[KATARIBE 31501] [HA06L] 彗の家出 終

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Date: Tue, 15 Jan 2008 22:26:18 +0900
From: Subject: [KATARIBE 31501] [HA06L] 彗の家出 終
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[HA06L] 彗の家出 終
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登場人物
--------
 途奥彗
 市原千沙紀
 市原眞由美


佐上雑貨店(店主不在)
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 彗      :「こんにちは」
 眞由美    :「あら、彗さん。いらっしゃい」

[Hisasi]  はたき片手に

 彗      :「……千沙紀くん、居ますか」
 眞由美    :「ええ、いますよ。ちょっとまってね」

[Hisasi]  で、程なく
[Hisasi]  SE:ばたばたばた

 千沙紀    :「彗さんっ!」

[Hisasi]  小動物のようにちょこまか走ってきました
[Toyolina] カワユス

 千沙紀    :「彗さん……あ、まゆねえ。ちょっとオレ彗さんとお話ある
        :から、自分でお茶いれるから!」

[Hisasi]  で、千沙紀の借りてるお部屋へと。

 彗      :「もう、起きて大丈夫?」

 千沙紀    :「うん、平気。なんか前より体が軽くなったくらい」
[Hisasi]  気のせいではないのだが、千沙紀はしらない。
[Hisasi]  で、お茶をどうぞ、と出しつつ

 千沙紀    :「……」
        :>きゅっと表情を引き締めて、彗さんがはなすのを待ってる。

 彗      :「今日は、報告にきたの。どうなったか、とか。結論から
        :言うと……一応、丸く収まった」
 千沙紀    :「……よかった……」

[Hisasi]  で、一瞬安堵するものの

 千沙紀    :「でも、あの人は……なんて?」

[Hisasi]  お姉さんともよばない、あの人

 彗      :「ん……お金は、貸してくれた。それだけかな。愛想尽か
        :したっていうか、失望したっていうか、そんな感じみたい」
        :「最後、目も合わさなかったから」
 千沙紀    :「……だって、彗さんがあの人の期待に応えなきゃいけない
理由なんかないじゃないか」
 千沙紀    :「彗さんはがんばったよ、いい子だよ。オレは知ってる」

 彗      :「……うん……ありがとう。理屈じゃわかるんだけど……
        :思ってたより、すごくあっさり行ったから」

 彗      :「もちろん、タダで貸してくれた訳じゃないんだけど」
 千沙紀    :「……うん」
 彗      :「……もう、魔女じゃなくなっちゃった」
 千沙紀    :「……え?」

[Hisasi]  一瞬青ざめた
[Hisasi]  いや、市原の女でいうと魔女じゃなくなるという意味はちょっと
      アレな意味なので
[Tihiro]  あんだtt
[Hisasi]  一瞬アレなことを
[Tihiro]  ちょ、ちさきちw
[Toyolina] wwwww
[Toyolina] ちさきちってば
[Toyolina] そりゃ危ないところでしたが

 市原の魔術 http://hiki.kataribe.jp/HA06/?Ichiharaswitches#l1
 を参照されたし。

 千沙紀    :「……え……そ、それ……って」

[Hisasi]  だって市原の女はそうだから、、、
[Hisasi]  比較対象を知らなくて、、、

 彗      :「え、言ったまんまなんだけど……」

[Toyolina] キョトーン
[Toyolina] コレは面白いので(PL的に)誤解を容易く解いてやるわけにはいかんな

 千沙紀    :「あ、え、ご、ごめん! ちょ、ちょっと……へんなことを」

[Hisasi]  あわわわわ

 千沙紀    :「……う、うん……え、と……魔女、じゃなくなった……
        :って」

[Hisasi]  居住まい正し
[CorDrink] でも、市原だと場合によっては1年待たずに魔女へと復帰できま
      すよw
[Hisasi]  ですね

 千沙紀    :「……ど、どっ……どう、して……」

[Hisasi]  落ち着け

 彗      :「私の力は、あの人がもっていったの。家を出るんだから、
        :当然だし……もう、あの家の子じゃないから」
 千沙紀    :「……あ」

[Hisasi]  そういう意味じゃないのね、ああぁ……びっくりした……

 彗      :「? どうかした?」
 千沙紀    :「……そ、そう、なんだ」

[Hisasi]  一瞬脱力

 千沙紀    :「え、あ、な、なんでもないっ! ごめん! 彗さん!!」

[Toyolina] ぼくはてっきりすいさんがもう大人に!
[Hisasi]  変なことを
[Hisasi]  彗さんが女になってしまったものかと

 彗      :「うん。だからもう普通の子なんだ。こんなの持ってる
        :だけで」

[Toyolina] と、鞄から例のマホンを

 千沙紀    :「!」

[Toyolina] なんでカタカナになるんだよ
[Hisasi]  その魔本に見覚えがあります
[Hisasi]  以前謎の男が置いていったメダルと同じ模様が表紙に

 千沙紀    :「す、彗、さん……その本……」

 千沙紀    :「……大丈夫、なの?」
 彗      :「……今は大丈夫……あの人が、持ってろって。ほんとは、
        :使えって言ったけど、それだけは出来ないって断った」
 千沙紀    :「……うん」

[Hisasi]  気になる、けど

 千沙紀    :「……あの、魔女じゃ……なくても、彗さんは、彗さん
        :だからみんな好きなんだからね」

 千沙紀    :「忘れないで」
 彗      :「うん……ありがとう。これから……これからも、よろしく
        :おねがいします(ぺこ)」
 千沙紀    :「うん、慣れないことがあったら、オレいつでもサポート
        :するから」

[Hisasi]  何ができるというとあまりできることはなさそうだけど。
[Toyolina] 無力コンビ継続
[CorDrink] 鬼姉との確執は解決したんだ
[CorDrink] >トオク
[Hisasi]  更に箒が使えなくなって無防備さアップ
[Toyolina] ピーキーなセッティングになりました

 彗      :「……うん。私も、何が出来るかわかんないけど……もっと、
        :みんなの力になりたい」

 彗      :「眞由美さんにも、言わないと」
 千沙紀    :「そう、だね……」

[Hisasi]  MGPにもでられなくなる

 彗      :「ちょっと行ってくるね。帰りとかにすると、晩御飯の
        :支度の邪魔しちゃうし」
 千沙紀    :「……うん」

[Hisasi]  その間、眞由美さんは鼻歌うたいながらパンを並べてる。


天秤
----

 彗      :「眞由美さん、今、ちょっといいですか?」
 眞由美    :「あら、もういいの? クッキーの差し入れでも持って
        :いこうとおもったのに」

[Hisasi]  笑顔で

 眞由美    :「どうしたの?」

[Hisasi]  ちょいちょいとえぷろんのポケットから出したタオルで手をぬぐって

 彗      :「い、いえ、晩御飯の支度の、邪魔にならないようにって
        :……えっと……ですね、その……」

 眞由美    :「ええ」

[Hisasi]  何もしらない顔

 彗      :「……私、箒に……もう、の……」

[Toyolina] 乗れない、というべきか、乗らない、というべきか悩んでいるようす。
[miburo]  同じ勘違いをしてお赤飯炊いてくれるかも
[Hisasi]  きゃあ
[Toyolina] wwwww
[Toyolina] なんかちがうw
[Hisasi]  しかももじもじして
[Hisasi]  一見

 彗      :「……乗れなく、なったんです。だから……」

[Toyolina] 隠し事イクナイ、と思った。

 眞由美    :「……え」

[Hisasi]  一瞬、どきっと
[Hisasi]  乗れなくなった……つまり

 眞由美    :「……(落ち着いて、落ち着くのよ、私)」

[Hisasi]  一瞬、もしや……!? と思いつつも

 彗      :「その、魔女じゃなくなったので……」
 眞由美    :「……魔力が、無くなった?」

[Hisasi]  思わず、私もう子供じゃないのよみたいな言葉がよぎって

 彗      :(こくん)

[Hisasi]  眞由美サンまで
[Toyolina] 市原とは罪な一族よ喃……
[Hisasi]  ある意味衝撃の告白?! とか

 眞由美    :「……それ、は(落ち着いて、落ち着くのよ、彗さんは市原の
        :子じゃないんだから……)」

[Hisasi]  内心ちょっとドキバクしました

 眞由美    :「どう、いう……こと、なの?」

[Hisasi]  わかっているけど、どっきどき

 彗      :「それで、その……えっと、ですね」

[CorDrink] そうか、甘いものが危険物になったのかw>トオク
[Toyolina] 鬼姉との確執とかわいせつフルボッコとかはうまいことオブラート
      しつつ家を出ましたと説明
[Toyolina] がんばった。

 眞由美    :「……」<膝をつけて、じっと彗さんの言葉を聴いて

 眞由美    :「……そう、だったの……火雲さんが……」

[Hisasi]  でも、もうこの姉妹にはどうしようもない溝があるのね、という
      ことはわかった

 彗      :「だから、一緒にもう、箒に乗れなくなって……ごめん
        :なさい……楽しみって、言ってくれてたのに……」
 眞由美    :「……わかったわ、彗さんが……それでも自分の意志で
        :家を出て、魔女であることを捨てるのなら」

 眞由美    :「ううん、いいのよ……残念なことに変わりはないけれど、
        :彗さんがそれほどの覚悟を決めて家を出ると決めたのなら」

[Hisasi]  じゃあ、もうここは
[Hisasi]  ハグして頭を撫でるでもいいのかな
[Toyolina] うぃ

 眞由美    :「……辛い、決断をしたのね」

[Hisasi]  で、ふわりと
[Hisasi]  抱きしめました

 眞由美    :(ぎゅっと彗さん抱きしめて頭を撫でる)

[Hisasi]  胸にうずまってください

 彗      :「眞由美さん……がんばってください……それと、これか
        :らも、仲良くして……くれますか?」
 眞由美    :「もちろん……ライバルではなく、ちょっとした人生の
        :先輩としてでも、仲良くしてね」

[Hisasi]  なでなで

 彗      :「……はい。よろしくおねがいします……(ぐす)」
 眞由美    :「泣いてもいいのよ、こういう時くらいは大人に甘えなさい」

[CorDrink] しまった、トオクに箒の材料の押^h売り込みし損なった(ぉ
[Toyolina] 残念でござった

 彗      :「……う……ん……う、っく……」
 眞由美    :「……がんばったのね……」

[Hisasi]  箒を捨てる覚悟は、どれほどのものか
[Hisasi]  競い合った仲ならば
[Hisasi]  あの走りを捨ててでも、、、

 眞由美    :(あの稲妻のような走りを……捨てて)
 眞由美    :「……辛かったのね(どれほどの決意だったのか、と)」

[Hisasi]  彗さんの気の済むまで泣かせてあげます
[Hisasi]  店番は千沙紀と椿さんがとても頑張ったことにしてこう。

 彗      :(やっと落ち着いてきた)
 彗      :「……氷我利兄さんには……その」

[Toyolina] あんまり詳しく話すと氷我利マンになりかねないので

 眞由美    :「うん、私から伝えておくから」

[Hisasi]  なんとなくそれは察した

 眞由美    :「……彗さんが決断して、決めたことなら……私はそれを
        :受け入れるし、氷我利さんにもそう説明します」

[Hisasi]  と

 彗      :「お願いします……でも、遊びに来るの、気兼ねなくなった
        :から……それは家、出てよかったなって……」
 眞由美    :「また、いつでも遊びにきていいのよ? 遠慮すること
        :なんかない」

[Hisasi]  まるで自分ちのごとく

 彗      :「うん……遠慮しすぎだって、みんなに言われてるから……
        :もっと遊びに来ます」
 眞由美    :「待ってますよ、遊びにきたらとびっきり美味しいお茶と
        :甘いお菓子を用意しますから」
 彗      :「うん……あ。でも、食べ過ぎちゃうから気をつけないと……」
 眞由美    :「ああ……」

[Hisasi]  加速の

 彗      :「食欲、ないわけじゃないんで……そのときは、えっと……
        :察して……ください……(えへへ)」
 眞由美    :「はい、わかりました……じゃあ、少しずつ慣れましょうね」
 彗      :「……はい」

[Hisasi]  とりあえず眞由美さんは受け入れました
[Tihiro]  ひと段落ついたら休むまもなく又次の事が来る2人である、、
[Toyolina] 次はお部屋探しとかお仕事探しとかいろいろ


時系列と舞台
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1月8日?


解説
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夢と引き替えに自由を得た。


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Toyolina
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