[KATARIBE 31475] [HA06L] 彗の家出 2

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Date: Sat, 29 Dec 2007 19:55:50 +0900
From: Subject: [KATARIBE 31475] [HA06L] 彗の家出 2
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[HA06L] 彗の家出 2
====================
登場人物
--------
 途奥 彗
 仲村渠灰太
 市原千沙紀


起きたら夕方。
--------------

[Toyone]  12月25日。冬休み。
[Toyone]  2d4+8
[kataribe] Toyone: 8(2D4)+8 = 16
[Toyone]  うほ

 トオクさん  :(起きた。窓の外は赤かった)

[Toyone]  @兄貴の家
[Hisasi]  そして携帯にはちさきからのメールが山ほどきてる
[Hisasi]  25に遊ぶ約束してたけど、彗さんはこない、家に連絡するも居ない
      とのこと
[Toyone]  姉とかメガネ女とか居ないもんだからついぐっすり寝てしまいました
[Hisasi]  しかも電話した家族も誰一人彗さんを案じるという雰囲気がない

 トオクさん  :(携帯を見て硬直)

[Hisasi]  どうしたんだ!? 彗さん!? !
[Hisasi]  ちさきち、街を駆ける
[Hisasi]  彗さんどこ! なにがあったの!!(泣きそう)
[TK-Leana] クリスマスに予定のない兄貴は書斎でお勉強中

 トオクさん  :「あああああ!! え、今、え、4時!? うそ、え、電話、
        :しないと、あ、電池が!?」

[Toyone]  ■□□
[gombeLOG] 手回しだ
[Hisasi]  ぶるるるるる、充電シテクダサイ
[gombeLOG] 足こぎでもいいぞ(それはない
[Hisasi]  暗転
[Hisasi]  切れました^^

 トオクさん  :orz

[gombeLOG] がーん

ちさきち@吹利の中心:「彗さーーん! どこにいるんだーーー!!」

[Hisasi]  ちさきち、吹利の中心で叫ぶ
[Toyone]  半べそでトランクあさってアダプタを探すも、
[Hisasi]  涙目
[Toyone]  家に忘れてきたことに気づく
[gombeLOG] ががーん

[Toyone]  しかも兄貴は入ると死ぬ書斎に居るんだぜ
[TK-Leana] ノックすれば出てきますよ
[Toyone]  そんな原始的な方法でよかったのかw
[Toyone]  てっきり出てくるまでドアの横で体育座りしてないとダメかと思っ
      てました

 トオクさん  :(書斎の前。小さくノック)

[kisito]  しかし、何も起こらなかった!(ぉぃ
[Toyone]  ちいさなメダル探すぞ

 灰太     :「おう」

[TK-Leana] 数秒の間を置いて、顔を出す

 彗      :「……お、おはよう。夕方だけど……」
 灰太     :「おう。まあ、気ぃ張ってるときは自分でも思わないほど
        :疲れがたまってたりするもんだ。なんか食うか? 簡単な
        :もんなら用意できるぜ」
 彗      :「う(ううん、いい、と言おうと思って昨晩の兄貴の台詞を
        :思い出す)、うん、ちょっと、もらってもいい? あ、あと
        :……ケータイの充電器、あったら貸してくれると……」

[Toyone]  これでメーカー違って挿せないとかだと不幸きわまる。

 灰太     :(レイバンの下で目を細めて)「規格が合うかどうかわわかん
        :ねえけど。待ってな、持ってくる」
 彗      :「ありがとう……(お世話なりっぱなし……)」

[Toyone]  軽く自己嫌悪
[TK-Leana] まあ、たぶん合ってるのが出てくるでせう
[Toyone]  助かった。

[Toyone]  コンビニいって充電器買わないと。2000円もとんじゃう。どうしよう。
[TK-Leana] で、残り資金サイコロで振ったら1とか出るんですね
[Tihiro]  ちょw

[Toyone]  1d6+5
[kataribe] Toyone: 1(1D6)+5 = 6

[Toyone]  でたよ^^
[Hisasi]  素敵w
[Toyone]  大ピンチ。充電器かったらお財布に6000円しか残りません。
[Toyone]  あとは貯金箱。これは遣うときにあらためて振ろうと思う。
[Hisasi]  そこで1d6振って、奇数だったら規格あってる、偶数だと違う
[Hisasi]  さあ、彗さん!

[Toyone]  1d6
[kataribe] Toyone: 4(1D6) = 4

[Toyone]  ちがうw
[Hisasi]  合掌
[Toyone]  KuukiYomisugi
[Toyone]  ソフトバンクなのにau用とか買ってきた。しかも変換ついてないやつ。
[Toyone]  \(^o^)/
[Toyone]  でも今日のところは大丈夫。

 彗      :「……冬休み、どっか行ったりとか、しないの?」
 灰太     :「んー? 特に予定は無いけどなあ。ま、いつ仕事が入るか
        :わかんねえから。精々爺さんの手伝いで紅雀院の図書館行っ
        :たり、知り合いの見舞いに病院行ったりするくらいか」

[Toyone]  コマンド?
      図書館について聞く 病院について聞く 携帯を気にする
[Hisasi]  |・)
[Toyone]  レッツダイス。 14 25 36 で

[Toyone]  1d6
[kataribe] Toyone: 3(1D6) = 3

[Toyone]  携帯を気にした!
[TK-Leana] 妥当な選択肢ですね

 彗      :(そわそわ)「そうなんだ。でも、一応することとかあって、
        :いいね」

[Toyone]  携帯チラ見しつつ。

 灰太     :「つっても大したことじゃなし……と、あった。これで
        :大丈夫か?」(充電器出してくる)

[TK-Leana] 充電器は既に渡した気になってたや。

[Toyone]  僕もその気でした。充電終わったかなみたいな漢字で気にしてた
      つもりw
[Toyone]  まあいいやw

 彗      :「あ、ありがとう、電気まで借りちゃって……家出失格」

[Toyone]  適格があるのかどうかは不明
[kisito]  むしろ、失格のほうがいいんじゃあw
[Toyone]  プロ家出少女
[gombeLOG] プロは困るw
[gombeLOG] 家出3級、とか
[Hisasi]  なんか援助と交際がコラボしてそうな子のイメージがw
[gombeLOG] ぎゃあw
[Toyone]  まさにそれ。
[Toyone]  >コラボ


兄貴、家出について語る
----------------------

 灰太     :「家出ってのは普通人に頼るもんだぜ。一人で何でもしよう
        :なんて無茶な話さ」
 彗      :「詳しい……家出経験、豊富だったりする?」

[Toyone]  どっちかっていうとバックパッカー経験がありそうだが>兄貴

 灰太     :「いや。家出っていうか、ちょっと一人で生きてた時期が
        :あってな。まあ、生活すんのにはいろいろ必要ってのを
        :知ってるだけだよ」

 灰太     :「中学生がなんでもかんでも一人でどうにかしようなんて
        :言い出したら、それこそ犯罪にでも手ぇ染めねえかぎり
        :どうにもならねえ。まあ、俺たちみたいな魔法使いだと、
        :ギリギリんところで食ってける方法も無いこたないが」
 彗      :「……ギリギリ……中学……中学生って、ヤだよね……
        :したいことあっても、全然出来ない」
 灰太     :「家族と一緒にいんのが辛いか」
 彗      :「うん……いる意味とかないし。あるんだったら、がまん
        :できるけど」

[Toyone]  断定的口調。
[Hisasi]  その頃、ちさきは必死で彗さんを探していた(涙目)
[Toyone]  すまないちさきち
[Hisasi]  おけーおけー
[Hisasi]  それでこそちさきち
[kisito]  市原ちさき 二つ名『空回り』

 灰太     :「……高校上がったら、離れてみんのもいいかもな。真剣に
        :話聞いて、下宿させてくれそうな伝手もあるだろ。なんなら
        :全寮制のとこを探したっていい」
 彗      :「……全寮制……うん、そだね。選択肢にいれとこ」

[Toyone]  でもあと三ヶ月ちょっともがまんできないお! っていう内心

 灰太     :「なんならこのままうちに居てもいいぜ。空き部屋なんて
        :使うやつがいねえと痛むからな」

[TK-Leana] PL的には無理して寮入るより眞由美さんあたりんところ下宿した
      ほうが自然じゃないかなあとは思うんだが。と、言おうとして
      気づいた。あそこ眞由美さんちじゃなくて佐上さんちだ
[Hisasi]  どんどん居候が増える         ^^^^^^^^
[Toyone]  wwwww
[Hisasi]  女ばっかりw

 彗      :「……ありがとう。もしかしたら、それお願いするかも……
        :高校入るまでの間? あ、全寮制いくとして、ね」
 灰太     :「既に仮定してるあたりノリ気だな。この辺で寮制っていっ
        :たら春日か、一高か、天雲館か、あとなんだ、聖ガブリエル?」

[Toyone]  聖ガブの発想はなかった
[TK-Leana] 葛城女子も寮ありそうですね
[Toyone]  らぎじょー
[TK-Leana] お嬢様校だから

 彗      :「……私立ばっかりだね、やっぱり……」

[Hisasi]  ちょっと厳しいな、でもらぎじょに受かったりしたら姉的にちょっと
      ひっかかりそう
[Toyone]  一応姉だってお利口さんなんですよ。素行は大変よろしくありま
      せんでしたが
[gombeLOG] 地下から通う

 シリス    :「部屋ならありますよ(^^)」

[Toyone]  ソリューションがいっぱいあった。
[gombeLOG] 道程の長さと道中が不安だが。(ぉ

 灰太     :「そりゃあな。学費のこと考えるときついか……ああ、
        :そうだ。別に併設された寮じゃなくても、この辺は学校
        :多いし、学生用に安く貸し出してる賃貸とかも結構あった
        :と思うぜ」

[TK-Leana] 風見アパートとか

 彗      :「(感銘をうけている)……私、何にもしらなかった。そう
        :いうの、探せばあったんだ……」

[Hisasi]  風見アパート、、、たぶんまだあるよ
[Hisasi]  住人は総入れ替えになってそうだけど
[TK-Leana] カレー鍋だけは健在だ

 彗      :「ありがとう、なんか希望っていうか、全然ダメじゃないっ
        :てわかって、ちょっと楽になった」
 灰太     :「気にすんな、彗。困ったときはいつだって力になるぜ。
        :お前は独りじゃねえんだよ。ホラ」(と言って、携帯の方に)

[TK-Leana] そろそろ充電終わってて、開いたらわんわん泣きながらちさきち
      さんが電話かけてくるとか
[Hisasi]  それだ


超心配性ちさきち
----------------

[Hisasi]  ぴりりりりり、と
[Hisasi]  ようやく携帯が

 彗      :「あ、ありがとう……ちょっと、今から出ないと。千沙紀
        :くんと約束してたのに、寝ててすっぽかしちゃって」
        :(携帯電源オン)

[Toyone]  超リダイヤル(発信履歴が彗さんで全ページ埋まるほど)の末、
      ついにつながった!
[TK-Leana] かけすぎwwwww
[Hisasi]  そして、電話にでると

 千沙紀@電話 :「彗さん!! よかった!! 生きてたんだね!!」

[Hisasi]  どんな想像をめぐらせていたのか
[Toyone]  鼻声で
[Toyone]  しかもまるきこえ

 千沙紀@電話 :「……で、電話しても、電話しても……でなくて、実家にも
        :いなくて……ひょ、ひょっとして謎の秘密組織に拉致されて
        :洗脳されてたりしたかとおもうと!!」

[Hisasi]  発展しすぎ
[TK-Leana] 妄想力逞しいですね

 彗      :「ご、ゴメン、ほんとゴメン……今どこ? 今からいくから」
 千沙紀@電話 :「……い、いま……近鉄吹利駅の広場で……(えぐえぐ)」

[Hisasi]  駅前広場のまんなかでこの電話をかけてるそうです
[Hisasi]  道行く人にみられまくってそうですね

 彗      :「ごめん、ほんとごめんね」

[Toyone]  ひみつそしきとか。
[Toyone]  らちとかせんのうとか

 千沙紀@電話 :「彗さん本当に無事? 変なもの食べさせられたり罠が
        :しかけられて閉じ込められてたりしてない!? ご飯ぬきで
        :裸足でガラスの破片だらけの部屋に取り残されてたりしない?」

[Hisasi]  実体験から想像が、、、
[Hisasi]  彗さんのSAN値が減りそうなことを、、

 彗      :(ひっ)「だ、大丈夫だよ、そんなことないって、ちゃんと
        :屋根あるし、お部屋きれいだし、お布団ふかふかだったし」

[Toyone]  拉致等々については否定も肯定もしなかった

 千沙紀@電話 :「……よ、よかった……生きてて……オレ、考えただけで……」

[Hisasi]  それこそ違う意味でカタリンなことを
[Hisasi]  あれこれと
[Toyone]  もうやめて、トオクさんのSAN値は以下略
[Hisasi]  一番ダメージあたえてないか、ちさきちよ
[TK-Leana] 獅子身中の虫

 千沙紀@電話 :「……でも、本当に……無事で、よかった……(超安堵)」
 彗      :「ち、千沙紀くん落ち着いて……ね、私大丈夫だから、
        :仲村渠くんに助けてもらったから……ホント、ごめんなさい」
 千沙紀@電話 :「え……なら、よかった……(ほー)」

[Hisasi]  同学年で兄貴の名声は高い
[Toyone]  さすが兄貴、仲村渠サンだ! 単身悪の組織を全滅させて人質も
      無事救出!!
[Hisasi]  それだ!!
[Hisasi]  燃え上がる悪の秘密基地、トオクさんを姫抱っこして土煙の中
      悠々と歩いてくる兄貴の図を想像
[Hisasi]  なんて絵になるんだ、なんてカッコイイんだ兄貴!
[TK-Leana] やべえ、違和感ねえw

 千沙紀@電話 :「……かっこいい」

[Hisasi]  想像した

 彗      :「え? あ、うん」
 千沙紀@電話 :「……あ、でも、ホント……無事でよかった。じゃあ今、
        :兄貴のお家なの?」
 彗      :(ちょっとケータイから顔離して)
        :「仲村渠くん、格好いいって言ってる」(戻して)
        :「うん、そう。……ずっと寝てて……」

[Tihiro]  兄貴のお家w

 灰太     :「へっ、照れるじゃねえか」

[TK-Leana] 指で頬をかきつつ

 千沙紀@電話 :「……彗さん、なにか……あったの?」

[Hisasi]  ようやく落ち着いて物事を考えられるようになってきました(長いよ)

 彗      :「え、どうして……って、バレバレだよね、っとその……
        :会って話す」
 千沙紀@電話 :「うん……あ、でも彗さんが落ち着いてからでいいから。
        :オレは、彗さんが無事だったって……わかればいいから」

 千沙紀@電話 :「……オレは……味方だから。彗さんはオレの恩人だから
        :……力になりたいよ」
 彗      :「……っ……、ありがと……こっちはもう、落ち着いてる
        :から……うん」

[Toyone]  家出してよかったとか変な思想に
[Hisasi]  みんなが心配してくれてる、
[Hisasi]  いらない子じゃなかった

 彗      :「……じゃ、今から駅行くから……(ぐすん)」
 千沙紀@電話 :「うん……待ってる。元気だしてね、彗さん……」

 彗      :(電話切って)「……仲村渠くん、今から、千沙紀くんとこ
        :行ってくる。約束してたから」
 灰太     :「おう、行ってこい……っと、待った。ほらよ」
        :(鍵を投げる)
 彗      :(キャッチ)「え、これって」
 灰太     :「たぶん居ると思うが、帰り遅くなったり、留守だったり
        :しても勝手に入ってくれていい。爺さんにも話は通しとく。
        :昨日言ったとおり、地下室と書斎の本は危険だから気を
        :つければ、あとは何してたってうちじゃ誰も気にしねえ
        :からよ」

 灰太     :「必要なくなったらポストにでも放り込んどいてくれ」
 彗      :「……やっぱ、仲村渠くんって……カッコイイ。ヒーロー
        :だよ、私の(えへへ)。これ、ありがたく、お借りします」
 灰太     :「おう」


小さな希望を見つけた
--------------------

[Toyone]  そして急いで駅へ
[Hisasi]  駅前広場にて
[Hisasi]  捨てられた子犬のごとく、携帯片手にしょんぼりとした子がいますね
[Hisasi]  道行く人にこの子大丈夫なの? という視線をうけながら

 彗      :「千沙紀くん」

[Toyone]  ぱたぱたと駈け寄る

 千沙紀    :「彗さん!」

[Hisasi]  仔犬が駆け寄るがごとく
[Hisasi]  もうお目目真っ赤ですね

 千沙紀    :「彗さん! よかった!」

[Hisasi]  映画のような再会シーン
[Toyone]  無事だったんだね!
[Hisasi]  これ撮影ですか? と周囲の人が左右を見回すほどに

 彗      :「う、うん、今日はまだ、大丈夫だよ。ごめん、ホントに
        :ごめん。寝過ごすとか、私、最悪」
 千沙紀    :「……ううん、無事だってわかったから……それより」

[Hisasi]  ちょっと声をひそめて
[Hisasi]  実家に電話かけたときの様子を思い出して

 彗      :「うん?」
 千沙紀    :「……あの、オレ……彗さんが来なくて、電話も通じなくて
        :……実家に、電話、してみたんだ」

[Hisasi]  ぼそ、ぼそ、と
[Hisasi]  でもなんか千沙紀の顔が暗い
[Hisasi]  言ったら彗さんが傷ついちゃうんじゃないか、といった風な

 彗      :「……なんか、言ってた? なんにも、言ってなかったん
        :じゃない?(明らかに無理してる作り笑い)」
 千沙紀    :「……彗さん……」

[Hisasi]  電話にでたらしい、姉のつかいっぱ1(メガネっこ)
[Hisasi]  そういえば朝からいませんね(超どうでもよさそげな)

 彗      :(隣に座る)「これでも、一応……家出二日目なんだ」
 千沙紀    :「……彗さん、オレ……」

[Hisasi]  家族に辛い思いをさせられるのは
[Hisasi]  他人ごとじゃない。

 彗      :「家は……家はもう、ほんとどうでもいいんだ。居ても
        :居なくても一緒だし……」
 千沙紀    :「……でも! オレには……オレには……彗さんは大事な
        :恩人だし、友達だし!」

[Hisasi]  力になりたいのに
[Hisasi]  悲しいかな、自立するには色々制限がありすぎなガラスの十代
[Hisasi]  ガラスの十代とかゆってる時点で中の人の世代がうかがえます
[Toyone]  wwwww
[kisito]  ここで、雑貨店に引っ張ってきたら氷我利に似ちゃてるんだろうなw

 彗      :「ありがとう……そうやって言ってくれるとか、ホント
        :嬉しい……だから、家出したの」

[Hisasi]  というか、男の大人で参考になる人が
[Hisasi]  氷我利さんしかいないから
[Hisasi]  大人の男の人=氷我利さん

 千沙紀    :「……うん、きっと……彗さんは、あの家にいちゃいけな
        :いんだと思う」

[Hisasi]  思い出してぞくっとする
[Hisasi]  あのメガネっこの受け答えの冷たさに

 彗      :「……おなかすいてない? なんか食べようよ。お詫びに
        :おごるから」
 千沙紀    :「……え、う、うん」

[Toyone]  お金あんまないけど。
[Hisasi]  でも、彗さんをあの家に帰したくないけど
[Hisasi]  どうすれば
[Hisasi]  この先、彗さんを護るにはどうしたらいいんだ、とか

 彗      :「こんなこと言ったら、変だけど……家出して、よかった」
 千沙紀    :「え?」

[Hisasi]  ちょっと不思議そうな顔になるけど
[Hisasi]  なんかすごくほっとした彗さんの顔をみて

 千沙紀    :「……うん……そうだね、彗さん……すごくいい顔してるから」
 彗      :(きょとん)「え、そう……? そっか。だから……ごめん……」

[Toyone]  あんなぐっすり寝ちゃったんだ

 千沙紀    :「ううん……今日はずっと心配だったけど……でも、会って
        :ホッとした」

[Hisasi]  そして、ここらで寮に入ろうと思ってるとかを振ってくれると

 彗      :「一人でも、もしかしたら大丈夫かも、って。思えるように
        :なったんだ。生きていけるかもって」
 千沙紀    :「うん、きっと強くなれるよ。それに、オレや兄貴や空音
        :さんだって……みんな彗さんを助けたいって思ってる」
 彗      :「……それも、全然気づいて無くて。仲村渠くんに、いろ
        :いろ教えてもらって……。寮とか、下宿とか」
 千沙紀    :「寮?」
 彗      :「うん……学生寮? 高校とか、もし行くんだったらって」
 千沙紀    :「あ……そう、か」

[Hisasi]  そういう手があるんだ
[Hisasi]  自立うんぬんでなく

 千沙紀    :「……家を出る手段は、そういうのもあるんだね」

[Hisasi]  これは! と

 彗      :「……全部、自分だけで出来たらいいんだけど……ああ、
        :そういうのもあるんだ、って」
 千沙紀    :「うん……オレ、なんでも自分でできるようにならなきゃ
        :だめだと思ってた……」

[Hisasi]  まゆねえのお荷物になりたくない、でも自立する力がない、、と

 千沙紀    :「……彗さん、オレ、応援するよ」

[Hisasi]  顔を上げて

 彗      :「え? 応援って……家出を?」
 千沙紀    :「あ、ううん、あ……家出もだけど、寮のこと……進学のこと」
 千沙紀    :「オレも、そういうやり方があるんだって……思って、
        :オレも寮に入れる学校とか……探してみる、今ならまだ」

[Hisasi]  間に合うし
[Hisasi]  学費は母の貯金から捻出する予定だったけど、その貯金は母の
      入院費にあてて、なんとか奨学金とかで寮に入れるところを探そう
      とか

 彗      :「……ホント? 俺もって……千沙紀くん、あの家……
        :出るの?」
 千沙紀    :「……氷我利さんは、いてもいいって言ってくれると思う、
        :まゆねえだって……でも、それじゃダメなんだ」

 千沙紀    :「……オレ、自分の力で立てるようになりたい。まゆねえの
        :お荷物でいたくない……自分で暮らせるようになって、
        :それで……母さんを守れるような大人になりたい」

 千沙紀    :「……あの家は、すごく心地いい……けど、甘えてるだけ
        :じゃ、ダメだと思うんだ」

[TK-Leana] 中坊の言うセリフじゃねえな
[TK-Leana] 苦労ばっかりしてこいつら

 彗      :「……一緒……かな? 動機は、全然違うけど……」

[Hisasi]  苦労人ばかりな中学生組
[TK-Leana] 子どもが甘えられる大人に甘えないでどうするよ。誰かこいつら
      甘やかしてやってください

 千沙紀    :「うん……だから、オレも応援する。一緒に頑張ろう?
        :……正直、すごく不安だけど……でも、一人じゃないよ」
 彗      :「……う……ん……ありがと……うん……」

[Toyone]  顔覆って泣き出す

 千沙紀    :「……彗さん……」

[Hisasi]  どうしたらいいのか
[Hisasi]  ただ、泣いてる彗さんの頭をそっと撫でることしかできなかった。
[Hisasi]  こうして、自立しようコンビの
[Hisasi]  寮つき高校探しが始まった


おまけ
------

[Hisasi]  あほの子ではあるが、馬鹿ではないはずだ二人とも
[Toyone]  ええその筈ですそう信じたい
[TK-Leana] 私立高校と国立高校の学費の差を考えると、どう考えても茨の道に
      飛び込んでるようにしか思えません
[Toyone]  安い下宿で国立行くのが一番安上がりそうですね

 シリス    :「地中は暖かいですよ。あ、夏は涼しいです(^^)」

[Hisasi]  そこで一高の特待生制度(学費全額、寮完備)
[Hisasi]  質は、、、、、、
[gombeLOG] 間違ってもテレビドラマのような寮を想像してはいけない
[gombeLOG] でも一応女子寮だよな

[Hisasi]  このままじゃ、我が一高はダメ高の代名詞じゃん! なんとか
      しようぜ!
      でもどうやって!?
      やっぱここは優秀でいい生徒とか呼び込むんだよ!!
      デモ評判がったがたじゃんうち!?
      いや、ここはほら、成績トップ5は学費と寮費全負担とかして
      なんとか貧乏だけど頭いい子を呼び込んだりして!!

[Hisasi]  こんな会話が飛び交っている@一高改革計画実行委員
[Toyone]  先生に聞くのが一番そうですが
[TK-Leana] やっぱ進路指導の先生ですね
[Hisasi]  うむ
[TK-Leana] 高校卒業後のことも考えてんのかとか聞かれそう
[Toyone]  考えてるわけねーw

[gombeLOG] つってもうちの寮はなー。こないだかろうじて鍵だけでもとっ
      かえて、ようやくなんとかサツのお墨付きをもらえたばかりだろ
[gombeLOG] その他の設備は……(いわずもがな
[TK-Leana] そういう理由で一高特待生だったら、有名校に進学ってことに
      なるんだろうけど
[Hisasi]  俺達の手で一高を三年で優勝の狙えるチームにします
[Hisasi]  (何か間違ってる)
[Toyone]  間違っているw
[gombeLOG] (四年目は知ったこっちゃないね!(ぉ

[TK-Leana] 番長とか素行不良だと特待生取り消されね?
[TK-Leana] ふと思った
[Hisasi]  むしろ世直し番長で
[Toyone]  素行善良番長
[TK-Leana] いっそあれですよ。伊吹東に男装して喧嘩特待生(?)として
[Toyone]  男装!?
[Hisasi]  関わった生徒達がだんだん飼いならされてゆく
[kisito]  断層!
[Hisasi]  凶悪な生徒達が番長達の手にかかれば小動物化

 ちさきち   :「彗さん、学ラン似合うよ!」

[Toyone]  オワタ
[Hisasi]  主に胸とかがぴったり
[TK-Leana] ていうか、アレ? 伊吹東高校って男子校じゃなかったんですね。
      てっきり男塾だと思ってた
[Hisasi]  設定だけあってそのままだった
[gombeLOG] 儂が伊吹東校長、(以下略
[Hisasi]  男気があれば入学できます
[Hisasi]  全員寮にぶちこまれます
[Hisasi]  朝は整列して校歌斉唱
[TK-Leana] 携帯電話みたいな家電を使うとは男気がタリン! と踏み壊され
      るんですね
[Hisasi]  男なら糸電話!
[Hisasi]  (無茶ありすぎだろう、それ)
[Toyone]  ごめん無理だその学校w
[TK-Leana] ちなみに偏差値36(2000年調べ)
[Toyone]  願書出したら入学金の振り込み用紙届くんじゃね
[Toyone]  寄付金の振り込み用紙と一緒に。
[gombeLOG] 「二枚一組でご提出ください」
[TK-Leana] 名前くらい書けないと
[Toyone]  女子生徒が行くところじゃねえやw

[TK-Leana] う〜む
[TK-Leana] ちさきちさん、母親入院で父不在だと、全額奨学金で賄えんじゃ
      ねーかと思うんだが
[Toyone]  可能性大だな
[TK-Leana] 吹利って学園都市だし、その辺はしっかりしてそう
[TK-Leana] むしろ難しいのは、両親健在でごくふつうの中流階級だけど出して
      もらえないトオクさんちの方っぽい
[Toyone]  ええ
[TK-Leana] これは奨学金云々より子どもの権利云々の話になる気がしてくる
[Toyone]  僕もトオクさん普通の奨学金とか無理じゃねと思ってますから
[Toyone]  鬼姉に頭下げに行かないといけなくなりますねwktk
[TK-Leana] そこだ
[TK-Leana] 頭下げたら出してくれそうだけど頭下げたくないってことなんです
      かね
[Toyone]  そりゃあ
[Toyone]  怖いし
[Toyone]  憎いし
[Toyone]  機会があったら殺ったるとか思ってる相手なのに

[TK-Leana] むしろ出して当然、渋るのをむしり取ってやるくらいの勢いでも
      いい気がするんですが
[Toyone]  そうですよね
[Toyone]  でも怖いの
[TK-Leana] どう転ぶにしても、どっかで対決しないと
[TK-Leana] ……特待生としていくにしても保護者の同意は必要な気がするわけ
      ですが
[Toyone]  ええもちろん。
[Toyone]  だからどう転んでも鬼姉とは一度面会わさないといけないんですよ
[Toyone]  ケケケ
[Toyone]  誰が家出して理解ある周囲に恵まれてハッピー高校生活にすんなり
      行かせるものか
[Tihiro]  さすがとよりんさん。
[TK-Leana] いない方が楽という悲惨な肉親関係


時系列と舞台
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12月25日


解説
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安心してついぐっすり眠ってしまい、起きたらもう日没寸前。
PLはドS。

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Toyolina
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