[KATARIBE 31392] [HA06P] Episode :遭遇 一ヶ月経過

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Date: Sat, 6 Oct 2007 22:44:03 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 31392] [HA06P] Episode 	:遭遇 一ヶ月経過
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場所 吹利北高等学校職員室。 時刻 放課後。 人物 東堂幹也http://kataribe.com/HA/06/C/0701/

かぐや姫(???の人)

文章とか編集が下手だと思いますが、ご容赦を。(言い訳です)

http://kataribe.com/IRC/HA06-02/2007/07/20070723.html#010000
これの一ヵ月後の話。

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  幹也:「お世話になりました」

#退学願いを出し、それが受理され正式に高校を辞めることになった幹也。

  教師:「あぁ…」

#残念そうではあるが、何も言わない教師。

  幹也:「では、これで」

#頭を下げ、その場を立ち去る。

場所は変わり、学校屋上。
#真っ直ぐ帰っても暇なので、屋上で暇をつぶす。

  幹也:「ふぅ…」

#給水タンクの横で寝転がり、ボーっとしてる。

そして時刻は変わり夜に。

  幹也:「ん…あぁ、寝ちまった。」

#辺りはすっかり暗くなり、人の気配も全くしない。

  幹也:「帰るか」

#立ち上がってドアまで歩き、ノブを捻るが開かない。どうやら鍵が掛かってい
るようだ。

  幹也:「マジかよ…」

#職員が幹也に気づかず鍵を掛けてしまったようだ。

  幹也:「(どうすっかな)」

#とりあえず、柵に寄りかかってどうするかを考える。

  幹也:(ボーっと屋上から景色を眺めている)

#そうしていると、後ろのほうから足音が。

  ???:「こんばんは」

#振り返ると、そこには幹也の腕を切り落としたあの少女が。

  幹也:「なんだ…」
  ???:「あら、意外に驚かないのね」
  幹也:「別に。驚いたら何か良いことあるのか?」
  ???:「ふふ。そうね、それもそうだわ」

#ゆっくりと、薄ら笑いを浮かべながら近づく少女。

  ???:「この前はありがとう。おかげで、理想の一部が手に入ったわ」
  幹也:「理想?」
  ???:「そう、理想」

#そこで、ずいっと顔を近づけてくる少女。

  ???:「あなたのカタチは、私の理想に最も近いの」
  幹也:「で、俺の右腕を持っていったと」
  ???:「ふふ、当たり」
  幹也:「嬉しくねぇ」
  ???:「あら、残念」

#そして、少しだけ距離を取る。

  ???:「そういえば、自己紹介がまだだったわね」
  幹也:「教えたく無いね」
  ???:「ふふ、そんなこと言っていいの?じゃあ、私も教えてあげない」
  幹也:「知りたくも無い」

#少女の笑みが更に強くなり、妖艶さと怖さが増す。

  ???:「ところで、体のほうは大丈夫?」
  幹也:「あ?人の腕切り落としといて…」

SE:ドクン

  幹也:「なっ…に…」

#膝が崩れ、その場に倒れる幹也。心臓がこれでもかと痛む。

  ???:「ふふ、どう?苦しい?」

#倒れている幹也を楽しそうに覗き込む少女。幹也はというと、胸を押さえ、口
から血を蛇口を全開にしたかのように吐いている。

  ???:「あなたの体はもう普通じゃないの。あなたの血は強い力を得た代わ
りに、定期的に全て交換しないといけない。どうする?早くしな

いと出血多量で死んじゃうわよ?」

#完全に見下しながら笑う少女。

幹也:(この……ガキ…)

#睨み付けるも、どんどん遠くなっていく意識。

  ???:「死にたくない?だったらあなたの名前を教えて」
  幹也:「…き……や…」
  ???:「聞こえない」
  幹也:「み……き………や……」
  ???:「みきや?」

#何とか頷く。それを見た少女は満足そうに笑う。

  ???:「ふふふふ、良い名前。そうね、教えてくれたお礼に助けてあげる」

#少女は幹也の前で屈むと、顔を両手でしっかりと掴み、そのまま唇を重ねた。
血液が減っている為、抵抗はできず、成すがまま。血の逆流は止

まったが、今度は中へ流れ込んでいく。そして数分後、静かに唇が離れる。

  ???:「じゃあね、幹也。マタ会イマショウ」

#不気味に笑いながら視界の外へと消えていく少女。どんどん遠ざかっていく意
識の中で幹也の中で今まで感じたことの無い、しかし、どこかで

感じたことのある感覚が沸いていた。

この後気を失った幹也は、翌日の朝に目を覚まし、何とか自宅へと戻ることがで
きました。
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