 前
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[HA06L] タミ子との邂逅 前
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登場人物
--------
 途奥彗
 古川民子


前振り
------

[Hisasi]  そうだ
[Hisasi]  ふと思いついたのだった
[Hisasi]  トオクさんに絡むキャラを
[Toyolina] ほう
[Hisasi]  折角だから絡んでみよう。
[Toyolina] きゃ
[Toyolina] せっかく回復したHPがゼロになりそうです^^
[Hisasi]  そんな、いぢめキャラじゃありませんヨ
[Toyolina] それを聞いて一安心。
[Toyolina] 語尾がカタカナなのがちょっと気になるが
[Hisasi]  トオクさんに新たな世界をしめそうと思って♪


気安い人
--------

[Hisasi]  というわけで
[Hisasi]  馴染めない一高生活で、
[Hisasi]  昼休みも一人でぽそぽそと人目のつかない中庭で食べていたトオクさん
[Hisasi]  他に生徒らしき姿はありません
[Toyolina] なんという古河渚状態

 トオクさん  :(もそもそ。パンを小さくちぎってはもふもふ)

[Hisasi]  校庭の方からわーわーぎゃーぎゃーと楽しそうな男子共のはしゃぎ声が
[Hisasi]  だんだん、なんだてめーやるかこらーになるが、まあいつもの
      じゃれあいの範囲内
[Hisasi]  先生も注意すらしない
[Hisasi]  一人佇むトオクさんに声をかけることもなく、、、
[Toyolina] これは切ない
[Hisasi]  これが三年間続くのかな、と

 トオクさん  :(……楽しそうだけど……楽しいって思えないな。はぁ)

[Hisasi]  ふと物悲しくなった時

 ??      :「ねえ、ちょっと聞きたいんだけどー?」

[Hisasi]  背後から、妙に軽い声が

 トオクさん  :「え。私、に?」

[Toyolina] 振り向く
[Hisasi]  と、そこには一高とは違うえんじのジャージ、柄モノTシャツの
      茶髪女子がいる
[Hisasi]  いかにも自分で染めました系な、ちょっと色むらたっぷりで、
      ジャージ姿に全然違和感のない

 トオクさん  :(ちら、と左右を確認。自分しかいないよねっていう)
 ??      :「うん、イチ高の校内わかんなくってさぁ」

[Hisasi]  ぽりぽりと片手で頭かいて

 トオクさん  :「校内? ……どっか、行きたいとことか……ある、ん
        :ですか?」
 ??      :「そそそ、一年のクラスでさ○組(トオクさんのクラス)って
        :教室どこ?」
 トオクさん  :「あ、それだったら……私のクラスだから、わかりますよ」
 ??      :「あ、そんなんだ助かるぅ! 連れてって」

[Hisasi]  両手をあわせてありがとぽーずで

 ??      :「一高のダチに午後の代返頼まれてたんだけどさあ、教室
        :わかんなくって」

[Hisasi]  からからと
[Hisasi]  一高は代返でも全然お構いなしらしいぜ
[Hisasi]  ちなみにトオクさんはわからないかもしれないが、娘っこのジャー
      ジはイブ高だ

 トオクさん  :「代返。。。高校でも、代返ってありなんですか……」

[Toyolina] カルチャーショック。

 トオクさん  :「それで、わざわざ」
 ??      :「ん、さぁ? いいんじゃない。あたしもガッコの授業暇
        :だし、去年と同じだから」

[Hisasi]  ダブりかよ
[Hisasi]  からからと笑って、どっかと地べたに胡坐を

 ??      :「まだ昼休みだっけ、出席ん時までに間に合えばいーから」

[Hisasi]  ぱたぱた手を振って、ご飯たべちゃいなーと

 トオクさん  :(なんか、ペースくるうなあ)「う、うん、そーします」
 ??      :「そだそだ、あたし古川民子。イブ高の一年、まあ二回目
        :だけど」
 タミ子    :「あんたは?」

[Hisasi]  ジャージのポケットからパイポをとりだしてくわえつつ

 トオクさん  :「(ごくん)と、途奥、彗です。一年です」

[Toyolina] パイポ
[Hisasi]  校内で吸っちゃだめだよね、他校だし、という配慮
[Hisasi]  母校だったら吸ってもいいのかとは、まあ、聞くな

 タミ子    :「彗ね、よろしく。あたし民子でいいよ、タミフルとか
        :ゆったらキレるから(けたけたわらいつつ)」
 トオクさん  :「よ、よろしく……民子さん」

[Toyolina] 言われてるんだろうなと思いつつ>タミフル
[Hisasi]  なんかすっかり振り回されつつも
[Hisasi]  寂しい一高生活の中で気安く話しかけられたのは、久しぶり?

 トオクさん  :(なんか、学校でしゃべったのって、久しぶり……)

[Toyolina] からかってきたあんにゃろうを除いて


ご近所さん
----------

 タミ子    :「彗って、どっから通ってんの? あたしんちは幡多町だけど」
 トオクさん  :「あ、私も幡多町です。偶然ですね」

[Hisasi]  パイポ加えたまんま、彗さんの隣でおっさんのように胡坐かいて

 タミ子    :「え、あんたも幡多町? どこらへん?」

[Hisasi]  なんだご近所さん? みたいな感じで、ぱしーっと肩叩いて
[MOTOI]   民子さんっていうから一瞬ドクタークレイんとこのお手伝いさん
      かと思ったYO!
[Hisasi]  そういえば!

 トオクさん  :「どこらへん、っていうか……っと、○○丘あたり、です」

[Toyolina] サトミマンションが建ってる丘のあたり。
[Toyolina] ジモティなら気づくであろう

 タミ子    :「って……そこ、うちから歩いて5分じゃん! なに、
        :すげー近所だよ」

[Hisasi]  区別してみた(カナにしただけですが)
[Toyolina] タミフル子

 トオクさん  :「え、ほんとですか? ……すごい偶然。もしかして……
        :あ、なんでもないです」

[Toyolina] お金持ちの家の子なのかと思った
[Hisasi]  いや、全然

 タミ子    :「あそこらへんって、やったらでっかい屋敷多いからさあ、
        :あたし肩身狭いんだよねー。あたしんとこって戦前から
        :立ってるボロ屋の間借だからさぁ」

[Hisasi]  はーっと、パイポを
[Hisasi]  ついクセではーっと息を

 タミ子    :「彗んちは? ひょっとしておじょーさまだったりすんの?」
 トオクさん  :「え? い、いえ、全然……親とか居ないし……」

[Toyolina] いや居るけど

 タミ子    :「……あ、マジ? ごめ、変なこときいちゃった?」

[Hisasi]  やべ、ちょっとあたし地雷踏んだ? みたいな

 トオクさん  :「う、ううん。死んでるとかじゃなくて、その、なんていう
        :のかな……勘当? されてるような感じだから」
 タミ子    :「あんた……なんか、真面目そーにみえて、なんかやらかし
        :ちゃった系? ていうか、うちもひとんちのことあんま言え
        :ないけどさ。って、ああいいや、不幸合戦みたいなのは
        :やめやめ!」

[Hisasi]  ぶんぶんと手を振って

 トオクさん  :「う、うん、ごめんなさい、こっちこそ」

[Toyolina] トオクさんは知るよしもないが実家近辺ではあの子おとなしそうに
      見えて云々と近所の評判に

 タミ子    :「まあ、アレよ。ご近所さんってやつじゃん、あたしまた
        :代返とかでこっちくるしさあ、帰りにあそぼーぜ」

[Hisasi]  にしし、と笑って

 トオクさん  :「え、……私、と?」
 タミ子    :「え? うん、他いないじゃん」

[Hisasi]  きょろきょろ
[Hisasi]  誰かいたんかい、と

 トオクさん  :「……う、うん……よろしく、お願いします……(ぽろっと涙が)」
 タミ子    :「わっ、どしたよ彗。あたしなんかまずいこといった?
        :やっぱさっきの気にしてる? ごめ、どうしよ」

[Hisasi]  おいおい泣くなよーと
[Hisasi]  わしわしと

 トオクさん  :「ち、ちが、気にしてるとかじゃなくて、その……嬉しく、て
        :(慌てて目元を押さえたりしてるが無理)」
 タミ子    :「嬉しい? ……なんかあった? ほら、あーハンカチないや」

[Hisasi]  ごしごしとジャージの袖で顔を拭って
[Hisasi]  用意悪いよ、タミ子

 トオクさん  :(何度もうなずきながらごしごしやられてる)
 タミ子    :「ほら、よし」

[Hisasi]  かなりぐしぐしと荒っぽい感じでしたが
[Hisasi]  涙ふいてくれました

 トオクさん  :「……ありがと、タミ子さん。でも、ほんと、嬉しくて」
 タミ子    :「タミ子でいいよ、他人くさい」

[Hisasi]  からからと

 トオクさん  :「う、うん、タミ子……」
 タミ子    :「おう」

[Hisasi]  そんな感じで
[Hisasi]  波乱の一高生活で、
[Hisasi]  ダチができそうな予感です(他校生ですが)
[Toyolina] いろいろ救いがでてきますた


時系列と舞台
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4月


解説
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何もかもが新しい環境と出会い。


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Toyolina
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