[KATARIBE 30877] [HA21L] 淡蒲萄、蒼雅家について調べる

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Date: Tue, 6 Mar 2007 09:50:20 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30877] [HA21L] 淡蒲萄、蒼雅家について調べる
To: kataribe-ml@trpg.net
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2007年03月06日:09時50分20秒
Sub:[HA21L] 淡蒲萄、蒼雅家について調べる:
From:Toyolina


[HA21L] 淡蒲萄、蒼雅家について調べる
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登場人物
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 淡蒲萄    女子高生吸血鬼。
 佐柄夢希   紅雀院大学図書館の司書さん。


図書館にて
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 淡蒲萄    :「神社とか載ってる本ってないですか。この辺の神社」
 夢希     :「神社ですか」

[Hisasi]  ひー
[Hisasi]  なんか古そうな本とかいろいろ引っ張ってきて
[Hisasi]  あれこれ昔からの神社とかを紹介してくれるよ

 淡蒲萄    :「うん、ありがとう」

[Toyolina] 筆で書かれたような字をさらさらと読み進めてしまう生もの

 夢希     :「そうですね、ここや、ここも昔からの……」

[Hisasi]  御霞とか皆上とか

 淡蒲萄    :「……大体同じ時期に出来てるんですね、この辺の神社」
 夢希     :「ええ、特に歴史があって言い伝えなどもおおいですね」
 淡蒲萄    :「──ねえ司書さん、氏子でもないのに名前がいっぱい
        :出てくる家柄って、なんだと思います?」
 夢希     :「ああ、なんでも……」>声を潜めて
        :「噂にすぎませんけどね……今時、人身御供、とか……」

[Hisasi]  うそくさいなーとか思ってるけど

 淡蒲萄    :「ほんと今時って感じですよねー(あははは)。でも──あ、
        :これ独り言。最近この名前聞いたんだよなあ」

[Toyolina] 指さす先には蒼雅某

 夢希     :「神事などを行う宮司さんや巫女さんを多く出している
        :お家みたいですね」

[Hisasi]  指でたどりつつ

 夢希     :「蒼雅……ええ、少しかわった苗字の」
 淡蒲萄    :「他の神社には全然出てきてない。専属みたいな感じなのかな」
 夢希     :「ええ、ここ以外では名前を見ませんね……かなり古くから
        :ある家のようですし、昔からのつながりがあるといった
        :ところでしょうか」
 淡蒲萄    :「(ぺらぺらめくってる)神社出来たときから居ますね」
 夢希     :「神社創設の名簿にも名を連ねてますし」

[Toyolina] 使役者に関しては記述一切無いんだろうな
[Hisasi]  マッタクない

 夢希     :「……一応、昔の家に関する資料もございますが」
 淡蒲萄    :「それも見せてもらえるとすごく嬉しいデス」
 夢希     :「ええ、少々おまちください」

[Hisasi]  で、また古文書みたいな古い書物を
[Hisasi]  蒼雅の家のこととかあれこれと
[Hisasi]  でも霊獣使いとかそういうのは表向きの文書には載ってない
[Toyolina] ほのめかすようなのも一切なしですか
[Toyolina] 犬飼ってたとか
[Hisasi]  なんかお家に動物がいっぱいとかは
[Toyolina] 犬がすごく賢くて、裏庭掘れっていうからシャレで掘ったら徳川
      埋蔵金出てきたとか
[Hisasi]  説明の中に、この人はいつも猫をついれていて、この人はいつも
      犬をつれていてとか
[Hisasi]  守護がいたとかいないとかゆーことが
[Hisasi]  そこはかとなく書いてある

 淡蒲萄    :(ああ、これが霊獣とかなんとかいうやつ。上等な使い魔
        :みたいなもんなんだ、きっと)

[Hisasi]  巫女・穂波。とか
[Hisasi]  当主・秋芳、とか
[Toyolina] キタコレ
[Hisasi]  過去の名簿っぽいものに名前が
[Toyolina] 御霞神社が要石だってのはその筋の人にとっては一般常識でしたよね
[Hisasi]  わりと
[Hisasi]  その筋の話とか調べてる人には
[Hisasi]  あちこちの有力組織に護られてたり
[Hisasi]  で、筆頭のひとつが蒼雅
[Toyolina] 神社そのものの危機なんかには全然記述ないんでしょうか。
[Toyolina] 淡々とキロクされてるだけというイメージでいますが
[Hisasi]  記録のなかで
[Hisasi]  誰が巫女になっていくつで死んでとかが
[Hisasi]  やたら若い巫女や当主が死んでる年がある
[Hisasi]  あと、死んでる人数がやたら多いとか
[Hisasi]  同じ年の同じ時期に、穂波、墨染、秋芳、呉羽、飛遊がまとめて
      死んでるとか
[Toyolina] あらあら

 淡蒲萄    :「この年ってすごく死んでる。流行病でもあったのかな」
 夢希     :「……特に、飢饉や病気があったような記録はありませんねえ」

[Hisasi]  はて、と

 夢希     :「でも……確かに他での資料でも死者の数が多いですね」

[Hisasi]  それも変死ばかり

 淡蒲萄    :「こんなに死んでばっかりいたら、家滅んじゃいますよね、
        :でもずっと続いてる。余程この家って重要なのかな、存続
        :させないとダメとか代わりがないとか」
 夢希     :「特に事業や伝統を継いでいるという記述もありませんし
        :……ああ、武道やまじないなどを生業として……とはあり
        :ますけど」

[Hisasi]  武術に名だたるものとか呪いとか、なんかそれ系っぽい匂いがするぜ
      >うっちゃん
[Toyolina] 換えが効かないたぐいであることは察した。
[Hisasi]  うに

[Toyolina] ただの陰陽師ならそれこそホラ
[Toyolina] 後ろのダンサー坊主のうちのどれだっていいわけで
[Hisasi]  一番右でお願いします
[Hisasi]  ちがう左だ
[Tihiro]  おひ!? 
[Toyolina] 左だよねw
[Hisasi]  無駄に美形のやつで
[Toyolina] 見直して、あれ、左だよな、一番右そんなに美形じゃないぞ、とか
      思ってたw

 淡蒲萄    :「余程大事にされてるんだ、この一族」

[Hisasi]  で、顔見知りだから
[Hisasi]  少し表向きにできない書架を見せてあげよう
[Hisasi]  内緒で
[Hisasi]  そっちにはのってるよ
[Hisasi]  霊獣使いのお家
[Toyolina] やったね

 夢希     :「……内緒ですよ?」

[Hisasi]  しーと指を立てて

 淡蒲萄    :「大丈夫、あたし口は堅い」

[Toyolina] くすぐられなかったら
[Hisasi]  えぇーw
[Toyolina] そもそもくすぐられること自体滅多にあり得ないw

[Hisasi]  で、ちょと表向きでない書架
[Hisasi]  結構いい資料たくさんあります
[Toyolina] 使役者以外はあらかた知ってしまっても? 
[Hisasi]  霊獣使いの家で、地鎮の為に巫女さんを差し出したり守護したり
      してるということを
[Hisasi]  ざっくりと
[Hisasi]  もちろん使役者のことは微塵もでてこない

 淡蒲萄    :「さっき司書さんが言ってたのホントみたい」

[Hisasi]  で、守護の為に死んだヒトがいっぱいいることとか

 淡蒲萄    :「大変な家だなあ」
 淡蒲萄    :「よほど異能持ちが多いんだ」

[Hisasi]  霊獣のこととかもちまっと書かれてる
[Hisasi]  まそっぷが調べてたとゆー

[Toyolina] ちまっと。
[Hisasi]  魂を同じくする対であり、過去の一族の転生でもあるもの
[Hisasi]  古の技術により生み出された、式とも守護霊とも違う蒼雅独自のもの
[Hisasi]  とか

 淡蒲萄    :「独自──なんとなく納得」

[Toyolina] あまり水が云々についてはゆめきちには言わないでおこう。楽園
      とは関係ないし
[Hisasi]  うん、
[Toyolina] いやあるんだけど、表現難しい
[Hisasi]  怯えちゃいますよ、普通のヒトだし
[Toyolina] ですよね、それが原因で狙われてるんだし
[Hisasi]  むしろソラソラさんに知られたらえらいことなんで
[Toyolina] 全くだw

 淡蒲萄    :(なんとなく察した)
        :「うん、大体わかった。あんまり長居もよくないですよね、
        :ここ」
 夢希     :「ええ、一応なんとか私の権限でできるとこまでですけど」
 淡蒲萄    :「すごく助かりました、ありがとう(んふ)」
 夢希     :「お役に立てたならよかったです」

[Hisasi]  普段ソラソラさんが迷惑かけてそうだしな、と
[Toyolina] 大変にかけられてます^^

 夢希     :「こっちも調べが進んでればいいんですが……」

[Hisasi]  あまり芳しくない様子

 淡蒲萄    :「ああ、うん、頑張ってください、そっちも。あと、危なかっ
        :たらちゃんとにげてくださいね。見境無いんで、向こう」
 夢希     :「もし、また調べたいことがあったら言ってくださいね。
        :私もできる限りここの書架で調べてみますから」
 淡蒲萄    :「うん、よろしくお願いします」



時系列と舞台
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2007年3月初旬。

解説
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独自に御霞神社と蒼雅家の関わりについて調べている淡蒲萄。

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Toyolina



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