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Date: Wed, 21 Feb 2007 14:30:09 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30834] [HA21L] チャットログ『悲しき道具』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200702210530.OAA68624@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 30834
Web: http://kataribe.com/HA/21/
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2007年02月21日:14時30分09秒
Sub:[HA21L]チャットログ『悲しき道具』:
From:久志
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チャットログ『悲しき道具』
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登場人物
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蒼雅西条(そうが・さいじょう)
:蒼雅家傍流の若者。幼い頃母の死を目の当たりにした記憶がある。
老人 :蒼雅家を使役する者達の長。
中年 :蒼雅家を使役する者達の一人。不穏な動きあり。
調整
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[Hisasi] #遠い記憶
老人 :「……やはり、辛い記憶が障害か」
[Hisasi] #老人が見た先、寝台に寝かされてる西条
[Hisasi] #年のころは十二・三歳
中年 :「母の無残な死を目撃し、心に深い傷を負い、歳の近しい
:梓を慕うことで己を保つ……はは、まこと生き延びること
:には貪欲なものですな」
老人 :(じろ)
中年 :(肩をすくめる)
老人 :「だが……西条では蒼雅の血を高めることはできん」
梓とくっつけるわけにはいかない、ということ。
中年 :「かわいそうとも思っておられないでしょう」
老人 :「これも大儀の為、わかっておろうが」
中年 :「ならば、はじめから割り切って道具として扱うべきで
:しょう。無駄に情を感じるからこそ不安定になるのです」
老人 :「……やめよ。こやつらは道具ではない、人なのだ」
中年 :「ならば、調整もおやめになればいい。道具として使って
:おきながら半端に人扱いしてもなんの意味もないでしょう」
老人 :「……おぬし」
中年 :「出すぎた口を利きました(肩をすくめて)」
老人 :「いま少し、西条を調整する。まだ、癒える余地はあるは
:ずだ」
中年 :「わかりました」
[Hisasi] #なんか筒みたいなものを西条のこめかみに当てて
西条@少年 :(虚ろな目)
中年 :「悪く思うなよ、少年。割り切れぬお前が難儀なのだよ」
苦痛に歪む西条の顔。そして、ブラックアウト。
傷痕
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西条 :(虚ろな目で天井を眺めてる)
[Hisasi] #手を握ったり開いたりしつつ
西条 :「……」>無言で口をぱくぱくさせつつ
[Hisasi] #目の焦点があってない
[Hisasi] #頭の中をぐりぐりかき回されたような不快感
西条 :「……またか」
[Hisasi] #目を閉じて
[Hisasi] #両手で顔を覆う
西条 :「…………私は」
[Hisasi] #微かにこめかみが痛む
西条 :「……私は?」
それ以上思考できない。
[Hisasi] #手を離す
[Hisasi] #瞳孔が開いてる
[Hisasi] #焦点があってない
西条 :「……っ」
[Hisasi] #顔を覆って蹲る
[Hisasi] #そのまま頭を抱え込むように、ベッドの上で丸くなる
[Hisasi] #がくがくと震えながら
せめて人間らしく
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[Toyolina] 西条つД`)
[Hisasi] どんどん扱いが非人道的になってきました
[gombeLOG] 調整の頻度が高いほど不幸せなのだな
[Hisasi] たくみんとかは一発オッケー
[Tihiro] わぁ(大汗
[Hisasi] もとからボケボケな人たちは調整しなくても当主を慕って言うこと
を聞いてくれるし
[Hisasi] 下手に普通でトラウマ持ちの西条は調整しないと使えない
[gombeLOG] だから、及第点な蒼雅者は、こんなことをされた記憶すら無いに
等しいに違いない
[Hisasi] たくみんもゆかりんもそんな記憶ない
[Hisasi] あずさねえさんも
[Hisasi] いたるんは未調整
[Hisasi] でもみんな素直にたくみんに懐いて言うこと聞いてるから
[gombeLOG] うむ
時系列と舞台
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http://kataribe.com/IRC/KA-04/2007/02/20070221.html#010000
2007年2月頃。どこかで。
解説
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蒼雅西条、使役する者と使われる者。だがそれは血の通った人間でもあり。
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以上。
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