[KATARIBE 30912] [HA21L] 人間社会で言うところの出世を果たす話

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Date: Mon, 19 Mar 2007 10:28:32 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30912] [HA21L] 人間社会で言うところの出世を果たす話
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2007年03月19日:10時28分32秒
Sub:[HA21L] 人間社会で言うところの出世を果たす話:
From:Toyolina


[HA21L] 人間社会で言うところの出世を果たす話
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登場人物
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 淡蒲萄    強力だがバカな吸血姫
 片桐壮平   常識人だがどこかバカな不死身の刑事
 残虐超人   無道家の管財人だか監査役だか。偉いさん
        HA06の無道瞑さん
 黒服黒眼鏡  無道邸の名物執事
        HA06の前野浩さん


出世しちゃうみたい
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[Toyolina] 片桐巡査は出世はされたことありますか。
[Hisasi]  出世ってなんですか? 
[Hisasi]  という感じです

 片桐     :「……出世なあ、試験受ける暇もようなくてのう」

[Hisasi]  そんな暇ありませんでした、勉強する暇とかもさっぱり

 淡蒲萄    :「出世ってするとなんかいいことあんの?」
 片桐     :「階級があがれば、まあ、下の奴よりはエライ」
 淡蒲萄    :「威張れるんだ」
 片桐     :「……でもまあ、階級があがっても中身がついてこんと信用
        :されんのは、まあこの職だからこそじゃのう」
 片桐     :「あと給料も多少はかわるらしいがのう……多少は」

 淡蒲萄    :(あまりそれは聞かない方がいいと思った)
        :「ふぅん。あんまりいいことなさそうだけど、もし、出世
        :させたる、とか言われたら出世する?」
 片桐     :「できるならしたいかもしらんが、それで現場に出られず
        :内勤で事務方やれ言われたらカンベンじゃの。出世に関わらず、
        :その後の立場がどうなるかが重要じゃな」
 淡蒲萄    :「ああそっか、違う仕事なっちゃうかもしれないんだ。
        :じゃあ、その辺ちゃんと確認しないと行けないな」
        :(うんうん。携帯にメモる)

 片桐     :「なんぞあったんかい?」
 淡蒲萄    :「うん、なんかね、一個偉くなるからちょっと空けないと
        :いけなくなって」
 片桐     :「えらくなる?」

[Hisasi]  ちょっと意味を掴みかねた

 淡蒲萄    :「ああ……えっと、ほら、どういったらいいんだ……」

[Toyolina] 何も説明してないことに今更気付いた人

 淡蒲萄    :「たぶん、人間で言ったら、出世ってヤツなんだと思うん
        :だけど」
 片桐     :「ほう、そらあ……まあ、ええことなんじゃろうな」

[Hisasi]  うん、と頷いてみる

 淡蒲萄    :「お父様の代わり、なんだけどね」
 片桐     :「……そうか」
        :>なんかあったことは知ってるので追求はしない
        :「なら、がんばって代わりを務めんといかんな」
 淡蒲萄    :「給料とかないから、なんか意味あるのかどうかわかんないん
        :だけど」

 経費はふんだんに使えます。それだけ。

 片桐     :「……具体的になにをするかっちゅーのはわからんが、まあ、
        :階級があがるっちゅーことはそれだけ権限と責任と義務が
        :増えるっちゅーことかのう」

 片桐     :「下の階級の奴らより偉くなった分責任は重くなる、権限が
        :貰えてもその分果たす義務は多くなる、一長一短じゃの」
 淡蒲萄    :「たぶん。そんなかんじ。全然想像出来なくてねー。誰か
        :代わりに上にくるより、よっぽどいいんだけど」
 片桐     :「すると……今とそうそう変わらんっちゅーことか?」
 淡蒲萄    :「うん、たぶん。だから、もし知ってたらどんな感じかな、
        :って聞こうと思った」
 片桐     :「……出世した経験でもあったらよかったんじゃがのう」

[Hisasi]  ぽりぽり
[Hisasi]  無いです

 片桐     :「まあ、あれじゃ」

[Hisasi]  グラスちょいと掲げて

 淡蒲萄    :「お(釣られて掲げる)」
 片桐     :「おめでとさん、素直に喜んどけ」

[Ruki]   琉姫は出世の経験があるけど仕事だけ増えて良い事なかったそう
      ですよ
[Hisasi]  ちん、とグラス鳴らして

 淡蒲萄    :「そうしとく」


出世してきましたよ
------------------

[Toyolina] そして数日後、何のお変わりも無い様子で現れます
[Toyolina] マントくらいしてきたらわかりやすいんだけど

 片桐     :「おう、うっちゃん」

[Hisasi]  なんか変化ないけど

 淡蒲萄    :「ただいまー。はいこれお土産、面倒だから駅で買ってきた」
 片桐     :「……それ土産になるんかいなあ」>受け取るけど

[Hisasi]  って本国いってきたの? 
[Toyolina] いえ
[Toyolina] 無道邸で済ませたようです
[hari]   幡多町
[hari]   某管財人さんに
[Toyolina] 数駅w
[Toyolina] 残虐の第一人者に
[hari]   無道邸のお土産があるかも(w
[hari]   ケーキとか
[Toyolina] 採用

 淡蒲萄    :「なんかメイドさんとか居て、いかにもお屋敷、って感じ
        :だったよ」

[Toyolina] 山の手にあるし! 

 淡蒲萄    :「執事さんも居た」
 片桐     :「ほう、なんぞ雲の上の世界じゃのう」
 淡蒲萄    :「ホントホント。正直落ち着かなくって」

[hari]   ケーキとお茶を出して、美味しいと喜んでくれたのでお土産に
      どうぞと言う感じかしら

 片桐     :「ほんで、なんぞ受け取ったりしたんか?」

[Toyolina] 山ほど持たせたりはさすがになさそうだ
[hari]   ご家族の人数聞いて
[hari]   小ぶりのワンホールくらいか

 淡蒲萄    :「ええとケーキでしょ、あとは手料理いっぱいごちそうに
        :なった」
 片桐     :「……いや、そうでなく。こう、階級章……は、ないか、
        :そんなんとか状なぞは」

[Toyolina] なんとか状w
[Hisasi]  淡蒲萄、君をバンパイアロードとして、みたいな
[Hisasi]  そんなイメージw

 淡蒲萄    :「記念にこんなのもらってきたけど、これは違うよね」

[Toyolina] 暖炉の上に飾ってありそうな装飾華美な儀礼用サーベル
      (刃はつぶれている)
[Toyolina] もちろんちゃんと袋に包んで持ってきましたよ
[hari]   何の記念だろう

 片桐     :「ほーなんぞええシロモンじゃのう」

[TK-Leana] 記念にパチって来た説。観光客のように
[Hisasi]  だめじゃんw
[miburo]  かなりだめw


 以下、数行回想シーン

 淡蒲萄    :「あのなんか×印になってるのかっこいいっすね」
 残虐超人の人 :「そう? 別に珍しくもなんとも」

[hari]   話を繋ごうと、微妙に必死げ

 淡蒲萄    :「いやカッコイイですよ、これ家に飾ってあったら」
 残虐超人の人 :(庶民ねえ)「そんなに欲しい? じゃああげますソレ」
 淡蒲萄    :「いいんですか? ホントに?」
 残虐超人の人 :「見た目から入るのも重要ですから」

[Toyolina] どういう見た目かはわからない。とりあえずこれあげとけば、なんか
      心構え出来るかもしれない、と思った。
[Hisasi]  なんか超適当くさい気がするんですけど
[Toyolina] 適当もいいところ。
[hari]   布に包んで手提げ袋に入れて、お土産と一緒に渡してくれる黒服黒眼鏡
[Toyolina] 安上がりなのは早速見抜かれていた様子
[Toyolina] 恭しく黒服黒めがね。

 黒服黒めがね :「あんなものあげちゃって……おいそれと捨てられないんですよ?
        :あれ」

[hari]   金物の日に捨てるとちょっと騒ぎになります
[Hisasi]  すっかりのせられてるよ!? 

 残虐超人の人 :「きっと大事にしてくれますよ。あの目の輝きを、私は
        :信じたいと思います」

[Toyolina] もうおもしろがるフェーズに移行
[Toyolina] そのうち対の剣と楯も。
[Toyolina] 続編登場時は鎧まで。


ボケスパイラル発動
------------------

 片桐     :「……まあ、アレじゃな。騎士が剣授けられるとかいうアレ
        :ちゃうか」

[Hisasi]  適当に言ってみた
[Hisasi]  しかも騎士と吸血鬼さっぱり関係ないですよ、ギリちゃんよ
[Hisasi]  つまりこっちも適当

 淡蒲萄    :「うん、たぶんそれ。なんかちょっとその気になっちゃったよ」
        :(早速食器棚(あれば)の上に飾ろうとする)

[Hisasi]  なんか凄く不釣合いっぽいけどこれもうっちゃんの名誉の品なん
      じゃろう、うん
[Hisasi]  飾られたサーベルを見て頷く
[Hisasi]  ぱんぱんと手を叩いて拝み
[Hisasi]  なんかちがくねえ? 
[hari]   ギリちゃん、それ違う

 淡蒲萄    :「この剣でなんだろ、敵を切っていいって」

[Toyolina] 刃ないからすごく痛そう

 片桐     :「しかし、そも斬らんでもどうとでもなるじゃろう」

[hari]   叩き潰す
[Hisasi]  うっちゃんなら

 片桐     :「儀式用とか、そういうもんじゃなかろうか?」

[Hisasi]  娘達の前でサーベルを構えて誓えとかそういうの
[Hisasi]  どんどん間違った方向に行く

 淡蒲萄    :「とりあえず、なるべく持ち歩けって言われた」

[Toyolina] 面白いから

 片桐     :「武士の帯剣のようなモンか?(ううむ)」

[hari]   黒服黒めがねは、その様子を困ったように曖昧な笑みを浮かべて
      見ていました
[hari]   盛り上がってるので、止めづらかったです。冗談だと了解してると
      思ってました
[Hisasi]  でも捕まったりしたら大変だから、竹刀とかを入れる箱を持たせて
      やらんといかんのう
[Hisasi]  本気で受け取ってます

 淡蒲萄    :「執事さんはすごくお祝いごとって感じの顔してたよ、
        :自分のことみたいに喜んでくれてた」

[Toyolina] 誤解されてました
[hari]   がーん

 片桐     :「なるほどなあ、こう、あれじゃろう。西洋ではナイフを
        :贈ってこれをもつにふさわしいとかゆーあれじゃ」

[Hisasi]  超うろおぼえの適当

 片桐     :「ただ、まあ……このまま持ち歩くと目立つからなんぞ
        :ケースかなんぞに入れて持ち歩いたほうがええなあ」
 淡蒲萄    :「なるほど、これにふさわしい気品を身につけなさいっていう」


[Hisasi]  止める人間が居ないよ!? 
[Hisasi]  だって信じてるから
[Toyolina] タカさんの帰還を待たねばなるまい
[TK-Leana] タカさんならきっとつっこんでくれるッ
[Toyolina] あれ、ナコちんは? 

[TK-Leana] あんまり強く主張できなそう
[TK-Leana] だって、学校に帯刀してる人居ますから
[Toyolina] 自分も木刀持ち歩いてるしねッ

[hari]   うっとこだと、電気の検針にきた大家さんくらいだよ
[hari]   窓からのぞいて、ぎょっと
[Toyolina] 大家さんにはあまり見られたくないな、ギリちゃんの立場がさらに
      悪化してしまう
[hari]   いまさら?(ぼそ
[Toyolina] さらに。
[Toyolina] もう底辺だったのか
[TK-Leana] 上げ底説
[hari]   まぁ、これからも下がりうるか(マテ
[hari]   白さんとか
[Toyolina] ある意味一番危険な外観。

 淡蒲萄    :「でも、改めてこの剣に誓わないと。──いろいろ守るんだ」

[Toyolina] 剣じゃなくてもいいんだけど、とりあえず剣。

 片桐     :「おう、そうじゃな」

[Hisasi]  ぽん、と頭をなでて


おまけ
------

[Hisasi]  なんか二人ともすっかり信じてますけど
[Toyolina] ただの装飾用の刀剣セットだというのに
[Hisasi]  おめでたい人達ですね
[Ruki]   うらやましいほどにおめでたいですね
[Toyolina] バカですからね

[hari]   この状態では
[hari]   タカ坊の突っ込みも期待できない
[hari]   すごいね、おいわいだね、と

[Toyolina] とりあえず模造刀ゲット。
[Toyolina] この剣でなんかするとBlood+のモロパクなので、最初の戦闘で
      折れるかひん曲がるかする予定。
[Hisasi]  がーんw
[Hisasi]  でも馬鹿がこんなところにまで

[Ruki]   HA21お馬鹿化計画発動?(死
[hari]   むぅ
[Toyolina] ヒドイ話です
[hari]   新間取りを考えていたら
[Toyolina] HA21がお馬鹿なのはデフォルトですから……


時系列と舞台
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2007年3月下旬。

解説
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還らない父親の代わりに一族を率いることになった淡蒲萄さん。
悲壮感皆無なのはチャットだから。ということに。

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Toyolina 



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