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Date: Fri, 16 Feb 2007 13:52:02 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30815] [HA21L] M と S と古い悪夢
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200702160452.NAA94532@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 30815
Web: http://kataribe.com/HA/21/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30800/30815.html
2007年02月16日:13時52分01秒
Sub:[HA21L] MとSと古い悪夢:
From:Toyolina
[HA21L] MとSと古い悪夢
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登場人物
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蒼雅西条 うなされ、壊れつつある男
真朱 傍観し、誘導する女
古い悪夢
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[Hisasi] 夢の中
[Hisasi] どこかの古い社らしき場所
[Hisasi] どこか禍々しい空気が渦巻いている
西条＠ちび ：「……かあさま？」＞着物姿のちびっこ西条
[Hisasi] 三つになったかならないか
[Hisasi] 不安げに辺りを見回して、歩いていく
[Hisasi] と、地面になにか赤い染みのようなものが
西条＠ちび ：「……あれ？」
[Hisasi] よくわからず、染みを見つめる
西条＠ちび ：「……」＞なんかよくわからないけど不安になってきた
西条＠ちび ：「……かあさま、棗おばさま？」
[Hisasi] 見回す、どこか不穏な空気が取り巻いていて
西条＠ちび ：「誰か？ ……誰も」
[Hisasi] てこてこと奥へと走っていく
[Hisasi] なんか鉄くさい匂いがする
[Hisasi] 澱んだ空気で息苦しくなってきた
[Hisasi] 母が巫女のお付で、巫女の棗がいるはずなのに
[Hisasi] たん、と。奥へと足を踏み入れた西条
西条＠ちび ：「……！」
[Hisasi] なんかばらばらになった何かがある
[Toyolina] (((・Д・；)))
[Hisasi] 白くて
[Hisasi] 見覚えのある
[Hisasi] その下にはバケツでひっくり返したように赤い
西条＠ちび ：「……ひっ」
[Hisasi] その向うに
棗 ：「……う」＞切れ切れの声
[Hisasi] 巫女姿で、おなかから胸にかけて裂けて血を流してる棗と
[Hisasi] その手前でバラバラになってる西条のよく見知った誰か
西条＠ちび ：「……あ……あ」
[Hisasi] その場に崩れ落ちて
[Hisasi] 悲鳴
蘇る悪夢
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西条 ：(がばっ)
[Hisasi] 滲む汗
[Hisasi] 荒い息
西条 ：「……は」
真朱 ：(ずっと見てた。目が合う)
[Hisasi] 深く息を吐いて
[Toyolina] 悪趣味
西条 ：(はっとなる)
[Hisasi] まだ息がおさまらないので、胸に手を当ててしばしうつむく
西条 ：「……(深く息を吐いて)」
真朱 ：「また……ワルイユメ？」
西条 ：「……過去のことだ」
[Hisasi] まそっぷの腕をつかんで
[Hisasi] ひっぱりよせる
真朱 ：「ぅん……言ってもいいのに、聞き流しとくから(ひっぱら
：れるまま)」
西条 ：「……誰も彼も、死を恐れずに従うだけだ」
[Hisasi] ぎゅっとまそっぷを抱きしめて髪をくしゃくしゃを撫でながら
西条 ：「疑問もなく、信ずるままに……」
[Hisasi] あの人も、と言いそうになった
真朱 ：「不満？」
西条 ：「不満？ ……ああ。何故、蒼雅が捧げられねばならぬ？
：なぜ生贄とされねばならぬ？ なぜ」
[Hisasi] そしてなんか頭が痛いのか、両手で頭を抱えるように押さえる
[Hisasi] なんか、頭いじられたことが一回や二回じゃない風に見える
真朱 ：(西条の頭を、抱えてる腕ごと抱きしめて)
：「思い出させちゃった……？ ごめんね」(でも目は笑ってる)
西条 ：「……う」
----
声＠老人 ：「また西条か……」
声＠中年 ：「これで三回目ですよ、調整は」
声＠老人 ：「やはり、傷は深いか」
[Toyolina] 強化人間ッ
声＠中年 ：「無理に精神の回復を図らずに徹底的に調整して従順に
：させるべきでしょう」
声＠老人 ：「……いや、そうもいくまい。調整はあるにせよ、人なのだ」
声＠中年 ：「……はい(よく言うぜ、式並みにあつかってやがるくせに)」
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西条 ：(しがみつくようにまそっぷの体に腕を回す)
[Hisasi] うわごとのように呟く声
西条 ：「梓……私を」
[Hisasi] 助けてくれ
真朱 ：「……大丈夫、助けてあげるから……」
[Hisasi] なんか当初からどんどん壊れ加減がエスカレートしていく西条
[Toyolina] あまり壊れられても困るのにどんどん壊れていくｗ
[Hisasi] コレモ、霞ヶ池の影響ダ！ ＞壊れていく
[Hisasi] もうゴルゴム並
[Toyolina] なんて強敵だ！
西条 ：「……一刻も、一刻も早く……あの方をっ……」
真朱 ：「……助ける……ううん、解き放ってあげないとねぇ」
西条 ：「そうだ……戒めもなにもかも」
[Hisasi] こうして穂波封じの準備とかしつつ
[Hisasi] 計画を練りつつある西条(壊れかけ)でした
[Toyolina] その計画穴だらけな気がッ
[Hisasi] 穴だらけです＾＾
[Toyolina] やっぱりなあｗ
談合
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[Hisasi] で、黄櫨染さん的には
[Hisasi] 西条が巫女にかまけてる間に
[Hisasi] 当主をさらってこいとかいうあたりだと
[Hisasi] 謎の鍵を握ってるのは当主自身
[Hisasi] というのはどお？
[Toyolina] ですね、西条から引っ張ろうとすると西条しんでしまうん？
になるし
[Hisasi] 引っ張ろうとしても色々薄くて調整されまくりで使えなさそう、と
[Toyolina] 最後くらいそっとしておいてあげよう的な情けもありますよ
[Hisasi] あら、まそっぷさんたら
[Toyolina] だってカワイソウなんだもの、あまりにも
[Hisasi] 最初から最後まで
[Toyolina] 正気だったら話は別ですけどｗ
[Hisasi] 利用されつつ調整されつつ
[Hisasi] 壊れていって
[Hisasi] 殺される
[Toyolina] かわいそうすぎる
[TK-Leana] 誰か救ってあげてっ
[Hisasi] そうだなあ、最期に
[Hisasi] 「……ま……そ……」＞絶命
[Hisasi] 誰かの名前を呼ばせてあげよう
[TK-Leana] ウヒャー
[Hisasi] 救いか？
[Toyolina] キャー
[TK-Leana] まそっぷが救われそうです
[TK-Leana] 照れ隠しっぽく不機嫌になったり
[TK-Leana] ツンデレ説
[Toyolina] ツンデレｗ
[Hisasi] 「……なんだ、死んじゃったんだ」
[Hisasi] ふーん、
[Hisasi] とか思いつつ
[Toyolina] お気に入りの文房具とかお供えしたり
[Toyolina] 蒼雅開放のために暗躍したり
[Toyolina] (生き延びたらだけど)
[Hisasi] 確かに当主さらわれちゃったりしたら
[Hisasi] まそっぷに復讐してる余裕なんかなさそうだ
[Toyolina] さらっちゃったのがパパでもなかったりしたらトンでも展開ですね
[Hisasi] だれだーーｗ
[Toyolina] 僕にもわからない
[TK-Leana] 弧杖魎壱
[Toyolina] 誰か酔狂な人がさらうかもしれないよ？ ｗ
[Toyolina] ちょまｗ
[Hisasi] ちょｗ
[TK-Leana] おとなしく婚約者を諦めたと思ってたら何かたくらんでた説
[TK-Leana] > その腹の黒さは、現当主雅魍に匹敵するほど。
[Toyolina] 腹黒だったらおかしくないですね＾＾
[Hisasi] ひぃ
[Toyolina] おあつらえ向きに管狐の使い手
時系列と舞台
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2007年２月頃
解説
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幼い頃の悪夢を思い出していき、同時に壊れていく西条。
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Toyolina
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