[KATARIBE 31427] [HA06L] 彼女の右手

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Date: Mon, 12 Nov 2007 18:14:28 +0900
From: Subject: [KATARIBE 31427] [HA06L] 彼女の右手
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
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Web:	http://kataribe.com/HA/06/L/
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[HA06L] 彼女の右手
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登場人物
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 オワタ    http://kataribe.com/HA/06/C/0718/
        悪運が強くて、りまりまのぱんつを毎日拝んでいる高2。
 りまりま   http://kataribe.com/HA/06/C/0717/
        無防備で、えっちな下着を愛用してる高1。
 ニモ     http://kataribe.com/HA/06/C/0728/
        ツンデレブラコンなオワタの妹。


整形外科
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[Toyone]  とある整形外科

 お医者さん  :「ここんとことここんとこ、ひび入ってるね。ずれたりして
        :ないし、一週間くらい固定してたらくっつくから、うん」
 りまりま   :「……ギブスとかしないとダメですか?」

[Hisasi]  ひぃ

 お医者さん  :「そうね、でないと動いちゃうから、ひびが広がっちゃう
        :かもしんないし」
 りまりま   :「はぁ……」
 お医者さん  :「んじゃ早速固定しちゃうから」

[Toyone]  思いっきりぶん殴ったから、ほお骨あたりがヒットして逆ダメージ
[Toyone]  ハードパンチャーは自らの拳を痛めるという……

 りまりま   :「あの、お風呂とかは」

[Hisasi]  きゃあ

 お医者さん  :「手にビニール袋でも巻いて、ぬれないようにしたらオッケー」

[Toyone]  でも右手

 りまりま   :「一週間で治ります?」
 お医者さん  :「いや、とりあえず一週間固定して、またレントゲンね。
        :それでよさそうだったら包帯に変えるから。おとなしく
        :してたら全治三週間ってところかな」
 りまりま   :「はーい(不満そう)」
 お医者さん  :(カルテになんか書きながら)「あんまり彼氏殴っちゃダメだよ」
 りまりま   :「そんなことしません!」

[Toyone]  というわけで少なく見積もって二週間ほど料理が出来なくなりました
[Hisasi]  怪我した手撫でて
[Hisasi]  ありがとう、と、ごめん、と
[Toyone]  最初、怪我した手隠そうとして挙動るんですよ
[Toyone]  んで痛くて硬直したりしてすぐバレる
[Hisasi]  ああ、、


挙動不審
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 オワタ    :「りまりま……どうした?」
 りまりま   :「え? どうしたって? 何が?」

[Hisasi]  学校帰り、なんか無理してきょどってるりまりまをみて
[Toyone]  右手を死角に忍ばせつつ(なんか隠し持ってるみたいですね)

 オワタ    :「いや……さっきから右手、かばってるみたいだから」

[Toyone]  かばんは左肩と左手。

 りまりま   :「え、いやそんなことないって。普通普通。ほら(硬直)」

[Toyone]  うっかり右手を見せて振ったりした
[Hisasi]  でちょっと、微妙に顔がこわばってるのを見逃さない

 オワタ    :「……りまりま」

[Hisasi]  そっと、右手をとって

 りまりま   :「き、昨日家で転びそうになって、それで変なかばい方
        :した、だけだし」

[Toyone]  嘘バレバレ

 オワタ    :「……りまりま」

[Hisasi]  両手でそっと包むように右手を

 オワタ    :「……怪我、ひょっとして……こないだの」

[Hisasi]  九月末のオワタ父とのアレ

 りまりま   :「……ちょっとヒビ入ってるだけだって。一週間くらい
        :これしてないとダメだけど」
 オワタ    :「……」>力をこめないようにそっと両手で右手を包んで
 りまりま   :「……ごめんね、殴ったりして」
 オワタ    :「……ううん……そうじゃなくて……ありがとう、りまりま」

[Hisasi]  手をつつんだまま

 りまりま   :「そんな、あのときほら、なんか……その、許せなくて……
        :殴ってた」
 オワタ    :「……うん……辛かった」

 オワタ    :「だから、りまりまが。俺の為に……あいつを殴ってくれた
        :こと、嬉しかった」
 りまりま   :「で、でもホント、怪我たいしたことないから……だから、
        :あんまりそんな、気にしなくても……お弁当つくれないけど」
 オワタ    :「……ありがとう、りまりま」

[Hisasi]  これを帰り道で立ち止まってやってるとしたら
[Hisasi]  おいおいお前らみたいな光景ですね
[Toyone]  もちろん帰り道なんじゃ^^
[Hisasi]  うん^^

 オワタ    :「……ニモにも、母さんにも、心配かけて……俺、ホントは
        :あんまり強くないから」
 オワタ    :「だから……本当、嬉しい」

 りまりま   :「……ん、知ってるよ。だから、心配だし、守りたいし……
        :だから、手、心配してくれるのはホント嬉しい。でも、責任
        :感じたりとか、そういうのはナシね」
 オワタ    :「うん……なんか、学校とかで不便だったりしたら俺手伝う
        :から」
 りまりま   :「うん。ありがと」

[Toyone]  えへー

 オワタ    :「……うん」>照れつつ
 りまりま   :(左肩から鞄がずるっと落ちる)
 オワタ    :「っと」

[Hisasi]  カバンつかんで

 オワタ    :「……ほら、持ってやるから」

[Hisasi]  彼女のカバンを持つ彼氏
[Hisasi]  良くある、てめぇな光景

 りまりま   :「あ、ありがと、右手これだと、鞄持ちづらくって」

[Toyone]  あるある

 りまりま   :「しばらく、お昼は一緒にパンだね」

[Toyone]  箸とかもてないし

 オワタ    :「そうだな……購買で俺かってきてやるからさ」

[Hisasi]  そして自らパシリに
[Hisasi]  そして一緒にお昼ですよ
[Toyone]  パシってもらおうなんて思ってなかったのにッ
[Hisasi]  自ら嬉々としてぱしりますよ

 りまりま   :「じゃあ場所取り、あたししとくね」

[Toyone]  日当たりのいいベンチとか

 オワタ    :「……ああ」

[Hisasi]  ちょっとだけ、ほっとしたような顔になった
[Hisasi]  少しづつ、

[Toyone]  ヨシヨシ
[Hisasi]  ニモさんも
[Hisasi]  お兄ちゃんに彼女がいるという状況を
[Hisasi]  少しづつ
[Hisasi]  理解をしめしつつある
[Hisasi]  感情でいうと、お兄ちゃんとっちゃらめぇというのはまだ根強いが
[Toyone]  とっちゃらめぇ言われると大変弱る
[Hisasi]  でも、そこでらめぇと暴れるには理性的すぎたニモさん


ニモさんと再会
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[Toyone]  スーパーで再会したら内心ビクビクもんですよりま子
[Toyone]  ペースを握るチャンスです(何の)
[Hisasi]  お互い距離を読みあおうとして
[Hisasi]  ギクシャクするに一票
[Hisasi]  なんか妙に丁寧に礼をしあう二人(妙な光景)

[Toyone]  お、お久しぶり!
[Toyone]  御つき
[Hisasi]  こ、こ、こんにちは! あ、あにがおせわになってます
      (変ですよニモさん)
[Toyone]  そ、そんなこと、こちらこそご丁寧に!

[Toyone]  そして沈黙。かぶる口火
[Hisasi]  そして、おかいものですか。とか
[Hisasi]  どこのテンプレートですかみたいな、会話を
[Toyone]  晩ご飯のおかずと、明日のお弁当のを
[Toyone]  やっと包丁もてるようになったから、とか要らんことを言う

 ニモ     :「え? りまさん……怪我したんですか?」
 りまりま   :(あ)「う、うん、ちょっと転びそうになって、んで手にヒビ
        :入っちゃって。それで」

[Toyone]  またこの嘘

 ニモ     :「そう、ですか……」

[Hisasi]  だって殴ったことしらないから、そうなのかなあ、と納得して
      しまうニモさん
[Hisasi]  逮捕されたことは多少は知ってるけど、詳しいことは知らない。
[Toyone]  その方がいいんだ
[Hisasi]  うむ

 りまりま   :「うん……ニモちゃんは、今晩のおかず?」
 ニモ     :「はい、今日はママが早いから」

[Hisasi]  うれしそげ
[Hisasi]  今日は鍋にするんだーママが早く帰ってくるからー、えへへ、と
[Hisasi]  なんか、つんつんしてないと割りと普通に甘えっこです

 りまりま   :「そうなんだ。それで──」

[Toyone]  どうりで。オワタくん何か嬉しそうだと思った

 ニモ     :「ママ……最近、お仕事落ち着いてきたから……」
 ニモ     :「……あたしも、もっとしっかりしなきゃいけないから」

[Hisasi]  オワタに頼ってた分を

 りまりま   :「うん。お母さんも、オワタくんも、きっと喜ぶよ」
 ニモ     :「……はい」

[Hisasi]  こう、真帆さんとのやりとりで
[Hisasi]  オワタの為にりまさんに配慮しつつも、オワタは変わんないもん
      とか
[Hisasi]  先に頭があれこれ考えてしまうので

 ニモ     :「……」
        :>でもりまさんは認めないといけないのよねと思いつつ、
        :でもオワタはあたしのだもとかいう感情があれこれと

[Toyone]  なんか表情すごいことになってそうですね

 ニモ     :「……」>ぐるぐるぐる

[Hisasi]  混乱中

 りまりま   :「……? どうかした? あ、もしかして、鍋の具が決まん
        :ない、とか」
 ニモ     :「あ、え、はい、えと、そうです」

[Hisasi]  色々と難しい年頃です、ニモさん。
[Toyone]  そうってゆったw
[Hisasi]  そして、りまさんお勧めの鍋の具を買って帰るニモさん

 ニモ     :「……難しい」

[Hisasi]  色々と
[Hisasi]  がんばれニモさん
[Hisasi]  まだ子供じゃないけど、大人というほど熟してない
[Toyone]  ウム
[Hisasi]  だってまだ、お兄ちゃん一番だしな
[Toyone]  大変難しぅござる


時系列と舞台
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 オワタ父逮捕の翌日くらい。


解説
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 りま子さん、ハードパンチャーなのかもしれないな。


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Toyolina
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