[KATARIBE 31038] [HA06L] チャットログ『歌って吹っ切れ』

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Date: Thu, 24 May 2007 16:52:45 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 31038] [HA06L] チャットログ『歌って吹っ切れ』
To: kataribe-ml@trpg.net
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2007年05月24日:16時52分43秒
Sub:[HA06L]チャットログ『歌って吹っ切れ』:
From:久志


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 
チャットログ『歌って吹っ切れ』
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登場人物
--------
 橋本朱敏(はしもと・あけとし)
    :ワーウルフな大学生。押しに弱く空気の読めない地雷踏み。
 軽部片帆(かるべ・かたほ)
    :朱敏のバイト先ジャニスガレージの後輩。毒舌。
 金平糖:片帆の人と関わる気持ちが分離した竜の抜け殻。

歌ってます
----------

[ER] (^O^)<歌ってる<おい 
[hukirdead] こんばんは 
[ER] こばー 
[ER] 『僕の大切なもの』を歌ってるのだー 
[ER] 『ぼくの一番大切なもの』だ 
[Hisasi] こばば 
[H_Aoi] おかえりん 
[ER] おかえりん 
[Toyolina] バワッス 
[ER] ばわー 

 片帆     :「……うむ、橋本君、暇か?」 
 朱敏     :「はい?」 

[ER] #鞄の中には金平糖(いやお菓子じゃなくて) 
[Hisasi] #ぼけらっと顔をあげて 
[Hisasi] #いつものすっとぼけた顔 

 片帆     :「大体こー3時間くらい、暇?」 

[ER] #すげー真面目な顔 

 朱敏     :「ええ、今あがって暇っすよ」 

[Hisasi] #で、なんとなく店の裏で雑誌とか読んでた 

 片帆     :「んじゃー付き合え」 

[Hisasi] #この後別のバイトあるしなー 
[ER] #ほえ>別のバイト 
[Hisasi] #夜から 
[Hisasi] #工事現場でライトふってる 
[ER] #わはは 
[Hisasi] #で、今は暇 
[ER] #じゃあ、3時間くらいはでけるのかな。 

 片帆     :「あのねえ、あたしはねえ、すっげえ失恋したんだよ」 

[ER] #ものっそまじ顔 

 片帆     :「かわいそうだなーとか思わない?」 
 朱敏     :「片帆さんが?」 

[Hisasi] #ええええ? 

 片帆     :(こっくし) 

[Hisasi] #なんかすげぇありえねぇという顔 
[Hisasi] #男にほれるということすら想像の範囲外 
[ER] #誰が男とゆーたがね 

 片帆     :「かわいそうでも意外でもなんでもいいけど、3時間くら
        :いつきあっちゃろーとか思わない?」 
 朱敏     :「ええ、はい、つきあいますよ」 

[Hisasi] #誘われたらまず断らない 

 片帆     :「よっしゃー、じゃあカラオケいこー!」 
 朱敏     :「おー」 

[ER] #合法的に大きな声が出せる場所 
[Hisasi] #わーい 
[H_Aoi] #おおw 復調の兆しが 

 片帆     :「よーしいくぞー」 

[ER] #というかその 
[ER] #失恋の相手が実の姉って……orz 
[ER] #……いやそういうきゃらなんだけどさああっ!! 
[ER] #とりあえず、づるづるとカラオケにいって 
[Hisasi] #ひょこひょこついていって 

 片帆     :「よっしゃ歌うぞーーっ」 
 朱敏     :「おっしゃー!」 

[Hisasi] #わーいと 
[ER] #と、言うと同時に、鞄から、半透明の小さな竜が。 

 朱敏     :「……あれ」 
 金平糖    :「きゅぅるるんっ」 

[ER] #両手ぱたぱた 

 片帆     :「あ、この子、金平糖つーの」 
 片帆     :「かわいかろ?(にっ)」 
 朱敏     :「でかいグミ……じゃないっすね」 

[Hisasi] #そも鳴かないしな 

 片帆     :(ごちっ) 
 朱敏     :「へー」 
 片帆     :「…………あたしも名前を金平糖にしたとこで、相当食い
        :意地張ってると思ったけど」 
 片帆     :「上がいたよ(滅)」 
 金平糖    :「くゅるうっ(うらめしげー)」 

[ER] #でもすげー綺麗な音。 

 片帆     :「……まーいーや。……えいっ」 

[ER] #で、ぶちこんだのが、さっきの曲 

 朱敏     :「ういーっす」 
 片帆     :「ほれ、歌いたいの選びなよ(本とりもこん手渡す)」 

[Hisasi] #ちょいちょいと金平糖の手をつまみつつ 

 片帆     :(マイク持って歌ってる) 
 朱敏     :「よーっし、何歌おっかなー」 

[ER] #つーか、この曲の大意は 
[Hisasi] #そして洋楽のロックとか歌ってみたりしつつ 
[ER] #主人公が、色々拾うんだけど、見つけたら、必ず「自分より欲しい人
    が横に居る」状態で 
[ER] #結局その人にじゃああげるね、って渡して渡してその連続で 
[ER] #結局何も残らなかったけど、でも、渡した人たちの笑顔が後ろに
    のこってて
[ER] #これが一番大切だったーと 

 片帆     :「…………失恋した相手がさー、そういう人だったさ」 

[hukirdead] #槇原敬之? 
[ER] #歌い終わってぼそっと 
[ER] #うん 
[hukirdead] #じゃあ「僕が一番欲しかったもの」のはず 
[ER] #えーと、題名は……さっきゆーたよーに登録されてるがええとええと(汗 

 片帆     :「自分の持ってるものをさ、誰かが欲しいってゆーたら、
        :渡しちゃう人で」 
 朱敏     :「むぅ」 
 片帆     :「……でも、たった一つ、それでも譲らないで手離さない
        :のが……旦那でさ」 
 片帆     :「…………(ぽろぽろぽろ)」 
 朱敏     :「……はぁ」 
 朱敏     :「……手、離さない人、かあ」 

[Hisasi] #いねーなあ 
[Hisasi] #あ、家族 

 朱敏     :「……あ、家族なら」 
 片帆     :「どうでもなんでも、でも、あたしはあの人が一番好きな
        :んだもんっ」 
 片帆     :「真帆ねえ…………っ」 

[Hisasi] #でもいずれはなれるんだよなあとかおもいつつ 
[ER] #ぼろぼろ泣いてる 

 朱敏     :「あー、なるほど」 

[Hisasi] #お姉さんか 
[ER] #うむ 
[Hisasi] #男より説得力あるな、うん 
[Hisasi] #とか思ってる 
[ER] #そらもう!<おい 

 片帆     :「……だって、思い切らないと駄目じゃないか
        :(ぼろぼろ泣きながら)」 
 朱敏     :「うん、まあ、それは……そっすね」 
 片帆     :「……ねえさんてさ、『大丈夫』が十八番でさ」 

[Hisasi] #うんうん 
[ER] #ぐすぐすと 

 片帆     :「あの人が、大丈夫って言ったら、世界のどこにもそれに
        :勝てるものが無いみたいだった」 
 片帆     :「…………すごくすごく、大事で好きで」 
 金平糖    :「きゅぅる(横でちょんと座ってる)」 
 片帆     :「……だから失恋なんだよっ」 

[ER] #うわーーん 

 朱敏     :「なるほどねえ」 

[Hisasi] #ウーロン茶飲みつつ聞いてる 
[Hisasi] #聞くのは得意 

 片帆     :「……なるほどじゃねーーっ!」 
 片帆     :(どんっ:うーろんちゃかっぱらって、その代わりに
        :日本酒を置く)
 片帆     :「歌え」 

[ER] #しどいわ 

 朱敏     :「……あ、あのー(汗)」 

[Hisasi] #しかたないので従いますw 

 片帆     :「呑まないとやってられんのなら、呑んでいいから歌え!」
 朱敏     :「は、はひ、うたいまーっす(あわわ)」 
 片帆     :(ぢーーーっと見てる) 
 朱敏     :(もうかなりヤケになって歌ってる) 

[ER] #あるいみこえー 
[Hisasi] #おう、うたうぜーおー 
[Hisasi] #みたいな 
[ER] #どんな曲だろう 
[Hisasi] #洋楽ばかりだのう 
[Hisasi] #わりとジャンル問わず 
[ER] #わはは 
[Hisasi] #ので、いーさんのお好きな洋楽をうたったものということに 
[ER] #じゃあ、片帆は途中で、「ラジオスターの悲劇」あたりいれるぞ 

 片帆     :「……なんか、妙に80年代あたりの洋楽知ってるんだね」

[ER] <ねーちゃんのおかげで良く知ってます 
[ER] #でもラジオスターの悲劇は、70年代だっ<せるふつっこみ 

 朱敏     :「うい、バイト先とか親戚のおじさんとかが好きでさー」
 片帆     :「あーなるほろ」 

[Hisasi] #70年代80年代の洋楽とか結構がんがn 

 片帆     :「結構、身も蓋も無いの多いもんなー(からからっ)」
 片帆     :「あ、じゃあ次これ入れるこれっ」 

[ER] #りびおなぷれいやー 
[ER] #……いやその、libing on a prayer の、当時中学生のおとーとの聞き
    取りですがな。 
[ER] (living, 
[ER] ですな(えうえう 
[ER] #苦労してるけど、『あたしたち祈りながら生きてるじゃないっ』
    という…… 

 片帆     :(^O^) 
 朱敏     :(手拍子とかうちつつ) 
 片帆     :「……なー」 

[Hisasi] #膝に金平糖のっけてわーいと 

 片帆     :「なんかさあ、祈るって、すげー軽く見られることあるけ
        :どさー」 
 朱敏     :「あい?……まあ、神頼みとかと同類にみられてますねー」 

[Hisasi] #ぐびーっと飲みつつ 

 片帆     :「うん。だけど。この前ゆーもあエッセイの本読んでたら、
        :『総理になったら自分は祈る』って文章があって」 
 片帆     :「賛成が7割でも、この国だったら反対は3割、三千万人。
        :その人たちがぎゃーというのを政策として立てないといかん」 
 片帆     :「そんなら祈るしかないじゃないかと書いてあってさ」 
 片帆     :「祈らないなら、その人は祈るほどのことしてないって
        :あってさ」 
 片帆     :「………………(ひっくひっく)」 
 片帆     :「……ねーさんに幸せになってほしいんだもん」 

[ER] #なんか途端に声が子供じみてる 

 片帆     :「そのためなら、神頼みだろうがなんだろうが、祈るもんっ」

[ER] #ぴーーー(泣) 

 朱敏     :「……はぁ」 

[Hisasi] #うん、それはそうっすねえ 

 片帆     :(ひっくひっく) 

[Hisasi] #うん、とかうなづきつつ 
[Hisasi] #そこで頭を撫でるとかいう芸当もできないので 

 金平糖    :「きゅぅるるんっ」 

[Hisasi] #ちびちび飲みつつ 
[ER] #ぴょん、と、朱敏君とこを脱出 

 金平糖    :(なでなで:片帆の頭) 
 片帆     :「…………ありがと」 

[ER] #いや、そこで頭を撫でるようなら、それは偽者の朱敏君だ!<おい

 片帆     :「……あのね」 

[ER] #金平糖をだっこしながら 

 片帆     :「この子のなかに、あたしの失恋が全部入ってる」 
 片帆     :「そういうの、ありだよね(笑)」 
 朱敏     :「ありじゃないっすかねえ、それも」 

[Hisasi] #うんうん 
[Hisasi] #否定しない 

 片帆     :「だよねだよね」 
 片帆     :「……だって仕方ないじゃんよ。ほんっとにあたしねーさ
        :ん好きなのに」 
 片帆     :「それがねーさんの邪魔なら(……ぽろぽろ)」 
 朱敏     :「……うーん、こればっかりは……どーにも」 

[Hisasi] #旦那さんおるしなーとか 
[Hisasi] #でもソレをいったら殴られるのは経験上やっと学習したので 
[ER] #いや、旦那がおらんでも、それ無理みたいな 

 片帆     :「…………橋本君はさあ」 
 片帆     :「やっぱり、あの、相羽さんみたいな人のほーが好きな
        :んだ?」

[ER] #ものごっつ真顔 
[ER] #いまこいつ、性別とかそゆのをどっか蹴飛ばしてますよええ 

 朱敏     :「はぁ……こう、なんか強そうじゃないっすか、なんと
        :なく」 

[Hisasi] #お茶のみつつ 
[Hisasi] #いや、片帆サンも強そうですよ? 
[ER] #強いというよりえらそげだよ 

 朱敏     :「……というかなあ、なんだろー、俺が相羽さんがいー
        :とかそういうのはどうでもよくて、おねーさんがその人が
        :いーならもうどうしようも」 

[Hisasi] #ソレを言っちまったら、あんた 

 片帆     :「…………」 

[ER] #ぽろぽろぽろ 

 朱敏     :「あ、あ、あのー」 

[Hisasi] #おろおろ 

 朱敏     :「の、のみます?」 

[Hisasi] #おそるおそると 

 片帆     :「のむっ!」 
 金平糖    :「きゅるんっ」 
 片帆     :「……そんなの知ってるよ」 
 片帆     :「でも好きなんだもんっ!」 
 片帆     :グラス片手にぼろぼろ泣いてる 
 片帆     :「異常とか思うだろっ、でもそういう恋愛とかじゃなく
        :てっ!!」 
 朱敏     :「……うん、どーにもならんですね、うん」 
 片帆     :「ねーさんが居たら、あたしは世界のどこに放り出されて
        :も平気だったのに……っ」 
 朱敏     :「……そこまで惚れられるてのも、うらやましいです、はい」 

[Hisasi] #そこまでほれてなかったなあ 

 片帆     :「惚れる、んだけどそれだけじゃなくて」 

[Hisasi] #佐緒里さんは好きだったかもしらんが、そこまでいけなかった
      なーとか

 片帆     :「ねーさんが居たらそれでよかったの」 
 朱敏     :「……俺、なんかそういうの、まだピンときてないつーか」
 片帆     :「………」 
 朱敏     :「そら、家族とか弟妹連中とか大事だけど……居たらそれ
        :でいいとまでは、俺言えないし」 

[Hisasi] #うーむうーむ 

 朱敏     :「だから、こう、なんか……うーん、うらやましい?」 
 片帆     :「………………(無言でぽろぽろ泣いてる)」 
 片帆     :「それ、振られてても、うらやましいって言えるか?」 

[ER] #いや、嫌味じゃなくて、すげー素直に質問 

 朱敏     :「あー、振られたら……辛いかも」 

[Hisasi] #ううむ 

 片帆     :(ひっくひっく) 
 金平糖    :(よしよし) 
 片帆     :「大好きだから、あたしは死んだらいけないんだよ」
 片帆     :「……そういう破滅は、ねーさん泣くから」 
 朱敏     :「……うん、必死になって、泣くほど本気になるてのも
        :……うーん、辛いけど、うらやましい……むー、難しい」 
 片帆     :「橋本君はそういう人いないんだ?」 

[Hisasi] #辛いのはあんまり好きじゃないけど、そこまで本気になれるのは
      うらやましいし、うーん、と 

 朱敏     :「……いないっすね」 

[ER] #ちょっと不思議そうに 

 片帆     :「いや、色恋じゃなくて、家族ならって思ったけど、そこ
        :までじゃないんだ?」 
 朱敏     :「いや、大事っすよ……でもいずれ一人立ちするじゃな
        :いっすか」 

[Hisasi] #獣的思考 

 片帆     :「いや、ご家族のほうからしたら、あんたのほーが先に
        :ひとり立ちするよ」 
 朱敏     :「そうなんすけどね、順番的に。で、独り立ちしたら……
        :こー、縁は切れないけど自分でやってくもんだし」 

[Hisasi] #中身は割りと野生に近い様子 

 片帆     :「でもさ、ひとり立ちしたら、普通そこには伴侶とかゆー
        :もんが横に居るんじゃ?」 

[ER] #ぐすぐす涙を拭きながら的確に 

 朱敏     :「……の、はずなんですけどね」 

[Hisasi] #うーむ 
[Hisasi] #なんか伴侶つくれねえ 

 片帆     :「あたしみたいなのは居なくていいのさ」 

[ER] #膝の上に金平糖乗せながら 

 朱敏     :「……ていうか、こう……こないだも」 
 片帆     :「うん」 
 朱敏     :「……泣かれちゃったんですよ、後輩の子に」 

[Hisasi] #くびっと飲んで 

 片帆     :「……あれ、あのあと、また行ったんだ」 
 朱敏     :「えーと、また飲み会あって……また会って……で、今度
        :どっかいきません、つーて」 

[Hisasi] #で、出かけたわけだ 

 片帆     :「……いや、そんで一緒に行ったんだな、今日みたいに」

[ER] #的確 

 朱敏     :「……です」 
 片帆     :「で、何で泣かれたん」 
 朱敏     :「……いや、その、なんていうか、正直に」 
 片帆     :「うん」 

[Hisasi] #俺、その気ないような気がする、と 

 片帆     :「んー……それ、ほんとにそうだからそう言ったんだよね?」
 朱敏     :「嫌いじゃないけど……つきあえない気がする、と」 
 片帆     :「……うん」 
 朱敏     :「いや、可愛い子なんすよ。でも、こう……重い」 
 片帆     :「つか、うん」 
 片帆     :「それはさあ……後から言うより今言ったほうがいい台詞
        :だから」 
 片帆     :「それを無理して橋本君が頑張って、2度3度って付き
        :合った後に、いややっぱり無理とかゆーたら、彼女もっと
        :泣くさ」 
 朱敏     :「……はぁ、ですね」 

[Hisasi] #で、後輩ちゃんに泣かれて 
[ER] #ほむ 
[Hisasi] #後輩ちゃんを狙ってた野郎共ににらまれるわ 

 片帆     :「彼女を10日泣かすくらいなら、今の1日で済んだって
        :思えよ、そういうの」 

[ER] #肩ぽんぽん 
[Hisasi] #女友達とかには後輩ちゃん可哀想といわれると 
[Hisasi] #流石にへこむ 

 片帆     :「期待させて付き合って、最終的に別れるほーが惨い
        :じゃん」 
 片帆     :「付き合わないで別れるなら、それは少なくとも彼女に悪
        :いことがないってことを証明してるよ」 
 片帆     :「付き合って別れるなら、一体自分の何が悪いんだって、
        :彼女もっと悩んじゃうよ」 
 片帆     :「…………悩んだ奴が言うんだ。信用しろっ」 
 朱敏     :「……ですね、はい」 

[Hisasi] #ふにふにと 
[ER] #ねーさんにあたしが何がわるかったんだーと 
[Hisasi] #大丈夫、片帆さんにトラウマはばれてねえ 
[Hisasi] #今は 
[ER] #うむ 
[ER] #でも、片帆自身、そういう……『あ、それ無理』ってのはしみじみ
    実感してるから 
[ER] <とらうまなしに 
[ER] #全然不思議と思ってない 
[ER] (えうえう 

 片帆     :「…………(よいしょ、と、金平糖を朱敏君の膝に)」
 金平糖    :(のしっ) 

[ER] #ふわあっと花のいいにおい 

 朱敏     :(よしよし) 
 金平糖    :(ぢーー:朱敏君見てる) 

[ER] #つぶらな丸いめっ 

 片帆     :「……その子が居たら、あたし平気なんだよ」 
 片帆     :「なんかいろいろ」 
 朱敏     :「はぁ」 

[Hisasi] #ひょいと持ち上げて目を見てみる 

 金平糖    :「きゅるるん」 

[ER] #すげー綺麗なつつじの紅の色 
[ER] #それがにこーっと 
[ER] #……つまりあれです。かつて片帆が、だっこしてくれた真帆に向けて
    にこーっとした、その笑いの相似形。 

 金平糖    :「……きゅぅるる?」 
 朱敏     :「……うん、ガンバリマス」 

[Hisasi] #何をがんばるかは不明だが 

 金平糖    :「きゅぅる(にぱー)」 

[ER] #ちっちゃな手でぽちぽち 
[Hisasi] #まずは本気になれそうな人をみつけよう 
[ER] #朱敏君を叩いてます 
[Hisasi] #無理くさいが 

 片帆     :「あんまし頑張らなくていいよー」 

[ER] #ちょっと頬杖ついて 

 片帆     :「あたし、頑張らなくてもねーさんに惚れてるもん」 
 片帆     :「…………あんなふうな人になれたらな」 
 朱敏     :「……はぁ」 
 片帆     :「騙されても莫迦にされても、利用されても」 
 片帆     :「ほんとに別れるまでは友人だって、胸張っていえるよう
        :になりたいな」 

[ER] #ぐしぐし 

 片帆     :「…………」 

[ER] #なんか本式に涙が止まらなくなってる 

 朱敏     :「……(えーと)」 

[Hisasi] #ここで頭をなでるとか肩をそっとなでるとか 
[Hisasi] #店長さんの頭は平気でなでるくせに 
[Hisasi] #なんか片帆サンだと恐れ多くて(なぜ) 
[ER] #そんな高度なことがでける朱敏君じゃねえ(おい 
[meltdown] #かいしょみせんと(ぇ) 
[Hisasi] #かいしょってどんな味ですか? 
[Hisasi] #レベル 

 片帆     :「……橋本朱敏っ」 

[ER] #もう、泣き放題のまま、えらいどすの利いた声で 

 朱敏     :「は、は、はいっ¥」 
 片帆     :「あたしは貴君をそらもう信用してる。あたしのことを
        :絶対誤解しないって」 

[ER] #ぼろぼろ泣きながら 

 朱敏     :「は、はいっ」 
 片帆     :「だから、肩貸せっ」 

[Hisasi] #まじびびりつつこくこくうなずいてる 

 朱敏     :「ど、どーぞ、こんなんでよかったら」 

[Hisasi] #自分でこんなんいうな 

 片帆     :「……………」 
 片帆     :「………うわあああああああっ」 

[ER] #もうなんか、ちっちゃい子供が泣くみたいに、身も蓋も無い泣き声で

 金平糖    :「…………」 

[ER] #妙に静かな表情で、泣いてる片帆を見てる 

 朱敏     :(えーと)>硬直しつつ、そっとしておいてる 
 片帆     :(泣きじゃくってる) 

[ER] #だいたい10分くらい 

 片帆     :「…………(ひっくひっく)」 

[ER] #なんとかおちついた 

 朱敏     :「……」>とりあえず肩をかしてました 

[Hisasi] #貸してただけ 
[ER] #うむ 

 片帆     :「…………うん、もう大丈夫」 

[ER] #目をごしごし 

 金平糖    :「きゅるる(膝にとてん)」 
 朱敏     :「えと、はい、そんならよかった」 

[Hisasi] #うむうむ 

 片帆     :「橋本君なら信用でけるからな。これで誤解とか曲解とか
        :ぜってーしないって」 

[ER] #ぐしゃぐしゃの顔をハンカチで拭きながら、にぱっと 

 朱敏     :「はぁ……」 

[Hisasi] #うん、信用されてるらしい 

 片帆     :「……したか、誤解?」 
 朱敏     :「全然」 

[Hisasi] #即答 

 片帆     :「だろー」 

[ER] #とくいげ 

 片帆     :「だから、今日は付き合わせた」 
 片帆     :「時間取って、悪かった」 

[ER] #ぽん、と 

 朱敏     :「あ、いえいえ」 
 片帆     :「……だから、後の時間はどんどん貴君が歌えーっ」

[ER] #まいくおしつけっ 
[ER] #あと30分(笑 

 朱敏     :「は、はひっ」 

[Hisasi] #ロックでごー 
[ER] #合わせられる=知ってる曲なら、片帆が低音部をつけるよ
[ER] #ついでに金平糖が高音部を(わはは 
[Hisasi] #そんな感じで 
[ER] #うむ 
[ER] …… 
[ER] だいじょぶだよ朱敏君。流石にここは全面的に片帆のおごりだからっ(汗


カラオケ終わって
----------------

 朱敏     :「うーん……まあ、俺も、なあ……」 

[Hisasi] #ぼんやりとカラオケの後で 
[Hisasi] #そういう人できるのかな、と想ったりしつつ 
[Hisasi] #途中で思考が停止する 

 朱敏     :「…………」>停止中 
 朱敏     :「………………まあ、うん、そのうち」 

[Hisasi] #再起動 

 片帆     :「……あのさ」 

[Hisasi] #てこてこ歩いていく 

 朱敏     :「はい?」 
 片帆     :「そういう人、居なくてもいいと思うよ」 
 朱敏     :「……かも、しんないっすね」 
 片帆     :「ねーさんはそういう人をめっけたから、あたしにもって
        :思ってるらしいけど」 
 片帆     :「片思いだってみろ、すっっっっっげーーつらいからっ!」 

[ER] #矯めが長い(笑 

 朱敏     :「…………ですね」 
 片帆     :「横に居て、不安にならなくて、どっちかとゆーとほっと
        :して、一緒にいるほーがいいなって人なら」 
 片帆     :「そこらでいんでないか?」 

[ER] #金平糖抱っこして 

 金平糖    :(こくこくっ) 
 朱敏     :「……はぁ」 

[Hisasi] #片帆兄さんとかかな 
[Hisasi] #おい 
[ER] #…… 
[Toyolina] #まず兄さんを取り払うところから…… 
[Hisasi] #なにかすごくまちがってねぇ? 
[ER] #あの、兄さんってとこがまず最初の間違いだと思うの己 

 片帆     :「ねー」 
 金平糖    :「きゅるうっ」 

[ER] #だいじょぶ。もっと間違えてる奴ここに居るから(おい 

 片帆     :「いや、それ以上なら、何か他に色々考えてみるのもてだ
        :けどさ」 
 朱敏     :「まー、うん、ほっとするというとこっちかなーという感
        :じですねー」 
 片帆     :「こっち?」 
 朱敏     :「ああ、いえ、こっちのはなし」 

[Hisasi] #後輩ちゃんよりは片帆サンといるほうが落ち着くなと想いました
[ER] #なるほろ 
[ER] #…女性に見えないしな! 

 片帆     :「…………この子は駄目だからねっ」 

[Toyolina] #なるほど、まずそこから 
[ER] #金平糖をぎゅっと 
[Toyolina] #食べられる!? 
[ER] #そっちに勘違い 
[ER] #この子が居たらほっとするっ 
[Hisasi] #なるほど、女性を感じないから落ち着くのだ 
[Hisasi] #……まてや、こら 
[ER] #ええとまま、どこをどうやっても否定のしようが(えうえう 
[ER] #…………あれですか 
[ER] #片帆がおにゃのこらしくなったら朱敏君が逃げ手、他のちゃんとした
    彼女を捕まえるという! 
[ER] ##第一段階が無理とかゆーな、己もそう思っている(しくしく 
[Hisasi] #それ以前にちゃんとした彼女を捕まえるというか……深層心理に
      ある女の人こええよをなんとかせんかぎりどうにも 
[Hisasi] #常に流され受身 
[Toyolina] 一緒に流されてくれるような人だったらきっと。 
[ER] #…… 
[ER] #片帆にその過去を吐いてくれたら、なんとか彼女げっとに向けて、
    お手伝いするが 
[Hisasi] #飲ませて吐かせる以外にはどうにも 
[ER] つ『すぴりたす』 
[Hisasi] #本人はなかったことにしてる 
[Hisasi] #思い出せないし、記憶にない(つもり) 
[ER] #ほーらのめのめ(すぴりたす 
[Hisasi] #きゃー 
[ER] #……吐く前に潰れそうだ(汗 
[Toyolina] 火を吐きそうです 
[ER] ぼーっ 
[Toyolina] 思わず狼化。キャインキャイン 
[Hisasi] むしろ野生に帰るべきなのか 
[ER] 野生にかえって 
[ER] 「やっぱりこちらのほうがっ」と本物の狼を選びそうだよ 
[Hisasi] シャレにならなくなりそうなので、、、 
[ER] ……… 
[ER] ええとええと 
[Toyolina] 紹介するよ、ブランカっていうんだ 
[Toyolina] ガオー 
[ER] ………… 
[ER] ええとええとええと 
[ER] と、とりあえず、 
[ER] きょうはねまーふ 
[ER] (わたわた 
[Toyolina] オヤーッス 
[ER] で、であー 

 後になって読み返してみると。片帆さんものごっつ朱敏に甘えてますね。
 (いまさら気づいたのかよ!?)
 この時にもう少し片帆さんを思いやることができれいればなーとか想いつつ、
どの道、朱敏には無理な相談だったんだろうなーとか。

時系列と舞台
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 2007年5月
解説
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 http://kataribe.com/IRC/KA-04/2007/05/20070503.html#000000
 傷心の片帆さん、朱敏を連れてカラオケへ。壊れる前の光景。
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以上



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