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Date: Thu, 02 Aug 2007 18:43:49 +0900
From: Subject: [KATARIBE 31229] [BZ01P]エピソード『明らかにフラグ』
To: "語り部メーリング" <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <20070802184349.arca-nxas@infoseek.jp>
X-Mail-Count: 31229
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/31200/31229.html
GM様の特別な配慮で二つ目の縁具を取得できる事になりました。
なんか気が引けますが、せっかくのご好意は最大限活用します!
登場人物
・在刻寺轆助(ざいこくじ・ころすけ):舞をこよなく愛する怠け男
・断界(だんかい):捨て犬の様な少年
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在刻寺轆助。誰が呼んだか通称ころちゃん。彼の目的は伝説の千縁、『黄泉途の傘舟』を
この手に入れる事。と言いながらも彼は千縁探しも程々に各地を遊び歩いていた。
ころ:「ん〜この町は何時来ても不思議やね」
とある町に訪れたころちゃん、この町では様々な不思議な出来事が起こる。そして
其れは今日も変わらぬ事だったのでーす。
ころ:「・・・何ぞ御主ぁ?」
断界:「・・・」
ふと背後の視線を察し、振り返ったころの後ろには、耳と尻尾がはえた少年がおった。
少年はころの目をじっと見ている、ウルウルと。
ころ:「っ・・・」
どーする、ア○フルー?
ころ:「ってちゃうわ!?何よそんな可愛ぃ目しとんねやッ、拾えってか?!」
断界:「・・・ちっ」
ころ:「何よなぁっ!?」
ころの警戒に何かを悟ったのか、少年は舌打ちしころから目を背けた。
そして背を向け、徐にその場から去ろうとする。
ころ:「待っとけや!何よ気になるじゃありませんかっ」
断界:「ふっ・・・」
ニヒルに笑う少年。何かが決定的にずれている感じがする。
少年はころの方に振り返り、語りだす。
断界:「我が名は断界。伝説の妖扇三兄弟の次兄なり!」
断界:「ソコモト、いい扇子を持っているな」
断界と名乗った少年はころの持つ妖扇、『壱式風呼』を指差し言う。
ころ:「んお、おう。ウチ自慢の扇や」
断界:「気に入った!!」
ころ:「今度ぁ何よ・・・」
断界:「よかろう!我が力、ソコモトに貸そうではないか」
ころ:「いや別にいらんよ」
断界:「・・・(ウルウル)」
ころ:「ヤメェなそらぁッ!」
少年はまたちっと舌を鳴らす。
風呼:「ご主人」
ころ:「んお、何よふぅくん」
黙って事態を見ていた風呼が突然に話しかける。
風呼:「彼拾ってほしいんですよ」
ころ:「まぁの・・」
風呼:「結構かわいいじゃないですか」
ころ:「・・・まぁの」
風呼:「私は仲間が増えた方が良いと思います」
どうやら風呼は断界を気に入った様だ。ころとしては風呼が望むのならそうしてやる事が
一番だと考えた。風呼が自分から何か望むのは非常に珍しい事だからである。
断界:「ソコモト共、何をヒソヒソしておる」
ころ:「何でも無いです。所でなぁ」
断界:「なんだ」
ころ:「拾ってほしいのんか?」
断界:「な、無礼なっ。我はソコモトに力のほんのチョコッとを貸そうと言ったまでだッ」
ころ:「まぁそう言う事にとしような」
断界は不満そうだが、コホントと咳払い頷いた。
風呼:「よろしくお願いします断界さん」
断界:「我の事はだんくんと呼ぶがよい」
そう言う彼の声は浮ついていた。
ころ:「何よ、そぉ言うこっちゃか(むふり)」
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タイムセクション:最初のセッションより3年前。
リザルト
・ころは弐式断界を手に入れた!
・ころの財力は0になった!
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