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Date: Tue, 20 Feb 2007 09:51:22 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30825] [HA21L] 無力だけど出来ることを
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200702200051.JAA00972@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 30825
Web: http://kataribe.com/HA/21/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30800/30825.html
2007年02月20日:09時51分21秒
Sub:[HA21L] 無力だけど出来ることを:
From:Toyolina
[HA21L] 無力だけど出来ることを
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登場人物
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大沢那琴 水と敵対する超能力者の少年
淡蒲萄 水と敵対することになった吸血鬼の少女
リスティヒ・リヒトホーエン
大沢那琴の先輩。
初ミッション
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[TK-Paint] .rg HA21mission
[Role] rg[TK-Paint]HA21mission: スーツの男が《水》を混入しようと
するのを阻止して欲しい ですわ☆
[TK-Paint] スーツの男大活躍
[Toyolina] メンインスーツ
[Toyolina] MIS
[TK-Paint] ううむ
[TK-Paint] .rg HA21mission
[Role] rg[TK-Paint]HA21mission: 壁の染みが《水》を混入しようと
するのを阻止して欲しい ですわ☆
[TK-Paint] エーッ
淡蒲萄 ：「この壁壊したらいいんじゃないかな」
ナコト ：「確かに、なにか出てきそうだね」
淡蒲萄 ：「塗り壁だし……(コンコン)。死体とか」
[TK-Paint] 人型の染みから水がじわじわ染み出てきてるんだろう
[Toyolina] イヤーン
ナコト ：「器物破損だけど……放置しておくわけにもいかないしな」
：(鶴嘴を取り出す)
淡蒲萄 ：「そだね、ほっといて広まっても大変」
SE ：ガッ、ガッ、ザクッ
淡蒲萄 ：「でも、これがさ、封印とかだったら大変だよね」
[Toyolina] 不穏なことを言う
ナコト ：「それにしては杜撰だと思うけど……む」
[TK-Paint] 突き刺した穴から、水が流れ出す
淡蒲萄 ：「貯まってる……」
ナコト ：「いや、これは……下がってッ」
淡蒲萄 ：(素直に下がる)
[TK-Paint] 零れ落ちた水が、まるで透明な人型の器に注がれていくように形を
作っていく
淡蒲萄 ：「？ 何コレ。水……って液体……だよね」
水人 ：『あ、ああ、ああ』
[Toyolina] 大ピンチになりそうな予感
ナコト ：「ああ、これはどうしたもんだろ」
[TK-Paint] 木刀を向けつつ、でも効果あるとは思えないし
淡蒲萄 ：「……正直、水そのものとか、予想してなかったよ」
ナコト ：「前、スライムみたいなのと戦ったことはあるけ、どッ」
[Toyolina] 様子を伺いつつ
[TK-Paint] 突如襲い掛かってきた水の攻撃を避けつつ
淡蒲萄 ：「ナコトくんッ、この水人間!!」
ナコト ：「でやァアッ！」
SE ：ぱしゃん
[TK-Paint] 木刀を横薙ぎにたたき付けるも、水を叩いたようにすり抜けて
しまう
ナコト ：「うわっ、ぜんぜん効いてない」
淡蒲萄 ：「このッ」
[Toyolina] 爪で斜めに切り裂く、だけ。水だからな
[TK-Paint] 霊的な攻撃力とか皆無な二人
[Toyolina] 出血すれば色々出来るんですけどね
[Toyolina] まさに諸刃の剣
[Tihiro] りすとかっとおぶえびちー？
[Toyolina] いやケガでも。
ナコト ：「淡蒲萄さん、下がってッ」
淡蒲萄 ：「う、うん……でもどうしよう」
[Ruki] なんだか面白そうな展開
ナコト ：「これを、かけるッ！」
[TK-Paint] と、部屋の隅に後で置いておいた液体窒素を
[Toyolina] ひゃっこい
SE ：ピキッ
ナコト ：「……とりあえず、動きは止めたけど」
ナコト ：「溶けたら元通りだな」
[Tihiro] ターミネウォーター
淡蒲萄 ：「下手に触れないし。どうしよう」
[Toyolina] 触ったら張り付いちゃう
[TK-Paint] なにせ超つめてえ
[Ruki] 処理方法は揮発？
[TK-Paint] 水そのものを処理する方法となると魔術的な封印やらなにやらしか
ないんで無かろうか
[Toyolina] それしかないっすね
[Toyolina] 物理的にだとまず運搬したりしないと行けない。無理ｗ
リス先輩
--------
[TK-Paint] 十分後
リスティ ：「で、俺が呼ばれたわけか」
ナコト ：「そういった事に詳しい人って、先輩かジャコウネコくらい
：しか思いつかなかったんで」
リスティ ：「確かに、ジャコウよかどっちかっつうと俺だな、こういう
：のは。まあ、しゃあねえよ。俺も関係ないことじゃないし」
淡蒲萄 ：「おひさ。お手数おかけします」
リスティ ：「お久しぶり。いやあ、まさかアンタがナコトの彼女になる
：たあなあ」
：「てっきり、あのうすらでかいおっちゃんと出来てるもん
：だとばっかり思ってたのに」
淡蒲萄 ：「い、いやその……ぎ、ギリちゃんはなんかこう……もう、
：ギリちゃんのことはいいじゃん(汗」
[Toyolina] あんま話題に出すとナコトくんが気を悪くしちゃうじゃないか!?
リスティ ：「はは、すまんすまん。ちょっと無神経だったな」
[TK-Paint] 笑いながら、どっかで見たようなビンを取り出す
[Toyolina] むむ。駅前でみたビンであろうか
[TK-Paint] ざっつらいと
[Toyolina] そういや分析してもらってましたね
淡蒲萄 ：「そのビン……」
リスティ ：「ん？ ああ、これか」
[Toyolina] 中身は空でありんすか
リスティ ：「元々は水を配るやつらが使ってたやつだけど……あ、
：ナコトと一緒にこいつ回収してきたのもあんただったのか」
[TK-Paint] 空ですね
ナコト ：「そ、それはいいから。なんでそんなものを」
淡蒲萄 ：「うん、そうなの。それに封印したり……とか？」
リスティ ：「無害に持ち運べるよう上手いこと作られてるんだ、これ。
：扱う側としても自分が汚染されないよう細心の注意を払って
：たんだろ」
淡蒲萄 ：「へぇ。なるほどー。頭いい」
[TK-Paint] リスティが何事か唱えて軽くビンを叩くと、凍りついた水の人が
ビンの中に滑りこんでいく
リスティ ：(キュッキュッ)「ちょっとしたマジックアイテムだな。俺が
：作ったってわけじゃないから、褒められるもんじゃないけど」
淡蒲萄 ：「持ち歩いてると便利かも。あ、でも封印出来なかったら
：一緒か……(ちぇー)」
ナコト ：「それ、その後どうするんです？」
リスティ ：「まあ、言ってもこれは池の水ってわけじゃない。池の影響を
：受けただけの、ただの水だ。無効化することもできる」
：「どうしても無理だったら宇宙にでも捨てるしかないけどな」
淡蒲萄 ：「宇宙……(空を見て)。厄介なもんだね」
リスティ ：「まあ、宇宙って言っても下手に捨ててりゃ危険には変わり
：ないんだけどな」
淡蒲萄 ：「……無理じゃないことを祈るしかないのか……あたしって
：無力」
ナコト ：「……うん。俺もどうしようもないんだよな、こういうとき」
リスティ ：(軽く眉を上げて)「ま、誰にでも出来るんなら俺の立つ瀬
：ないわな」
リスティ ：「お前らな、なにもみんな自分らでやろうなんて思う必要は
：ないんだぜ？ いいか、お前らはお前らの出来ることを
：すればいい。ほかの事は、ほかの誰かに任せとけ」
淡蒲萄 ：「う、うん」
ナコト ：「は、ハイ」
リスティ ：「ま、二人でできないことは……とか考えるようになった
：時点で、ナコトは随分進歩してんのかも知れないけどな。
：いいよなあ、彼女持ちは」
ナコト ：「え、ええ、いや、その……ハイ」
リスティ ：「肯定すんのかよ」
淡蒲萄 ：「い、いやあの……スイマセン(照れ照れ)」
リスティ ：「まあいいわ。じゃ、俺は帰るからな、二人は夜のデート
：でも続けてなさい」
淡蒲萄 ：「……夜……(ナコトくんをちらりと)」
ナコト ：「で、デートって、そんな、異常調査だよ。見回りって言うか」
[TK-Paint] 赤くなってる
リスティ ：「お前もさ、もう高校生なんだから……いや、いいわ。
：がんばれ」
[TK-Paint] 軽く手を振って去る
淡蒲萄 ：「ガンバリマース。ありがとー」
ナコト ：「が、ガンバル……」(どきどき)
[TK-Paint] ちらっと淡蒲萄さんを見てしまい、目が合ってさらに赤くなるの
ですね
[Toyolina] この野郎、ういやつめ
[TK-Paint] なんかちょっと意識しちまったぜー
[TK-Paint] という感じでぎくしゃく
淡蒲萄 ：「と、とりあえずいこっか」
ナコト ：「う、うん、そうだね」
淡蒲萄 ：「……(腕を組んでみる)」
ナコト ：「(や、ヤバイ……まともに目を合わせられない)」
[TK-Paint] 一瞬わわっとなる
[TK-Paint] きっと胸が当たってる
[Toyolina] そりゃもう
ナコト ：(ドキドキドキ)
[Toyolina] こっちも偽装とはいえドキドキしてますよ！ 便利。
淡蒲萄 ：「……あんまり力なれないけど……一緒に出来ること、
：しよう？」
ナコト ：「う、うん……ありがとう」
[TK-Paint] もう目をそらせなさそう
[TK-Paint] 赤くなって見つめてしまうのでした
淡蒲萄 ：(いつものように目を細めて、そして瞑る)
ナコト ：(抱き寄せて唇を重ねる)
[Toyolina] 今日はダイス何個振りましょうか
[TK-Paint] うひゃあい
[TK-Paint] 3d6
[kataribe] TK-Paint: 7(3D6) = 7
[TK-Paint] 減ってる
[Toyolina] 短めｗ
[TK-Paint] このまま幕というのも美しいか
[Toyolina] そうですね
おまけ
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[TK-Paint] パターン化してしまい気味なのがアレなところ
[Toyolina] でも状況が状況だけにこうなりがちなのもまた
[Toyolina] 説得力がありすぎて
[TK-Paint] まあ、付き合い始めダシネ
[TK-Paint] これが、三年目とかでだったらもうお前ら……って感じデスガ
[Toyolina] やっとここまできたのかよみたいな
[TK-Paint] まあ、結構ハイペースでカップル成立してますよね。清純高校生
路線にしては
[Toyolina] そっすね。出会って何週間？ くらいの
[Toyolina] 1/12くらいにML流してるってことはその前日くらいで11日とみて
[Toyolina] 2/5でつきあい始めて
[Toyolina] 一ヶ月経ってねえ
[Toyolina] 三週間ですよ
[TK-Paint] ペース落とすべきか知れん
[TK-Paint] なにせ、数日に一回、進展するイベントが起きてましたからね
[TK-Paint] そうでもないか
[TK-Paint] 進展はしていない
[Toyolina] 進展したのはアレですよ、ナコトくんが人殺しちゃったときに急騰
[TK-Paint] 一気に
[TK-Paint] しばらくはこんな感じでいきますか
[Toyolina] そっすね
[Toyolina] たまに修行したりして
[Toyolina] こいつら前衛コンビ過ぎて
[TK-Paint] ううむ
[Toyolina] ナコトくんが前出させてくれないから中衛にシフトせねばなるまい
[TK-Paint] ナコトも捻りの無いサイキックだしねえ
[Toyolina] RPGみたいにパーティを組まねばならんか喃
時系列と舞台
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2007年２月頃
解説
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.rg HA21mission 実装記念。
やる気はあるけど、「水」そのものには微妙に無力な二人。がんばれよ。
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Toyolina
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