[KATARIBE 31567] [HA06L] チャットログ『動き始める運命』

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Date: Tue,  4 Mar 2008 00:42:30 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 31567] [HA06L] チャットログ『動き始める運命』
To: kataribe-ml@trpg.net
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2008年03月04日:00時42分29秒
Sub:[HA06L]チャットログ『動き始める運命』:
From:久志


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チャットログ『動き始める運命』
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登場人物
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 橋本保鷹(はしもと・やすたか)
    :ワーモグラな少年、のほほんとした、天才くん……だったはずが。
 橋本朱敏(はしもと・あけとし)
    :保鷹の長兄。ワーウルフな地雷踏み。一番保鷹が懐いている。

面接
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[Hisasi] #一室にて 
[Hisasi] #並べられたテーブル、 
[Hisasi] #座っているのはまだ若い男 
[Hisasi] #向かいに置かれた椅子にちょこんと座っているのはめがねの少年 

 面接官    :「緊張しないで」 

[Hisasi] #笑顔を見せつつも、どこかきつい印象を受ける 

 保鷹     :「はい」 
 面接官    :「自己紹介をしてもらえるかな」 
 保鷹     :「橋本保鷹、国立吹利学校初等部六年、三月卒業予定です」 
 面接官    :「うん、そして君は今回の選抜試験で最も優秀な成績を
        :おさめ、特待生首席として我が校に入学予定だ」 

[Hisasi] #目を細めて笑う 

 保鷹     :(ちょっぴり緊張しつつ、なんか微妙にくすぐったい) 
 面接官    :「そして、入学にあたって、少し君の人となりと考えを
        :もっとよく知りたいと思ってね」 
 保鷹     :「はい」 
 面接官    :「我が校を志望した動機は何かな?」 
 保鷹     :「規律のしっかりした校風と、生徒個人個人の実力を伸ば
        :す教育方針です」 

[Hisasi] #そして、微妙に視線を迷って 

 保鷹     :「それと……家の事情です」 
 面接官    :「ええ、ご兄弟が多いそうだね」 
 保鷹     :「はい、それでこちらで実施している特待生制度で学費を
        :援助してもらえるということも、大きな理由の一つです」 

[CorDially] #保鷹も面接官も彼はスルーとかw 
[hari] #実はスール、と読めて驚いた。失礼しました 
[Hisasi] #ぶうw 
[hari] #ほら、 
[Toyolina] かれなのにすーる。 
[hari] #支援もアリアリじゃないすか 

 面接官    :「正直ですね。ですが、家庭の事情というのも重要な理由
        :ですよ、何も恥じることではない」 
 保鷹     :「はい」 
 面接官    :「我々は、君達のような存在を『金の卵』と呼んでいるん
        :ですよ」 
 保鷹     :「……え?」 
 面接官    :「意欲に溢れ、その才能を知りつつ、向上心を忘れない。
        :ですが、そんな君ら金の卵を育てる土壌がこの国には
        :乏しい」 
 保鷹     :「……」 
 面接官    :「目先の利益や受験、その為に型をはめるようなやり方、
        :或いは自由を履き違えた教育で、意欲を削ぎ全てをダメに
        :してしまう」 
 保鷹     :「そうでしょうか」 

[gombeLOG] #そう言えば吹利霞は外資系学校法人だったね 
[Hisasi] #ですね 
[Hisasi] #怪しい財団がバックについてますよ 
[gombeLOG] #吹利で霞という名を選ぶ辺り、吹利の土地事情をわかりすぎて
       いる人物が担当しているとしか思えないヤバさがあるがw 
[gombeLOG] #<主にオカルト的に 
[Hisasi] #わかりすぎて逆にヤバイ 

 面接官    :「ああ、失礼。君の祖国を悪くいったつもりは無いんだ、
        :気を悪くしたなら謝罪する」 

[miburo] #こいつダメだ早く何とかしないと 

 保鷹     :「いいえ、そういう一面は、確かにあると思います。
        :ですが、だからといって全部が全部ダメだとは僕は思い
        :ません」 
 保鷹     :「ただ、こちらの学校の理念とカリキュラムが優れてるの
        :は僕も感じました。自分のやりたいこと、進みたい道へ
        :もっとも近いのがこの霞中だと思いました、それが僕の
        :理由です」 
 面接官    :「ふむん」 
 面接官    :「立派ですね。さすがは」 
 保鷹     :「財団の目的と同じ道になるかは、僕もわかりません。
        :ここから先違う進路も見出すかもしれない、でも今僕が
        :目指している目的は財団が目指している道と近しい」 
 面接官    :「なるほど」 
 保鷹     :「ですから、まだ……霞以降の進路については考える時間
        :をください」 
 面接官    :「そうかい。うん、よく考えるといい、もっとも自分に
        :よい道を君が見出せるよう。そしてそれが我が財団の目指
        :す道と同じであることを」 
 保鷹     :「はい」

[Hisasi] #特別面接終わり 


セレスティアル財団とは
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[Hisasi] #なんか、セレ財団、すげー怪しい組織になってきました。 
[Hisasi] #久志が作ったんだからしょうがない。 
[Toyolina] #しょぐあない。 
[Toyolina] #しょうがない。 
[Toyolina] #無事で済むわけがないとは思っていたw 
[Hisasi] #『金の卵』と呼ぶ、天才児を集めて 
[gombeBusy] #財団が前面に出てくるあたり、随分踏み込んだところまで保鷹
       も巻き込まれましたね 
[Hisasi] #何かしようとしてるぜ 
[hari] ひさにゃー、くろーい 
[Hisasi] #ニモさんは金の卵じゃないようだ 
[Hisasi] #秀才さんなだけに 
[Hisasi] #一学年に数人いるかいないか。 
[Hisasi] #百人の秀才の中に一人天才がいるかいないか。 
[gombeBusy] #ニモさんは二位だったっけなそう言えば 
[gombeBusy] #越えられない壁があったほどだったのか 
[Toyolina] #面接でわかったんじゃないかな 
[Hisasi] #ソンだけのコストをかけても一人の天才をゲットするメリットの
     ほうがデカイ 
[Hisasi] #財団的に 
[gombeBusy] #あるいは自然体で学年一位をたたき出せるかどうか、かも 
[Hisasi] #そんでもって有能な頭脳を集めて 
[Hisasi] #特許とって技術がっつり高めてお金も集めつつ 
[Hisasi] #徐々に頭脳で世界をとってやんぜ、ぐへへ 
[Hisasi] #、、、どうして久志が何かをつくるといつもこうなるんだろう 
[gombeBusy] #いあ、それだけなら普通の技術企業だw 
[miburo] #あるある 
[gombeBusy] #正攻法な分、黒いけど危なくはないw 
[Hisasi] #もうちょっと危ない香りがほしいなあ 
[Hisasi] #(まてよ 
[Toyolina] #もっとうさんくさい研究をさせればよいw 
[gombeBusy] #確かにw 
[Toyolina] #お脳をいじるとか定番ですよね 
[Toyolina] #>研究内容 
[hari] くちゅくちゅ 
[Hisasi] #うさんくさいことは何れさせよう(くふふ) 
[Toyolina] うさんくさいことは決定したようだ 
[Toyolina] よかったよかった。 
[Hisasi] 選ばれた我ら金の卵達は!とか 
[Hisasi] 演説しそうですよ、財団トップの親父(仮名・ギレン) 
[Toyolina] YASHAのなんとか財団みたいな感じで。 


憩いの時
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[Hisasi] #部屋を出て 

 保鷹     :(ふぅ) 

[Hisasi] #てくてくと、広い校舎を歩いて 
[Hisasi] #まだ新しく、一見中学というよりは大学?という印象を受ける。 

 保鷹     :「……金の卵、かあ」 

[Hisasi] #でもなんか、優秀な生徒以外は意味が無いというような考えは
      好きになれない 

 保鷹     :「あ、こんな時間」 

[Hisasi] #てててててて 
[Hisasi] #校門の外で 

 朱敏     :(缶ジュースのみつつぼへっとしてる) 
 保鷹     :「にーちゃ!」 
 朱敏     :「おう、終わったか。大変だなぁ」 

[Hisasi] #首席合格者のみの特別面接だったそうだ 

 保鷹     :「うん、緊張しちゃった……」 
 朱敏     :「そかそか、じゃあなんか喰うか?パフェでもホット
        :ケーキでもいいぞ?にーちゃんおごっちゃる」 
 保鷹     :「不二家のホットケーキがいい」 

[Hisasi] #ペコちゃんの焼印がはいったやつ 
[Hisasi] #まあ、久志が好きなだけですが 
[Hisasi] #不二家騒動の時は悲しかったヨ、復帰してすぐにケーキ買いに
      行ったぜ

 朱敏     :「おう、じゃあいくか」 

[Hisasi] #ふにふにと頭なでて 

 保鷹     :「うん!」 

[Hisasi] #手つないで 

 保鷹     :「…………」 

[Hisasi] #あっきーをみあげて 

 朱敏     :「ん?どした」 
 保鷹     :「ううん、中学……楽しみだなぁって」 
 朱敏     :「そかそか」 

[Hisasi] #にししと笑って 

 保鷹     :「……」 

[Hisasi] #一緒にあるきつつ。 

 保鷹     :「……(にーちゃん)」 

[Hisasi] #ちなみに橋本父の血液型O型、母はA型。朱敏はB、元晴はO、
     芳弘はA、桃花はA、保鷹はAB 

 保鷹     :「……にーちゃんはにーちゃんだよね(ぼそ)」 
 朱敏     :「ん?んだぞ」 
 保鷹     :「……うん」 

[Hisasi] #ぎゅっと 
[Hisasi] #なんか血液型が合わないのがいるのを、保鷹は知っている。 
[TK-Leana] # いつの間にかセレ財団が21の組織になってたら笑えるなあとか
     思った
[Hisasi] #そんな、面白そうな。。 
[Toyolina] #wktk 
[TK-Leana] # 金の卵を「きんの卵」と読むか、「かねの卵」と読むかで大分
      意味が違ってきますね 
[CorDeath] #金の笑える読みかた何かあったっけ?>金の卵 
[gombeBusy] #キム 
[gombeBusy] #ごん 
[gombeBusy] #(物理的なオブジェクトとしての)きん 
[gombeBusy] #まあ、かねのたまごと読むことに勝るほど純粋な笑いが取れる
       ネタは、無さそうだw 


時系列と舞台
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 2008年2月末くらい
解説
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 保鷹、首席合格者特別面接を受ける。
 財団の思惑と保鷹の夢と……家族への複雑な思いが揺らぐ。
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以上



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