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Date: Thu, 24 May 2007 16:52:45 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 31038] [HA06L] チャットログ『歌って吹っ切れ』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200705240752.QAA95050@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 31038
Web: http://kataribe.com/HA/06/L/
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2007年05月24日:16時52分43秒
Sub:[HA06L]チャットログ『歌って吹っ切れ』:
From:久志
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
チャットログ『歌って吹っ切れ』
==============================
登場人物
--------
橋本朱敏(はしもと・あけとし)
:ワーウルフな大学生。押しに弱く空気の読めない地雷踏み。
軽部片帆(かるべ・かたほ)
:朱敏のバイト先ジャニスガレージの後輩。毒舌。
金平糖:片帆の人と関わる気持ちが分離した竜の抜け殻。
歌ってます
----------
[ER] (^O^)<歌ってる<おい
[hukirdead] こんばんは
[ER] こばー
[ER] 『僕の大切なもの』を歌ってるのだー
[ER] 『ぼくの一番大切なもの』だ
[Hisasi] こばば
[H_Aoi] おかえりん
[ER] おかえりん
[Toyolina] バワッス
[ER] ばわー
片帆 :「……うむ、橋本君、暇か?」
朱敏 :「はい?」
[ER] #鞄の中には金平糖(いやお菓子じゃなくて)
[Hisasi] #ぼけらっと顔をあげて
[Hisasi] #いつものすっとぼけた顔
片帆 :「大体こー3時間くらい、暇?」
[ER] #すげー真面目な顔
朱敏 :「ええ、今あがって暇っすよ」
[Hisasi] #で、なんとなく店の裏で雑誌とか読んでた
片帆 :「んじゃー付き合え」
[Hisasi] #この後別のバイトあるしなー
[ER] #ほえ>別のバイト
[Hisasi] #夜から
[Hisasi] #工事現場でライトふってる
[ER] #わはは
[Hisasi] #で、今は暇
[ER] #じゃあ、3時間くらいはでけるのかな。
片帆 :「あのねえ、あたしはねえ、すっげえ失恋したんだよ」
[ER] #ものっそまじ顔
片帆 :「かわいそうだなーとか思わない?」
朱敏 :「片帆さんが?」
[Hisasi] #ええええ?
片帆 :(こっくし)
[Hisasi] #なんかすげぇありえねぇという顔
[Hisasi] #男にほれるということすら想像の範囲外
[ER] #誰が男とゆーたがね
片帆 :「かわいそうでも意外でもなんでもいいけど、3時間くら
:いつきあっちゃろーとか思わない?」
朱敏 :「ええ、はい、つきあいますよ」
[Hisasi] #誘われたらまず断らない
片帆 :「よっしゃー、じゃあカラオケいこー!」
朱敏 :「おー」
[ER] #合法的に大きな声が出せる場所
[Hisasi] #わーい
[H_Aoi] #おおw 復調の兆しが
片帆 :「よーしいくぞー」
[ER] #というかその
[ER] #失恋の相手が実の姉って……orz
[ER] #……いやそういうきゃらなんだけどさああっ!!
[ER] #とりあえず、づるづるとカラオケにいって
[Hisasi] #ひょこひょこついていって
片帆 :「よっしゃ歌うぞーーっ」
朱敏 :「おっしゃー!」
[Hisasi] #わーいと
[ER] #と、言うと同時に、鞄から、半透明の小さな竜が。
朱敏 :「……あれ」
金平糖 :「きゅぅるるんっ」
[ER] #両手ぱたぱた
片帆 :「あ、この子、金平糖つーの」
片帆 :「かわいかろ?(にっ)」
朱敏 :「でかいグミ……じゃないっすね」
[Hisasi] #そも鳴かないしな
片帆 :(ごちっ)
朱敏 :「へー」
片帆 :「…………あたしも名前を金平糖にしたとこで、相当食い
:意地張ってると思ったけど」
片帆 :「上がいたよ(滅)」
金平糖 :「くゅるうっ(うらめしげー)」
[ER] #でもすげー綺麗な音。
片帆 :「……まーいーや。……えいっ」
[ER] #で、ぶちこんだのが、さっきの曲
朱敏 :「ういーっす」
片帆 :「ほれ、歌いたいの選びなよ(本とりもこん手渡す)」
[Hisasi] #ちょいちょいと金平糖の手をつまみつつ
片帆 :(マイク持って歌ってる)
朱敏 :「よーっし、何歌おっかなー」
[ER] #つーか、この曲の大意は
[Hisasi] #そして洋楽のロックとか歌ってみたりしつつ
[ER] #主人公が、色々拾うんだけど、見つけたら、必ず「自分より欲しい人
が横に居る」状態で
[ER] #結局その人にじゃああげるね、って渡して渡してその連続で
[ER] #結局何も残らなかったけど、でも、渡した人たちの笑顔が後ろに
のこってて
[ER] #これが一番大切だったーと
片帆 :「…………失恋した相手がさー、そういう人だったさ」
[hukirdead] #槇原敬之?
[ER] #歌い終わってぼそっと
[ER] #うん
[hukirdead] #じゃあ「僕が一番欲しかったもの」のはず
[ER] #えーと、題名は……さっきゆーたよーに登録されてるがええとええと(汗
片帆 :「自分の持ってるものをさ、誰かが欲しいってゆーたら、
:渡しちゃう人で」
朱敏 :「むぅ」
片帆 :「……でも、たった一つ、それでも譲らないで手離さない
:のが……旦那でさ」
片帆 :「…………(ぽろぽろぽろ)」
朱敏 :「……はぁ」
朱敏 :「……手、離さない人、かあ」
[Hisasi] #いねーなあ
[Hisasi] #あ、家族
朱敏 :「……あ、家族なら」
片帆 :「どうでもなんでも、でも、あたしはあの人が一番好きな
:んだもんっ」
片帆 :「真帆ねえ…………っ」
[Hisasi] #でもいずれはなれるんだよなあとかおもいつつ
[ER] #ぼろぼろ泣いてる
朱敏 :「あー、なるほど」
[Hisasi] #お姉さんか
[ER] #うむ
[Hisasi] #男より説得力あるな、うん
[Hisasi] #とか思ってる
[ER] #そらもう!<おい
片帆 :「……だって、思い切らないと駄目じゃないか
:(ぼろぼろ泣きながら)」
朱敏 :「うん、まあ、それは……そっすね」
片帆 :「……ねえさんてさ、『大丈夫』が十八番でさ」
[Hisasi] #うんうん
[ER] #ぐすぐすと
片帆 :「あの人が、大丈夫って言ったら、世界のどこにもそれに
:勝てるものが無いみたいだった」
片帆 :「…………すごくすごく、大事で好きで」
金平糖 :「きゅぅる(横でちょんと座ってる)」
片帆 :「……だから失恋なんだよっ」
[ER] #うわーーん
朱敏 :「なるほどねえ」
[Hisasi] #ウーロン茶飲みつつ聞いてる
[Hisasi] #聞くのは得意
片帆 :「……なるほどじゃねーーっ!」
片帆 :(どんっ:うーろんちゃかっぱらって、その代わりに
:日本酒を置く)
片帆 :「歌え」
[ER] #しどいわ
朱敏 :「……あ、あのー(汗)」
[Hisasi] #しかたないので従いますw
片帆 :「呑まないとやってられんのなら、呑んでいいから歌え!」
朱敏 :「は、はひ、うたいまーっす(あわわ)」
片帆 :(ぢーーーっと見てる)
朱敏 :(もうかなりヤケになって歌ってる)
[ER] #あるいみこえー
[Hisasi] #おう、うたうぜーおー
[Hisasi] #みたいな
[ER] #どんな曲だろう
[Hisasi] #洋楽ばかりだのう
[Hisasi] #わりとジャンル問わず
[ER] #わはは
[Hisasi] #ので、いーさんのお好きな洋楽をうたったものということに
[ER] #じゃあ、片帆は途中で、「ラジオスターの悲劇」あたりいれるぞ
片帆 :「……なんか、妙に80年代あたりの洋楽知ってるんだね」
[ER] <ねーちゃんのおかげで良く知ってます
[ER] #でもラジオスターの悲劇は、70年代だっ<せるふつっこみ
朱敏 :「うい、バイト先とか親戚のおじさんとかが好きでさー」
片帆 :「あーなるほろ」
[Hisasi] #70年代80年代の洋楽とか結構がんがn
片帆 :「結構、身も蓋も無いの多いもんなー(からからっ)」
片帆 :「あ、じゃあ次これ入れるこれっ」
[ER] #りびおなぷれいやー
[ER] #……いやその、libing on a prayer の、当時中学生のおとーとの聞き
取りですがな。
[ER] (living,
[ER] ですな(えうえう
[ER] #苦労してるけど、『あたしたち祈りながら生きてるじゃないっ』
という……
片帆 :(^O^)
朱敏 :(手拍子とかうちつつ)
片帆 :「……なー」
[Hisasi] #膝に金平糖のっけてわーいと
片帆 :「なんかさあ、祈るって、すげー軽く見られることあるけ
:どさー」
朱敏 :「あい?……まあ、神頼みとかと同類にみられてますねー」
[Hisasi] #ぐびーっと飲みつつ
片帆 :「うん。だけど。この前ゆーもあエッセイの本読んでたら、
:『総理になったら自分は祈る』って文章があって」
片帆 :「賛成が7割でも、この国だったら反対は3割、三千万人。
:その人たちがぎゃーというのを政策として立てないといかん」
片帆 :「そんなら祈るしかないじゃないかと書いてあってさ」
片帆 :「祈らないなら、その人は祈るほどのことしてないって
:あってさ」
片帆 :「………………(ひっくひっく)」
片帆 :「……ねーさんに幸せになってほしいんだもん」
[ER] #なんか途端に声が子供じみてる
片帆 :「そのためなら、神頼みだろうがなんだろうが、祈るもんっ」
[ER] #ぴーーー(泣)
朱敏 :「……はぁ」
[Hisasi] #うん、それはそうっすねえ
片帆 :(ひっくひっく)
[Hisasi] #うん、とかうなづきつつ
[Hisasi] #そこで頭を撫でるとかいう芸当もできないので
金平糖 :「きゅぅるるんっ」
[Hisasi] #ちびちび飲みつつ
[ER] #ぴょん、と、朱敏君とこを脱出
金平糖 :(なでなで:片帆の頭)
片帆 :「…………ありがと」
[ER] #いや、そこで頭を撫でるようなら、それは偽者の朱敏君だ!<おい
片帆 :「……あのね」
[ER] #金平糖をだっこしながら
片帆 :「この子のなかに、あたしの失恋が全部入ってる」
片帆 :「そういうの、ありだよね(笑)」
朱敏 :「ありじゃないっすかねえ、それも」
[Hisasi] #うんうん
[Hisasi] #否定しない
片帆 :「だよねだよね」
片帆 :「……だって仕方ないじゃんよ。ほんっとにあたしねーさ
:ん好きなのに」
片帆 :「それがねーさんの邪魔なら(……ぽろぽろ)」
朱敏 :「……うーん、こればっかりは……どーにも」
[Hisasi] #旦那さんおるしなーとか
[Hisasi] #でもソレをいったら殴られるのは経験上やっと学習したので
[ER] #いや、旦那がおらんでも、それ無理みたいな
片帆 :「…………橋本君はさあ」
片帆 :「やっぱり、あの、相羽さんみたいな人のほーが好きな
:んだ?」
[ER] #ものごっつ真顔
[ER] #いまこいつ、性別とかそゆのをどっか蹴飛ばしてますよええ
朱敏 :「はぁ……こう、なんか強そうじゃないっすか、なんと
:なく」
[Hisasi] #お茶のみつつ
[Hisasi] #いや、片帆サンも強そうですよ?
[ER] #強いというよりえらそげだよ
朱敏 :「……というかなあ、なんだろー、俺が相羽さんがいー
:とかそういうのはどうでもよくて、おねーさんがその人が
:いーならもうどうしようも」
[Hisasi] #ソレを言っちまったら、あんた
片帆 :「…………」
[ER] #ぽろぽろぽろ
朱敏 :「あ、あ、あのー」
[Hisasi] #おろおろ
朱敏 :「の、のみます?」
[Hisasi] #おそるおそると
片帆 :「のむっ!」
金平糖 :「きゅるんっ」
片帆 :「……そんなの知ってるよ」
片帆 :「でも好きなんだもんっ!」
片帆 :グラス片手にぼろぼろ泣いてる
片帆 :「異常とか思うだろっ、でもそういう恋愛とかじゃなく
:てっ!!」
朱敏 :「……うん、どーにもならんですね、うん」
片帆 :「ねーさんが居たら、あたしは世界のどこに放り出されて
:も平気だったのに……っ」
朱敏 :「……そこまで惚れられるてのも、うらやましいです、はい」
[Hisasi] #そこまでほれてなかったなあ
片帆 :「惚れる、んだけどそれだけじゃなくて」
[Hisasi] #佐緒里さんは好きだったかもしらんが、そこまでいけなかった
なーとか
片帆 :「ねーさんが居たらそれでよかったの」
朱敏 :「……俺、なんかそういうの、まだピンときてないつーか」
片帆 :「………」
朱敏 :「そら、家族とか弟妹連中とか大事だけど……居たらそれ
:でいいとまでは、俺言えないし」
[Hisasi] #うーむうーむ
朱敏 :「だから、こう、なんか……うーん、うらやましい?」
片帆 :「………………(無言でぽろぽろ泣いてる)」
片帆 :「それ、振られてても、うらやましいって言えるか?」
[ER] #いや、嫌味じゃなくて、すげー素直に質問
朱敏 :「あー、振られたら……辛いかも」
[Hisasi] #ううむ
片帆 :(ひっくひっく)
金平糖 :(よしよし)
片帆 :「大好きだから、あたしは死んだらいけないんだよ」
片帆 :「……そういう破滅は、ねーさん泣くから」
朱敏 :「……うん、必死になって、泣くほど本気になるてのも
:……うーん、辛いけど、うらやましい……むー、難しい」
片帆 :「橋本君はそういう人いないんだ?」
[Hisasi] #辛いのはあんまり好きじゃないけど、そこまで本気になれるのは
うらやましいし、うーん、と
朱敏 :「……いないっすね」
[ER] #ちょっと不思議そうに
片帆 :「いや、色恋じゃなくて、家族ならって思ったけど、そこ
:までじゃないんだ?」
朱敏 :「いや、大事っすよ……でもいずれ一人立ちするじゃな
:いっすか」
[Hisasi] #獣的思考
片帆 :「いや、ご家族のほうからしたら、あんたのほーが先に
:ひとり立ちするよ」
朱敏 :「そうなんすけどね、順番的に。で、独り立ちしたら……
:こー、縁は切れないけど自分でやってくもんだし」
[Hisasi] #中身は割りと野生に近い様子
片帆 :「でもさ、ひとり立ちしたら、普通そこには伴侶とかゆー
:もんが横に居るんじゃ?」
[ER] #ぐすぐす涙を拭きながら的確に
朱敏 :「……の、はずなんですけどね」
[Hisasi] #うーむ
[Hisasi] #なんか伴侶つくれねえ
片帆 :「あたしみたいなのは居なくていいのさ」
[ER] #膝の上に金平糖乗せながら
朱敏 :「……ていうか、こう……こないだも」
片帆 :「うん」
朱敏 :「……泣かれちゃったんですよ、後輩の子に」
[Hisasi] #くびっと飲んで
片帆 :「……あれ、あのあと、また行ったんだ」
朱敏 :「えーと、また飲み会あって……また会って……で、今度
:どっかいきません、つーて」
[Hisasi] #で、出かけたわけだ
片帆 :「……いや、そんで一緒に行ったんだな、今日みたいに」
[ER] #的確
朱敏 :「……です」
片帆 :「で、何で泣かれたん」
朱敏 :「……いや、その、なんていうか、正直に」
片帆 :「うん」
[Hisasi] #俺、その気ないような気がする、と
片帆 :「んー……それ、ほんとにそうだからそう言ったんだよね?」
朱敏 :「嫌いじゃないけど……つきあえない気がする、と」
片帆 :「……うん」
朱敏 :「いや、可愛い子なんすよ。でも、こう……重い」
片帆 :「つか、うん」
片帆 :「それはさあ……後から言うより今言ったほうがいい台詞
:だから」
片帆 :「それを無理して橋本君が頑張って、2度3度って付き
:合った後に、いややっぱり無理とかゆーたら、彼女もっと
:泣くさ」
朱敏 :「……はぁ、ですね」
[Hisasi] #で、後輩ちゃんに泣かれて
[ER] #ほむ
[Hisasi] #後輩ちゃんを狙ってた野郎共ににらまれるわ
片帆 :「彼女を10日泣かすくらいなら、今の1日で済んだって
:思えよ、そういうの」
[ER] #肩ぽんぽん
[Hisasi] #女友達とかには後輩ちゃん可哀想といわれると
[Hisasi] #流石にへこむ
片帆 :「期待させて付き合って、最終的に別れるほーが惨い
:じゃん」
片帆 :「付き合わないで別れるなら、それは少なくとも彼女に悪
:いことがないってことを証明してるよ」
片帆 :「付き合って別れるなら、一体自分の何が悪いんだって、
:彼女もっと悩んじゃうよ」
片帆 :「…………悩んだ奴が言うんだ。信用しろっ」
朱敏 :「……ですね、はい」
[Hisasi] #ふにふにと
[ER] #ねーさんにあたしが何がわるかったんだーと
[Hisasi] #大丈夫、片帆さんにトラウマはばれてねえ
[Hisasi] #今は
[ER] #うむ
[ER] #でも、片帆自身、そういう……『あ、それ無理』ってのはしみじみ
実感してるから
[ER] <とらうまなしに
[ER] #全然不思議と思ってない
[ER] (えうえう
片帆 :「…………(よいしょ、と、金平糖を朱敏君の膝に)」
金平糖 :(のしっ)
[ER] #ふわあっと花のいいにおい
朱敏 :(よしよし)
金平糖 :(ぢーー:朱敏君見てる)
[ER] #つぶらな丸いめっ
片帆 :「……その子が居たら、あたし平気なんだよ」
片帆 :「なんかいろいろ」
朱敏 :「はぁ」
[Hisasi] #ひょいと持ち上げて目を見てみる
金平糖 :「きゅるるん」
[ER] #すげー綺麗なつつじの紅の色
[ER] #それがにこーっと
[ER] #……つまりあれです。かつて片帆が、だっこしてくれた真帆に向けて
にこーっとした、その笑いの相似形。
金平糖 :「……きゅぅるる?」
朱敏 :「……うん、ガンバリマス」
[Hisasi] #何をがんばるかは不明だが
金平糖 :「きゅぅる(にぱー)」
[ER] #ちっちゃな手でぽちぽち
[Hisasi] #まずは本気になれそうな人をみつけよう
[ER] #朱敏君を叩いてます
[Hisasi] #無理くさいが
片帆 :「あんまし頑張らなくていいよー」
[ER] #ちょっと頬杖ついて
片帆 :「あたし、頑張らなくてもねーさんに惚れてるもん」
片帆 :「…………あんなふうな人になれたらな」
朱敏 :「……はぁ」
片帆 :「騙されても莫迦にされても、利用されても」
片帆 :「ほんとに別れるまでは友人だって、胸張っていえるよう
:になりたいな」
[ER] #ぐしぐし
片帆 :「…………」
[ER] #なんか本式に涙が止まらなくなってる
朱敏 :「……(えーと)」
[Hisasi] #ここで頭をなでるとか肩をそっとなでるとか
[Hisasi] #店長さんの頭は平気でなでるくせに
[Hisasi] #なんか片帆サンだと恐れ多くて(なぜ)
[ER] #そんな高度なことがでける朱敏君じゃねえ(おい
[meltdown] #かいしょみせんと(ぇ)
[Hisasi] #かいしょってどんな味ですか?
[Hisasi] #レベル
片帆 :「……橋本朱敏っ」
[ER] #もう、泣き放題のまま、えらいどすの利いた声で
朱敏 :「は、は、はいっ¥」
片帆 :「あたしは貴君をそらもう信用してる。あたしのことを
:絶対誤解しないって」
[ER] #ぼろぼろ泣きながら
朱敏 :「は、はいっ」
片帆 :「だから、肩貸せっ」
[Hisasi] #まじびびりつつこくこくうなずいてる
朱敏 :「ど、どーぞ、こんなんでよかったら」
[Hisasi] #自分でこんなんいうな
片帆 :「……………」
片帆 :「………うわあああああああっ」
[ER] #もうなんか、ちっちゃい子供が泣くみたいに、身も蓋も無い泣き声で
金平糖 :「…………」
[ER] #妙に静かな表情で、泣いてる片帆を見てる
朱敏 :(えーと)>硬直しつつ、そっとしておいてる
片帆 :(泣きじゃくってる)
[ER] #だいたい10分くらい
片帆 :「…………(ひっくひっく)」
[ER] #なんとかおちついた
朱敏 :「……」>とりあえず肩をかしてました
[Hisasi] #貸してただけ
[ER] #うむ
片帆 :「…………うん、もう大丈夫」
[ER] #目をごしごし
金平糖 :「きゅるる(膝にとてん)」
朱敏 :「えと、はい、そんならよかった」
[Hisasi] #うむうむ
片帆 :「橋本君なら信用でけるからな。これで誤解とか曲解とか
:ぜってーしないって」
[ER] #ぐしゃぐしゃの顔をハンカチで拭きながら、にぱっと
朱敏 :「はぁ……」
[Hisasi] #うん、信用されてるらしい
片帆 :「……したか、誤解?」
朱敏 :「全然」
[Hisasi] #即答
片帆 :「だろー」
[ER] #とくいげ
片帆 :「だから、今日は付き合わせた」
片帆 :「時間取って、悪かった」
[ER] #ぽん、と
朱敏 :「あ、いえいえ」
片帆 :「……だから、後の時間はどんどん貴君が歌えーっ」
[ER] #まいくおしつけっ
[ER] #あと30分(笑
朱敏 :「は、はひっ」
[Hisasi] #ロックでごー
[ER] #合わせられる=知ってる曲なら、片帆が低音部をつけるよ
[ER] #ついでに金平糖が高音部を(わはは
[Hisasi] #そんな感じで
[ER] #うむ
[ER] ……
[ER] だいじょぶだよ朱敏君。流石にここは全面的に片帆のおごりだからっ(汗
カラオケ終わって
----------------
朱敏 :「うーん……まあ、俺も、なあ……」
[Hisasi] #ぼんやりとカラオケの後で
[Hisasi] #そういう人できるのかな、と想ったりしつつ
[Hisasi] #途中で思考が停止する
朱敏 :「…………」>停止中
朱敏 :「………………まあ、うん、そのうち」
[Hisasi] #再起動
片帆 :「……あのさ」
[Hisasi] #てこてこ歩いていく
朱敏 :「はい?」
片帆 :「そういう人、居なくてもいいと思うよ」
朱敏 :「……かも、しんないっすね」
片帆 :「ねーさんはそういう人をめっけたから、あたしにもって
:思ってるらしいけど」
片帆 :「片思いだってみろ、すっっっっっげーーつらいからっ!」
[ER] #矯めが長い(笑
朱敏 :「…………ですね」
片帆 :「横に居て、不安にならなくて、どっちかとゆーとほっと
:して、一緒にいるほーがいいなって人なら」
片帆 :「そこらでいんでないか?」
[ER] #金平糖抱っこして
金平糖 :(こくこくっ)
朱敏 :「……はぁ」
[Hisasi] #片帆兄さんとかかな
[Hisasi] #おい
[ER] #……
[Toyolina] #まず兄さんを取り払うところから……
[Hisasi] #なにかすごくまちがってねぇ?
[ER] #あの、兄さんってとこがまず最初の間違いだと思うの己
片帆 :「ねー」
金平糖 :「きゅるうっ」
[ER] #だいじょぶ。もっと間違えてる奴ここに居るから(おい
片帆 :「いや、それ以上なら、何か他に色々考えてみるのもてだ
:けどさ」
朱敏 :「まー、うん、ほっとするというとこっちかなーという感
:じですねー」
片帆 :「こっち?」
朱敏 :「ああ、いえ、こっちのはなし」
[Hisasi] #後輩ちゃんよりは片帆サンといるほうが落ち着くなと想いました
[ER] #なるほろ
[ER] #…女性に見えないしな!
片帆 :「…………この子は駄目だからねっ」
[Toyolina] #なるほど、まずそこから
[ER] #金平糖をぎゅっと
[Toyolina] #食べられる!?
[ER] #そっちに勘違い
[ER] #この子が居たらほっとするっ
[Hisasi] #なるほど、女性を感じないから落ち着くのだ
[Hisasi] #……まてや、こら
[ER] #ええとまま、どこをどうやっても否定のしようが(えうえう
[ER] #…………あれですか
[ER] #片帆がおにゃのこらしくなったら朱敏君が逃げ手、他のちゃんとした
彼女を捕まえるという!
[ER] ##第一段階が無理とかゆーな、己もそう思っている(しくしく
[Hisasi] #それ以前にちゃんとした彼女を捕まえるというか……深層心理に
ある女の人こええよをなんとかせんかぎりどうにも
[Hisasi] #常に流され受身
[Toyolina] 一緒に流されてくれるような人だったらきっと。
[ER] #……
[ER] #片帆にその過去を吐いてくれたら、なんとか彼女げっとに向けて、
お手伝いするが
[Hisasi] #飲ませて吐かせる以外にはどうにも
[ER] つ『すぴりたす』
[Hisasi] #本人はなかったことにしてる
[Hisasi] #思い出せないし、記憶にない(つもり)
[ER] #ほーらのめのめ(すぴりたす
[Hisasi] #きゃー
[ER] #……吐く前に潰れそうだ(汗
[Toyolina] 火を吐きそうです
[ER] ぼーっ
[Toyolina] 思わず狼化。キャインキャイン
[Hisasi] むしろ野生に帰るべきなのか
[ER] 野生にかえって
[ER] 「やっぱりこちらのほうがっ」と本物の狼を選びそうだよ
[Hisasi] シャレにならなくなりそうなので、、、
[ER] ………
[ER] ええとええと
[Toyolina] 紹介するよ、ブランカっていうんだ
[Toyolina] ガオー
[ER] …………
[ER] ええとええとええと
[ER] と、とりあえず、
[ER] きょうはねまーふ
[ER] (わたわた
[Toyolina] オヤーッス
[ER] で、であー
後になって読み返してみると。片帆さんものごっつ朱敏に甘えてますね。
(いまさら気づいたのかよ!?)
この時にもう少し片帆さんを思いやることができれいればなーとか想いつつ、
どの道、朱敏には無理な相談だったんだろうなーとか。
時系列と舞台
------------
2007年5月
解説
----
http://kataribe.com/IRC/KA-04/2007/05/20070503.html#000000
傷心の片帆さん、朱敏を連れてカラオケへ。壊れる前の光景。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
以上
---------------------------------------------------------------------
http://kataribe.com/ 語り部総本部(メインサイト)
http://kataribe.com/ML/ メーリングリストの案内
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/ 自動過去ログ
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/31000/31038.html