[KATARIBE 30797] [HA06L] チャットログ『別れの言葉』

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Date: Mon, 12 Feb 2007 22:53:05 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30797] [HA06L] チャットログ『別れの言葉』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200702121353.WAA13515@www.mahoroba.ne.jp>
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2007年02月12日:22時53分04秒
Sub:[HA06L] チャットログ『別れの言葉』:
From:久志


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チャットログ『別れの言葉』
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登場人物 
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 関口聡(せきぐち・さとし)
   :周囲安定化能力者。現在片目は常に意思と感情を色として見ている。
 蒼雅巧(そうが・たくみ)
     :蒼雅家の現当主。霊鷹秋芳を使役する。

先輩のお別れ
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[ER] うん、たくみんが居なくなって、ちょっと聡がしょげてたので、こちら
   で書いてみた(笑 
[Hisasi] ……お別れのシーンやっとく? 
[Hisasi] (またそういう 
[ER] あーうん 
[ER] (腐女子立ち入り禁止(びしっ)) 

 聡      :「……あ、蒼雅先輩」 

[ER] (多分、数日くらい見かけなかったので、ちょっと心配してたのだろう)

 巧      :「これは、聡殿……」 

[Hisasi] #少し、沈んだ面持ちで 

 聡      :「…………?」 

[Hisasi] #きっと学校で退学の手続きを済ませてきた 
[ER] #こー、感情が見えるからさあ 

 巧      :「……お久しぶり、ですね」 

[Hisasi] #なんか笑って 
[ER] #なんか、すげーしょんぼりっぽい 
[Hisasi] #で、聡君には。ダークブルーの影が見える 

 聡      :「どう、されたんですか?」 

[ER] #ほむ>ダークブルーの影 
[Hisasi] #こう、学校に対する未練とか 
[Hisasi] #御家の任に対する想いとかが 

 巧      :「少々、家の事情がありまして」 

[ER] #ふむ 
[Hisasi] #にこ、と笑う 

 聡      :「…………え」 

[Hisasi] #明らかに、いつものたくみんの笑顔と違う 
[ER] #あ、何か深刻なことがある、と察知 
[Hisasi] #まっつぐな想いとは違う。言葉にしつくせないような、そんな想い

 聡      :「……先輩っ?」 

[ER] #こー、思わず手を伸ばして、腕の辺りを掴む 

 巧      :「……」>つかまれてる 

[ER] #いや、肩を掴むには、聡のたっぱがちょっとたんねー 
[Hisasi] #なんか、ひどく辛そうな 

 聡      :「どう、されたんですか?」 

[Hisasi] #そんな雰囲気のある色 
[ER] #うむ 
[ER] #こー、くすんだ蒼と、鋭い淡い蒼とがよじよじとねじれながら 
[ER] #その合間に、楔のように濃い黄色が挟まる 

 聡      :「何か……つらいことが?」 

[ER] #呼び水になればいい、くらいで口に出してみる 

 巧      :「…………」 

[Hisasi] #一瞬、固まった 
[Hisasi] #で、 

 巧      :「聡殿」 
 聡      :「……はい」 

[Hisasi] #少しあきらめたように笑って 

 巧      :「少々、お話をしてもよろしいですか」 

[Hisasi] #で、ちょっと屋上とか人のいなさそげなところへ 
[ER] #うむ 
[ER] #はい、と頷いてついてくさ 
[Hisasi] #で、 
[ER] #うみゅ 

 巧      :「……突然のお話ですが」 

[Hisasi] #空を旋回する秋芳を見上げつつ 

 巧      :「このたび、故あって学校を辞めることになりました」 

[Hisasi] #じっと聡君の目を見て 

 聡      :「………………え」 

[ER] #なんかこー、すげーしょっくを受けているっ 
[ER] #こー咄嗟に、いろいろと、腐女子がよろこびそーなことを考えたのは
    しみつだ(おい 

 聡      :「……じゃ、あの、大学は」 
 巧      :「急な話ですが、少々事情がありまして」 

[ER] #つっか、もうすぐ大学生なのにーとか 
[Hisasi] #大学の話がでると、ちょっと悲しげな顔になって 
[ER] #受験に向けて、がんばってたのにーとか 

 巧      :「……どうしても、優先せねばならぬことでして」 

[Hisasi] #こう、大学いきたかったというのは 
[Hisasi] #伝わる 

 聡      :「…………っ」 

[ER] #うむ 
[Hisasi] #やり遂げたかった、高校をちゃんと出たかったと 
[ER] #なんか、泣きそうな顔になってる>聡 

 聡      :「…………それは」 
 巧      :「少々、不本意ではあります。ですが、私が出ねばならな
        :いことなのです」 
 聡      :「それって、先輩が、学校よりも優先しないといけないこ
        :と、なんですね?」 

[ER] #確認 
[Hisasi] #ちょっぴりあきらめたように笑って 
[ER] #同時に、視覚で、意思を見つつ 

 巧      :「はい」 

[Hisasi] #で、なんかいつものたくみんとは微妙に違う波長がちょっぴり見
      えて
[Hisasi] #すぐ消えた 

 聡      :「…………」 

[Hisasi] #きっとマインドコントロール 
[ER] #それがなんかすげーイヤな感じがした>微妙にちがう波長 

 聡      :「…………先輩」 

[Hisasi] #人為的に仕込まれたなにか 

 巧      :「はい」 

[ER] #でも、多分、そこをつっついても、返事は来ないだろう、と、理解
[Hisasi] #うん、たくみんはあくまで自分の意思でいったと思ってる 
[ER] #だろうなあ 

 聡      :「先輩が、そういわれるなら、仕方ないと思います」 
 聡      :「……でも」 
 聡      :「今は、そうかもしれないけど、いつか、そうでなくなっ
        :たら」 
 聡      :「……戻ってきて下さい」 
 巧      :「ええ、この件が……終わりましたら、必ず」 

[Hisasi] #もっと学びたいよ、外を見たいよ 

 聡      :「…………約束、です」 

[Hisasi] #なんかがんじがらめにされた何か 
[ER] #こー、右手を出す 
[ER] #握手だ握手 

 巧      :「ええ、そのときは……是非」 

[Hisasi] #そっと手を出して 
[Hisasi] #握る 

 聡      :「……待ってます」 

[ER] #こー、分かるから、ある程度 
[ER] #で、にっこり笑って 

 巧      :「はい、必ず」 

[Hisasi] #たくみんも戻りたいというのはわかる 
[ER] #うん 
[Hisasi] #心から 
[ER] #だけど、それ以上ってのも、嘘じゃないから(たくみんの中では)
[ER] #だから、聡もそれ以上は言わない 
[Hisasi] #うん 
[ER] #こーでも、握手して、しばらくじーっとしてる 
[ER] ………………… 
[ER] #なんてことするから(以下略) 
[Hisasi] #ぎゅと、手を握ったまま 

 巧      :(微笑して頷く) 
 聡      :(やっぱり微笑して) 

[ER] #ゆっくりと、手を開く 
[ER] #そして、お別れになるのきゃ 

 巧      :「寂しくはありますが……聡殿、息災で」 

[Hisasi] #肩にひょいっと秋芳がのって 
[Hisasi] #ぺこりと頭をさげて 

 聡      :「先輩も……お気をつけて」 

[Hisasi] #秋芳も一旦じっと聡君をみて小さく頭を下げて 
[ER] #なんかこー、多分、ただならないことだろうなとは思ったらしい 
[Hisasi] #うむ 

 巧      :「はい、では、また必ず」 

[Hisasi] #にこっと笑って 

 聡      :「……はい。また」 

[Hisasi] #去ってゆく 
[ER] #こー、にこっとして、こちらも敬礼みたいに手を額のとこにあてて
[Hisasi] #泣くなよ聡君 
[ER] #泣かない。がんばる 
[ER] #…………とりあえず、たくみんが居なくなるまではがんばる。 
[Hisasi] #このあとで、さっきの会話につながるんだろう 
[ER] #うむ 
[Hisasi] #…………だから、腐女子とかが 
[ER] #こー、多分、一人になった後で、歯を食いしばって泣いてたりしたの
    だろう>聡 
[ER] #で、智明のほーも、一瞬すげーこりゃ深刻だと(どう深刻なんだよ) 
[Hisasi] #ああ 
[ER] #だから、後は軽く、『ネタになるのは勘弁な!』と 
[ER] #そっちなら笑えるから 


時系列と舞台
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 2006年12月ごろ。
解説
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 関口聡、親友でもある先輩、蒼雅巧の突然の話にショックを受ける。
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以上。


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