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Date: Fri, 09 Mar 2007 00:02:00 +0900
From: Subject: [KATARIBE 30885] [HA06N]小説 『正樹の手紙（その１）』
To: 語り部 <kataribe-ml@trpg.net>
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小説『正樹の手紙（その１）』
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登場人物
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御厨 正樹（みくりや・まさき）:http://kataribe.com/HA/06/C/0534/
吹利学校高等部実験科3年、創作部元部長。諸悪の根源。
正樹手紙を書く
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「……」
自分の事は忘れて誰かを思ってもらうにしても、もう一度やり直してもらう
にしても。ゆかりが傷ついたままではなんともならない。
「はぁ……」
もう一度元気になってもらうにはどうしたら良いのかはわからない。
だから、ともかく自分の思うがままに書いてみようと思った。
紫に当てた手紙
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えーと、手紙なんて初めてで変な言葉とかあるかもしれないけど許してくれ
まずは、ごめん。俺の心無い一言で紫をたくさん傷つけた。
紫ががんばって言った言葉を俺が台無しにしたよな。
「付き合ってください」、その一言は俺が言いたかった。
試験に忙しかったのと、お互いに好きだと言い合った事で浮かれていた俺
が悪かったのは十分わかってる。
だから、俺の事が嫌いになってもう顔も見たくないならどんな手段でも良い
から伝えてくれ。
そうしたらがんばって知らない振りするし、顔もあわせないようにする。
俺の事なんか忘れた方がきっと紫のためになるから。
でも、そうでないなら。
話をしたい。
時系列
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2007年3月
解説
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自分のした事を考え、ゆかりを傷つけた事を悲しみ。
やり直せないまでも、せめて元気になってもらおうと手紙を書く。
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