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Date: Thu, 3 May 2007 21:11:49 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30987] [HA06L] チャットログ『暗幕の罠』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200705031211.VAA17705@www.mahoroba.ne.jp>
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Web: http://kataribe.com/HA/06/L/
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2007年05月03日:21時11分49秒
Sub:[HA06L]チャットログ『暗幕の罠』:
From:久志
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チャットログ『暗幕の罠』
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登場人物
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橋本朱敏(はしもと・あけとし)
:ワーウルフなお兄ちゃん。ガタイはデカイが中身はがきんちょ。
女生徒:高校三年の先輩らしい。なんか遊んでそうな人らしい。
文化祭準備中
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[Hisasi] #更に昔、朱敏高校一年の頃。
[Hisasi] #秋、文化祭の準備期間中
クラスメイト1:「あっきー、ちょいと暗幕追加でもらってきてー」
朱敏 :「うーい」
[Hisasi] #当時から頭ひとつでかい(中身大して変わってない)
[Hisasi] #てこてこと人気のない準備室へと
朱敏 :「えーっと、ここだっけかなあ」
[Hisasi] #ガラッと戸を開けて
[Hisasi] #埃っぽい備品の山積みになった準備室
朱敏 :「暗幕、暗幕……と」
[Hisasi] #がさごそ
[Hisasi] #しばし探してると
SE :がらっ
朱敏 :「ん?」
女生徒 :「あら?」
[Hisasi] #ちょっと気だるげでミニスカな先輩らしいおねいさん
朱敏 :「あ、ども」
女生徒 :「んー、君、ここで何か探しもの?」
朱敏 :「えーと、暗幕を三枚追加でもらいにきたんですけど」
女生徒 :「ふぅん」
[Hisasi] #髪をいじりながら
朱敏 :「あの、先輩……ですよね?先輩も暗幕を?」
[Hisasi] #同学年じゃないなーと思った
女生徒 :「ん、なんとなく」
[Hisasi] #くすくすと笑って
女生徒 :「暗幕、こっちにあるよ。おいで」
[Hisasi] #奥のドアを指差して
[Hisasi] #にっこりと
朱敏 :「あ、はい」
[Hisasi] #てこてことついていく
女生徒 :(くす)
[Hisasi] #準備室の奥の部屋
朱敏 :「えーと、暗いっすね。明かりは」
[Hisasi] #きょろきょろ
女生徒 :「ああ、大丈夫。すぐなれるし」
[Hisasi] #ドアをしめて
SE :がちゃ
朱敏 :「暗幕どこかな」
[Hisasi] #きょろきょろ
女生徒 :「あとで教えてあげる」
朱敏 :「え?」
[gombeLOG] #きゃー
[Toyolina] #wkwk
[Hisasi] #さて、こーひーいれてこよう
[Toyolina] CM来た
[gombeLOG] #しかしこー
[gombeLOG] #あっきー、実はモテモテやん、とか思ってしまう
[Toyolina] 自覚さえあれば今頃
[Hisasi] #薄暗い準備室の奥の部屋
[gombeLOG] #きっと見映えは良くて適度にダメ男なんだろう
[Hisasi] #なんか先輩のおねえさんに案内されるままひょこひょこついて
いった朱敏(ガタイはでかいが中身はがきんちょ)
女生徒 :「一年?背、高いね。」
朱敏 :「あーよく言われます」
[Hisasi] #へらへら
女生徒 :「ね、ちょっとここのぞいてみてくれる」
:>近くにあった棚を指差して
朱敏 :「え、はい?」
[Hisasi] #ひょいと身をかがめて
[Hisasi] #なにがあるのかなーと覗いてみる
女生徒 :(くすくす)
[Hisasi] #腕を伸ばして、頭を抱え込むように
朱敏 :「え?」
[Hisasi] #なんか首に手回されて、バランス崩れて
朱敏 :「わっ」
SE :どすん、がしゃん
[Hisasi] #その場にこける
朱敏 :「あ、あの、センパイ?」
[Hisasi] #なんかのっかかられた姿勢
[Hisasi] #ばさっと棚の上にあったらしい暗幕がふってきて
[Toyolina] #先輩だいたーん
女生徒 :「しー」
朱敏 :「ええと、あの、スイマセン、一体なにが」
[Hisasi] #ひええ
女生徒 :「知らないの?ここのこと」
朱敏 :(ぶんぶんぶんぶん)
女生徒 :「内緒にしてあげるから」
朱敏 :「あ、いえ、その、こういうとこみつかったらなんだかす
:ごくやばいきがします」
女生徒 :「大丈夫、鍵、かかってるから。指導の先生はこの時間部
:活の方いってるし」
[Hisasi] #にこっと笑って
朱敏 :「あう」
女生徒 :「ね?」
[Hisasi] #その頃
クラスメイト1:「おーい、暗幕どうしたよ」
クラスメイト2:「あれ、あっきーが取りに行ったんじゃねえの?」
クラスメイト1:「え、もどってねーぞ。どこで油うってんだよ」
クラスメイト2:「ああ、ソレ違う!そこやりなおし!」
[Hisasi] #わーわー
[Hisasi] #しばらく後
[Toyolina] #わーわー
朱敏 :「……」>暗幕両手に抱えてぼんやり歩いてる
クラスメイト1:「お、あっきー!おせえぞ!なにやってたんだよ」
クラスメイト2:「お、暗幕着たぞー」
朱敏 :「…………(なんか呆けてる)」
クラスメイト1:「おーい、あっきーその暗幕あっちの裏方に……っておい」
朱敏 :「…………あ?」
クラスメイト2:「ぼんやりしてんじゃねーぞ、ほら、早く」
朱敏 :「あー、うん」
[Hisasi] #へれへれ
朱敏 :「………………ほぁ」
[Hisasi] #ぼんやり
[Hisasi] #どうやらこの時から、極度のにぶちんになったらしい
[Toyolina] #ニヤニヤ
朱敏 :「…………あー」>頭抑えて
[Hisasi] #ふにふにとその場でしゃがむ
トラウマさん
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朱敏 :「…………最初がこー、インパクトありすぎたんだよなあ、たぶん」
[Hisasi] #ぐで
[Hisasi] #そんな過去
[Toyolina] 食い物にされたんですね
[Hisasi] 狼なのに
[Hisasi] それ以来、微妙に恋愛不感症に
[Toyolina] 同情するわ
[Hisasi] それがかえって安全な男になるという
[Hisasi] 皮肉
[Toyolina] しかしそんな過去をうっかり聞いてしまうわけには行きづらそう
なのが辛い
[Hisasi] 微妙に自分で記憶曖昧にしてそう
[Toyolina] 店長聞いたらドキドキもんだわ!
こうして強烈な過去のトラウマを植えつけられてしまったかわいそうな人。
時系列と舞台
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2002年11月
解説
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http://kataribe.com/IRC/HA06-01/2007/05/20070501.html#220000
朱敏、高校一年生の頃。文化祭準備の時に起きた出来事。
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以上
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