[KATARIBE 31583] [HA06L] チャットログ『白い日に向けて』

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Date: Wed, 12 Mar 2008 22:41:16 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 31583] [HA06L] チャットログ『白い日に向けて』
To: kataribe-ml@trpg.net
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2008年03月12日:22時41分15秒
Sub:[HA06L]チャットログ『白い日に向けて』:
From:久志


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チャットログ『白い日に向けて』
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登場人物
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 御羽貞我(おわ・ていが)
    :通称、オワタ。エロカワな彼女にホワイトデーのお返しを、と。
 津瀬出秀(つせで・しゅう)
    :オワタの剣道部の後輩。同じく彼女持ち。ヤバいっす。
 坂本さん
    :オワタ母の職場の同僚さんらしい。オワタ母との仲は?

お返しを
--------

[Hisasi] #週末 
[Hisasi] #ホワイトデーを控えて、 
[Hisasi] #近鉄吹利ショッピングセンターはホワイトデーフェアで大賑わい 
[Hisasi] #普段あまり縁のなさそうな婦人小物売り場にて 

 オワタ    :「……(きょろきょろ)」 

[Hisasi] #なんかすげぇ、落ち着かない風な 
[Hisasi] #学生服のにーちゃんが 
[Hisasi] #秀くんはいてもいい、いなくてもいい 

 オワタ    :「……(たしか、ここの)」 

[Hisasi] #手にした雑誌の切り抜きを見ながら 

 秀くん    :「オワタ先輩、こっちっすよ」 
 オワタ    :「あ、そっち?」 

[Hisasi] #明らかに売り場に似合ってない男子学生二人。 

 秀くん    :「ええ、実は昨日偵察しといたんす」 
 オワタ    :「……(秀、侮れない!?)」 

[Hisasi] #がびーん 
[Toyolina] #うそーんw 

 秀くん    :「今日来たら人多そうだったんで。そんなことに時間取ら
        :れてたらやばいっすよ」 

[Hisasi] #流石は秀! 

 オワタ    :「おう、秀はもう決めてるのか?」 
 秀くん    :「オレはっすね、結局いろいろ悩んだんすけど……えーっ
        :となんていうんすか、す、スイー、ツ? 限定のやつ押さ
        :えたんで、それにしようかと」 
 オワタ    :「……なるほど」 

[Hisasi] #そして売り場の前です 

 オワタ    :「……あった」 

[Hisasi] #手にした切抜きと同じデザインのシルバーリングありました。 

 オワタ    :(ごくり) 

[Hisasi] #最初のミッション、売り場のお姉さんにリングを下さいと言え。 

 秀くん    :「お、オワタ先輩、もうきまってるんすか!?」 

[Toyolina] #集中力を乱してしまう効果 

 オワタ    :「も、もちろんだ」 

[Hisasi] #横やりが 
[Hisasi] #すーはーすはー 

 オワタ    :(よしっ) 
 秀くん    :「さすが先輩っすよね、オレも来年は……スイーツとか
        :言ってないで、いや、スイーツとか優衣のやつ絶対喜ぶと
        :思うんすけど」 

[Hisasi] #背筋伸ばして 
[Toyolina] #自重しろよ秀くん 

 オワタ    :「あ、そ、そうだな……うん、りまも……そーいうの好き
        :だし」 

[Hisasi] #心臓ドキバク 

 オワタ    :「……(こ、こんどこそ)」 

[Hisasi] #おちついて自然に自然に 

 オワタ    :「す、すみません(後半声が裏返った)」 
 店員さん   :「あ、はい、いらっしゃいませ」 
 オワタ    :「こっ(半裏)この……クローバーのし、シルバーリング、
        :の、七号……が、欲しいんです、けど」 
 店員さん   :「はい、こちらのクローバーの、七号でございますね。
        :ラッピングはいかがいたしましょうか」 
 オワタ    :「…………お、お願いします」 
 店員さん   :「かしこまりました。ではお代金でございますが、
        :○○○○円ちょうだいいたします」 
 オワタ    :「はいっ」 

[Hisasi] #わたくたわたくたと 
[Hisasi] #財布を取り出して、お札を 

 秀くん    :「先輩、まじっすか、かっけー! やばいっすよ!」

[Toyolina] #何がだ 
[Hisasi] #オワタさんにとってはお小遣いやお年玉を溜めたなけなしの
[Hisasi] #バイトしてないからお小遣いとお年玉しか 

 店員さん   :「こちらお値打ちで人気あるんですよー、もうあと二つ
        :三つしか残ってなくて」 
 オワタ    :「……(よ、よかった……)」 

[Hisasi] #ほーっと 

 秀くん    :「先輩めっちゃラッキーじゃないすか、運いいっすね、
        :まじやばいっす!」 

[Toyolina] #喜んでいる様子 

 オワタ    :「お、おう。これで……うん」 

[Hisasi] #りまも喜ぶはず! 
[Toyolina] #それは確定的に明らか 
[Toyolina] #喜びのあまりテンション振り切りそうです 
[Hisasi] #そんでもってもっとこう、いい雰囲気というか、もっと大人っぽい
      感じで一つ 
[Hisasi] #ケンケンみたいな!(無理だろう) 
[Toyolina] #私設秘書りまこ 
[Hisasi] #なんて不純な 
[Hisasi] #そして綺麗にラッピングしてもらいつつ 

 オワタ    :(これで勝つる!) 

[Hisasi] #何に勝つのかは不明だが 


目撃
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[Hisasi] #しかし、気合充分なオワタさん 
[Hisasi] #ふと、売り場の向こうを歩く一人の見覚えのある男の姿を目に
      留めます 
[Hisasi] #40代くらいの 
[Hisasi] #見覚えのある 
[Hisasi] #男が 

 秀くん    :「いや、これマジでいいっすねー(ショーケースみてる)」 
 オワタ    :「ああ……ん?」 

[Hisasi] #あれ、 
[Hisasi] #顔を上げると 

 坂本     :(歩いている、オワタ達には気づいていない風) 
 オワタ    :「!」 
 秀くん    :「やっぱオレもこういうシルバーとかが……いやでも一緒
        :にたべたりとか捨てがたかったし」#気づいてない 

[Hisasi] #思わず体がこわばって 

 オワタ    :「…………そう、だな」 

[Hisasi] #なんか視線が 
[Hisasi] #歩いていった男をおっている 
[Hisasi] #で、ラッピング終わって、どうぞーと受け取り 

 店員さん   :「ありがとうございましたー^^」 
 オワタ    :「はい」 
 オワタ    :「……サンキュ、秀。つきあってもらって」 
 秀くん    :「え、いや全然いいっすよ、オレも参考なったし!」
 オワタ    :「……おう」 

[Hisasi] #内心、気になる。 
[Hisasi] #坂本がどこへ向かったのか。 

 オワタ    :「悪い、俺……ちょっと、気になることがあって」 

[Hisasi] #そしてオワタさん、思わず坂本さんの後を追ってしまいます。 

 秀くん    :「え、あ、はい。 急用っすか、アレ」 

[Hisasi] #秀くんはついてきますか? 
[Toyolina] #どうしたもんか。秀くんそんなに気が回らないのでついてこな
       さそうです

 オワタ    :「サンキュな、秀、俺……ちょっと」 

[Hisasi] #おけ 

 秀くん    :「あ、はい。わかりました、また明日っすね! 部活で!」 

[Hisasi] #プレゼントの手提げもって 
[Hisasi] #秀くんに手を振って 
[Hisasi] #坂本さんを追跡 

 オワタ    :「……(どこ、行くんだろ)」 

[Hisasi] #こそこそと、人波に紛れて後をつけるオワタさん 

 坂本     :(すたすたと歩いていって) 

[Hisasi] #ヘアアクセサリーとか、そんなののコーナーで 

 坂本     :(何かを探して、見つけた風で) 

[Hisasi] #店員に声を掛けて、これを、と 
[Toyolina] #ほうほう 
[Hisasi] #まとめ髪を留める為のヘアクリップのちょっときっちりしたやつ
      (シンプル) 
[Hisasi] #明らかに男が使うものじゃねえナ 

 オワタ    :(ぎく) 

[Toyolina] #お仕事中にも使ってもらえそうなチョイス 

 オワタ    :「……(まさか)」 
 店員     :「お包みしますか?」 
 坂本     :「簡単な包装でいいです」 

[Hisasi] #明らかにプレゼントという包装ではないが、紙包みにいれて
      テープでとめて、シールつきリボンをぺたんと 

 店員     :「ありがとうございました」 
 坂本     :(会釈して) 

[Hisasi] #去ってゆく 

 オワタ    :「…………」 

[Hisasi] #そのまま見送って 

 オワタ    :「…………それって」 

[Hisasi] #まさか 

 オワタ    :「…………母さん、に?」 

[Hisasi] #つづく。 
[Hisasi] #この後、どきどきのホワイトデーと、帰宅後の衝撃の事実が
      待っている 
[Toyolina] #タハー 
[Hisasi] #チャンネルはそのまま!(さむずあっぷ) 
[Hisasi] そして14日の夜に家を飛び出したオワタさん、 
[Hisasi] と、続く 
[Toyolina] 衝撃の14日 
[Hisasi] あまつさえ、オワタさん多菜さんとこに15日に顔を出すよって
     約束してたのに 
[Hisasi] ショックあれこれでブッちしてしまうということに 
[Hisasi] 多菜さんせつなす 
[Toyolina] せつなす 
[Hisasi] 昨日のイラストの表情が 
[Toyolina] 絵の力は恐ろしいものじゃ 
[Toyolina] 真相は知られると大変まずい展開。 
[Hisasi] まずいってレベルじゃねーぞ 
[Hisasi] なんでこれなかったのかなんて言えません 
[Toyolina] むしろ気まずくて余計に顔が出しづらく 
[Hisasi] うむ 
[Toyolina] オワタくんの前には幸福に倍する不幸が待ち構えているような
[Hisasi] ママが久志だからしょうがない 
[Toyolina] それはもうしょうがない。 
[Hisasi] うへへh 

時系列と舞台
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 2008年3月ホワイトデー前。
解説
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 オワタ、ホワイトデーのプレゼントを買いに行き、坂本の姿を目撃する。
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以上



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