[KATARIBE 30888] [HA06L] 後片付け〜三人の未来

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Date: Fri, 9 Mar 2007 11:53:27 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30888] [HA06L] 後片付け〜三人の未来
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2007年03月09日:11時53分27秒
Sub:[HA06L] 後片付け〜三人の未来:
From:Toyolina


[HA06L] 後片付け〜三人の未来
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登場人物
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 中内音々   http://kataribe.com/HA/06/C/0582/
 御厨正樹   http://kataribe.com/HA/06/C/0534/


前振り
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[MOTOI]   風呂の中でふと思ったこと
[MOTOI]   音々、正樹君の味方についてもいいかなぁ?
      (もちろん無条件ではなく、最初は正樹君にきつーいこと言いそう
      だけど
[kisito]  私は歓迎ですけど。
[MOTOI]   ひさにゃときしとんととよりんの意見尊重で。
[kisito]  ……正樹の手紙を書いてると気分がどんどん落ち込んでくる……
[Toyolina] 反対する理由はない。むしろ味方する理由を知りたいところでは
      ありますw
[kisito]  同じく。

[MOTOI]   まー、自業自得とはいえ、味方少なすぎてかわいそうと(PLが)
      思ったってのがひとつ
[MOTOI]   あとはせっかく創作部員PCいるんだから生かしたいってのがひとつ
[kisito]  ふむ。
[Toyolina] 反対する理由はなく。これで対立構造なんかになったらそれはそれで
[MOTOI]   とりあえず、少々動かしてよかですか?(なぜ博多弁になる
[kisito]  場所はどこにしましょう
[MOTOI]   卒業後だろうからなぁ
[MOTOI]   正樹君がロッカーの整理とかしにきたところに音々が遭遇って
      パターンでどうでしょう
[kisito]  うい


女子の間で噂
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 音々     :(ドアを開けて部室に入ってくる)
 正樹     :びくっ
 音々     :「あ、まさきセンパイ、荷物整理ですか?」
 正樹     :「……え? あ、あぁ」
 音々     :「そうですか……今日は私以外誰も来ない予定ですから、
        :私を気にしないで続けてくださいね」
 正樹     :「そうか……」

[MOTOI]   でも何か聞きたそうにしてる様子です
[kisito]  かちゃかちゃとまとめつつも心ここにあらず

 音々     :「……」(原稿用紙に向かうもどこか落ち着いてない
 正樹     :「……はぁ……」
 音々     :「あの……センパイ」
 正樹     :「……あ、何か問題でもあった?」
 音々     :「あ、いえ、そういうわけじゃないんですけど……」
 正樹     :「……? ……それじゃあ……何?」
 音々     :「まさきセンパイ、なんか元気ないみたいで」

[MOTOI]   さすがにいきなりズバっと言うのは気が引けるらしい

 正樹     :「……そんな事無い……と言いたいけど……見てのとおり
        :元気無いよ……」
 音々     :「やっぱり、あの噂……」(ぼそ
 正樹     :「……噂?」
 音々     :「女子の間で噂になってるんです……創作部の部長が、
        :副部長を……」
 正樹     :「……傷つけたってか」
 音々     :「(傷つけた、と)」
 音々     :(びく)
 正樹     :「……事実だよ」
 音々     :「……事実……なんですか」
 正樹     :「……あぁ」

 音々     :「どうして……二人とも、お互いのこと想っていたはず……
        :少なくとも、私にはそう見えました」
 正樹     :「……あぁ、そのとおり」
 音々     :「だったら、何故!」
 正樹     :「……悪いのは全部俺、考えてものをいわなかった俺が悪い」

 音々     :「……これ、言っていいものかどうかと思ってたんですけど」
 正樹     :「……ん、何?」
 音々     :「まさきセンパイ、自分のこと優先しすぎて、人の気持ち
        :わかってあげるのがなってないんじゃないんですか!?」
 正樹     :「……あはは……痛いところを……」
 音々     :「笑うところじゃないです!」
 正樹     :「……わかってるよ。そんなこと」


独りよがり
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 音々     :「部活やってるころから、そんなきらいがありましたよ……
        :一人で化学実験みたいなことに没頭したり、とか」
        :「自分はマッドサイエンティストだから、とか言ってたことも
        :ありましたね……でも、マッドサイエンティストが成り立つのは、
        :お話の中だけですよ!」
 正樹     :「……あぁ」
 音々     :「人の気持ちをわかろうとせず、人のつながりを無視する人が、
        :現実でうまくいくはずは……ないんです」
 正樹     :「……そうだな」
        :「……部長失格だな」
        :「……とはいえ、せめて紫が俺の事を気にしなくなるくらいには
        :してあげないと……」

 音々     :「……まさきセンパイ」
 正樹     :「……ん?」
 音々     :「もしかして、一人で悩むだけ悩んで、何も進展していないん
        :じゃないんですか?」
 音々     :「全部……一人で抱え込もうとしてませんか?」
 正樹     :「……そんな事は、無いよ……俺にだって友達はいるしね……」
        :「……相変らず胃はめちゃくちゃ痛いけど……」

 音々     :「……私、田舎暮らしが長かったから、都会の人とは離れた
        :ところがあるかもしれないですけど」
 音々     :「……それでも、一般的な女の子の気持ちはわかるつもり
        :ですから」
 正樹     :「……なら、紫の方についてあげたらどうかな……紫が心の
        :傷をなんとも思わなくなったらそれで十分だから……」
 音々     :「……まさきセンパイ、それって、今回のことから逃げようと
        :してるんじゃないんですか?」
 正樹     :「……そんな事は無いよ、紫とは話をする」
 正樹     :「……顔をあわせてくれるまでは手紙でがんばろうと思ってる
        :けどね」
 音々     :「今の台詞を聞く限りだと……また、独りになろうとしている
        :ように聞こえます」
 正樹     :「……さて、どうかな」

 音々     :「独りになろうとするんじゃ、今までとぜんぜん変わりま
        :せんよ……それじゃ、ゆかりセンパイも傷ついたままです」
 正樹     :「……最初は元に戻そうかとも思ってたけどね……紫がそう
        :したくないと言ったらそれまでかな……」
 音々     :「どちらにしても……まさきセンパイは、今のままじゃ
        :ダメですよ」
 正樹     :「……元に戻したいと思ってるなら、それこそ町内中に
        :知れ渡るような事してもいいんだけどね……」

[Toyolina] ほんとにぃー?w
[Hisasi]  ほほう
[Tihiro0]  なんかくろいー!? 
[Hisasi]  それやってくれたら、僕は許そうw
[kisito]  交差点の真ん中かどうかは別ですが。
[Toyolina] 過程すっとばされてるので僕は不許可。
[MOTOI]   そういうリーディングしてみる>過程

 そう思うに至った過程、と言いたかったんだけれども、とりあえず追補すれば
いいかと思った(Toyolina)


自己改造
--------

 音々     :「うわべだけじゃダメですよ……今までのマッドサイエン
        :ティストなまさきセンパイを、根本的に捨てるくらいじゃなきゃ」
 正樹     :「……マッドサイエンティストじゃない俺ね……」
        :「……一体何が残るのかな……」
 音々     :「それは、大学に入ってから見つける、でも遅くないと思います」
        :「幸い、ゆかりセンパイもみぎわセンパイも、同じ大学じゃ
        :ないですか」
 正樹     :「……」
 音々     :「女の子の心の傷って、深く残るものなんですよ……一朝
        :一夕のうちに修復できると思っちゃダメです」
 正樹     :「……そうなのか」
 音々     :「……そこで『そうなのか』って言うようじゃ……まだ
        :わかってないです」

[miburo]  そんなひどいw

 正樹     :「……俺は女の子じゃないからな……」

[MOTOI]   我ながら辛口になってるなぁ(汗

 正樹     :「……渚に今度聞いてみるか……」
        :「……というわけで、幻滅しただろう」
 音々     :「まさきセンパイ、さっきから部長失格とか、幻滅したとか、
        :マイナスなことばっかり言ってますよね」
 正樹     :「……」
 音々     :「それ、付き合ってる女の子の前で言ったら、不安になる
        :だけですよ」
 正樹     :「……つまるところ、自分に自信が無いって事かな……」
 音々     :「それが一番の根本的問題じゃないでしょうか」
 正樹     :「……自信をもてるような要素が見当たらないからね……」
 音々     :「だから、大学に入って、見つけ出せばいいんですよ」
 正樹     :「……」
 音々     :「それすらしないようじゃ、この先同じことの繰り返しに
        :なっちゃいます」
 正樹     :「……わかった、探してみるよ」

 音々     :「……ちょっとお説教っぽく偉そうなこと言いましたけど、
        :参考になればと思います」
 正樹     :「……いや、十分参考になったよ」
 音々     :「何か困ったことがあったら、相談に乗りますから……私、
        :放課後はいつもここにいますから」

[MOTOI]   試験勉強もここで(何

 正樹     :「……わかった。部活の事で何かあったら言ってくれ。
        :今は死んでるがまぁ、役に立たないって事も無いだろう」
 音々     :「わかりました」
        :「それじゃ、私は活動に戻りますから……」
        :(自席に戻ってまた原稿用紙に向かい始める
 正樹     :「……じゃあ、またな」

[kisito]  荷物持って部室を出る

 音々     :「……まさきセンパイ、『脱・マッドサイエンティスト』
        :してくれるかな」(今日のことをメモる

[MOTOI]   ---------------------------

[MOTOI]   ひとまずこれで〆。
[kisito]  了解
[MOTOI]   とりあえず味方姿勢は打ち出せたかしら
[kisito]  じゃないですかね
[MOTOI]   PCに対するリーディングもできたようだし
[kisito]  あー、ほんとにPLが胃が痛くなりそう……
[kisito]  がんばれ俺……
[kisito]  というわけで、寝ます
[Toyolina] オヤッス
[MOTOI]   お疲れ様ー

01:12:42 !kisito ("がんばれ正樹、骨は拾ってやる")
 #ねね    :「私も骨は拾ってあげますからっ」


時系列と舞台
------------
2007年3月。

解説
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果たして正樹は自己改革を果たせるのかどうか。

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Toyolina 



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