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Date: Thu, 15 Feb 2007 09:12:26 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30810] [HA21L] Death Valentine
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200702150012.JAA31143@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 30810
Web: http://kataribe.com/HA/21/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30800/30810.html
2007年02月15日:09時12分26秒
Sub:[HA21L] Death Valentine:
From:Toyolina
[HA21L] Death Valentine
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登場人物
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淡蒲萄 お料理が趣味になりつつある女子高生吸血鬼。腕はお察し。
大沢那琴 失敗作も喜んで食べてくれる淡蒲萄の彼氏。
片桐荘平 いつも淡蒲萄の実験台にされる不死身の男。
ジャコウネコ ナコトくんのルームメイト。
前振り
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[TK-Leana] バレンタイン
[TK-Leana] 淡蒲萄さんはやはり何か用意しているのだろうか、死亡フラグ立ち
そうなものを
[Toyolina] その方がいい?
[TK-Leana] うむ
[Toyolina] ではオトナの味を意識した日本酒ゼリー(寒天使用)入りのチョコを
[TK-Leana] 日本酒ゼリーだとぅッ
[Toyolina] もちろんゼリーは手作り
[Toyolina] 純米大吟醸を惜しみなく使ってます
[TK-Leana] そ、それは一体どんな味がするんだ
[Hisasi] お父さんはとめたほうがいいだろうか
[miburo] うまげだ
[hari] お父さんは味見役
[Toyolina] たぶん、天才岡星がつくれば超旨い
かたぎり :「……酒が泣くのう」
[Hisasi] 聞こえないようにため息
うっちゃん :「余った分飲んでいいからさー(だばだばだばだば)」
[Toyolina] 注いでる音
かたぎり :「ちゅーか、うっちゃん。飲んどるじゃろ、既に」
[Hisasi] 微妙によってそうな淡蒲萄さん
うっちゃん :「ん、ちょっとだけ飲んだ(泡立てる要領でぐりぐり混ぜる)」
かたぎり :「……味見は、しとる、な?」
[Hisasi] でろんとした酒の成れの果てをすぷーんですくって
うっちゃん :「念入りにしてまーす」
うっちゃん :「おいしーよ!?(えへへ)」
[TK-Leana] きっと固まってない
かたぎり :「……(だめじゃこりゃー)」
[Toyolina] ただのとろみのついた熱燗
[Hisasi] でろろんとした匂いのきっつい何かをすぷーんですくいつつ
かたぎり :「……これも試練じゃ、若造」
[Hisasi] 遠いお空のなこちを見上げて
[Hisasi] 合掌
うっちゃん :「片栗粉だっけ、とろーってなるやつ(水で解かずに直接
:ぶち込む)」
[Hisasi] ひええw
[TK-Leana] たぶん、寒天を煮なかったんだ。アルコールが飛んだらダメだと
思って
かたぎり :「……おう、片栗粉や本葛粉とかあるのう、、」
うっちゃん :「うん、イイカンジにとろとろってしてきた」
[Hisasi] もはや理科の実験じゃのうと思いつつ
[Toyolina] そしておはぎくらいの大きさのチョコレートコーティングされた
何か完成
[TK-Leana] その状態からどうやってコーティングシタンダーッ
[Toyolina] 小皿に何かを取り分けて上からチョコかけて、ちょっと固まったら
ひっくり返して
[Hisasi] 噛んだら
[Hisasi] でろりと
[Hisasi] なにかが
[Toyolina] 上下で大きさ調整してるうちにおはぎ大
[TK-Leana] 片栗粉はちゃんと熱してないとお腹壊しませんでしたっけ
[Toyolina] それどころかダマになってます、片栗粉
手作りチョコだよ
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ナコト :「お、おおきいチョコだね」
淡蒲萄 :「そ、そうかな、頑張ったよ」
[Toyolina] 大きさは気持ちの表れとでも言いたげな感じ
ナコト :「あ、ありがとう、淡蒲萄さん」
[TK-Leana] 一瞬躊躇して、かぶりつく
[Toyolina] どろり
[miburo] 漢よのう
[Toyolina] 堅いチョココーティング。厚さは塗り固めて1cmにもなろうか
[Toyolina] その中から
ナコト :「……液体?」
[Toyolina] 日本酒と片栗粉の夢のコラボ
淡蒲萄 :「うん、オトナの味意識してみた……」
[hari] 酒気でむせね?
ナコト :「お、大人の……ああ、お酒? が入ってるのか」
ナコト :「(この粉は……片栗粉? 何故に)」
[Toyolina] やばいかも^^>むせね
淡蒲萄 :「ゼリーにしてみたの、ほら、そういうチョコってあるし」
ナコト :(こぼれそうになる液体を啜り、一気に口に放り込んで咀嚼する)
[Toyolina] バッカスチョコレートとか
ナコト :「……う、ウィスキィボンボンみらいなものかな」
淡蒲萄 :「うん、アレ意識してみた。よくわかったね」
[TK-Leana] 片栗粉だと思ってたのは、ギリちゃんが押収したアレげな粉だった
説とか
[Toyolina] ヒィー
ナコト :(徐々に血の気が引いていってる)
:「お、おいしいよ、うすえびさん」
淡蒲萄 :「ほんと? ほんとに? うれしーv」
[Toyolina] ナコちんの両手握ってぴょんぴょん跳ねる
ナコト :「あは、は」
[TK-Leana] 気持ちが嬉しいんですよッ
[TK-Leana] 味は二の次ですッ。美味しいと思ったら美味しいのだッ
ナコト :「うん、バケツ一杯でもたべられるくらい」
淡蒲萄 :「じゃ、じゃあもう一個食べて、はい、あーん」
ナコト :「あ〜ん」(ぱく、もぐもぐ)
[Toyolina] どろり
[misasagi] がんばれナトコ君
[hari] オトコだ
[Toyolina] まったく飛んでいないアルコール分
ナコト :(もぐ、もぐ……)
[Toyolina] 純米大吟醸ののど越し。喉を軽く灼くアルコォル
[hari] どろりと
[Toyolina] ゆっくりと
淡蒲萄 :「お酒、高かったんだ。でも高いだけあって、チョコと相性
:ばっちり」
ナコト :「(焦ったらむせる……飲み込むんだ、俺ッ)」
ナコト :(くらくら)「(まだだ、まだ、倒れるわけにはいかない。
:せめて淡蒲萄さんが、笑って帰る時までは)」
[Toyolina] ナコトくんはお酒強い?
[Toyolina] 弱かったらそろそろ足にきてもいい頃
ナコト :(ごくん)「ほ、ほんろにいいおさけつかってるんだね。
:おりぇはお酒とかあんまり、飲んだことないから、わかん
:ないけど」
淡蒲萄 :「わー、やっぱナコトくんスゴイ、違い判るんだ……はい、
:あーん(三個目)」
[TK-Leana] 蒸留してすごいアルコール濃度になってたりしますか
[hari] 鬼カッ
ナコト :「あ〜ん」(ぱくり)
[TK-Leana] それは悲壮な戦いであった。
[misasagi] ナコト君、君はいいキャラだった(キラン
[TK-Leana] 既に顔色は真っ白。血の気が引いて、脳にまともに酸素が回って
いるかも分からない。
[Toyolina] ヤヴェー
淡蒲萄 :「あ、コーヒーあるよ、チョコにはコーヒーだよね」
[Toyolina] ブラック無糖。市販品。安心。
ナコト :「あ、ありがとう」
[TK-Leana] 朦朧とした意識の中で、ナコトはコーヒーを受け取り、緩慢な動作で
口をつける
[TK-Leana] 口の中に残った粉っぽい片栗粉のダマを、喉の奥に流し込む。
淡蒲萄 :(にこにこ。食べっぷりがいいのでご機嫌)
ナコト :(やり遂げた男の顔)
[Toyolina] カッコイイぜ
淡蒲萄 :「うん、本に書いてあった通りだ、ナコトくん、オトナの顔に
:なった」
[TK-Leana] 気絶しています
[TK-Leana] 例えるなら燃え尽きたジョー
ナコト :「……」
淡蒲萄 :「……酔っちゃったかな?(膝枕)」
[TK-Leana] 嘘みたいだろ
[TK-Leana] 死んでるんだぜ。それで
[misasagi] ちょまw
[TK-Leana] スタッフロール
[hari] タッチ
[Toyolina] 殺す気はなかった
[TK-Leana] まあ、それは冗談ですが
[Toyolina] 起きるまで膝枕
[TK-Leana] そのまま三日間生死の境をさまようくらいで
[Toyolina] ヒィー
[Toyolina] リス先輩に怒られる
[TK-Leana] 先輩は怒らないので安心してください
[TK-Leana] ああ、いいオチが思いつかない
[Toyolina] ではキマズイぜ
[Toyolina] では、じゃない でも、だ
食後の感想
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ナコト :「……会ったこともないお婆ちゃんがいた」
ナコト :「一面に綺麗な花が咲いてて、川の水は見たこともないくらい
:澄んでて、綺麗な場所だった……あれは一体どこだったん
:だろう」
淡蒲萄 :「え……なんでお婆ちゃんって判ったの。あ、固有名詞じゃ
:なくて、一般名詞?」
ナコト :「……いや、写真で見たことはあったから」
ナコト :「あれ、淡蒲萄さん?」
[TK-Leana] 状況がつかめてない
淡蒲萄 :「うん、酔い、さめた?」
ナコト :「俺、酔ってたの? なんだか、記憶が曖昧なんだけど」
[TK-Leana] 思い出そうとすると鈍い痛みが
淡蒲萄 :「……ごめんね、あんまり美味しそうに食べるから、つい、
:いっぱい食べてって」
[Toyolina] 膝枕で頭なでつつ
ナコト :「え〜と……ッ」
[TK-Leana] 膝枕されてることに気付いて赤面
ナコト :「う、うううすえびさんッ」
淡蒲萄 :「あ、動いたらダメだって、くすぐったいし、きっと頭痛い」
ナコト :「あ、ご、ごめん」
ナコト :(そういえばさっきあ〜んとかしてもらってたことも思い
:出してくる)
ナコト :(どきどきどき)
[Toyolina] いろいろ思い出してきてますね
淡蒲萄 :「ごめんね、お酒、もっと少なくてよかったかも」
[Toyolina] そう言うレベルじゃねぇぞ
ナコト :「う、うん、ッ未成年だし、アルコールは拙かったかもね」
ナコト :「でも、ありがとう。嬉しかった」
淡蒲萄 :「ホント? 来年は、もっと美味しく作るよ、楽しみにして
:てね」
ナコト :「ッうん。楽しみにしてる」
[TK-Leana] 新たなる決意を胸に
[Toyolina] 来年はもっと酒に強くなる
[TK-Leana] 酒にというか
[Toyolina] シンプルに生き延びる
[TK-Leana] 気絶しないように
[Toyolina] それもあるか
[Toyolina] 来年は手を変えてダダ甘く
[TK-Leana] 悪魔の毒々プリンみたいなのでも、とりあえず食べようとがんばります
[Toyolina] 一年間研鑽を積みますよ
[sf] 保身のない男だ。
[Toyolina] ただ出発点がアレなだけで
[TK-Leana] 願わくばスキルがプラス方向にレベルアップしますように
[Toyolina] それは大丈夫だと思いますよ
[Toyolina] 元が無いんで下がりようがない。そういう理屈。
[TK-Leana] じゃあきっと大丈夫
[Toyolina] ええ。
[TK-Leana] 来年は明るいぜ
かたぎり :「……ここはなんとか方向修正してやらんとあかんのと
:ちゃうか」
[Hisasi] あやつ、死によるぞ
[Hisasi] と、お父さんは思いました。
[Toyolina] 発想をまずなんとかしないと。
[Toyolina] 気持ちが嬉しいって言ってもらえてるうちに!
かたぎり :「まずな、ものには限度というものがあってな……」
[Hisasi] 噛んで含めるように分量についての知識をつけるところから
おまけ
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ナコト :(お腹壊してぐったり)
ジャコウネコ :「病院行くか?」
ナコト :「うん、行ってくる……」
ジャコウネコ :「そうか」
[TK-Leana] それだけといえばそれだけの話
[Toyolina] お腹に効く薬とか出したりはしないんですね
[TK-Leana] そんな薬になるようなクスリはあんまり作らないようだ
[Toyolina] なるほど、タメにならない薬がお好き
時系列と舞台
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2007年2月14日
解説
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買って済ませようと思っていたのですが、手作りがいいっていうからつい。
気合い入れてすんごいの作っちゃいました。
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Toyolina
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