[KATARIBE 31340] [HA06L] チャットログ『未確認飛行生物のようなもの』

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Date: Tue, 11 Sep 2007 14:03:14 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 31340] [HA06L] チャットログ『未確認飛行生物のようなもの』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200709110503.OAA29232@www.mahoroba.ne.jp>
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2007年09月11日:14時03分13秒
Sub:[HA06L]チャットログ『未確認飛行生物のようなもの』:
From:久志


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チャットログ『未確認飛行生物のようなもの』
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登場人物
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 六兎結夜(りくと・ゆうや)
 濱野真砂(はまの・まさご)
 橋本朱敏(はしもと・あけとし)

超常現象特集
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 結夜     :「いやあ、こないだなんかUFO特番やっててさあ」 
 結夜     :「そこでやってた『日本のUFO都市吹利』特集見てたとき、
        :心臓止まるかと思ったよ。ていうか、止まったね」 
 朱敏     :「お前、宇宙からやってきたの?」 
 真砂     :「誰が映ってた」 
 結夜     :「夕闇を飛ぶ謎の宇宙人! の見出しでホームビデオに移
        :された私の姿がッ」 
 真砂     :(丸めた雑誌で結夜をはたく) 
 結夜     :「SRAにばれたら減俸じゃすまねえ」 
 朱敏     :「隠滅?」 
 結夜     :「幸い、顔分かるほどちゃんとした映像じゃないのが救い」 
 真砂     :「まったく、なんてヘマ!」 

[Tihiro] #わー、凄いミスをw 

 結夜     :「なあに、良くある笑い話さ」 
 結夜     :「多分」 
 朱敏     :「すごいハイテクで鮮明に処理されたりして」 
 真砂     :「早速撮影者を探して、マスターを押さえないと」 
 真砂     :「そしてSRAに売……から隠蔽しなきゃ」 

[Hisasi] #アメリカの大学の偉い教授さんとかのチームに解析を依頼とか 

 結夜     :「映像技術の発展には目を見張るものが以下略」 
 結夜     :「くっ、矢張り上には報告せんといかんのか」 
 真砂     :「あかんことないでしょ」 
 朱敏     :「誰がとったってわかんないの?」 
 真砂     :「ただ、撮影者をどうこうしようとするなら、言い訳の一
        :つも必要かなー、なんて」 

 #撮影した人、
 T橋(大学生):「いや、みたんですよ!?」 

 結夜     :「いや、インタビューに答えてたし、普通に特定できそう
        :だけど」 
 真砂     :「手強そう?」 

 #撮影した人、
 T橋(大学生):「ええ、新調したビデオで撮影を……え?いえ、その撮影
        :してたものは別に関係なくて……その時! みえたんです
        :よ!?」 

[Hisasi] #鼻息あらげて 

 結夜     :「その辺のアレはオハコだが」 
 結夜     :「問題は本人より映像かな」 
 結夜     :「まあ、角度的に顔は映ってないし、そう鮮明でもないの
        :で大丈夫だろう」 
 真砂     :「下手に騒いだら怪しまれるから黙ってよ、とか、その
        :程度?」 
 結夜     :「まあ、そんな程度ね」 
 結夜     :「それ以上にアレなのは、たぶん表に出ないようになって
        :るんじゃないかとは思うんだけど」 
 真砂     :「言いふらし甲斐がなーい」 
 結夜     :「それでもペナルティにはなるわい。黙っててください」 
 真砂     :「でもまあほらあれ。放映分はセーフとして、それ以外の
        :部分」 
 結夜     :「といいますと?」 
 真砂     :「たまたまカットされてた部分に、問題になりそうな場面
        :があったかもよ」 
 朱敏     :「放送できない何かが」 
 真砂     :(肯首) 
 結夜     :「こええなあ」 
 結夜     :「……一応、本人さんに探りいれとくかなー」 
 真砂     :「善は急げ」 
 朱敏     :「もうテレビ局が探し始めてたりして」 
 結夜     :「いや、そんなまさか」 
 結夜     :「ハハハ」 
 朱敏     :「調査チームが聞き込みとか電話とか駆使して」 
 真砂     :「結夜さんの不運は予想のはるか彼方だからなあ」 
 朱敏     :「想像の斜め下をいくよな、大抵」 
 結夜     :(顔に手をやる) 
 真砂     :「今、勇者の称号、いくつもってたっけ」 
 朱敏     :「金の馬にまたがった英雄像とか作られてなかったっけ」 
 結夜     :(ずるりと手をおろすと、朱敏の顔に変化している)
        :「これでしばらくもつだろう」 
 真砂     :「わ」 
 朱敏     :「……って俺なんすけど」 
 結夜@偽朱敏 :「誰かが六兎結夜の所在を尋ねてきたら、死んだと伝えて
        :ください」 
 真砂     :「そんな事で良いなら」 
 真砂     :「で、誰かには顔見知りも含む?」 
 結夜@偽朱敏 :「今日から俺は謎の秘密結社南極帝国が生み出した強化
        :獣人アケトシツーです」 
 朱敏     :「ツーかよ」 
 真砂     :「身代わりの秘密をダダ漏らしてどうするの」 
 結夜@偽朱敏 :「ちょっとは変化出したほうが良いかしら」
        :(ぐにぐに三白眼になって目の下にクマが) 
 朱敏     :「……いかにもにせものくせー」 
 アケトツ   :「貴様を殺して俺は本物になるのダー……よし、この
        :キャラでいこう」 
 アケトツ   :「じゃ、ちょっくら投稿者さん問い詰めに行ってくら」 

[Tihiro] #まちんしゃいw 

 真砂     :「……一応、顔隠す?」>朱敏 

[Tihiro] #また凄いことにw 

 アケトツ   :「なんかカッコイイ仮面とかあるかな」 
 真砂     :「レーガンマスクとホッケーマスクと……大仏」 
 朱敏     :「ただの変質者じゃねーか」 
 真砂     :(言いつつ、テーブルにバレーボール大の実物を並べる) 
 アケトツ   :「大仏に惹かれるものがあるが、顔変えた意味ねえな」 
 真砂     :「朱敏さんがかぶるんだってば」 
 朱敏     :「えーやだ」 

[Hisasi] #ねえさんとでぇとに邪魔じゃん 

 真砂     :「……じゃ、代案。とっとと撮影者をシメて早期解決」 
 アケトツ   :「うん。多分三日もすれば設定忘れるしな」 
 真砂     :「その被り物の中は空っぽなの!?」 
 真砂     :(青筋を立てる) 
 アケトツ   :「こないだ割れたときは確かに詰まってたぞ」 
 真砂     :(目を閉じ、顔の前の虫を掃うような仕草)
        :「……私が口出しできる問題じゃない。とりあえず、撮影
        :者のメンは割れてる?」 
 朱敏     :「リアルで割ったのかよ」 
 アケトツ   :「流石にまだ割っちゃ居ないなあ」 
 真砂     :「撮影者の居場所ギブミー、アケトツ」 
 アケトツ   :「撮影された角度から当たりつけて、今こうもりに探させ
        :てるとこ」 
 真砂     :「その結果待ちかあ」 
 アケトツ   :「あれか……む」 
 アケトツ   :「こっちを……ゲッ」 
 真砂     :「どうしたのさ」 

 #T橋    :「うんうん、今日もばっちり撮るぞ」 

 # 銀眼    :(目が合う)「おやおや、これはこれは」 

[TK-Sleep] # と、向こう側で 
[Hisasi] #ばれとるw 

 # 銀眼    :「そんなところに居ましたか。すぐに向かいますから、
        :そのままお待ちなさいね――」(ブツ) 

 アケトツ   :「あー」 
 真砂     :「ねえ、何があったの」 
 朱敏     :「どした?」 
 アケトツ   :「諸君、大変残念なことであるが、私は故郷南極帝国に
        :帰らねばならない」 
 真砂     :「何を藪から棒に」 
 アケトツ   :「できるだけ、可及的速やかに。たぶん両親とかが危篤
        :なんだよ。君らと出会えたことを誇りに思う、目を閉じれ
        :ば今も戦いの日々の記憶の……ええと、まあいいや。百鬼
        :ブラーイ。それではさらばだ」 
 アケトツ   :「アデュオスアミーゴまた会う日まで」(ダッシュ) 
 朱敏     :「……逃げた」 
 真砂     :「……ヤバい相手だったのかな」 

 SE     :ぎゃー、やめ、ギブギブ。おかあさあああん 

[TK-Sleep] # そうして、結夜は夕日に散った 
[chita] # 安らかに眠れ 

 朱敏     :「……ばれたんだ」 
 真砂     :「え、まさか」 
 真砂     :「参ったな。撮影したひとを探す理由がなくなっちゃった」

 この後、結夜の恐怖体験と繋がるのだった。

時系列と舞台
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 八月、どこかで。
解説
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 結夜、うっかりさん。
 http://kataribe.com/IRC/HA06/2007/08/20070818.html#210000
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