[KATARIBE 31064] [HA06L] チャットログ『壊れた人形』

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Date: Thu, 7 Jun 2007 18:55:07 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 31064] [HA06L] チャットログ『壊れた人形』
To: kataribe-ml@trpg.net
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2007年06月07日:18時55分02秒
Sub:[HA06L]チャットログ『壊れた人形』:
From:久志


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
チャットログ『壊れた人形』
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登場人物
--------
 橋本朱敏(はしもと・あけとし)
 軽部片帆(かるべ・かたほ)
 平塚英一(ひらつか・えいいち)
 平塚花澄(ひらつか・かすみ)
 相羽真帆(あいば・まほ)

空虚
----

 元ログ。加工するのもちょっとめんどいので生ログをてけとうに。
 http://kataribe.com/IRC/KA-04/2007/05/20070504.html#210000

[Hisasi] こっちもあっきー話をひととおり書かないとなあ 
[Hisasi] あんな急展開になるとは 
[ER_kakika] うん 
[ER_kakika] つか、うん 
[ER_kakika] 一度だけやっていいかな>ひさしゃ 
[Hisasi] うい 
[ER_kakika] にこーっと笑った片帆が、朱敏君見て 
[ER_kakika] 「あの、どなたですか?」 
[ER_kakika] #にこにこ 
[Hisasi] それだけでびびりそうですよ 
[Hisasi] >にこーっと笑った片帆サン 
[ER_kakika] いや 
[ER_kakika] 全く記憶にない。 

 朱敏     :「……へ?」 
 片帆     :「金平糖を知ってるんですね。どこかでお会いしたのかな」

[ER_kakika] #すげー無邪気な笑みで 
[ER_kakika] #抱っこした金平糖と一緒に 
[Hisasi] #目白黒させつつ 

 朱敏     :「あのー、片帆サン。どうしたんすか?」 

[Hisasi] #すげぇ不審げに 

 片帆     :「……あれ、名前知ってるの?」>(とてとて) 
 片帆     :「どなた?」 

[ER_kakika] #不思議そうに 

 朱敏     :「えーと、橋本っす。あの、片帆さん……ですよね?」

[Hisasi] #おそるおそる 

 片帆     :「はい、軽部片帆です」 

[ER_kakika] #にこっ 

 片帆     :「はしもとさんですか、はじめまして」 

[ER_kakika] #透明な笑顔 
[ER_kakika] #たたたた、と、走ってくる足音 

 花澄     :「……あ、ここに居たんだ……ほら、帰ろう、片帆さん」
 片帆     :「へ?」 
 朱敏     :「……え、あ、あの」 
 花澄     :「ほら、アイスとワイン」 

[Hisasi] #また知らないひと増えたヨ 

 片帆     :「……わあっ(手を打ち合わせてわあい、と) 

[ER_kakika] #なんかすげー可愛い 
[ER_kakika] #こう、子供じみてて 

 朱敏     :「……」>なんか片帆さんがおかしいヨ 

[Hisasi] #いや、変というかなんか 

 朱敏     :(ひくひくと) 

[Hisasi] #なんか変 

 片帆     :「ええと、はしもとさん、でしたっけ。ごめんなさいあた
        :し覚えてませんけど」 

[Hisasi] #……薄くなってる? 

 朱敏     :「あ、いえ…………」 
 片帆     :「ごめんなさい(ぺこ)」 
 金平糖    :(ぺこ) 

[Hisasi] #野生の勘的に今の片帆さんはあぶない 
[ER_kakika] #金平糖が厚みを増してますその分 
[Hisasi] #危ないというか、薄い 
[Hisasi] #うすっぺらとかでもなくて、なんだろうとか悩みつつ 

 朱敏     :「は……はい」 
 英一     :「……先に帰れ、花澄、片帆」 
 花澄     :「はい」 

[Hisasi] #金平糖を見つつ 

 朱敏     :「……あの」 

[ER_kakika] #片帆と手を繋いで 
[Hisasi] #なんかそのまま止められずに 

 英一     :「……橋本、朱敏さん?」 
 朱敏     :「は、はい」 

[Hisasi] #去ってゆく片帆さんを呆然とみおくりつつ 

 英一     :「軽部片帆さんとは、どういう付き合いでした?」 

[ER_kakika] #こー、朴訥に 
[ER_kakika] #友達だろうが知り合いだろうが敵だろうが彼女だろうが怨敵だ
       ろうがどうでもいいヨ、みたいな 

 朱敏     :「えと……バイト先のえーと一応俺の後輩で……友人、
        :です」

[Hisasi] #正直に 

 英一     :「……(ちょっと首を傾げて)」 
 英一     :「うん。片帆さんにとっても、君は多分大事な友人だった
        :んだろうね」 
 朱敏     :「あの……片帆さんは、一体」 
 英一     :「彼女はね、もう少しで崩れて壊れて散るところだった」

[ER_kakika] #ひどく酷薄な表現で 

 英一     :「自分は誰の為にもならない、ならないのに怒ることすら
        :罪悪だ、と」 
 朱敏     :「…………」 

[Hisasi] #こないだのカラオケのこととか、沈んでたこととか怒ってたこと
      を思い出して 

 英一     :「ばらばらになりそうなところを、必死であの竜に、心の
        :一部を預けて」 
 朱敏     :「……片帆さんは」 

[Hisasi] #どうなっちゃうんすか? 

 英一     :「あのままでは、全て散ってゆくと見えた」 
 英一     :「怒ることも悲しむことも、全て偽善と思うくらいに、
        :彼女は聡明だからね」 
 英一     :「だから……一旦忘れるようにさせたよ」 
 朱敏     :「…………」 
 英一     :「ああやって笑ってるところを、貴方は見たことがあるの
        :かな」

[ER_kakika] #やっぱりちょっと朴訥に、単に尋ねたい、みたいな顔で 

 朱敏     :「片帆さんは……普段、というか、いつも……なんか睨み
        :つけてるというか怒ってるというか、俺が怒らせてるのが
        :多かっただけだとおもうんですけど、、」 
 朱敏     :「……でも、その、生き生きしてました」 

[Hisasi] #パワーに溢れてた、いろんな意味で 

 英一     :「うん」 
 朱敏     :「でも、いまの……さっきの、片帆さん。なんか……
        :まるで」

[Hisasi] #抜け殻みたいで、目が生きてなくて 

 英一     :「抜け殻のよう、か?」 

[Hisasi] #うまくいえない 
[ER_kakika] #ちょっと笑って 

 朱敏     :「……はい」 
 英一     :「君のことは、とてもとても大切だったんだと思うよ」

[ER_kakika] ぽん、と 

 英一     :「だから、君のことで怒ることすら、罪悪として、封じよ
        :うとした」 
 朱敏     :「…………」 

[Hisasi] #俺、なにもできないんすか 
[Hisasi] #いや、できないんだが 

 英一     :「いい友達だったということだね。君をすっからかんに
        :忘れるくらいには」 

[ER_kakika] #ちょっと皮肉めいて 

 朱敏     :「…………」 

[Hisasi] #なんかすごく何か言いたいんだけどなにが言いたいのかよくわか
      らない
[Hisasi] #友達いなくなるのはすげえ悲しい 

 英一     :「君は、さっき言ったね。怒っている彼女が生き生きして
        :いた、と」 
 朱敏     :「はい」 
 英一     :「……怒るよりも笑うほうが、人は幸せじゃないだろうか」 
 朱敏     :「そうかも、、、しんないけど、、、」 
 英一     :「つまりこういうことだ。君に出来ることは、今や何もない」 

[ER_kakika] #ざっくり 

 朱敏     :「…………」 
 英一     :「……ええと、橋本の、朱敏君だよね」 

[ER_kakika] #ちょっと確認 

 英一     :「何で僕がここまできついことを言うかというと」 
 英一     :「……苦労したんだ、君に関する記憶で!」 

[ER_kakika] #ものごっつしみじみと 

 朱敏     :「……え?」 
 英一     :「悪いことをいった、あのことこのこと、口が悪かった、
        :あのことも言い過ぎた、これも言葉が過ぎた」 
 英一     :「……彼女が居る人に、なんてことを言ったんだ、と」 
 朱敏     :「……でも」 
 英一     :「ん?」 

[Hisasi] #友達なら、、、 

 英一     :「でも、なんだね?」 
 朱敏     :「友達、なら」 

[Hisasi] #それくらいあってもいいじゃないか 
[Hisasi] #と、言いたい 

 英一     :「…彼女は莫迦じゃない」 
 英一     :「女性の嫉妬や、その哀しさ、そういうものも分かって
        :いる。知識として蓄積している」 
 英一     :「恋愛は一切無視しても、自分のように振舞った女性が
        :居ること自体、許せない、と」 
 英一     :「……友人だから、思ったんだよ」 
 朱敏     :「でも、それは、俺の為に怒ってくれたことなんじゃない
        :んすか」
 英一     :「そのとおりだ」 

[Hisasi] #なんかうまく言葉にできないけど、なんか納得できないけど、
     なんかどうにもできない 

 英一     :「君の為に怒った。君が利用されていると思って怒った」
 英一     :「でも、利用されていることを肯定している君に、怒るこ
        :とは罪悪だと彼女は思った」 
 朱敏     :「……でも」 
 英一     :「でも?」 

[Hisasi] #でもしか言えない、怒ることは間違ってない 

 朱敏     :「片帆さんが怒ることは……悪いことでもなんでもないって」
 英一     :「……そうだね」 

[Hisasi] #なんでそんなひねくれた考え方するんだ 
[ER_kakika] #己も同感だー(えうえう)<PL 
[Hisasi] #心配してくれたのと同じじゃないか 
[Hisasi] #なんで 
[Hisasi] #えう、、、と 

 英一     :「莫迦げて……善良なんだか厄介極まりないんだか、
        :ちょっとそこは微妙なんだが」 
 英一     :「君が利用されることを肯定するなら、自分も肯定しない
        :となと思ったんだろう」 
 英一     :「心配することも、相手を信頼していないことだと思った
        :んだろう」 
 朱敏     :「なんで、そんな……考え方」 

[Hisasi] #なんか言葉にできなくなってきた 

 英一     :「……容赦してやってくれよ(苦笑)。君は幾つだ?」 

[Hisasi] #でもなんかよくわからないけど、悔しい 
[ER_kakika] #年齢ね 

 朱敏     :「二十歳っす、ガキくさいって……よく言われますけど」 
 英一     :「片帆さんは二十一歳だね」 
 朱敏     :「…………片帆さん、どうなっちゃうんすか?」 
 英一     :「君より一つしか上じゃあない……ぐらぐらと揺れ動いて
        :苦しんで、一週間のうち1日以外は落ち込む年齢だよ」 
 英一     :「それを、君が訊くのかね」>どうなっちゃう 
 朱敏     :「……だって、なんか……」 
 英一     :「とりあえず……出来ることを探しているよ。彼女が居る
        :ことで、こちらが有利になることを」 
 英一     :「哀れんでやりなさい」 
 英一     :「片帆さんは……ずっと、泣きたかったんだよ」 
 朱敏     :「…………」 

[Hisasi] #ぎゅっと拳をにぎりしめて 

 英一     :「とりあえず……彼女のお姉さんから、彼女は預かった」 
 朱敏     :「…………」 

[Hisasi] #というか、本能的にさとった 
[ER_kakika] #ほむ 
[Hisasi] #もう片帆さんとは会えないんだな、と 
[Hisasi] #二度と 
[ER_kakika] #……そこは微妙 
[ER_kakika] #己の筆加減<おいっ 
[Hisasi] #いや、前の片帆さんには会えないんだな、と 
[ER_kakika] #あー 
[ER_kakika] #……うん、どうなんだろう 
[Hisasi] #げしられたり怒鳴られたり、カラオケつきあわされて泣いてた
      あの片帆さんとは 

 英一     :「……あのね」 
 英一     :「君は、どういう片帆さんと会いたいんだい?」 
 朱敏     :「…………それは」 
 英一     :(じーっと見てる) 

[Hisasi] #怒ったり睨んだり、でもお友達といるときは笑ったりしてるどー
      んとえらそうな片帆さん 
[ER_kakika] #そういうのをいいなさい 

 朱敏     :「……俺、ヘタレで……いつも片帆さんに怒鳴られたり、
        :しょーもないこといって怒られたり……でも店長や、友達
        :といるときは子供みたいに笑ってる……こう、兄貴みたい
        :な……そんな勝気でちょっとえらそうな……」 

[Hisasi] #うまく言えないけど 

 朱敏     :「……そんな、片帆さん……です」 
 英一     :「……君ね」 

[ER_kakika] #すっげー恨めしそうな顔になるぞ 

 英一     :「そういうことを、本人に一言でも言ってくれたか?!」 
 朱敏     :「……」 

[Hisasi] #言ってない 

 朱敏     :「……言って、ない、です」 

[Hisasi] #というかそこまで思いつめてるとは 

 英一     :「……それで言わないでくれないかな」 
 英一     :「今の片帆さんがうすっぺらいとか嘘だとか」 
 英一     :「……笑いたかったんだよ、あの子は」 
 朱敏     :「…………はい」 
 英一     :「……じゃあ、これは君宛のメッセージかな」 

[ER_kakika] #ふっと手の平から丸いものをふわりと浮き上がらせる 

 朱敏     :「え?」 

[Hisasi] #手をだして 

 英一     :「どうやってもこびりついて離れなかった。最後の最後まで」
 英一     :「……莫迦だねえ、あの子も」 

[ER_kakika] #ぐっと出した手に、その丸いものを押し付ける 

 朱敏     :「……」>受け取る 

[ER_kakika] #途端に、だーんと流れ込む 

 朱敏     :「!」 

 『幸せに幸せに、本当に幸せに』 
 『あなたがしあわせでありますように』 
 『あたしがきずつけたことを、わすれるくらいにしあわせでありますように』
 『……だいすきだったよ』 

 朱敏     :「…………」 

[Hisasi] #なんか、こう、言葉がでてこない 

 英一     :「……いつか」 
 英一     :「片帆さんを真帆さんの元に戻そうと思ってる」
 朱敏     :「…………はい」 

[Hisasi] #いつだったかのカラオケで、本当にお姉さんのことが好きだった
      と泣いてた片帆さんを思い出して 

 英一     :「………(ごすっと朱敏君殴ってる」 

[ER_kakika] #こー、肩口とか 

 朱敏     :「わっ」 
 英一     :「一つだけ、尋ねていいかな」 

[ER_kakika] #にこっと 

 英一     :「片帆さんの記憶を、君に関する部分まで再生していいの
        :かな?」
 朱敏     :「は、はいっ」 

[Hisasi] #それはもうきっちり 
[Hisasi] #友人だもの、大事な 

 英一     :「…………本当に?」 
 朱敏     :「俺、ほんとにしょーもなくて、しょっちゅう片帆さん怒
        :らせてばっかだったけど……俺には……大事な友人なんです」 
 英一     :「君には彼女が居るようだね 
 朱敏     :「あ、いえ、彼女というわけじゃ……(あわあわわわ)」 
 英一     :「……」 

[Hisasi] #半分てれつつ 

 英一     :「そしてまた」 

[Hisasi] #いや、気持ちはあるんですがまだそこまではという風に 

 英一     :「片帆さんは、苦しむわけかね?」 
 朱敏     :「……」 
 英一     :「友人なんだが、どこまでは許されるんだろう、と、あの
        :へったくそな足取りで」 
 朱敏     :「……友人、です……苦しませたくない……俺の我侭かも
        :しれない、けど」 
 英一     :「苦しませたくないのだね?」 
 朱敏     :「はい」 

[Hisasi] #友人として大事だ、片帆さん 

 英一     :「君を全部忘れていても」 

[ER_kakika] #ざっくりと 
[Hisasi] #ちょっとドキドキする人だ、店長さん 
[ER_kakika] #……いや、男相手にどきどきしてどうするーー 
[Hisasi] #いや、竜胆さんだよw 
[ER_kakika] #あ、なるほろ 

 朱敏     :「…………それで、片帆さんが苦しまない、なら」 
 朱敏     :「それで……」 
 英一     :(ふわっと笑ってる) 
 英一     :「忘れなさい」 
 朱敏     :「っ!」 

[Hisasi] #でもそれが一番なのか? 
[Hisasi] #片帆さんにとっては 

 英一     :「怒った顔も、笑った顔も、泣いた顔も、悲しい顔も」

[Hisasi] #なんだか普段のン十倍頭を回転させても 
[Hisasi] #なんか答えが出てこない 

 英一     :「…………おい若造」 

[Hisasi] #いつもの空気読めない自分でなくて 
[ER_kakika] #いちおくたーぶ声が低くなってる 
[Hisasi] #なんだかよくわからない感情とか考えとかが 
[Hisasi] #ぐるぐると 

 朱敏     :「……はい」 
 英一     :「あれっくらい面倒な奴はいない。だからこちらも記憶の
        :全部を一旦封じている」 
 英一     :「お前さん、誰か惚れてる奴が居るだろう」 
 英一     :「……半端なら、手を出すな」 
 朱敏     :「…………」 

[Hisasi] #ばっさりと 

 英一     :「不幸だろうと哀れむまでは許す。だが」 

[Hisasi] #でも、なんかそれはなんとなく理解できて 

 英一     :「泣く顔も、怒る顔も、悲しむ顔も」 
 英一     :「……笑う顔も全部忘れろ」 

[Hisasi] #ああ、こう。相羽先輩になれなかった 
[ER_kakika] #うん 

 朱敏     :「………………はい」 

[Hisasi] #ちょっとうつむいて 

 英一     :「……幸せになれるんだろう?」 

[ER_kakika] #ちょっとにこっと 

 英一     :「ならば、片帆さんは切れ」 
 朱敏     :「……はい……なんか、色々……亡くしてたもんを取り戻
        :せて……それは、片帆さんのおかげでもあって」 
 英一     :「……違うな」 
 英一     :「片帆さんを、切れ」 

[ER_kakika] #ぐい、と、襟元とっつかんで 

 朱敏     :「……」 
 朱敏     :「……片帆さんの、為、なら」 
 朱敏     :「……切ります」 

[Hisasi] #きっぱりと 

 英一     :「…………」 
 英一     :「莫迦だねお前」 

[ER_kakika] #ふいっと手を離して 

 英一     :「お前が幸せになるように、というのが、片帆さんの前提
        :条件」
 朱敏     :「……」 
 朱敏     :「……はい」 

[Hisasi] #頷いて 

 英一     :「罪悪感やら自己嫌悪やら、ずたずたになりながら、それ
        :でも惚れてたのが」 
 英一     :「片帆さんとやらの本心」 
 英一     :「棄てたな。それでいい」 

[ER_kakika] #ぽうん、と。 

 英一     :(にこっと笑って) 
 朱敏     :「……(片帆さんが去ってたほうを見て)」 
 英一     :「……記憶は残る。戻せば。だが……それだけだ」 
 朱敏     :「……はい」 
 英一     :「橋本君は……あれだ、夏目漱石の後期の作品読んだこと
        :はあるかな?」 

[ER_kakika] #こー、唐突にふわっと 

 朱敏     :「いえ……」 

[Hisasi] #ちょっときょとんとして 

 英一     :「……大学生って悲しいなあ(ほろほろ)」 
 英一     :「いや、あの中にさ、婚約者を横取りする野郎の一人称の
        :話があるんだよ」 
 英一     :「片帆の意識を見てると面白かったよ」 
 英一     :「どうして、それで幸福にならない。どうしてそこで落ち
        :込む」 
 英一     :「幸福にならないくらいなら死んでしまえ」 
 英一     :「…………幸福になりなさい」 
 朱敏     :「…………」 
 英一     :「俺はね。あんたが忘れたら蹴り飛ばしたいと思うけどね」 
 英一     :「幸福になりなさいってのが、片帆さんの命令。頑張れ」 

[ER_kakika] (にこっと) 

 朱敏     :「はい」 

[Hisasi] #なんか、悔しい。何が悔しいのかわからないけど 
[Hisasi] #どうしようもできない自分がもどかしいやら 
[ER_kakika] #……なんで悔しいんだよーー 
[Hisasi] #なにやら 
[Hisasi] #いや、何が悔しいのかわからない 
[ER_kakika] #ちゃんと、これこれこうで、こうって、やったやんよー 
[Hisasi] #うむ 
[ER_kakika] #……己、そこら、下手してないよね? 
[Hisasi] #うん 
[ER_kakika] #ぼきがわるいわけじゃないよね? 
[Hisasi] #ただ理でなんとかできる情ではなく 
[ER_kakika] #えう 
[ER_kakika] #…… 
[ER_kakika] #くーるーしーめーーー 
[Hisasi] #うわーーなんでどうにもできねえだよー 
[Hisasi] #というどうしようもない情が 
[ER_kakika] #それで平塚な二名が泣いてる最中だ! 


壊れた人形
----------

 花澄     :「……っと、片帆さんは、どのアイスが好き?」 
 片帆     :「あのね、あのね、ふつーのと」 
 片帆     :「……おまい弟がそこに居るんだから、ちゃんと先にあげ
        :るのが筋だろうっ」 

[ER_kakika] #あれだ、鞄の中の、もぐちゃんな弟の話のときだろう 
[Hisasi] #……なんかこう、 

 花澄     :「…………え?」 
 片帆     :「あのね、ふつーの」 

[Hisasi] #ある意味、すごく贔屓目にみてみて 
[ER_kakika] #ほえ 
[Hisasi] #片帆さんがある意味朱敏のこと好きだった? 
[ER_kakika] #うん。 
[Hisasi] #ある意味がつくのがアレだが 
[ER_kakika] #ある意味がつくけど、ものっそ好きだったらしい 
[ER_kakika] <らしいがつくあたりが(号泣) 

 花澄     :「ってことは、バニラでいいのかな、白いの?」 
 片帆     :「うん、それ」 

[ER_kakika] #金平糖と一緒に食べるよ 

 片帆     :「おいしいね」 
 金平糖    :「きゅる」 

[Hisasi] #うん、あれだ。この後……朱敏一人で泣いてるんだろう 
[ER_kakika] #……なんでさ 
[Hisasi] #なんか悲しいやら悔しいやらで 
[Hisasi] #ずーっと忘れてなかったことにしてた感情とかが 
[Hisasi] #ふわっともどってきて 
[ER_kakika] #でも、彼女いるやん 
[Hisasi] #でもどうしようもなくて 
[ER_kakika] #ほえ 
[Hisasi] #りん姉さんは彼女じゃない……というかこくってすらいないよ!!
[ER_kakika] #……… 
[Hisasi] #自信満々 
[ER_kakika] #いや、こくる用意はでけてたと! 
[ER_kakika] #ままそこ、自信満々はちょっと違うと思うの 
[ER_kakika] #いやでもこう、自分で書いてて、へえと思ったんだけど 
[ER_kakika] 『怒ることも罪悪。相手が動くことを考えることすら罪悪』って
      のが 
[ER_kakika] 多分片帆の意図なんだろうなあと 
[ER_kakika] ぼかっと殴っても、「やーでも俺こうだしー」と 
[ER_kakika] だから殴ってもほっとでけてた 
[ER_kakika] (いやほっとしちゃいかんだろ 
[ER_kakika] でも、彼女が居るならそれはとってもとってもわるいことだと
[Hisasi] うむ 
[ER_kakika] そういうのが 
[ER_kakika] からららららっと 
[Hisasi] ……きっと、りん姉さんにドキドキし始めたころとかとか 
[ER_kakika] 一気に 
[ER_kakika] うん 
[Hisasi] 駄々漏れっぽいもんな、周りに 
[ER_kakika] そらもー 
[ER_kakika] 情報集めは片帆の異能はがっつりだ 
[ER_kakika] いあ 
[ER_kakika] なんつか、嬉しかったんだと思うよ>片帆 
[ER_kakika] よかったー、彼女でけたんだー 
[ER_kakika] ……でも、多分、もうこれは性別とか全部あっちへおいて 
[ER_kakika] 寂しかったんだろうなあ。 
[Hisasi] ……ある意味、片帆さんがどうにかなってしまった原因のひとつ 
[ER_kakika] ほむ 
[Hisasi] というか、心配することが罪悪とかの原因になったのも奴だよなあ 
[ER_kakika] うん。 
[ER_kakika] だから。 
[Hisasi] ……ある意味、やっぱり化学反応おきてたんだな 
[ER_kakika] 全部忘れさせられた。 
[ER_kakika] (えうえう) 
[ER_kakika] >化学反応 
[Hisasi] 方向は全然違うが 
[ER_kakika] こー 
[ER_kakika] すげー、幼い顔をして 
[ER_kakika] 片帆が、ほこっと 
[ER_kakika] 「こんにちわー」 
[ER_kakika] #でもニコニコ笑ってる 
[ER_kakika] #で、そういうシーンのBGMが、KOKIAの、調和、
       (Harmony)なのだ 
[ER_kakika] #是非一聴を(笑 
[Hisasi] えうえう 
[Hisasi] でもなんか、そんな片帆さんをみるのが辛いなあと思っちゃうんだ
     ろうな朱敏は 
[ER_kakika] でもしかたないやん 
[Hisasi] うん 

 片帆     :「こんにちわー」 

[ER_kakika] #ほこーっと 

 朱敏     :「……あ、ども」 

[Hisasi] #なんか必死に押さえつけてる 
[Hisasi] #何を押さえつけてるのか自分でもわかってない 

 片帆     :「いま、あっちの万能葱が安いですよー」 

[ER_kakika] #ゆびさし 
[Hisasi] #よくわからないけどなんだか辛い 

 朱敏     :「あ、そっすかー」 

[Hisasi] #ああ、空気読めなかったころは何も考えてなかったけど 

 片帆     :「…………(ぢーっと見てる)」 

[Hisasi] #なんだろう、今はなんかどうしようもないことでなんだか苦しい

 朱敏     :「えーと、なんすか?」 
 片帆     :「おちこんでます?」 
 朱敏     :(ぎく) 

[ER_kakika] #頭をぺちぺち 

 朱敏     :「え……そう、みえます?」 
 片帆     :「見えます」 
 片帆     :「でも、彼女さんいますよね?そしたら葱とかお勧めです」

[ER_kakika] #こー、やっぱ、恋愛系については、バッファーを作ったん
       だろう>英一 
[ER_kakika] #好きな人が居たらかばーせーよと 

 朱敏     :「……は、はい……かのじょじゃ……ない、ですけど……
        :……まだ」 

[Hisasi] #もそもそ 
[Hisasi] #りんねえの話題を出されるとこう、もごもごする 

 片帆     :「彼女になって欲しい人ですか?そしたら葱に追加で水菜
        :とかいいです」 
 片帆     :「幸せになってほしいですよね」 

[ER_kakika] #急に、ぼろぼろっと 
[ER_kakika] #泣く 

 朱敏     :「……あ」 
 片帆     :「あとしいたけとか」 

[Hisasi] #でも、どうにもできねえ 

 片帆     :「……すみません、なんか、あたしこういう話題トラウマ
        :があるみたいで、なんか勝手に泣いちゃうんですよ」 
 朱敏     :「……そう、すか」 

[Hisasi] #原因お前だ 

 片帆     :「莫迦?(あはは)」 
 朱敏     :「……いえ」 
 片帆     :「………あの」 
 片帆     :「あたしちょっと、この時に、事故にあったらしくて全部
        :忘れてるんだけど」 
 朱敏     :「……」 
 片帆     :「なんだか、すっごく好きな人がいたみたいなんですよ」
 片帆     :「全部忘れちゃうのにね。莫迦みたいね」 
 朱敏     :「……そう、なんです、か」 
 片帆     :「忘れちゃった」 
 朱敏     :「……」>なんか刺さってる、色々 
 片帆     :「忘れちゃったことだけは辛いの」 

[ER_kakika] #金平糖をだっこして、ぴょん、と、一歩進んで 

 朱敏     :「……でも、そのっ」 

[Hisasi] #なんかいいそうになって 

 片帆     :「傷つけてごめんなさい、悪いこと言ってごめんなさい」
 朱敏     :「これからは、その、いい思い出だけ作れますよ」 

[Hisasi] #うまくいえねえ、いっぱいいっぱいだ 

 片帆     :「……あ、それ無理」(あはっと 
 朱敏     :「……どうして」 
 片帆     :「わからないの。でも、過去の残像だけが残ってるの」 
 片帆     :「あたし、多分誰かを傷つけたの」 
 片帆     :「……傷つけるのは、それは、あると思うけど」 
 片帆     :「その人が、その負い目で動くって思うのは……凄くずる
        :くて汚いよね?」 
 朱敏     :「ずるくなんかないっすよ!」 
 片帆     :「……どうして?」 
 朱敏     :「汚くなんかないっすよ……」 
 片帆     :「だってこういうことだよ。たとえば橋本君があたしのこ
        :とを好きだとするじゃない」 
 朱敏     :「え」 

[ER_kakika] #ちょっと座れ、と 
[Hisasi] #すとんとすわる 
[Hisasi] #どうして素直にいうこときくのか(もう条件反射) 

 片帆     :「そしたら、あたしが、橋本君に、お前はあたしのことが
        :好きだから命令を訊け!っていうことだよ? 
 片帆     :「……汚くてずるいだろ?」 
 朱敏     :「ずるくなんかないです」 
 片帆     :「なんで」 
 朱敏     :「……そうしたいからするんすよ、命令をきくとかそんな
        :んじゃないっす」 
 片帆     :「でも、そういう好意を持って、それで人が動くって思う
        :のはずるい 
 片帆     :「すっごくずるい」 
 朱敏     :「どっちも悪くない、命令なんかじゃない、ずるくなんか
        :ない!!」 
 片帆     :「……………ずるい!!」 
 片帆     :「好意で人を動かそうとするなんて、そんなのずるい!」 
 片帆     :「多分あたしは動く。好意だから、凄くあの人が好きだか
        :らって言われたら絶対動く」 
 片帆     :「……だけど」 
 片帆     :「…………」 
 朱敏     :「でもっ、俺だって店長さんとかの為なら動ける、けどっ、
        :それをずるいなんて思われたくねえっすよ!」 

[Hisasi] #とかいきなりカムアウトか、こくってもおらんのに 
[Toyolina] #うおお 
[H_Aoi] #うぁwすげぇw 
[Hisasi] #そしていきなり恋の茨道へと走り出すことに 

 後から思い返すと、この台詞すげえヒドイよね、とか今更ながらに。
 というか、この台詞のあと片帆さん壊れてるし、ある意味とどめだったりし
たのか。

 片帆     :「……んと、それ、橋本さん、だっけ?」 
 朱敏     :「え……はい」 
 片帆     :「あなたならそれは正しい」 
 片帆     :「あなたならとてもそれはただしくてすべてそれはあるが
        :ままに 

[ER_kakika] #こう、壊れた機械のようにかたかたと 

 片帆     :「あたしたぶんあなたのことがすきだったから」 

[ER_kakika] #かたかたかた 

 朱敏     :「…………」 
 片帆     :「それはすべてただしくて」

[Hisasi] #うわあ、なにもいえねえ 
[Hisasi] #何か言いたいんだけど言葉がでねぇ 

 片帆     :「………あのね、それ言葉にしてあげる」 

[ER_kakika] #とっても透明な笑いと一緒に 

 朱敏     :「…………え?」 
 片帆     :「俺のみてないとこで、しんじまえ」 

[ER_kakika] #にこっ 

 片帆     :「…………っ」 

[ER_kakika] #ぐがーーーああっと、奇妙な音を立てて 

 朱敏     :「……かたほ、さん……」 

[ER_kakika] #先に進むものと、そこで止まるものと 

 片帆     :「しあ、わせに、なって、ほしいの」 

[ER_kakika] #音声は高くなったり低くなったり 

 片帆     :「よか、たね、かのじょ、」 

[ER_kakika] 笑って 
[ER_kakika] みせて 
[Hisasi] #うわあ、なんか機械人形みたいだ 
[Hisasi] #(萌) 
[Hisasi] #なぜ萌える!? 
[ER_kakika] ………………あれだよ、機械人形(イノセント)がぶっ壊れる時
      みたいに 
[ER_kakika] がしゃああああんと 
[ER_kakika] #うん、何で萌える(汗) 
[Hisasi] #いや、人形娘萌えは昔から 

 片帆     :(っ 
 朱敏     :「片帆さんっ!」 
 片帆     :「しあわせにしあわせに」 
 片帆     :「とてもとてもしあわせに」 

[Hisasi] #こう、抱き上げてつれていくんだろうな、英一さんとこに 
[ER_kakika] #こう、背中をえびのように逸らせて 
[ER_kakika] #うん 
[Hisasi] #なんかこう、どうしようもない想いをかかえつつ 

 英一     :「………っ」 
 英一     :「大丈夫、大丈夫だからね(片帆を抱き上げつつ)」 
 朱敏     :「…………」 

[Hisasi] #片帆さんを見つめて 

 片帆     :「はしモトくン」 
 朱敏     :「はい」 

[ER_kakika] かたかたと壊れる人形の声に似て 

 片帆     :「だイすき」 
 英一     :「……もう十分だろう!」 

[ER_kakika] #ざっと、伸ばされた手を押さえ込んで 

 朱敏     :「…………」 
 英一     :「友人が」 

[Hisasi] #うわあ、別のトラウマができそう 
[Hisasi] #(輝) 
[Hisasi] #なぜそこで輝くのだ 

 英一     :「壊れれに壊れたのが、そんなに楽しいか」 
 片帆     :(かたかた) 
 英一     :「あんたの幸せを侵食しない友人の不幸は、確かに幸せに
        :と願うに足るよな!」 
 片帆     :(かた……かた) 
 朱敏     :「…………」>顔を伏せる 
 英一     :「手を出すな」 

[Hisasi] #なんでこんな風になっちゃったんだろう 
[Hisasi] #と、どこか遠くの意識で考えながら 
[Hisasi] #誰が悪いわけでもないのに、と思いながら 

 朱敏     :「……片帆さん」>ぽつりと 
 片帆     :「橋本サン」 
 朱敏     :「……さよなら」 
 片帆     :「しアワせに」 

[Hisasi] #切る 
[ER_kakika] #満面の笑顔で 

 朱敏     :「はい」 
 英一     :「…………」 

[Hisasi] #ぺこっと頭をさげて 
[ER_kakika] (ふわっと片帆を抱きかかえて) 
[Hisasi] #さってゆくんだろうな 
[ER_kakika] #うむ 
[Hisasi] #ああ、もうどうしようもできないんだな、ということは 
[Hisasi] #痛いほど理解した 

 真帆さんにとっての相羽先輩になれなかった。ある意味化学反応。


どうするべ
----------

[ER_kakika] ……と、とりあえず 
[Hisasi] うむ、 
[ER_kakika] 先輩。でけるだけ朱敏君とぶつからないときに買いにいってくれ
      (滝汗)
[Hisasi] うむ、、 
[Hisasi] というか、こう、朱敏もかなり激変することに 
[ER_kakika] ほえ 
[Hisasi] いや、こう 
[Hisasi] 基本のどっかあほうでまっつぐなニーちゃんなのは変わらないんだが 
[Hisasi] いらんこといいなんも変わらないとおもうのだが 
[ER_kakika] うん 
[Hisasi] なんか……こう、どきどきする心をとりもどした 
[Hisasi] で、どうしようもない想いで苦しんだりすることも理解した 
[ER_kakika] うんうん 
[Hisasi] 片帆さんがああなっちゃったのは……本気ですんごい辛い 
[ER_kakika] あ、そなの? 
[ER_kakika] <……本体が一番しどい 
[Hisasi] うむ 
[ER_kakika] こーでも仕方ないから 
[Hisasi] うん 
[ER_kakika] いんじゃね、仕方ないし。 
[Hisasi] うむ 
[Hisasi] 誰もどうしようもない 
[ER_kakika] てゆか、そこらは 
[ER_kakika] 片帆はわかってる。 
[ER_kakika] 英一もわかってる 
[ER_kakika] 朱敏君もわかってる。 
[ER_kakika] 基本、わかってねーのは、ここに居ない面々だ(^^;; 
[Hisasi] ……うむ 
[ER_kakika] たとえば真帆とか 
[ER_kakika] でもこう 
[ER_kakika] あれ、全然そういうの通じてなかったんだなあと 
[Hisasi] というか、こう、朱敏がそんなに好かれてたなんて意外だったよ 
[ER_kakika] えー 
[Hisasi] というか、ものっそいろいろ踏みまくってたし 
[ER_kakika] ……ごめん、己も案外意外だった(えうえう 
[ER_kakika] でも、うん 
[ER_kakika] なんか書いてたら、そうだった。らしい。 
[ER_kakika] えんでない?丁度記憶とか無くなるし 
[Hisasi] うむ 
[ER_kakika] てゆか 
[Hisasi] 朱敏も結構ずしりとくるだろう 
[ER_kakika] あと、ちょとしつもんつか  
[Hisasi] うい 
[ER_kakika] 朱敏君は、まあ、店長が本命なんだけど 
[ER_kakika] 反対に、そういうのはなかったのかーと 
[ER_kakika] (質問じゃねえよなこれ(^^;; 
[Hisasi] 片帆さんに? 
[ER_kakika] うん 
[Hisasi] なんとなく、落ち着く人 
[Hisasi] 恋とかどきどきとかそういうのじゃないけど 
[ER_kakika] うん 
[ER_kakika] いやそでなくて 
[ER_kakika] かたほに「だいすき」言われたら 
[ER_kakika] ……反対に、切りたくなりゃせんかなと。 
[ER_kakika] (まかせろ。そういう意図もがっつりおけだ。 
[Hisasi] いや、どきっとする 
[Hisasi] でも、いつぞやの後輩ちゃんと同じだろう 
[ER_kakika] …… 
[Hisasi] 片帆さんは大事な友人だということはわかってる 
[Hisasi] でもだから、それを受け入れられるかというと 
[Hisasi] できない 
[ER_kakika] (張り倒すぞ)<主に真帆が 
[ER_kakika] うん 
[ER_kakika] てゆかこー 
[ER_kakika] 片帆が、ころころっと、 
[ER_kakika] 全く今までのつながりとは別なとこでころころころしてたら 
[Hisasi] というか、切らなきゃなんないんだろうな、と 
[ER_kakika] うん。 
[Hisasi] それは理解した 
[Hisasi] 理でなく情で 


姉、悲しみ
----------

 真帆     :「…………」 

[ER_kakika] #見てる 

 真帆     :「…………(自宅に帰る)」 

[ER_kakika] #無論、あっきーは別にしてだ 

 真帆@自宅  :「……殺してやりたいっ………っ!!」 

[Hisasi] #あぁ 

 真帆     :「…………(うわああああっ)」 
 真帆     :「もういやだ、もう……っ」 
 相羽     :「真帆っ!」 

[Hisasi] #腕をつかんで 

 真帆     :「…………片帆、が」 
 相羽     :「…………」 

[Hisasi] #問答無用でぎゅっと抱きしめる 

 真帆     :「いなくなる」 

[ER_kakika] #ものっそ平坦な声で 

 真帆     :「……知ってるの。片帆って女性としては魅力とかない
        :よね。あたしも知ってる」 
 真帆     :「だけど」 
 相羽     :「……」>真帆さんの背中をなでつつ 
 真帆     :「あたしはあの子のことが好きなのっ!!」 
 相羽     :「……うん」 

[Hisasi] #おちつけるように何度も何度も頭をなでて 

 真帆     :「……あの子、莫迦かもしれないけど」 
 真帆     :「莫迦、だけど(もう、目に涙を一杯にためて」 
 真帆     :「振られるのとか、ソレは普通なんだけど」 
 真帆     :「…………っ」 

[ER_kakika] (うわあああんっ 

 相羽     :「……」 

[Hisasi] #ぎゅっと抱きしめて落ち着けるように頭をなでる 
[Hisasi] #ずっと 

 真帆     :「……片帆って、いやな奴?」: 
 相羽     :「いいや、違うよ」 

[Hisasi] #子供 
[ER_kakika] #いやそれをどうして相羽さんに訊く(汗 

 真帆     :「…………あたし」 
 相羽     :「ちょっと子供なとこがある、お姉さん子だ」 
 真帆     :「あたしあの子のこと好きなの」 

[ER_kakika] #きぱっと 

 真帆     :「……死なないといけないくらい、追い詰められるくらい、
        :嫌われてるの?!」 

[ER_kakika] #そういうことはありませんっ(えうえう) 

 相羽     :「……お前と似てるから、あの子」 
 相羽     :「手を離したら……どうしようもなく自分を追い詰める」 
 真帆     :(ぼろぼろ) 

[Hisasi] #で、俺みたいな奴がいなかった 

 真帆     :「……幸せになって欲しかったのに」 
 相羽     :「……うん」 
 真帆     :「それだけなのに」 
 真帆     :「……もう、いやだあああああっ」 

[ER_kakika] #壊れるくらいに 

 相羽     :「……」>ぎゅっと 

[ER_kakika] ##つか、片帆のほーが、そういう意味では聞き分けがいい 

 相羽     :「……真帆」 

[Hisasi] #両手で真帆さんの頬を撫でて 

 真帆     :「…………っっ」 

[ER_kakika] #えぐえぐ、と泣きながら 

 相羽     :「……俺のこと見える?」 

[Hisasi] #じっと目を見て 

 真帆     :「……みえ、てる」 
 真帆     :「…………っ」 
 真帆     :「…………っ(きぅっっっ)」<泣き声 
 相羽     :「……俺は、真帆に幸せになってほしいよ」 
 真帆     :「片帆、が」 
 真帆     :「……いいの、分かるの、でも」 
 真帆     :「片帆が!!」 
 相羽     :「……」 

[ER_kakika] <でも今の片帆だと、寝てるよ(ぐー) 
[Hisasi] #というか疲れ切って眠るまで 
[Hisasi] #暴れさせてあげよう 
[Hisasi] #しっかり抱きしめたままで 

 真帆     :「……」
 真帆     :「片帆は、言ってたらしいの」 
 相羽     :「なんて?」 
 真帆     :「橋本さんのこと、大好きって」 
 真帆     :「……そんなの、振られるの、当たり前ですよね。普通の
        :ことだよね」 
 真帆     :「……でも!!」 
 相羽     :「……」>そっと真帆さんの頬をなでている、ずっと 

[Hisasi] #とことん吐き出してしまいなさい、と 

 真帆     :「……違うの」 
 真帆     :「そんなね、片帆のことを好きだったり嫌いだったり、
        :そんなのは普通なの」 
 真帆     :「……でも」 
 真帆     :「………………っ(うわああああっ)」 

[Hisasi] #もう、ひたすら 
[Hisasi] #泣いてる真帆さんを 
[Hisasi] #撫でて、一緒にいる 

 真帆     :「……片帆って、そんなに、悪い子ですかっ?!」 

[ER_kakika] #ぽかぽかと 

 相羽     :「悪い子じゃないよ」 

[Hisasi] #むしろツンツンしたお子様で可愛いとおもったよ 
[Hisasi] #言ったらぬっ殺されそうだから言わなかったけど 

 真帆     :「相手のために怒ることすら悪いって、そんなことを誰が
        :言ったんですかっ」 

[ER_kakika] #言ってないですだれも(えうえう 

 相羽     :「悪くなんかない」 
 真帆     :「………っ」 
 真帆     :「橋本さんとかいう人……殺してやりたいっ」 

[ER_kakika] #いや、殺せません。断固として 
[ER_kakika] #でも、そういう……感情だね。あくまで。 
[Hisasi] #うむ 
[Hisasi] #片帆さんを受け入れられないんだな、というのは 
[Hisasi] #朱敏も痛感したわけで 
[ER_kakika] #うん。 
[ER_kakika] #いや、ここでさ 
[ER_kakika] #じゃあ殺してえーよお、って人を連れてこられても、真帆は泣
       くしかないわさ 
[Hisasi] #うん 
[Hisasi] #それはわかりすぎるくらいわかってるから、先輩もなんも言わない
[ER_kakika] #殺せないよね(言葉だけだから) 
[ER_kakika] #うん 
[Hisasi] #で、片帆さんのことで責められたら 
[Hisasi] #あやつも何もいえない 
[ER_kakika] #……いあ、責めない 
[ER_kakika] #つっか。 
[ER_kakika] #ものごっつぶっちゃけますね。 
[ER_kakika] #朱敏君のトラウマとか全部こー、横に置いとくと。 
[Hisasi] #うに 
[ER_kakika] (えいさ) 
[ER_kakika] #朱敏君店長さんが好きです 
[ER_kakika] #片帆は振られました。 
[ER_kakika] 終わり。 
[Hisasi] うん 
[ER_kakika] (みもふたもねーー(^^^;; 
[Hisasi] ……わー、簡潔だ 

 結局のところ、騒動の大本はこれ。

[ER_kakika] ……いや、だけどさ 
[ER_kakika] 朱敏君と片帆の間では、これでおっけなんだわさ。 
[ER_kakika] #これはまがいも泣く。 
[ER_kakika] ただ、他がね。 
[Hisasi] うむ 

 英一     :「友人の為に、悪者になれ」 

[ER_kakika] #にこっ 
[ER_kakika] とゆーて、片帆をつれてゆくさ 
[Hisasi] うむ 

 真帆     :「…………っ」 
 真帆     :「なんでっ」 
 真帆     :「なんで片帆は、そこで泣かないといけないのっ!?」 

[ER_kakika] ……とりあえず 
[Hisasi] うむ 
[ER_kakika] うん。 
[Hisasi] 一人でへこんでるんだろう 
[ER_kakika] しょうがねーじゃん朱敏君には片帆って女性に見えないんだか
      らー(よしよし)<おい 
[Hisasi] ……そ、それをいわれると 
[Hisasi] いいわけのしようも 
[ER_kakika] 全員がどかどか殴られますがね 
[Hisasi] あうあう 

 いやあ、びっくり。


時系列と舞台
------------
 2007年5月
解説
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 朱敏の一連の話から、壊れてしまった片帆。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
以上



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