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Date: Fri, 8 Jun 2007 10:17:05 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 31068] [HA20L] チャットログ『虚ろを喰らう蛇』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200706080117.KAA98676@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 31068
Web: http://kataribe.com/HA/20/L/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/31000/31068.html
2007年06月08日:10時17分05秒
Sub:[HA20L]チャットログ『虚ろを喰らう蛇』:
From:久志
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チャットログ『虚ろを喰らう蛇』
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登場人物
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軽部片帆(かるべ・かたほ)
:壊れて空虚となった者。
金平糖:片帆の分かれた心が詰まった竜の抜け殻。
蒼雅梓(そうが・あずさ)
:御霞の巫女。蒼雅解放後の為、浄化能力は少し下がっている。
血色の霧
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元ログ。
http://kataribe.com/IRC/KA-04/2007/05/20070508.html#230000
片帆 :(ぽかっと口を開いて)
[ER] ぼんやりと空を見ながら
片帆 :(さくら、を歌ってる)
金平糖 :(どこか虚ろな顔のまま、聞いている)
片帆 :(ぽけっと歌い終わって、ぽけっとしてる)
片帆 :(ほろっと指先から金に光る魚が転げそうになって)
金平糖 :(虚ろな顔のまま、ぱくっと魚を捕まえてる)
[ER] #そして二人ともがほけーっとしているところに
[ER] 血色の霧が緩やかにたちこめる
片帆 :(ぼんやり)
片帆 :(ふわー)<あくび
片帆 :(よいしょ:ベンチに横になる)
金平糖 :(その横で、片帆を枕にして丸くなる
片帆 :(くー)
梓 :「……」>歩いてる
[Hisasi] #時折、社などのある場所で、手で小さく印を切り
[Hisasi] #歩く
[Hisasi] #足で歩き、手で印を切り、触れることで浄化する
[ER] 血色の霧は、血の匂いごとたちこめている
[Hisasi] #強力な封じができないので地道
梓 :「……(はた、と)」
[Hisasi] #顔を上げる
[Hisasi] #禍々しい何かが
[ER] ゆるやかに。
梓 :「……」
[Hisasi] #手で印を構えて
[ER] 毒するものが満ちる
[Hisasi] #一歩一歩近づく
[Hisasi] #ベンチで横になっている片帆さんとその傍らの金平糖
梓 :「あれは……」
[ER] #攻撃をするわけでもなし、何か敵対するわけでもなし
[ER] #ただ、ゆっくりと密度を増す、血色の霧
片帆 :(すー)
梓 :「……」>しずしずと近づく
[Hisasi] #片帆さんのすぐそばで足を止めて、宙を仰ぐ
金平糖 :(すーくー)
[ER] 血色の霧は、ゆっくりと密度を増す
梓 :「……」>そっと両手を広げて
[Hisasi] #空っぽだから引寄せられるのか、危ういからこそそこに寄るのか
梓 :「……散りなさい」
[ER] 血色の霧が、大きくうねる
[Hisasi] #そっと全身から湧きあがるように
[Hisasi] #ざぁっとした流れが
[ER] 血色の霧が、流れに逆らうように伸び、そして一瞬並行に流れ
[ER] とぐろを巻いた蛇の頭のように、梓さんのほうにぐうっと伸びる
梓 :「……」>人差し指と中指を伸ばし、手で刀を形どる
[Hisasi] #すっと、右手をこめかみの位置まで上げて、
[ER] うねうねと、霧が揺れる
梓 :「断ち切れぬもの、思うもの、それは決して罪ではなく……」
[Hisasi] #すっと、斜めに斬り下ろすように
[Hisasi] #すっと指を走らせる
[ER] 蛇の頭の部分にあたる霧が、二つにわかれ、くわ、と、歯をむき出し
梓 :「……」>じっと睨む
[ER] 霧の中から、血色の瞳が二つ、きろりと現れて梓さんを見る
梓 :「お前は、何を望む?」
[Hisasi] #指先をまっすぐに突きつけたまま
[ER] くわ、と、血の目が睨む
[ER] #でも、動けない。そこで無闇に動き回ってる
[ER] 望みは
梓 :「……」>じっと
[Hisasi] #目を見て
[ER] 自由たること、自由に動くこと
[ER] 何故人は我の邪魔になるのだ
[ER] 邪魔になるならば跳ね飛ばすことが何故悪いのだ
[ER] ……ということが、言葉にならずに目から伝わる
梓 :「この者が、貴方の邪魔、と?」
[ER] 動くには力の元がいるのに、ソレを得ることすら悪いのか、と
[ER] 空っぽなのだから食って何が悪い、と
梓 :「この方は、渡せません。貴方に非はなくとも」
[Hisasi] #きっぱり
[ER] くわあ、と、赤い霧が大蛇と化して、大きくうねって梓さんに向かう
[ER] #だいじょぶ。がっと裂いたら、結構あっけなく消えます。ご飯食べて
ないから<おい
梓 :「……」>ざわっと、周囲の空気が
[Hisasi] #一瞬ものすごい殺気を帯びて
[Hisasi] #手がすぱんと斬る
[ER] #ぐわあ、と、赤い大蛇が揺れる
[ER] #揺れて……そして散る
梓 :(ふぅっと息をはいて)
[Hisasi] #もとのほわっとした風に
片帆 :(すー) <まだ寝てる
梓 :「……あの、刑事さんと何処かにてますね」
[Hisasi] #そっと片帆さんのおでこをなでて
[Hisasi] #魂がないから流れ込んでくる刑事さん
[ER] #ほむ
金平糖 :「……きゅる?」
[ER] #おっきして、きょとーんと
[Hisasi] #心を半分なくしてしまってほどけかけてしまった片帆さん
梓 :「あら、おきちゃいました?」
[Hisasi] #うふふ、と
金平糖 :「きゅるぅ」
[ER] #目をこしこし
片帆 :「…………ん」
[ER] #めをこしこし
[ER] #連動
金平糖 :「きゅるぅ!」
[ER] #わーいおはよー<いやはやくねえし
梓 :「ええ、おはようですね」
[Hisasi] #にこっと笑って
[Hisasi] #目を細めて片帆さんを見ている
片帆 :(ぼんやり)
片帆 :(ふ、と、息を吸って)
片帆 :(ふい、と歌いだす)
[ER] #あれだ、みすちるの、花とか
[ER] めめんともり〜(死を思え〜)
梓 :(隣にちょこんとすわって)
[Hisasi] #聞いてる
[ER] #細くて頼りないけど、音程は確かな声で
[ER] #すごく矛盾のある歌詞ではある
片帆 :(ぽつ、と、歌い終わる)
片帆 :「…………」
[ER] #ぼんやりと宙を見ている
梓 :「……」>隣に座っている
[Hisasi] #とりあえずそれくらいしかできないかもしれないが
[ER] #ほむ
[Hisasi] #いるだけでなんとなくぼーっとするという感じ
[ER] #ほむ
[ER] #じゃあ、隣で、糸が切れたように、ぽけーとしていよう
[Hisasi] #うむ
[Hisasi] #肩によっかかるくらい
[ER] #ほに
片帆 :(ふわ、と、梓さんの肩によっかかってる)
片帆 :(ふわ……(あくび))
片帆 :(ことん)
[ER] #安心した子供のような顔をして
[ER] #よっかかってる
梓 :(くすっと笑って)
[Hisasi] #よっかかられてる
[ER] #そのうちまた、すーと寝る
[ER] #…………
[ER] #常に寝ている片帆である(えう
空っぽのまま、さ迷っている片帆。
蒼雅解放後はなかなかボケられない梓姉さん。ボケたい、、、
時系列と舞台
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2007年5月
解説
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壊れた片帆、忍び寄る者に狙われ、梓に救われる。
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以上
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