Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage
Date: Wed, 18 Jul 2007 22:25:35 +0900
From: Subject: [KATARIBE 31214] [HA06E] エピソード『一目惚れ?と大失敗』
To: 語り部 <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <469E14CF.5000002@boat.zero.ad.jp>
X-Mail-Count: 31214
Web: http://kataribe.com/HA/06/E/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/31200/31214.html
輝士都です。
……ラブコメはきっと私の活力源。
**********************************************************************
エピソード 『一目惚れ?と大失敗』
========================
登場人物
--------
御厨 正樹(みくりや・まさき):http://kataribe.com/HA/06/C/0534/
:大学の創作部部長、剣道部の先輩に見惚れる。
溥 清湖(あまね・きよこ):http://kataribe.com/HA/06/C/0705/
:正樹が魔剣のためのモーションデータの採取に協力してくれた先輩。
正樹の魔剣(形状:刀)
:正樹の創作物、自動戦闘剣の試作品。間違っても妖刀では無い。
一目惚れ?
----------
正樹 :「はぁ……」
結局、データを取らせてもらってから何も手に付かなかった。
背は自分と同じくらいのおしとやかな先輩のかっこいい姿が脳裏から離れ
ない。
正樹 :「あの動きは見事だった、思わず見ほれるくらいに。」
うんうん、だからこれは一目ぼれなんかじゃない。
正樹 :「第一、紫を傷つけて永遠の友達になってから大して
:時間経ってないんだぞ、いくらなんでも酷くないか」
ぶつぶつと変な理屈をこねながらデータの整理を続ける。
正樹 :「この足運びなんて……」
足を見て固まる。
正樹 :「あー……見事だよな、うん。こんなに長い髪してるのに」
すっと、立っているシーンを見て固まり。
正樹 :「まぁ、俺には不釣合いか最低男だし。はぁ……」
落ち込んだためか、さくさくと作業が進む。
一挙動ごとに分割し、関節にマークを付けあらかじめ作ったプログラムに
通し加速度ベクトルを抽出する。
正樹 :「……は、はやっ……何これさすがに速過ぎないかっ?」
とはいえ、やってみなくちゃ始まらないと一個だけデータを魔法陣に
変換し、魔剣に描きこむ。
大失敗
------
正樹 :「構えは……こうか。」
慎重に同じ構えを取る、先輩と身長の差が少ないので補正もしやすかった。
正樹 :「魔剣よ、目覚めよっ」
SE:ビュォッ!ピキーン!
正樹 :「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
あまりの痛さに声も出ない。
体に見合わぬ動きをしたために、体のほうが悲鳴を上げた。
如何に魔剣が体を動かしてくれ、その負担もベクトル操作によって軽減
されたとはいえ、達人の動きは正樹には荷が重すぎた。
正樹 :「はっ、はっ……はぁ……死ぬほど痛かった……
:ちょ……ちょっとレベルが高すぎた……」
痛みは治まったものの、動かしたら激痛が走るのは容易に想像が付いた。
携帯にも手が届かない以上部室に誰か来るのを待つしかないようだった。
結局、部室にやってきた紫と渚に介抱してもらうのだった。
時系列
------
2007年07月
解説
----
袴でポニーテイルな先輩の姿にほれてしまったかもしれない正樹。
そして、完成には程遠い魔剣。
**********************************************************************
---------------------------------------------------------------------
http://kataribe.com/ 語り部総本部(メインサイト)
http://kataribe.com/ML/ メーリングリストの案内
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/ 自動過去ログ
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/31200/31214.html