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Date: Mon, 19 Mar 2007 13:13:45 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30916] [HA21L] チャットログ『狩猟者』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200703190413.NAA42046@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 30916
Web: http://kataribe.com/HA/21/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30900/30916.html
2007年03月19日:13時13分45秒
Sub:[HA21L]チャットログ『狩猟者』:
From:久志
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チャットログ『狩猟者』
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登場人物
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ウヤダ :ハンター。仕事は堅実らしい。
フィクサー :依頼人
銀髪の男 :ミディアン(夜族)らしい。知り合いの様子。
夜
--
[Hisasi] #空に浮かぶ月、街灯の明かりに照らされて星は殆ど見えない。
[Hisasi] #ビルの屋上、フェンスに寄りかかるようにフラスクを片手に
持った男。
ウヤダ :「……」>ぐびっと一口のんで
ウヤダ :「嫌な風だねえ……」
[Hisasi] #薄まった何かを含んでいるような
[Hisasi] #澱んだ空気の中に、微かに混じった何か
ウヤダ :「……腐った水の匂いがしやがる」
[Hisasi] #フラスクをしまって
思い出す、会話。
フィクサー :「ウヤダ、この依頼だが」
ウヤダ :「断る」
フィクサー :「……せめて内容だけでも聞いてもらえないか」
ウヤダ :「こちらも横のつながりは大事にしててな、ゴネドイが
:断ったのを知っている」
[Hisasi] ##ハンター仲間、例によって里見の謎ジェネレータ
フィクサー :「……その通り”水”に汚染された者をサンプルとして捕
:獲し、汚染源を探る。無論、汚染源調査はすべてこちらだ」
ウヤダ :「断るといった」
フィクサー :「危険と判断したら即座に手を引いても構わない、前金は
:全額の半分結果に問わず支払います」
フィクサー :「この話は人を伝う間にレートが上がり、貴方が満足でき
:るだけの金額になるでしょう」
ウヤダ :「……」
フィクサー :「この件を受けることにより、調査団体とのコネクション
:作りも可能になります。今後の活動の為の足がかりとして
:も悪くない結果を残せると踏んでいます。お考え願えるか?」
ウヤダ :「ふぅん」
[Hisasi] #興味ねえなあという顔をしつつ
ウヤダ :「わかった、受けよう。情報は逐一そっちに流す、まあ
:期待はしないでくれ、”水”相手に命を賭けるほどのこと
:はできん」
フィクサー :「感謝する」
フラスクをポケットにしまい、首を鳴らす。
ウヤダ :「……さあて」
[Hisasi] #行動しますかね
過去風景、あるいは始まりの光景
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[Hisasi] #過去風景
[Hisasi] #開けた場所
[Hisasi] #無数に並んでいる十字架
ウヤダ@過去 :「……」>ぐびっとフラスクからウィスキーを飲む
[Hisasi] #しゃがんでる
[Hisasi] #並んでる十字架には胸を杭で貫かれた吸血鬼が
[Hisasi] #何十人と
ウヤダ@過去 :「……いい夜明けだ」
吸血鬼達 :(動けない)
[Hisasi] #恐怖で引きつってる
[Hisasi] #夜明けの日差し
吸血鬼の一人 :「あああああ」>燃えはじめた
[Hisasi] #一人、二人と炎があがる
ウヤダ@過去 :「……」>無感動に眺めてる
[Hisasi] #全ての吸血鬼達が燃えていく
[Hisasi] #跡形もなく
吸血鬼 :(悲鳴を上げながら萌えていく)
[Hisasi] #燃えてだよw
[Toyolina] しあわせそうにw
吸血鬼 :(涙を流しつつ首を振っている)
ウヤダ@過去 :「……泣くんだなあ、お前らも」
[TK-Leana] # 恐怖の悲鳴が黄色い悲鳴になりかけましたね
[Hisasi] #食用(人間)とは違うんだな
ウヤダ@過去 :「……」>涙も感情も無くして
[Hisasi] #燃えていく吸血鬼をながめつつ
[Hisasi] #全て燃え尽きた吸血鬼、残ったのは無数に並んだ十字架だけ
ウヤダ@過去 :「……」>ひきつったように笑ってる
ハンターの原風景。
自らを喰う為に飼育していた吸血鬼一族を根絶やしにしたウヤダ。
夜族と人間
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ウヤダ、知り合い?の夜族の男と。
ウヤダ :「静かな、イイ夜だ」
[Hisasi] #月明かりの下
銀髪の男 :「……そうだ、夜は我らの時間」
:>その隣で腕組みをしている
ウヤダ :「そうだな、この時はあんた等の世界だ、
:ミディアン(夜族)」
銀髪の男 :「お前は何故好き好んでこんな道に踏み入れる。
:ヒューマン(人間)」
ウヤダ :「さあな、あんた等ミディアンにはとうてい理解できない
:ものだろう」
銀髪の男 :「金か? 名誉か? それとも……憎しみか?」
ウヤダ :「最初は何かあったのかもしらん。今は、もう、そんなこ
:とは既に抜け落ちてるんだろう」
銀髪の男 :「生きながらえる為?」
ウヤダ :「……違うな、ミディアン。俺は死にたくはないが生には
:執着してない」
銀髪の男 :「お前の言葉は矛盾だらけだ、ヒューマン」
ウヤダ :「確かにな、命あってのモノダネだ。だが命を永らえる為
:だけに無様に這い回るのはカンベンだ。矛盾してる、それ
:は理解している」
銀髪の男 :「……何がお前を駆り立てる?」
ウヤダ :「さてね、きっとろくでもないものの為さ。生き延びて、
:美味いウイスキーを呷る。そのはした金の酒代の為、酒を
:飲むに足る充足した気分を満たす為に狩る、そんな程度だ」
銀髪の男 :「……理解できない」
ウヤダ :「全くだ」
[Toyolina] 刹那的な人やのう
[Hisasi] 多いじゃないですか、割と
[Hisasi] 21には
[Toyolina] そうですね
[Toyolina] 後先考えてないというかw
[Hisasi] 何気に面子見回しても、
[Hisasi] 先のこと考えてそうな人少ないデスよ
[Toyolina] マッタクデスw
時系列と舞台
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2007年3月
解説
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http://kataribe.com/IRC/KA-04/2007/03/20070318.html#000000
http://kataribe.com/IRC/KA-06/2007/03/20070318.html#030000
ハンター・ウヤダ。仕事、原風景、思惑。様々。
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以上。
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