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Date: Sun, 28 Oct 2007 22:39:55 +0900
From: Subject: [KATARIBE 31410] [HA06L] 葉島家の出来事ならびにオワタと幹也
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
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Web: http://kataribe.com/HA/06/L/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/31400/31410.html
[HA06L] 葉島家の出来事ならびにオワタと幹也
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登場人物
--------
オワタ http://kataribe.com/HA/06/C/0718/
りまりま http://kataribe.com/HA/06/C/0717/
葉島多菜
葉島火矢子
相羽尚吾 http://kataribe.com/HA/06/C/0483/
東堂幹也 http://kataribe.com/HA/06/C/0701/
黒い家
------
[Hisasi] さて、とよりん
[Hisasi] ログはまだまとめてないけど
[Toyolina] ハイ
[Hisasi] オワタ
[Toyolina] 第一部完
[Hisasi] 葉山家にて
[Hisasi] やつれきった女の子に導かれるまま、葉山家に訪れたオワタと
りまりま
[Hisasi] 常識的に考えてちょっと精神的にイッると思われる家の様子に驚愕
しつつ
[Toyolina] (((・д・;)))
[Hisasi] 無力さを感じながら、どうしようと
[Hisasi] inダイニングにて
りまりま :「……ご飯とか、どうしてるの? 普段」
[Hisasi] ちがうや、葉島家だ
多菜 :「……給食の残り、とか……あと、お父さんが時々お小遣い
:……くれて」
[Hisasi] 痩せてる
[Hisasi] 黒目が大きくて、ちょっと潤んでる、あんまり食べてないんだろうと
いうのは
[Toyolina] シンクとか悲惨なことになってそうですね
オワタ :「……あの人……父さんは、あんまり帰ってこないの?」
多菜 :「……うん」
りまりま :「……お母さんは?」
多菜 :「……お母さん……怖い」
[Hisasi] うつむいて
多菜 :「……たっちゃんが、死んじゃってから……ずっと変なの」
オワタ :「……辰男くん、だね」
多菜 :「……うん」
[Hisasi] こくんと頷いて、涙が滲んでくる
[Toyolina] あんまりやつれてるとこの前見た辰男くんの幽霊と結びつくかどうか
[Hisasi] 写真
[Hisasi] どことなく多菜ちゃんよりもオワタに似てる
[Hisasi] つまり、オワタも辰男くんも父親似なんだな
オワタ :「……」>写真を手に
りまりま :「……この子がたっちゃ……辰男くん……?」
多菜 :「うん」
オワタ :「……」>思わず、多菜ちゃんの頭を撫でる
[Hisasi] どうにかしてあげなきゃいけない
[Hisasi] のに
[Hisasi] どうすればいいんだ、こんな時
オワタ :「……くそ」>無力だ
[Hisasi] なでなでと頭を撫でて
多菜 :「……パパも……昨日からずっと帰ってこないの、ママは
:どうしてるかわからないし……もう、ずっと」
[Hisasi] だんだん涙が滲んできた
オワタ :「わかった、わかったから」
[Hisasi] で、ぎゅっと腹違いの妹を抱きしめたあたりで
[Hisasi] りまりま背後から物音がしたのに気づく
[Hisasi] オワタ&多菜は気づかなかった
りまりま :「ずっと……ねえ、なんか、食べに……?(振り返る)」
[Hisasi] 振り向いた先
[Toyolina] ガクガク
[H_Aoi] ニーゲーテー
[Hisasi] 廊下の向こうに立つ一人の女
[Hisasi] ゆるいパーマのかかった髪がだらりとざんばらになった
[Hisasi] ぎらりとした目が
[Toyolina] ひい
火矢子 :「なんで……」
[Hisasi] あまつさえ
りまりま :「あ、あの、すみません、お邪魔、してます……」
[Hisasi] なんか右手に何か持って層ですね
オワタ :「え?」
[Hisasi] 振り向いたオワタ
多菜 :「……ひっ」
[Hisasi] 怯えた顔でオワタにしがみついた
[Hisasi] 火矢子
火矢子 :「……多菜まで奪おうというの!!」
りまりま :「あ、あの、すみません、無断で……(ビクッ)」
[Toyolina] 殺意ガクブル
火矢子 :「どうして! なにも……何も……あの人も、あの子も……」
オワタ :「あ……奥さん、ですね。俺」
[Hisasi] 多菜を背中に隠しつつ
火矢子 :「うるさい! うるさい! なんなの! なんなのよ!!
:どうして! 奪われるばかりなの!」
[Hisasi] 完全にふぁびょってます、話通じてません
オワタ :「すみません、すぐ帰ります。だから、多菜ちゃんをこれ
:以上……」
りまりま :「す、すみません、でも、その、多菜ちゃんのこと放って
:おけなくて」
[Hisasi] と、そこでオワタが息を呑んだ
火矢子 :「……帰って」>手になにか持ってますね
[Hisasi] 刃渡り15センチほどの
[CorDrink] 包丁? 手斧? バールのようなもの?
オワタ :「ちょ……」
[Hisasi] 包丁ですね、そこらで普通に売ってそうな
オワタ :「りまりま!」
りまりま :「っ……ま、待って、ください、すぐ帰ります、から、その
:(がくがく)」
[Hisasi] 慌てて多菜を背中にかくして、りまりまの手を引こうと
[Toyolina] 一歩下がろうとしてなんか踏んだ
[Toyolina] ナチュラルにスネア効果
火矢子 :「どうして! どうして!」
[Hisasi] 包丁を振り上げました
[Hisasi] 包丁女が突撃してきました、コマンド
[Hisasi] 状態:混乱、
[Toyolina] しかし、りまりまはころんでいる! コマンドは受け付けられません
オワタ :「りまりま!」
[Toyolina] きっとサランラップの芯とか
火矢子 :「いや! いやぁ! どうして! どうしてっ!!」
[Hisasi] 包丁を振り回しながらヒスって増す
[Hisasi] つまずいて転んだりまりまをかばうように
りまりま :「っ……」
オワタ :「りまりま! 危ない!」
[Hisasi] ひゅん、と風を切る音
オワタ :「っ!」
[Hisasi] 腕をかすった
火矢子 :「辰男ちゃん!」
オワタ :「……っつ」
[Hisasi] 包丁女は腕を振り上げた
りまりま :「オワタくん! ま、待って、待ってください、落ち着いてっ」
多菜 :「いやぁ! ママぁ!!」
[Hisasi] 泣き叫ぶ娘、転んだりまりま、守るようにりまりまを腕で抱きしめた
オワタ
[Hisasi] 涙を流し甲高い声を上げながら包丁を振り上げる女
[Hisasi] ここで、
[Hisasi] りまりまが見た映像は
[Toyolina] ドキドキ
[Hisasi] 激しくドアを蹴り開ける音、続けて廊下を疾走する足音
[Hisasi] コマ送りの映像のように
[Hisasi] グレースーツの男がものすごいスピードで駆けて来て
[Hisasi] 包丁を握った手を引っつかんで、体当たり
[Hisasi] ぐぶぅ、とかげぶぅ、とかいうような身から空気が抜けるような
声をあげて
[Hisasi] 包丁女ががくりと膝をつく
りまりま :(呆然)
オワタ :「……あ」>呆然
多菜 :「……え」
相羽 :「……間一髪、いや、こんな事態になった時点でミスか」
りまりま :「……え、えっと……」
[Hisasi] なんかニヒルなお兄さんが、膝をついた妻の手から包丁を取り上げて
相羽 :「どうも、吹利県警の相羽と申します。事態については後
:ほど説明いたします」
オワタ :「……けい……」
[Hisasi] で、オワタの腕を見て
相羽 :「どれ……ちょっと掠めたかね、とりあえず医者へ、お嬢
:さんは申し訳ありませんがお話をお聞きしたいので後ほど
:県警へ、この子は……」
[Hisasi] 多菜ちゃんを見て
りまりま :「けいさつ……? お、オワタくん、怪我……は?」
相羽 :「こっちも病院かな」
[Hisasi] で、携帯で相棒に車出してくれという連絡をしつつ
オワタ :「……うん、少し……」
[Hisasi] ちょっと穴の開いた制服と、血が滲んだ腕をさすって
オワタ :(深く息を吐いて)
[Hisasi] ぺたんと座り込む
りまりま :「う……ごめん、オワタくん、ごめん……(ぐすぐす)」
オワタ :「……ううん、りまりまのせいじゃない……俺……知らな
:かったんだ……」
[Hisasi] 連絡をする相羽や、腕をつかまれたまま萎れたように泣いている
火矢子や
[Hisasi] 呆然と警察に取り押さえられてる母を見つめてる多菜を見て
オワタ :「……何も、できなかったんだ、俺」
[Hisasi] 座り込んだまま、うつむいて
りまりま :「何もって……違うよ、助けてくれたじゃん、あたしも、
:多菜ちゃんも……ずっと、多菜ちゃんかばってたし」
オワタ :「……でも! 俺は……守ってるつもりで……なのに、
:無力で」
多菜 :「う……ひっく……」
[Hisasi] その隣に泣いてしがみついてくる
オワタ :「……俺……」
[Hisasi] 頼られる奴なんかじゃない、
支え
----
[Hisasi] そして、警察に連行される火矢子
[Hisasi] 多菜は衰弱の為病院へ
[Hisasi] オワタも病院で消毒してもらってりまりまと一緒に県警へ
[Hisasi] で、あれこれ説明をして(りまりまが見た辰男くんの話は伏せて)
[Toyolina] 縫ったりするような怪我じゃなかったんですね。良かった
[Hisasi] 疲れきった様子で
[Hisasi] 帰り、送ってくれます
オワタ :「……ごめん、りまりま」
[Hisasi] 巻き込んでしまって
オワタ :「巻き込んでごめん、怖い目にあわせてごめん……俺……」
[Hisasi] なんかほっといたらオワタのほうが参ってしまうんじゃなかろう
かといった
りまりま :「……ううん、それは気にしてない……こ、怖かったのは、
:うん、怖かったけど」
[Toyolina] デスヨネー
オワタ :「……あんなことになってたなんて、知らなくて……でも、
:それで家に帰らなくて、俺に会いたいって……それがわから
:ないんだ」
[Hisasi] 父親のこと
[Hisasi] 会って、話しないと。連絡しないと
[Hisasi] それ止めて死亡フラグ
オワタ :「……どうして」
[Hisasi] 助けて、誰も頼りに出来る人がいない
[Hisasi] 父親はアレだし、母親は支えてあげないといけない存在だし
[Hisasi] 普段頼られる存在であり続けたせいで
りまりま :「……オワタくん、やっぱり……その、あたしついてくよ。
:その、お父さんと会うとき?」
[Hisasi] いざ辛いときにどうしたらいいかわからない、そんなオワタ
オワタ :「……うん、この事件のことも、ちゃんと話さないと」
[Hisasi] でもきっと母は逮捕されないな
[Hisasi] ちょっと精神アレで錯乱して包丁振り回した程度では捕まらない
[Hisasi] というのを、色々な参考資料で学びました、せつねえ
[Toyolina] 心神衰弱とやら
りまりま :「オワタくん、最近、ずっとしんどそうだもん。……なんか、
:見てて辛いし、見てるだけっていうのも辛いから」
オワタ :「……りまりま」
[Hisasi] なんか、こう縋るような感じでぎゅっとりまりまの手をにぎって
オワタ :「……ありがと」
りまりま :「彼女だもん。こういうことしか、してあげられないけど……」
オワタ :「でも、すごく、救われる……」
[Toyolina] オワタくんの背中に手を回して
[Hisasi] オワタ泣いちゃうじゃん
[Toyolina] だってー
[Hisasi] なんか、りまりま。
[Hisasi] なにかがぽつりと落ちたのに気づいた
[Hisasi] 雫が
[Hisasi] 頬をつたて
オワタ :「……ありがとう」
[Hisasi] 涙が落ちた
りまりま :「……オワタくん……オワタくんの、救いになるんだったら、
:その……どんだけでも……だから、無理しないで……?」
オワタ :「……うん」
[Hisasi] なんか溜め込んだものが溢れるように
[Hisasi] 涙が
オワタ :「……ありがとう」>うつむいて
[Hisasi] 暫く泣いてるんで、撫でてあげてください
りまりま :「うん……うん……大変だったね、いっぱいあって(頭そっと
:なでなで)」
オワタ :「……」
[Hisasi] ほんの少し、聞こえないほどに小さな声で
オワタ :「……父さん」
幕間
----
[Hisasi] あんなんでも父親がいいのか、オワタよ
[Toyolina] あんなんでも
[Hisasi] 泣いてるオワタ、それでも心のどこかで支えにしていた父
[Hisasi] 驚愕の事実を知ったら、、、
[Hisasi] 泣くどころじゃすまないかもな
[Toyolina] だめだこいつ(父親) はやくなんとかしないと
[CorDrink] とうの昔に手遅れです>ちち
[sairu] 今更だけど、力になりたい……
[Toyolina] ほっとけない系
[sairu] ただのお節介かもしれないけどね
[Hisasi] だべる友達がいるのいうのは幸せだろう
[Hisasi] きっと頼られることに慣れすぎてて
[Hisasi] 友達いても、どっか頼れる兄ちゃんっぽく振舞ってしまうとこが
ありそうだし
#みぎー :「ワカル」
[sairu] まぁ、力になりたくて関係作ったのだけども
[Toyolina] 一人でぶらついてるところをとっつかまえるといいんだな
[sairu] ガッと行きますか。ガッと
[Toyolina] 少ない機会を逃してはいけない
[CorDrink] とりあえずひさにゃ〜に声を掛けてみては? >サイルん
[Toyolina] 早い者勝ちなんでほっとくとどんどん摂られますよ
[Toyolina] 出番を……
[sairu] ぎゃあ
[sairu] うし、取られない内に動こう
オワタと幹也
------------
[Hisasi] どのタイミングかな、
[Hisasi] 母逮捕の後あたりかな
[Hisasi] で、こんど父親と会う予定なんだ、と
[Hisasi] 打ち明ける、
[Hisasi] ずっと家庭のことを黙ってたオワタが
[sairu] ふむ
[Hisasi] ぽつぽつ、と
[Hisasi] 家のことを話して、
[Hisasi] 今度、父親と会うんだ……と
[Hisasi] なんかすごい死亡フラグくせえ
[sairu] そっちの都合が合えばそれに付き合うよ、とか
[Hisasi] で、こないだ会った彼女に、付き合ってもらうんだ、と
[Hisasi] 見たいな話を
[Hisasi] で、今回は
[Hisasi] オワタから連絡があって、
[Hisasi] どっかで話さない? と
[Hisasi] で、ちょっと人のいないどこぞのコーヒーショップとかで
[sairu] ふむ
[Hisasi] なんかこう、見るからに
[Hisasi] やつれてるような印象
オワタ :「ああ、悪いな……急に呼び出して……」
幹也 :「……いや、こっちは別に構わない」
[sairu] 心配してる感じ
オワタ :「……色々、ばたばたしてて……」
[Hisasi] ちょっと無理して笑ってるな、という感じ
幹也 :「(何があったんだ?)」
オワタ :「……なんか、な。色々……」
[Hisasi] 笑ってるけど、ため息をつくような
幹也 :「(聞くべきか、聞かざるべきか……)」
オワタ :「……あのさ、俺……色々お前に言ってないこと、あった
:だろ」
[Hisasi] 家のこととか
[Hisasi] 疲れたように笑って
[sairu] 色々聞いておきたいけど、あまり他人の領域に深く入る主義じゃ
ないので
幹也 :「あ? あぁ、そうだな」
オワタ :「今度、さ。父親に……会うんだ」
[Hisasi] 目を伏せて、ため息をつくように
[CorDrink] 大丈夫、ちょっとでも聞いたら壊れた蛇口の如く(勝手に決めるな
[Hisasi] でも、見た目よくわからない
[Hisasi] 会いたくないとも会いたいともつかない
[Hisasi] どこか諦めた様子にも見えるけど、ほんの少しだけ楽しみにしてる
かのような
幹也 :「父親に?」
オワタ :「……うん」
幹也 :「(確か、父親って……)会って、どうするんだ?」
[sairu] とりあえず、ちょっとずつ聞き出していこう、と
オワタ :「ああ……今まで、あってなかったけど……俺だけ、時々、
:連絡してたんだ」
[Hisasi] 顔をふせて
オワタ :「……でもさ、あっちも色々奥さんとうまくいってないら
:しくてさ」
オワタ :「電話とか、急に多くなって……ちょっと揉めたんだ」
[Hisasi] なんか辛そうだなあ、というのが
オワタ :「……そんで、さ。色々あって……」
[Hisasi] 葉島家の云々を思い出しつつ
オワタ :「もう、連絡しない、ってことにして。仁藻と俺の為に貯め
:てた通帳を渡して、最後にしようって」
[Hisasi] 諦めたように笑ってる
[Hisasi] でも、なんだか、すごく寂しそうにも
幹也 :「……」(敢えて黙ってる
[sairu] これからどうしようか、とか考えてる
オワタ :「……なんだかな、それだけなんだよ」
幹也 :「それだけ?」
オワタ :「頭ではわかってるんだ、俺だけじゃどうしようもないことが
:あって、あっちの家庭だって……首突っ込めることじゃないし、
:もうあの人が俺と関わらないことだって当然だし、むしろ未練
:たらしく電話してたのも……ホントは」
オワタ :「……ホントは、俺が……弱いからなんじゃないかな、
:って、さ」
幹也 :「……弱い、ねぇ」
[sairu] ちょっとイライラしてる感じ
幹也 :「お前、それでいいの?」
オワタ :「え?」
幹也 :「弱いだとか、未練があるからだとか、そういうのをうや
:むやにしたまま父親に会うつもりかって聞いてるんだ」
オワタ :「……確かめたいことが、あるんだ」
[Hisasi] ぽつり、と
オワタ :「ワケは……まだ、ちょっと話せない。でも、どうしても
:確認したいことがあるんだ」
オワタ :「……怖いんだ」>ぽつりと
幹也 :「……で、それを聞いてどうすんだよ」
オワタ :「俺の知らないところで……」
オワタ :「何かがあるんだ」
[Hisasi] りまりまが見た男の子の話、多菜の話
オワタ :「……蓋を開けるのは、怖いことなのかもしれないけど……
:何も知らないでいるほうが、怖い」
オワタ :「……父親、さ。駄目な人なんだよ、優しいけど……弱くて、
:意気地がなくて……」
オワタ :「それでも……俺の父親、あの人しかいないんだ」
[Hisasi] これが本音か
幹也 :「……なるほど」
オワタ :「だから、会って、はっきりさせたい。それでちゃんともう
:二度と会わないってけじめつけたい」
[Hisasi] そのけじめの時に逮捕されるんだよな、父
[Hisasi] どこまで期待を裏切り続けるのか、父よ
[CorDrink] それは中の人を問い質すしかw
幹也 :「で、覚悟はできてるのか?」
[sairu] 聞き出す覚悟
オワタ :「……まだ、ちょっと……だから、誰かに言いたくて……
:学校の奴にもいえなくて、母親にはこれ以上気苦労かけたく
:なくて……お前なら、って」
[Hisasi] ああ、学校辞めてるから、そういう意味だと話しやすいんだな。
幹也 :「なるほど、けどまぁ、決めたんだろ?会うって事は」
オワタ :「……ああ、なんか、踏ん切りが欲しかったんだ……なんか
:変な役目ふっちまったけど」
[sairu] 頼りにされてるのか、そうじゃないのやら
[Hisasi] たぶん頼りにしてるんじゃないかな
[Hisasi] お互い暗いもん抱えてそうだし。
幹也 :「いいさ、昔のよしみってやつ? 聞くだけならタダだし、
:それに、それで踏ん切りがつくんだったら、それでいい」
[sairu] ちょっと嬉しそうに
[sairu] 抱えてますねぇ、幹也もオワタも
オワタ :「……ああ……ありがとな、幹也」
[Hisasi] お互い色々抱えてそうだから、そこらへんで共感できるし
[Hisasi] 聞いちゃいけないこととかなんか辛いことがあるんだろうな、という
[Hisasi] だから逆にこんな時に話せるのかもしれない
[sairu] ですねぇ
幹也 :「頑張れよ、オワタ」
[sairu] 最後の一押し
オワタ :「ああ……ありがと」
[Hisasi] やっと、笑った
[Hisasi] なんかつかえてたものが
[Hisasi] 吐き出してすっとした、という風に
おまけ
------
[Hisasi] しかしこの後、物凄く落ち込むことになるのは
[Hisasi] オワタもしらなかった。
[Toyolina] つд`)
[sairu] あぁ、そんなナレーション
[Hisasi] きっとオワタ父はモテオーラ:2とか持ってるんだ
[Hisasi] 息子にまで信じてもらってるのに
[sairu] 太宰治の人間失格みたいだ
[Toyolina] なのにそれを良い方向に向けようとしなかつた
[Hisasi] 流されてばかりでだめなほうへだめなほうへ
オワタ父 :「俺が悪いんじゃない、俺をこうさせた周りの奴らが悪いんだ
:……」
[Hisasi] 駄目極まってます
[sairu] 許せませんな
[Hisasi] オワタがまともに育ったのは、父がいなかったおかげ
[Hisasi] 電話で話してるだけだと、いいとこしか出てないので
[sairu] 幹也の両親も大して変わらないけども
[Toyolina] 父がオワタとしか連絡取らなかったから、父親の代わりとして精神的に
大人びてるんでしょうかね
[Hisasi] 母が女手一つで苦労してるのを目の前で見てるので
[Hisasi] 俺が父親の代わりに守ってあげなきゃ
[Hisasi] みたいな感じが
[Hisasi] 駄目な父見たからなおさらに
[sairu] 複雑だ
[Hisasi] そして昔から変わらず駄目さ大幅アップ(しかも犯罪に手をそめて)の父
[Hisasi] そりゃあ泣きたくもなります
[Toyolina] 父め
[sairu] 殴ってやりたい
[Hisasi] しかしここまで駄目な父になるとは久志も想像つかなかった
時系列と舞台
------------
十月の終わり頃。
解説
----
オワタの不幸はまだ始まったばかり……(((・д・;)))
元ログ: http://kataribe.com/IRC/HA06-02/2007/10/20071028.html#000001
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Toyolina
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