[KATARIBE 30800] [HA21L] チャットログ『サツキ、御霞に訪れる』

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Date: Tue, 13 Feb 2007 22:03:25 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30800] [HA21L] チャットログ『サツキ、御霞に訪れる』
To: kataribe-ml@trpg.net
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2007年02月13日:22時03分25秒
Sub:[HA21L]チャットログ『サツキ、御霞に訪れる』:
From:久志


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チャットログ『サツキ、御霞に訪れる』
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登場人物 
-------- 

 大倉さつき(おおくら・-)
     :神霊を宿して変することを生業とする依巫。
 スサビ :摺ヶ岳の主「黒耳道主神」の眷属。
 穂波(ほなみ)
     :蒼雅家の霊獣。三本尻尾の狐。蒼雅梓の対。結構好戦的。
 蒼雅巧(そうが・たくみ)
     :蒼雅家の現当主。霊鷹秋芳を使役する。

訪問者
------

[gombe] では御霞神社の参道に 
[gombe] ふらりと長身の男が現れる 
[Hisasi] じゃあその前に 
[Hisasi] 一匹の狐が現れる 
[gombe] #ガタイはかなり良い感じ。人間と見える以外の霊気は特に感じない
     感じで。 
[gombe] 実体? 見えるけど霊体、かな? >狐 
[Hisasi] #一応霊体 
[Hisasi] #ちょっぴり様子を伺っている、 
[Hisasi] #こっちが見える? 
[gombe] #あ、常人には見えない状態でいておくのね 
[gombe] #でも位置的には参道のど真ん中とかそんな感じでしょうか 
[Hisasi] #うん 
[gombe] #おk 
[Hisasi] #鳥居くぐって入っていくとちょんと座ってる 
[Hisasi] #見えずに素通りするならよし 
[Hisasi] #後はついていくけど 

 男=サツキ  :「……おや、門衛殿がいらっしゃるとは話が早い」
        :(立ち止まって、狐に視線を) 

[gombe] サツキ http://hiki.kataribe.jp/HA/?ShamanFromWolfClan 
[gombe] (身体にぴったりしたTシャツに、セーターとジャケットとジーパン
     を無造作に着ている)>サツキ 

 穂波     :『私がお見えになりますか』 

[Hisasi] #念話 
[Hisasi] #とん、と 
[Hisasi] #とことこと 
[Hisasi] #しっぽは一本、分身のごんいち、ごんじろう、ごんぞうのどれか

 サツキ    :「本来、里のモノにあらず。心地良い匂いがしたのでふと
        :立ち寄らせて貰った。他意はない」 
 サツキ    :「そなたらの匂いだったやも知れぬな」 
 穂波     :『さようですか、こちらは御霞神社にございます。近しい
        :匂いとは我ら霊獣のことでしょう』 

[Hisasi] #しゃんと背筋をのばして 

 サツキ    :「なるほど……」(ふむ、と頷いて、片手を口元に当てる)
 穂波     :『察するに、貴方さまはお一人にはみえませぬが』 

[Hisasi] #目を細めて 

 サツキ    :「……いやはや、気が緩んでおったか。そう見えぬための
        :サツキなのだが」>一人に見えぬ 
 サツキ    :「不躾ながら一つ頼みが出来てしまったのだが、そのよう
        :なお話ができる御仁にお目にかかれるだろうか」 
 穂波     :『我が主は神職の務めについておりますが、我が族の当主
        :殿が控えにおられます。ご案内いたしましょう』 
 サツキ    :「儂は吉野は草摺ヶ岳(くさずりがたけ)の主、黒耳道主
        :神(くろみみのちぬしのかみ)の眷属。仲間内ではスサビ
        :と呼ばれておる者。必要であればお伝えいただきたい」 
 穂波     :『かしこまりました。我らは霊獣使い蒼雅一族が一人梓の
        :対にして霊獣穂波。当主にお伝えしお目通りするようお話
        :を通します』 

[Hisasi] #ぺこん、と 

 サツキ    :「かたじけない」(頭を下げ、穂波に続いて歩み出す)
 穂波     :(きびすをかえして、一旦振向いてからとことこ歩きだす)

[Hisasi] #ついてきてください、と 
[Hisasi] #で、案内される。 
[Hisasi] #詰め所ぽいところで 
[Hisasi] #ゆらりと穂波の姿が揺らいで少女の姿になる。 

 サツキ    :「失礼……ふむ」(靴を脱いで上がる) 
 サツキ    :「随分としっかりした『場』だ」 
 穂波     :「どうぞ、こちらです」 

[gombe] (感心している 
[Hisasi] #すすす、と 

 サツキ    :(後に続く 

[gombe] (のしのし 
[Hisasi] #で、障子の前でひざをついて 

 穂波     :「穂波です。当主さまにお会いしたいという御仁をお連れ
        :しました」 

[Hisasi] #で、一息おいて 

 巧      :「わかった」 

[Hisasi] #で、すすすと障子を開いて 
[Hisasi] #どうぞ、と 
[Hisasi] #置くには、少年といっていい歳の若者が座している 
[Hisasi] #肩には一羽の鷹 

 サツキ    :「失礼する」(鴨居をかわして頭を下げるくらいの背丈)

[gombe] #多分サツキ自体は20代半ば頃に見えます 

 巧      :「どうぞ、お座りください」 

[Hisasi] #座布団をすすめて 

 サツキ    :(座る) 
 サツキ    :「此度は急に無理を言って申し訳ない」(早々に一礼 
 巧      :「いいえ、これも何かのご縁です」 

[Hisasi] #で居住まい正して 

 巧      :「霊獣使い蒼雅家が当主、蒼雅巧と申します」 

[Hisasi] #礼 

 サツキ    :「ほう……済まぬが里の事情には疎い。追々学ばせていた
        :だく」 
 巧      :「お見受けしたところ、我らと近しい何かを感じます。
        :何か目的あってのことと思われますが、いかがされました」
 サツキ    :「先も名乗った通り、それがしは吉野は草摺ヶ岳が主の
        :眷属。訳あって吹利に逗留することになった」 

[gombe] #失礼、台詞に悩んで反応遅いです 
[Hisasi] #おk 

 巧      :「はい、こちらに近しいものを感じた、と」 
 巧      :「差し支えなければ、少しなりとも事情をお聞かせねがえ
        :ますか。最近、こちらでも不穏な動きが多く、我らもこの
        :神社の護りにつく身として気を張っているところですので」 
 サツキ    :「望むところ」 

[gombe] #少々言葉を選ぶ間があって 

 サツキ    :「実は、山の裏切り者を追って吹利へまかり越した次第」 
 巧      :「裏切り、ですか」 

[Hisasi] #眉をしかめて 

 サツキ    :「左様……。ただ、そのことで直接にお手を煩わせるつも
        :りはない。しかしながら……」 

[Hisasi] #肩にのった秋芳の目が鋭くなる 
[gombe] #言いにくそうに 

 巧      :「……目的は、なにか心当たりが?」 

[Hisasi] #裏切り者の 

 サツキ    :「何かは解らぬが、手引きをする人がひとり、おり申した」
 巧      :「何者かに唆されて、と、いうことでしょうか」 

[Hisasi] #目は険しい 

 サツキ    :「……そして、裏切り者は、姿すらも変えて山を下りた」
 サツキ    :「恥ずかしながら、我らは単独では山を下りられぬのに、
        :だ」
 巧      :「……裏がありそうですね、只者でない」 
 サツキ    :「我が主から、それがしとサツキに命があり、かろうじて
        :奴の匂いを追って吹利まで追ってきた次第。どうやらこの
        :近在の街に潜んでいるようだ」 
 巧      :「そして、近しい何かを感じるこちらに引寄せられた、と」
 サツキ    :「左様。これは全くの偶然だったが、仰る通り有難い御縁」
 巧      :「不穏な動きは……私も気になるところです」 
 サツキ    :「しかして……ここからは、こちらへのお願いになるのだ
        :が」(ぽりぽりと頭をかく) 
 巧      :「なんでしょう?」 
 サツキ    :「それがしだけであれば気にならぬが、サツキは人間。
        :なおかつ、それがしを宿したままでは負担も軽くはない。
        :しかしながらそれがしはこの(と、自分の胸を指して)
        :身からはおいそれと出ることはできぬ」 
 サツキ    :「ついては、それがしが姿を現し、人が一名身体を休める
        :ことができる場を、可能であれば所望つかまつる」
        :(頭を下げる 
 巧      :「そういう事情でしたら、お安い御用です」 

[Hisasi] #にこりと 

 巧      :「ご用意いたしましょう」 

[Hisasi] #おっけーですよ、ということで 

 サツキ    :「おお、かたじけない」(にっと嬉しそうな笑顔) 
 サツキ    :「では後ほどサツキにもお目通りさせよう」 
 巧      :「いずれ、こちらも周囲の不穏な動きには目を光らせてお
        :ります」 
 巧      :「なにか気にかかる情報がはいったならば、お伝えいたし
        :ましょう」 
 サツキ    :「感謝の言葉もない」(深々) 
 巧      :「いえ、何かと不便でしょう。僅かながらお力になりま
        :しょう」 

[Hisasi] #ぺこり 
[gombe] #んでたくみんの前からは退出かな 
[Hisasi] #うん 
[gombe] #んで穂波に案内されるんだろう 
[Hisasi] #うむ 

 穂波     :「こちらになります」 

[Hisasi] #で、空いてる一室に案内されて 

 サツキ    :「……若いのにしっかりしておられる」 

[Hisasi] #めでたく居場所をえた 
[gombe] #たくみんのことを 

 穂波     :「……当主さまは幼い頃より、一族の筆頭として育ちまし
        :たから」

[Hisasi] #どうぞ、と案内して 
[Hisasi] #お前は跡継ぎだ跡継ぎだったら跡継ぎだ、お前がしっかりしな
      きゃあのボケ集団をどうやって護る? 
[Hisasi] #必死でした 
[gombe] #ひでえw 

 サツキ    :「先程そなたは対と申したが、あの方ではないようだが」

[hari] #使い魔連中も、個性的に過ぎるしな 

 穂波     :「はい、我が対は任につかれており、別の場にいらっしゃ
        :います」 

[Hisasi] #神社地下の水の上 

 サツキ    :「なるほど」 

[Hisasi] #自ら置石となってます、姉上 
[gombe] #大変な場所だ 

 サツキ    :「では、こちらも我が連れを紹介しておかねばならぬな。
        :少々はしたないが、見知らぬ顔でそなたや御当主殿を驚か
        :せてもいかん」 

[gombe] #と、ジャケットとセーターを脱ぐ 

 サツキ    :「ご無礼、ご容赦願いたい」(と、片膝をつく) 
 穂波     :「はい」 

[Hisasi] #びしっと背筋をのばして見守ってます 

 サツキ    :「……はああぁっ……!」
        :(突如喉から漏れ出す、あえぐような女の声) 

[gombe] #ぴしっ、と空気に威圧感溢れる霊気が走る 

 サツキ    :(眉根を寄せ、下を向いて苦しみ始める) 
 サツキ    :(ぴき、とアストラル体?の背中が割れ、中から何者かが
        :盛り上がってくる) 
 穂波     :(ぎゅっと眉根を寄せてみている) 
 サツキ    :(ずるりと巨大な山狗の心霊が姿を現し、サツキの背中に
        :両前脚をついて、その身を引き出そうとする) 
 サツキ    :(うつむいていた身体は、なぜか次第に身体が小さく
        :縮まっていく) 
 サツキ    :(がくりと両腕をつく人間の身体、一方山狗の心霊はずる
        :りと下半身を引き抜いて、四肢を人間の身体や床に下ろす) 
 穂波     :「……御山の主さまと、貴方様は……」 
 サツキ    :「……あっ……は……かはっ」
        :(全身疲れ切った様子の人間。その姿は、いつの間にか
        :十代半ばと思しき少女の身体に) 
 サツキ    :(ぜえぜえと肩を上下させながら)
        :「……お見苦しいところをお見せしました」>穂波 
 スサビ    :『この者が、我がよりまし、サツキと申す』 
 スサビ    :(床に座り穂波に向き合う) 
 穂波     :「サツキさまとスサビさま」 

[Hisasi] #すっと、座って居住まいをただして 

 穂波     :「改めて、ご挨拶申し上げます」 

[Hisasi] #ぺこり 

 サツキ    :「大倉、サツキと申します。若輩ながら、このような技を
        :生業としております」 

[gombe] (疲労困憊ながらしっかりと三つ指にて礼) 
[gombe] #立ち居振る舞いの面では穂波とよく似ているかも知れない 

 スサビ    :『後ほど御当主殿にもお目にかけるが、少々休ませてやり
        :たい。良いだろうか』 
 穂波     :「承知いたしました、床の支度をしましょう」 

[Hisasi] #しましょう 
[Hisasi] #で、お布団しいて 
[Hisasi] #一旦寝かせてあげよう 
[gombe] #と言う辺りで一旦切りかな 
[Hisasi] #うい 
[gombe] #了解 


あとがき
---------

[gombe] というわけで、一応吹利の街には降り立った 
[gombe] ここからが勝負だ 
[gombe] 御霞の他界内であれば、スサビも単独で存在できるが、今度はサツキ
    が無力になるんだな(ぉ 
[Tihiron] さっちゃんがあぶない 
[Hisasi] ごんじろうをつけてあげましょう 
[Hisasi] 三体いるし 
[gombe] おお 
[gombe] ありがたや 
[Hisasi] ごんいちはみまわり、ごんじろうはさっちゃんといっしょ、ごんぞ
     うは梓姉さんとこ 
[gombe] しっぽなくなっちゃうよほなみん! 
[gombe] 実は能力としては 
[gombe] どんな霊でも入れて、その特質を実体化できる、というのを考えてい
    る >サツキ 
[gombe] (隠してもしょうがないのでネタバレしておく) 
[gombe] だから、スサビの人格・性格面を実体化したのが、精悍な成年の姿と
    して現れている、という理屈。 
[gombe] 成年、てか、青年、か 
[Hisasi] のりうつるだけならほなみんでもできるのか 
[gombe] 実はそのようなことも可能だね。 
[Tihiron] おーw 
[gombe] なおかつ、乗り移らせている間は、「中身に応じて外見を変化させる」
    という上述の性質と引き替えに、「霊気を周囲に出さないよう封じ込
    める」という能力も持つ 
[gombe] それを利用して、裏切り者に気付かれないように吹利に来ている、と
    言うわけ。 
[Hisasi] ほう 
[gombe] 戦いの能力についてはいまだに悩んでいるが、ごーぱぴー!かw、
    「本性に応じて外見を変化させる」か、のどちらか。 
[gombe] 後者であれば、お服がばりばりばり 
[gombe] ただ、スサビが入った状態なので、戻っても野郎の裸になるわけだが
    (でも実は乙女の身体なわけだ) (ぉ 
[Toyolina] よくわかんねえ属性ですね、つまり恥じらう野郎 
[gombe] スサビは気にしないので、中のサツキが思いっきり赤面しているに違
    いなく(ぉぃ 
[Tihiron] 南無です(汗 
2007/02/05 00:00:00 end 

時系列と舞台
------------
 2007年2月ごろ。
解説
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 裏切り者を追うサツキとスサビ、御霞神社へと訪れる。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
以上。


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