[KATARIBE 30861] [HA21L] チャットログ『嵐の前』

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Date: Thu, 1 Mar 2007 15:13:34 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30861] [HA21L] チャットログ『嵐の前』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200703010613.PAA83715@www.mahoroba.ne.jp>
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2007年03月01日:15時13分34秒
Sub:[HA21L]チャットログ『嵐の前』:
From:久志


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チャットログ『嵐の前』
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登場人物
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 蒼雅西条(そうが・さいじょう)
     :霊獣使いの蒼雅家の一人。梓への愛執ゆえに裏切りの道へ。
 蒼雅巧(そうが・たくみ)
     :霊獣使いの蒼雅家の当主。西条を信頼している。
 飛遊(ひゆう)
     :蒼雅家の霊獣。モモンガ。蒼雅西条の対。
 真朱(まそお)
     :吸血鬼・黄櫨染の末娘。蒼雅の秘密に目をつけ、西条を利用する。

偽報告
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[Hisasi] #御霞神社 

 巧      :「…………」>報告書を見ている 
 西条     :「…………」 

[Hisasi] #向かいに座っている 

 巧      :「……なるほど」 
 西条     :「は、若様の懸念通りにございます」 
 巧      :「これほどとはな……」 

[Hisasi] #ガセだよ、たくみん 

 西条     :「綻びは小さなものからかなり規模の大きなものまで、
        :各地で見られているようです」 
 巧      :「予想していたより、深刻ということか」 

[Hisasi] #眉根を寄せて 

 西条     :「はい、御霞の護りもさることながら、綻びを正すための
        :行動も不可欠かと」 
 巧      :「わかっている、だが姉上がこちらの鎮めを担っている
        :以上、私がお傍を離れるわけにもゆくまい」 

[Hisasi] #西条、にっと笑って 

 西条     :「……そこで、こちらの調査に弧杖のお二方のお力をお借
        :りしたいと」 
 巧      :「珠魅殿と魎壱殿か……確かに、あのお二人は陰陽師とし
        :てのお力は確か」 
 西条     :「はい」 
 巧      :「わかった。西条、ご苦労だった。このところ調査で働き
        :尽くめだったろう」 
 西条     :「はっ」 

[Hisasi] #嘘付け!しけこんでたくせに 
[Toyolina] #w 

 巧      :「いま少し体を休めるといい、よく働いてくれた」 
 西条     :「はい、では弧杖さま達に代わり、私が守護に当たりま
        :しょう」
 巧      :「うむ、頼めるか西条」 
 西条     :「はっ。では、失礼いたします」 

[Hisasi] #深々と一礼して退出 

 西条     :(薄ら笑い) 

 後は頃合を見計らうだけ。


飛遊の涙
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 巧      :「……綻びか、放っておくわけにはゆくまいな」
        :>報告を眺めつつ 

[Hisasi] #だからガセだよ! 
[Toyolina] #もうすっかり悪人ヅラのライトにしか見えなくなってきたよw
       >西条 
[Hisasi] #かなりそれw 

 飛遊     :『……』 
 巧      :「ん?飛遊ではないか」 
 飛遊     :『……(びく)』 
 巧      :「お前もご苦労だったな、飛遊」 

[Hisasi] #笑って、そっと頭を撫でる 

 飛遊     :『……はい、当主さま……』 
 巧      :「疲れているのか?辛そうな顔をして」 
 飛遊     : 『……(ぎゅ、と唇を噛む)』 
 巧      :「お前もがんばってくれた、しばし体を休めるといい。
        :穂波に何ぞ甘い物でも分けてもらうといい」 

[Hisasi] #スッカリ甘いもん好きがばれまくってる穂波さん 

 飛遊     :『……はい』 

[Hisasi] #ぺこりと頭を下げて 
[Hisasi] #後ろ髪惹かれつつ出て行く 
[Toyolina] #たまにわけてもらってんじゃねw 

 飛遊     :『……西条、さま……』 

[Hisasi] #もう、止められない。 


最後の罠
--------

[Hisasi] #夜、御霞神社 

 西条     :「……」 

[Hisasi] #一人、佇む西条 

 西条     :(目を閉じる) 

[Hisasi] #思い出す過去の風景 

 巧@ちび   :「せいっ!」 
 西条@少年  :「はっ!」 

[Hisasi] #木刀で打ち合うちびたくみん10歳と少年西条16歳 

 巧@ちび   :「やぁっ!」 
 西条@少年  :「くっ!」 

[Hisasi] #体の差はあれど、たくみんのほうが捌きが鋭い 
[Hisasi] #きぃんとはじかれて 

 巧      :「はっ!」 

[Hisasi] #ぴたりと首筋で止まる木刀 

 西条@少年  :「……参りました」 
 巧@ちび   :「ありがとうございます」 

[Hisasi] #ぺこり 

 西条@少年  :「もう、私では相手になりませんな……若様」 
 巧@ちび   :「ありがとう、西条。よい手合わせだった」 

[Hisasi] #背筋を伸ばして礼 

 西条     :(目を開ける) 

[Hisasi] #すぅと風が西条の髪を揺らす 

 西条     :「……私は、一度たりとも貴方に勝つことはできませんで
        :したね、若様」 

[Hisasi] #薄ら笑い 
[Hisasi] #澱んだ目 

 西条     :「若様……」 
 西条     :「我が主として、心より尊敬し、もったいなくも時に弟の
        :ようにも想ってまいりました」 

[Hisasi] #すっと手で印を組み、 
[Hisasi] #周囲にさぁっと光の筋が走って消える 

 西条     :「……その聡明でお優しいお人柄、卓越した剣技、いずれ
        :をとっても素晴らしく、私の尊敬と……嫉妬の的でした」 

[Hisasi] #ざぁっと 
[Toyolina] #ワクワク 
[Hisasi] #周りの木々が一瞬ゆらいで 

 西条     :「その剣技、動き、捌き、この私は誰よりもよく存じ上げ
        :ております」 

[Hisasi] #口元が歪む 

 西条     :「だからこそ、若様がどう考えどう動かれ、どう戦われる
        :か……そしていかにしてそれを封じるか存じ上げておりま
        :すれば」 

[Hisasi] #一瞬手元の印が光って 
[Hisasi] #何か念が広がって、消える 

 西条     :「……若様、貴方様はもう少し人を疑うことをおぼえられ
        :たほうがいい」 

[Hisasi] #くすっと笑って 

 西条     :「……仕掛けは、全て……揃った」 

[Hisasi] #手から力を抜いて 

 西条     :「……もうすぐ」 

[Hisasi] #ちら、と社のほうを見て 

 西条     :「梓さま……貴方を、貴方が得られるならば……私は」

[Hisasi] #一旦うつむいてくくっと笑って 
[Hisasi] #そのまま歩いてゆく 
[Hisasi] 仕掛けは上々 


悪党らしく
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[Toyolina] 輝いてるよ西条 
[Hisasi] そらもう 
[Hisasi] イメージはデスノの凶悪面ライトで 
[Toyolina] 死ぬときもあんな感じでw 
[Hisasi] 梓ねえさんの名前を呼びながら、血まみれで 
[Hisasi] 錯乱しつつ手をのばしじたばたして 
[Hisasi] 死ぬ間際に 
[Hisasi] マインドコントロールから解放されて 
[Hisasi] かすれそうな声でまそっぷの名前をよんで 
[Hisasi] 涙を一筋流して 
[Hisasi] 息絶える 
[Toyolina] つД`) 
[Hisasi] たくみん襲うシーンはとよりんとちひろんが時間があるときにちょ
     っとイメージ回しだけでもやりたいのう 
[Hisasi] なぎぃがうまく捕まえられたら状況説明してこんな風に使うよと根
     回しもしつつ 
[Toyolina] ウムウム 
[Hisasi] ばっちり罠にかけられて目つぶし&手足にがつんと呪縛とかで 
[Hisasi] まそっぷ&ししきVSたくみん&鉛 
[Toyolina] VS鉛戦のイメージはなんとなく湧いて居る 
[Hisasi] おおう 
[Toyolina] ってもメインにはならないので割とさらっと流す感じ 
[Hisasi] そしてさらわれたあとは 
[Hisasi] ドキワクの 
[Hisasi] 三女素敵化が 
[Toyolina] 採血タイム 
[Hisasi] 目を輝かせて 
[Toyolina] 点滴の針も自ら 
[Toyolina] 先生つきっきり。超VIP待遇 
[Hisasi] ご飯をたべさせてあげます 
[Hisasi] 妹に白い目でみられそうですよ! 
[Toyolina] むしろ生ぬるい視線で 
[Toyolina] 唯一の趣味だもんね 
[Toyolina] あれくらい好きにさせてあげないと 
[Toyolina] キレてなにするかわかんねえ 


察するも
--------

 御霞神社、早朝。

 サツキ@男性形で朝帰り:「……?」(すん、と鼻を) 
 サツキ    :「このニオイは……」(記憶を手繰る) 

[Hisasi] #おぼえがあるにおいですよ 
 サツキ    :「ここで何かしたのか?……ただの境内だと言うに」
        :(ぐるりと見渡す) 

[gombeLOG] #たぶん術の効果は神域の結界やらの気配にまぎれて追えなく
       なってるだろう 
[Hisasi] #うむ 

 サツキ    :「……気のせいか」 

[Hisasi] #たくみん自身と言霊が発動条件だから 
[Hisasi] #トラップ系術が得意なんだろう>西条 
[Hisasi] #せこせこと罠にはめる 
[gombeLOG] #それ自体の気配が感じ取れたとしても、悪意とか妖気とは捉え
       られないだろう>トラップ 
[gombeLOG] #淡々と鉄骨を積んで、最後におもむろに支えが消えるのを待っ
       てる感じかな 
[Hisasi] #きっと穂波さんとかはそういう搦め手に弱いとみた 
[gombeLOG] #さて、何か助言やご注進をしてみたいが、西条の企みを感づか
       せてもいかんしのう(ぉぃ 
[Hisasi] #うふふ 
[Hisasi] #注進されても 
[Hisasi] #きっと外に注意をむけて 
[Hisasi] #中に敵がいるとは想わないだろう 
[Hisasi] #純真星人ゆえに 
[gombeLOG] #ああ、今のところニオイの主が西条だとか飛遊の主だとか判っ
       てはいないから、 
[Hisasi] #何者かの気配(外側に注意をむける)
[gombeLOG] #関係者が何かお勤めをしているのかとか、 
[gombeLOG] #無難な線で納得してしまいがちかも知れない 
[gombeLOG] #もう一本不審に思いそうな線に接していれば、気取られず入り
       込んできている外の者がいるのか、とか怪しむ方向にも発想す
       るだろうけど。 
[Hisasi] この後の蒼雅の危機に 
[Hisasi] まだ誰も気づいていない 
[Hisasi] 無駄にそれっぽいモノローグをのこして 
[gombeLOG] そう言う役好きだよ(ぉ >無駄にそれっぽいモノローグ残しまくり 
[gombeLOG] そう言うモノローグがないとシーンがしまらない。 
[gombeLOG] べたが良いんだべたが(笑) 


時系列と舞台
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 http://kataribe.com/IRC/KA-05/2007/02/20070227.html#000000
 2007年2月。
解説
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 西条、策を巡らせ。巧を絡めとる罠を設置。後は決行を待つばかり。
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以上



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