[KATARIBE 31588] [HA06L] ふぬけた部活とクローバーのリング

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Date: Sun, 16 Mar 2008 01:03:53 +0900
From: Subject: [KATARIBE 31588] [HA06L] ふぬけた部活とクローバーのリング
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[HA06L] ふぬけた部活とクローバーのリング
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登場人物
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 オワタ
 りまりま

 鳶家先生    吹利北高剣道部の顧問の先生。
 秀くん     剣道部一年。先鋒。オワタとは彼氏互助会結成中。
 須臣賢吾    吹利県立北高等学校の生徒会長(2007年度)、剣道部副将。
         紙飛行機の濫造癖がある


ふぬけてしまってる。仕方ない。だって3/14だもの
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[Hisasi]  吹利北高、格技棟

 鳶家     :「えーっと、みんな。今日は合同練習と試合ですよー」

[Hisasi]  顧問の号令のもと(やる気なす)

 須臣     :「はい」

[Toyolina] やる気なす

 オワタ    :「……よりによって(こんな日に……)」
 鳶家     :「ええと、南高のみなさんはもうすぐ到着するそうなのでー
        :みんな体をあっためておいて怪我とかしないようにねー」
 部長     :「はい」
 須臣     :「……ちなみに、今日は練習の後にいつものミーティング
        :ですか?」
 鳶家     :「そうなのー、熱心よねぇ、今日はどうしても話しておき
        :たい大切なお話と渡しておきたい品物があるんですって」
 オワタ    :「……」
 須臣     :「……佳境ですね」

[Hisasi]  きっと練習すぐ終わりそうですね

 オワタ    :「……渡しておきたい品物」

[Hisasi]  どき
[Toyolina] テラ佳境
[Hisasi]  佳境ですよ、オワタさん!
[Hisasi]  この日、オワタはぽこぽこに叩かれまくったそうです。
[Hisasi]  主に南高の男子(目血走ってる)に
[Toyolina] ふぬけてるw
[Toyolina] 嫉妬だったか
[Hisasi]  おのれおのれおのれおのれ、モテメンどもめ!!
[Toyolina] カワイソス
[Hisasi]  おそらく秀さんもぽこられてそうですが
[Hisasi]  わっしぃさん&りまこさんのがんばってぇコールで
[Hisasi]  南高メン玉砕
[Toyolina] カワイソス
[Toyolina] 同じ剣道部なのにこの格差。
[Hisasi]  そして、練習はさっさと終わり

 オワタ    :「……ふわぁ(面を脱いで)」

[Hisasi]  ぽこられまくりました、今日は

 オワタ    :「……全然ダメだったな、今日……」

[Hisasi]  浮かれすぎですよ

 秀くん    :「いや、オレも全然集中出来てなくって、最悪っす。やば
        :すぎっす」
 オワタ    :「なんか……もう、試合に集中できなくて、なぁ」

[Hisasi]  だって考えることはもう

 秀くん    :「さくっと切り替えるしかないっすよね、おつとめ終わりー
        :みたいな」

[Toyolina] むしろ俺らの今日はこれからっすよ

 オワタ    :「……これから……だよな」

[Hisasi]  ぐぐっと
[Hisasi]  今から心臓ドキバクなんですけど、

 秀くん    :「ミーティングも最短で切り上げないとっすね!」
 オワタ    :「おう、お前も、がんばれよな」

[Hisasi]  気合
[Hisasi]  もう鼻息レベルの

 秀くん    :「うっす、あざっす。先輩ももう、今日で決めるくらいの
        :気合いっすよ」

[Toyolina] 何をだ

 オワタ    :「(どきぃ)……ちょ、ま、おま、なにをっ」

[Hisasi]  何を妄想した、オワタさん

 秀くん    :「いやいやいやいや、そこはほら、もう聞くまでもないっ
        :つー。あ、鳶さん呼んでますよ、行かないと」

[Toyolina] とんずら

 オワタ    :「って、あ、ま、まてって」

[Hisasi]  わたわたわた、と


リングをその指に
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[Hisasi]  しかしどのタイミングで渡したものか
[Hisasi]  やっぱり公園のベンチですか
[Hisasi]  あまつさえはめてあげるんですか、お前ら
[Toyolina] なんという近所迷惑
[Toyolina] 気がつくと公園のベンチの前にいる:1
[Hisasi]  そして、ミーティングも終わり
[Hisasi]  りま子さんと待ち合わせの場所へ

 オワタ    :(よし)

[Hisasi]  プレゼント忘れずに持った。
[Hisasi]  一応指輪だけだと寂しいので、小袋にいれたクッキーも合わせて

 オワタ    :「りま……(きょろきょろ)」
 りまりま   :「あ、てぇがくん、こっちこっち」

[Toyolina] ちょっと離れた日の当たるところにいた。

 オワタ    :「ああ、ごめん。待った?」

[Hisasi]  小走りで駆け寄って
[Hisasi]  お前ら、、、
[Toyolina] もうむずがゆいんですが

 オワタ    :「じゃ、かえろっか」

[Hisasi]  手を

 りまりま   :「うん。今日、試合すごく叩かれてたね。痛くない?」

[Toyolina] 自然に手を握って

 オワタ    :「うん、平気……なんか気抜けてるって部長に怒られた
        :(頭かいて)」

[Hisasi]  手繋いだまま

 りまりま   :「だめだよ、ちゃんとしないと、ケガとかしちゃうかもし
        :れないし。大事な体なんだから」

[Toyolina] 他意はない

 オワタ    :(なんか表現が……)「うん、気をつける」

[Hisasi]  そして、歩いていき公園にさしかかりますね

 オワタ    :「(どきどきどきどき)あ、あのさ、りま」
 りまりま   :「うん」
 オワタ    :「あ、あの、わ、わ、渡したいもの、あるんだけど」

[Hisasi]  言ってみてなんかこの発言って意味深ぽくね? とか思いました

 オワタ    :「……ほら、お返し、なっ」
 りまりま   :「あ、ありがとう、そっか、なんか嬉しい……普通にもら
        :うよりずっと」

[Hisasi]  そして公園のベンチですよ
[Hisasi]  奇しくも同じ場所

 オワタ    :「……色々、さ、考えて……りま、気に入るといいんだけど」

[Toyolina] あの、ベンチで!

 りまりま   :「う、うん……」

[Toyolina] ベンチにちょこんと

 オワタ    :(カバンから、小さな紙の手提げを)
 オワタ    :「……これ、ホワイトデーのお返し……」

[Hisasi]  りま子さんにそっと差し出して

 りまりま   :(両手でうけとり)「……え、いいの、ほんとに、もらって
        :……なんか高そうだし……」
 オワタ    :「うん……ほら、開けてみて」

[Hisasi]  気に入ってくれるかドキバク。

 りまりま   :(こくん。丁寧に包装をとく。きっとオワタくんの視線は
        :釘付け(指に))
 オワタ    :(どきどきどきどき)

[Hisasi]  あけると、シンプルなシルバーリング、クローバーのモチーフ

 りまりま   :「え……っと……これ……ほんとに……」

[Toyolina] ちょっと把握に時間を要している様子。指のサイズはかったりし
      てたけど、ホントにくるとは思ってなかったとか

 オワタ    :「……えっと、気に入った、かな?」

[Hisasi]  もう心臓どっきばくでヤバイ状態。

 りまりま   :(こくこく)「う、うん、えっと、その、お、男の子から、
        :こういうのもらうの初めてだから、その、なんか、頭真っ
        :白なってるけど……
」
 オワタ    :「ほら、貸して……その、つ、つつ、つけるから」

[Hisasi]  落ち着け
[Hisasi]  先輩の野郎はさらっとやりやがったのに
[Hisasi]  この初々しさがまぶしすぐる

 りまりま   :「う……は、はい……」

[Toyolina] まぶしいのうまぶしいのう
[Hisasi]  かすかに緊張で震えそうな手で
[Toyolina] そろそろと左手を
[Hisasi]  指輪をつまんで

 オワタ    :(りま子さんの左手をとって)

[Hisasi]  そろそろ、と
[Hisasi]  サイズあうよな? あうよな? と
[Hisasi]  これを公園のベンチでやってるそうですよ、奥さん
[Toyolina] 公園名物

 オワタ    :(どきどき)

[Hisasi]  で、ぴったりはまりました。

 オワタ    :「……どう、かな」
 りまりま   :「……! すごい、ぴったり……え、ほんとに……ほんと
        :にこれ、いいの……?」
 オワタ    :「……うん」

[Hisasi]  なんか、うわあ恥ずかしい、けど、りますっごい喜んでるし

 りまりま   :「……あ、あの、その、なんていうか、めっちゃ嬉しい……
        :そだ、これ、どうかな、似合ってる……?」
 オワタ    :「うん、すごい……似合ってる……選んでよかった」

[Hisasi]  なんか、ちょっともうオトナな感じです、きゃ

 りまりま   :「……てぇがくん」
 オワタ    :「ん?」
 りまりま   :(上目遣いでちょっと見つめてから、ちゅっと)
 オワタ    :「!」

[Hisasi]  不意打ちきた
[Hisasi]  キミタチ! ここは公園だよ!? !

 オワタ    :(赤面)

[Toyolina] 公園ですので

 りまりま   :「(えへへ)ありがとう、てぇがくん」

[Toyolina] 語尾にハートつき

 オワタ    :「……うん、よかった、気に入ってもらって」

[Hisasi]  真っ赤ですが

 りまりま   :「うん……会うときとか、絶対つけるし……」

[Toyolina] そして今晩はつけたまま寝て翌朝抜けなくて大変なことになる予
      定。このときは。

 オワタ    :「……うん」

[Hisasi]  ぎゅっと手をにぎって
[Toyolina] このベンチ+手を握って+見つめ合って=
[Hisasi]  ここはオワタのほうから決めようぜ
[Hisasi]  だからここは(略
[Hisasi]  ちゅーとか、
[Toyolina] オワタのお気に入りポイントw
[Hisasi]  帰りは手繋いで送ってきますよ、家の前まで
[Hisasi]  その手にはまった指輪

 オワタ    :(手握ったまま)

[Hisasi]  兄がなんていうことやら
[Toyolina] だがしかし今日は家の人居ないのよ

 りまりま   :「なんか……なんだろ、恋人っぽく、なったって感じする
        :ね(えへへ)」
 オワタ    :「……うん」

[Hisasi]  そう、今日は両親&兄ズはいないのだ。
[Hisasi]  ふふふ
[Toyolina] なんとなく家がひっそりしてるわけですが、気づいてもいいし気
づかなくてもいい
[Toyolina] どうせ後には明らかになるわけなので
[Hisasi]  きっとそんなことを察するゆとりはないとみた

 オワタ    :「じゃあ、帰ったら、メールするから」

[Hisasi]  家の前で手を振って

 りまりま   :「うん、送ってくれてありがと! 気をつけて帰ってね」
 オワタ    :(手を振って)

[Hisasi]  帰ってゆくオワタさん。

 りまりま   :(玄関のところで見送ってる)

[Hisasi]  この後、予想だにしない展開がまっているとは
[Hisasi]  二人は思いもしなかった。
[Toyolina] そりゃあ
[Toyolina] ケケケ


時系列と舞台
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3月14日

解説
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幸せそうな顔してやがりますねこいつら。


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Toyolina
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