[KATARIBE 31069] [Hisasi] お嫁さんみたいって、ゆったら

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Date: Fri, 8 Jun 2007 10:37:58 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 31069] [Hisasi] お嫁さんみたいって、ゆったら
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200706080137.KAA99397@www.mahoroba.ne.jp>
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2007年06月08日:10時37分57秒
Sub:[Hisasi] お嫁さんみたいって、ゆったら :
From:久志


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
チャットログ『母との二度目の別れ』
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登場人物
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 本宮友久(もとみや・ともひさ)
    :魔性の瞳を持つ空間操作能力者。死亡偽装し、戸籍上は死んでいる。
 鬼崎野枝実(きざき・のえみ)
    :影使い。友久とは長い師弟関係の末、めでたく結ばれた。
 本宮麻須美(もとみや・ますみ)
    :本宮家の母。体が弱く、寿命が近づきつつある。

それからどうなった
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 元ログ。瞳の一族の行く末から始まる。
 http://kataribe.com/IRC/KA-04/2007/05/20070509.html#000000

[Hisasi] というわけで、でんでん関係ないけど 
[ER] ほむ 
[Hisasi] 瞳の一族にその後の設定を入れておいた。 
[ER] ほむ?? 
[Hisasi] http://hiki.kataribe.jp/HA/?DevilisheyesClan 
[ER] ほえ 
[Hisasi] つまったらぬっころすという片のつけ方しかしらんのかと言われそ
     うだネ 
[ER] ふぃくさーさん? 
[Toyolina] 死ぬのデフォルトだししょうがないんじゃ 
[Hisasi] ウヤダさんに水関係の仕事もってくる人 
[Hisasi] 水関係の仕事斡旋とか仲介とかをがんばってる 
[ER] にゃるほろ 
[ER] なんか友久氏すげー 
[ER] 一族の最後の一人じゃん 
[Hisasi] 十年前から霞ヶ池のことを知ってる 
[ER] うにゅ 
[Hisasi] 最後の一人だけど、多分それっきりくさいし 
[ER] 誰か、そっちの血を引く女性とかおらんのか 
[ER] <おいまてこら 
[ER] #いたらどうするんだ(汗 
[Hisasi] どっちにしても 
[Hisasi] 隔世遺伝で 
[ER] あー 
[Hisasi] ちゃんと生まれるかも不明だし 
[Hisasi] 純血はもう 
[ER] ほむ 
[Hisasi] 水の恐ろしさは骨身に染みて 
[ER] #野枝実:「……………………(じー)」 
[ER] ほむ 
[Hisasi] ので、どんなに犠牲を出しても水を封じます 
[Hisasi] 一般人がどんだけ死んでもヤクザが死んでも楽園の下っ端が死んでも
[ER] ほむ 
[Hisasi] 最終的に霞ヶ池を封じられれば 
[Hisasi] というわけで友久もほぼ自由の身といってもいい 
[ER] ……ふむ 
[ER] (ううねむい<おまいわ片帆か 
[Hisasi] 友久を自由にしたのも、 
[Hisasi] 最後の最後に 
[ER] ほむ 
[Hisasi] 麻須美ママにひと目だけ合わせようという、 
[Hisasi] ひとかけらの良心 
[ER] ………… 
[ER] (うわーん 
[ER] そっちは、でも、もうすぐなのかにゃ 
[ER] >ままの時 
[Hisasi] みこちがママになってから 
[ER] そ、そこで 
[ER] 野枝実がままにまるまで待って!といったら 
[Hisasi] 末っ子のお子様を見て、ほうっとして 
[ER] ……すげー期間が延びそう 
[ER] ほむ 
[Hisasi] ……それは、、、、 
[Hisasi] ……いつのひだろう 
[Hisasi] >野枝実ちゃん 
[ER] …………… 

 #鬼李    :「そりゃあ晃一だって、妹か弟が欲しいよなあ
        :(うんうん)」 

[ER] ……うん、そこに基準を置いたら、おかーさんとっても長生きしそうな
   気がする>いつ 

最後にひとめ
------------

[Hisasi] お嫁さんみたいって、ゆったら 
[ER] ほむ 
[Hisasi] 野枝実ちゃんも一緒にいてくれる? 
[ER] それは無論。 
[Hisasi] #というか、多分会うのはほんのわずかだろうけど 
[ER] #うん…… 
[Hisasi] #名乗りもできないんだろうけど 
[ER] #あー 
[Hisasi] #ふと、お母さんがうたたねしたときに 
[Hisasi] #ひとりで 
[Hisasi] #一緒にあって、 
[ER] #そうか、おかーさんしか、友久氏を見る機会が無いのか 
[Hisasi] #ああ、これは夢ね。 
[Hisasi] #と 
[ER] #……ふむ 
[Hisasi] #夢でも、嬉しいと 
[Hisasi] #以上 
[ER] #……えうー 
[ER] #おかーさん、気がつくんだ 
[ER] #友久氏が年食ってるじゃにゃいかー 
[Hisasi] #うん 
[ER] <亡くなったときより 
[Hisasi] #目を見れば 
[ER] #うん 
[ER] #いや、そんだから、これは自分の夢だけじゃなくて、多分正夢とー

 麻須美    :「……ああ、夢。ね」 

[Hisasi] #そういうことにしなければいけないのね、と 

 友久     :「……夢だよ、母さん」 
 麻須美    :「夢でも……嬉しいわ」 

[Hisasi] #白いやせ細った手を伸ばして 

 友久     :「…………」>手を握る 
 野枝実    :「…………」 
 麻須美    :「……」>ふと、隣の野枝実ちゃんを見て 

[Hisasi] #にこっと笑う 

 友久     :「……」>ちらと、野枝実ちゃんをみて 
 野枝実    :「…………(ぎこちないけど、笑い返す)」 

[ER] #少しだけ 

 友久     :「家族が、いるから……心配しないで」 
 麻須美    :「……そうね、ええ……きっと、幸せなんでしょうね」

[Hisasi] #すっと手を離して野枝実ちゃんに手を差し出す 

 野枝実    :「…………(そっと、両手で包むようにして)」 
 麻須美    :「幸せに」 
 麻須美    :「……どうか」 
 野枝実    :「…………はい、お義母さん 

[ER] #ぽつ、と 
[Hisasi] #触れた手がひやりと冷たい 
[Hisasi] #ああ、なんか、命が流れ落ちつつあるんだろうなあという

 野枝実    :「…………」 
 友久     :「…………」 

[Hisasi] #なんかすごく、なんともいえない 
[ER] #両手で、冷たい手を温めたい、とでもいうように、そっと包んでる 

 麻須美    :「……ありがとう」>ふわっと笑って 

[Hisasi] #そして、じゃあ、と去るんだろう 
[ER] #うむ 

 友久     :「……じゃあ、母さん」 
 麻須美    :「ええ……素敵な、夢だったわ」 
 野枝実    :「…………(ぺこ)」 
 友久     :「…………さよなら」 

[ER] #なんか何も言えないので、深々と頭を下げてる 
[Hisasi] #そのまま、野枝実ちゃんの手をきゅっととって 
[Hisasi] #去る 
[Hisasi] #きっと家まで野枝実ちゃんの手をにぎったまま無言 
[ER] #うに 
[Hisasi] #なんかすごく、なんとも言えない 
[ER] #無言でいる気持ちは、多少なりと分かるから、黙ってついてってる 

 友久     :「……野枝実」 

[Hisasi] #家につくちょいまえくらい 

 野枝実    :「……はい」 
 友久     :「ありがとう、会ってくれて」 
 野枝実    :「…………(小さく、小刻みに、首を横に振ってる)」
 野枝実    :「……何も出来なくて、ごめんなさい」 

[Hisasi] #というか野枝実ちゃんおらんかったら会いにいこうなんて思わな
      かっただろう 

 友久     :「……いや」 

[Hisasi] #きゅっと手をにぎって 
[Hisasi] #いてくれてよかった 
[ER] #……野枝実が居なくても、会いにいっていーと思うこゆばわいー
    (ぢたぢた) 

 野枝実    :「…………(黙って手を握り返してる)」 
 友久     :「……帰ろう」 
 野枝実    :(こくん) 

[Hisasi] #うむ 
[ER] #こーでもそしたら、家に入る前、鬼李とか晃一に顔を合わす前に

 野枝実    :「…………(握っていた友久氏の手を持ち上げて)」 
 野枝実    :(一度、ほおずりして) 

[ER] #一番辛いのは、多分このひとだから、と 

 野枝実    :「…………」 

[ER] #そして玄関をあける 

 友久     :「……」 

[Hisasi] #流石に辛い 
[Hisasi] #でも野枝実ちゃんがおる、晃一も鬼李も 

 友久     :「……ありがとう」 
 野枝実    :「…………ううん」 

[ER] #手をもう一度、しっかり握って 
[ER] #どこへもいかないように、もどれるように 
[Hisasi] #うむ 
[Hisasi] うん、でも泣かない 
[Hisasi] ……訃報をきくまでは 
[ER] (えうー 
[ER] ……ああみこち 
[ER] どうせなら、うぶめの夏のよーに、2年くらいそのままで!<おひ
[Hisasi] きゃああ 
[ER] #そして中から死蝋化した(以下略。えうえう) 

 最後にひとめ、母に本当の別れを告げる友久。

時系列と舞台
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 2007年5月
解説
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 寿命がつきつつある母・麻須美に別れを告げる友久。
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以上


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