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Date: Mon, 12 Mar 2007 11:15:04 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30890] [HA21L] 『水』にまつわる一つの悲劇2
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200703120215.LAA04916@www.mahoroba.ne.jp>
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2007年03月12日:11時15分03秒
Sub:[HA21L] 『水』にまつわる一つの悲劇 2:
From:Toyolina
[HA21L] 『水』にまつわる一つの悲劇 2
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登場人物
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淡蒲萄 ナコトくんと晩ご飯を食べにきた
大沢那琴 また刺身を食べさせられにきた
穂波 病院の様子を探りにきていた
甚三紅 もはや甚三紅ではなくなってしまっていた
状況説明
--------
[Toyolina] とりあえず病院着いた頃にはアレです。コガさんはもう喰われた後。
[TK-Leana] うひひ
[Toyolina] シロさんはどうしてよう。部屋の隅でガタガタ震えてるのがいいかしら。
[TK-Leana] いざ喰われそうなとき颯爽ととか
[Toyolina] シロさんも少女の範疇に入るなら、宇宙理論で淡蒲萄さんは召喚
されてしまう
[Hisasi] とりあえず、やばそうな雰囲気を察してほなみんも飛び込んでいこう
[Tihiro] わーるどぱうわぁー
[TK-Leana] 示し合わせたように三人やってくるんですか
[Hisasi] PLの都合
[Toyolina] PL都合。
[hari_2nd] 世界の選択
[Hisasi] 神の判断ともいう
[TK-Leana] せめて三番でッ
[Toyolina] さて。ナコうすは普通に一緒に来てるほうがいいのかもしれない。
[TK-Leana] ですね
[TK-Leana] 夜の巡回中
[TK-Leana] 突如うっちゃんの第六感にピキーンと来て
[Toyolina] それだとうっちゃん、一人で影渡りして行っちゃいそうなんだがw
[Toyolina] 先行って意味で
[Hisasi] わあ、ほなみんのキャラしががらがらや
[TK-Leana] じゃ、一緒に病院行くつもりだったか、ナコト遅れてくるか
[TK-Leana] とよりりさんの都合のいいほうで
[TK-Leana] と、判断を投げるぜ
[Toyolina] 前者で。
[TK-Leana] うい
[Toyolina] いい刺身が入ったとかなんとかで、また刺身かよとかイイながら
ゴチになりにくるくらいの方が
[Toyolina] 落差激しくていいかな、と
裏葉柳医院19:30
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[Toyolina] では病院。
[Toyolina] 閑静な住宅街ではあるけど、前回と何か空気が違う感じ。
[Hisasi] じゃあ、なんかうっちゃんがはいって
[Hisasi] 異様な何かを感じ取ったら穂波も乱入します
[Toyolina] もう窓割ってでも全然OKな感じで>乱入
ナコト :「……淡蒲萄さん」(ちょっと声に緊張が混じってる)
:「変だ、こんな時間なのに。灯りがついてない」
淡蒲萄 :「うん……ヤな予感がする……でも、狩人が来たとかでも
:なさそう」
:「入り口、鍵かかってないし……先入る」
ナコト :「ああ……いや、待って。俺が先に行く」
:「……もし、狩人だった場合、俺が先行したほうが危険が
:少ないだろ」
[TK-Leana] ほんとは、ただ危険そうだったからというだけだけど
淡蒲萄 :「……そだね、ありがと」
[Toyolina] FE的に言うと2マス後ろくらいで突入。
[Toyolina] 真後ろだと狙撃されかねない
ナコト :(そろりと木刀を抜いてる)「人の気配とか、分かる?」
[TK-Leana] そういう感覚とかはうっちゃんの方が聡いので、聞く
淡蒲萄 :「居れば。でも、居ないみたい」
[Toyolina] 一歩踏み出すと、床が妙に濡れているのに気付く。
ナコト :「……妹さんたちは、居るはずなんだよね」
[TK-Leana] 気づいた時点で、足を止めて周囲を警戒する
淡蒲萄 :「その筈なんだけど……(ふわりと飛び上がって受付の
:カウンターに立つ)」
ナコト :「床が、濡れてる。スプリンクラーが発動したってわけでも、
:無いか」
淡蒲萄 :「? カウンターも濡れてる。なにこれ」
[Toyolina] 触って確かめる気があるなら、それはただの水だとわかります。
少なくとも油なんかで火計とかではない。
ナコト :「ただの水。油でも、水溶液でもない、ただの“水”か……」
:「とにかく、妹さんたちを探そう。家の中に居るかもしれない」
淡蒲萄 :「うん……そうしよう」(心配そう)
[Toyolina] 夜目は利く? ナコちん
[TK-Leana] う〜ん、人よりはいいか知れないけど、それでも人の範疇ですね
[Toyolina] んでは受付部屋を後にする頃には、もう部屋中濡れてて色々散ら
かってるのがわかります
[Toyolina] 人の気配は皆無
[TK-Leana] どのくらい濡れてますかね。水没して水が引いたくらい? 雨に
降られたくらい? 霧に包まれたくらい?
[Toyolina] 一番最初です。三女だったものが移動した跡なので。
[Hisasi] ひい
[Toyolina] 面倒なんで平面の移動と下りるときは水状態でやってます。
[Toyolina] 上るときは人間形態。
裏葉柳医院19:35
--------------------
ナコト :「水か……」
淡蒲萄 :「何か聞こえる。水音」
[Toyolina] 時折したたる音は聞こえてたけど
淡蒲萄 :「二階から。行こう」
ナコト :「ああ」
[Toyolina] イメージ映像:バイオハザードの階段あがるあの絵
[Toyolina] 廊下の濡れ方がひどくなっている気がする
[Toyolina] 階段を上りきる頃には、ナコトくんの耳にも聞こえる。
[Toyolina] 波が叩きつけるような音
ナコト :(音のする方向を探ろうときょろきょろ)
淡蒲萄 :「こっち、シロの部屋の方(駆け出す)」
[Toyolina] 迂闊だけど心配でいられない様子
[TK-Leana] 走ってついていく
[TK-Leana] 迂闊とか言う前に、急がないと手遅れになる可能性を考えると
[TK-Leana] まあ、すでに半分手遅れなんですけどね
[Toyolina] ええ
[Toyolina] シロさんの部屋は、彼女の強硬な主張に基づき角部屋。
[Toyolina] ドアの前に、人型の何かが在る
[TK-Leana] 何してますか
[Toyolina] ドアをぶち抜くのを楽しんでるように見えます
[Toyolina] こちらに気付いたように見えた。次の瞬間、左手? をこちらに
向ける、淡蒲萄さんの前で弾かれるけど。
[Toyolina] ばっしゃーん、ざっぱーん
ナコト :「淡蒲萄さんッ」
淡蒲萄 :「大丈夫。これくらいなら……」
[Toyolina] 咄嗟に弾いたので、左手分豊富な水はほとんどが窓硝子にあたり、
割れる
ナコト :「そこで、何をしてる!」
[Toyolina] 廊下の窓ごしにの街灯の明かり。照らし出される人型の水。
[TK-Leana] そこで、顔が見えるんですね
[Toyolina] 見覚えのある顔。
[Toyolina] ええ。
ナコト :「……え」
[Toyolina] ご機嫌最高な三女の顔。
甚三紅? :「あら、大沢君。淡蒲萄も来てたんだ」
[TK-Leana] 多分、吹き込んだ風でカーテンがめくれて、いままで影になってた
部分が
甚三紅? :「何って、シロが拗ねて出てこないから心配で呼んでただけ
:なんだけどな」
[Toyolina] 透明だったり濁ってたり。光の加減でころころ変わる感じ。
[Toyolina] スリッパとか浮いてたりするけど
ナコト :「水……まさか、霞ヶ池の水をッ!」
淡蒲萄 :「甚三紅……あんた何してんの。いや、どうなったの」
甚三紅? :「一度に言われてもわかんない。直接聞いたほうがいいよね、
:淡蒲萄」
[Hisasi] いいタイミングで浄化の炎打ち込みます、攻撃されそうになった
ときとか
[Hisasi] やばそうなのを助けるかんじで
[Toyolina] うい。じゃあどっち狙おう。さっき弾かれたからナコトくんに
[Toyolina] 右手っぽいものを振る。鞭のようにしなりつつ液体となった右腕が
[TK-Leana] サイキックシールド
[Toyolina] 解りやすいイメージ。ホースの先をつぶしてぶんぶん振った感じ
[TK-Leana] 簡単に言うとバリアー
[Toyolina] 水が出てるホースね
[Hisasi] じゃあシールドで受けようとしたところに
[Hisasi] シールドとホースの先の間あたりめがけて
[Hisasi] 真っ白な炎が上がります
ナコト :「なッ」
穂波@狐 :(しゅたっ)
淡蒲萄 :「熱ッ」
[Toyolina] あついよ
[Toyolina] 浄化されちゃうよ
[Hisasi] 三本尻尾の狐が飛び出してきたよ
[TK-Leana] 熱は遮断できんっすよ
甚三紅? :(先端が蒸発した右腕? を戻す)
[Hisasi] いや、浄化なので、ナコト君は平気
[Hisasi] うっちゃんは離れててもちょっと熱い
[Toyolina] 共闘出来そうにない。身体的理由でw
ナコト :「淡蒲萄さん! 新手かッ!?」
穂波@狐 :(甚三紅を見てうなり声を上げている)
[gombeLOG] KA-05から穂波合流。(読者の人への説明)
淡蒲萄 :「狐……? この前の」
穂波@狐 :(ちょいと見上げて)
[Toyolina] ぴりぴり癒されたあの狐
[Hisasi] ぼわんと人型に変身
穂波 :「……霞ヶ池の、侵蝕か」
甚三紅? :「なあに淡蒲萄、お客さんくるなら言ってくれないと……」
[Hisasi] うっちゃんを見て、ちらと甚三紅を見る
[Toyolina] 当人にはその意識がないので答えられない。そんなモミ姉
穂波 :「貴様、霞ヶ池の封を護る御霞神社を襲い、我が当主を浚いし
:者の一味か!」>甚三紅に
[Hisasi] これでうっちゃんは理解できるかな
[Hisasi] まそっぷとの会話の中でのことを思い出して
甚三紅? :「あ。ああ。そっか。そう言われたらそうかも。やったの
:私じゃないけど……ってことは、蒼雅家の人?」
[Toyolina] ええ、あらかた。
穂波 :「我は蒼雅の霊獣、穂波。水を狙い侵蝕するものよりこの地を
:護る者!」
淡蒲萄 :「どういうこと、あたしが居ない間に……」
[Tihiro] いなかったからね(てへ
[TK-Leana] なこちーとしても、うっちゃんの上が水狙ってたことは知ってるし。
説得に失敗してたのだなあと、以前尋ねたとき自分からも言っておく
べきだったと後悔の念が
[Toyolina] 体よくお暇もらってる間に話を進められた形。
[Toyolina] とはいっても、計画自体は今日段階ではこうなる前で止まってる形。
甚三紅? :「そうなんだ、巧クン元気? しんどかったら診てあげたいん
:だけどなあ」
穂波 :「知らぬのか、真朱と名乗る者の仕業を!」
淡蒲萄 :「真朱……あの子……」
ナコト :「甚三紅さん……白橡さんは、そこにいるのか。それじゃあ、
:焦香さんは、どうしたんだ?」(蒼白になりつつ)
穂波 :「我が蒼雅の一人を篭絡し、御霞を襲った……我らが当主を
:浚い、その血を」
:「……あれは、もう”水”に食われている」>甚三紅
[Hisasi] じっと見据えて
甚三紅? :「コガ? ここに居る、でもないな、中にいる、かな?
:ほらここ」
[Toyolina] 左の肩のあたりに浮かぶ焦香の顔
穂波 :「!」
ナコト :「なんてことを……」
穂波 :「食らうものに堕ちたか」>静かに短刀を両手に
:「……縁の者か?」>静かにうっちゃんに聞く
[Hisasi] 視線はまっすぐ甚三紅さんに
淡蒲萄 :「……あれは……妹……だった」
穂波 :「……だが、もう、あれは……別のモノ、だ」
ナコト :(奥歯をかみ締める)
淡蒲萄 :「甚三紅、あたしの妹、だった者……掟に従い、貴方はここで
:滅ぼす」
穂波 :「……水を祓うは、我が役目でもある。私も手を貸そう」
[Hisasi] 両手に短刀を構えて
甚三紅? :「そういうと思った。淡蒲萄だったらそうするって。お父様も
:居ないし、大変だよね。お役目も。楽になろうよ」
ナコト :(木刀を握り締める)
甚三紅? :「自分だけがいやだったら、大沢くんも一緒に。狐さんも
:ついでに」
ナコト :「(ダメだ。淡蒲萄さんに、妹を殺させるなんて、そんな
:ことをさせちゃいけない)」
[Toyolina] 優しい つД`)
時系列と舞台
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2007年3月初旬〜中旬。蒼雅巧の脱出後数日して。
解説
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変容した甚三紅と遭遇する淡蒲萄と大沢那琴。そこに、蒼雅家の霊獣、穂波が
現れる。
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Toyolina
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