[KATARIBE 30755] [HA06P]エピソード『三択』

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Date: Tue, 06 Feb 2007 14:17:26 +0900
From: Subject: [KATARIBE 30755] [HA06P]エピソード『三択』
To: ML <kataribe-ml@trpg.net>
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こんにちは葵でっす。


びしばしいこー
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エピソード:『三択』
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登場人物
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 如月 尊(きさらぎ・みこと):花屋の店長を勤めるウワバミ娘、でも酒控え
                てるラシイゾ!
 http://hiki.kataribe.jp/HA06/?KisaragiMikoto

 十六夜静音(いざよい・しずね):居酒屋「味噌路」の女将、尊の叔母。
                 尊の全てを知る最強の女性。
 http://hiki.kataribe.jp/HA06/?IzayoiSizune

 豊秋竜胆(とよあき・りんどう):尊の親友、尊と和久君のことを暖かく
                 (面白く)見守ってるぞ。
                 あと、お酒弱い。
 http://hiki.kataribe.jp/HA06/?ToyoakiRindo


暑くなってきたらコレに限ります
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 和久君が昇進試験に合格して。
 研修にお出かけしてしまったのでちょっと寂しい週末。
 たまにはってんで、りん姉様と一献のはずが……。

 竜胆     :「今日はなんかスッキリしたのが飲みたい気分だ」
 尊      :「んー静姉、なんかある?」
 静音     :「そうねぇ……『真澄』吟醸なんかどうかしら」
 尊      :「あー、あれならイイかも♪」
 竜胆     :「じゃあ、それオネガイシマス……えーっとアレなんだっけ、
        :四角い木の箱みたいなの、あれで」
 尊      :「升? あ、じゃぁ静姉、りん姉様にあたしの升出してあげて〜」
 静音     :「はいはい、ちょっと待ってね、でも、みこちゃんはダメよ
        :ね? 烏龍茶でいいかしら?(くすくすくす)」
 竜胆     :「? あれ、なんでダメなの? 補導でもされた?」
 尊      :「補導っ……て……りん姉様に言われるとは……(ずーん)
        :そ、そういう訳じゃ……ナイんだけど」

 何気に酷いこと言ってます。
 竜胆ちゃんだって人のこと(ry

 静音     :「本宮さんにたしなめられたのよねぇ(くすくす)」
 尊      :「だっ(滝汗)……ソレ内緒っ(しーっ)」
 竜胆     :「……まあ、毎日晩酌してたら、嫌気もさすってもんかな?」
 尊      :「(ぐさー)……だから控えてるのー(しくしくしく)」
 竜胆     :「(升受け取ってちびちびやりつつ)で、何日目? 今日で」
 尊      :「(烏龍茶のジョッキを口にしながら横目で升をチラチラ)
        :……4日目ー……(ちらちら)」
 竜胆     :「なんだ如月くん、ウワバミの君がらしくもない、やりたま
        :えよ(課長とかそれっぽい口調)」

 芳醇な香りを湛えた檜升を鼻先差し出して。
 りん姉様、すっごいいぢわるです。

 尊      :「そ、そうっ?(嬉々と右手を出しそうになって)……だっ
        :……ダメ、ゼッタイっ(慌てて左手で右手を掴む)」

 いや、クスリちゃうねんから。

 竜胆     :「誘惑に負けそうな瞬間を激写ー(携帯で)」
 尊      :「あ゛っ(待避)」
 静音     :「そうよねえ、オトナの女性が優雅に呑んでたらともかく、
        :外見17、8の娘がグビグビ呑んでたら可愛げも何も無いわ
        :よねぇ(人ごと)」
 竜胆     :「同じいただくにしても、もうちょっとこう、大人しくです
        :よねー」
 尊      :「(ぐさぐさぐさ)うう……そんなに呑んでないもん、せい
        :ぜい一晩に一瓶だもん(しくしく:嘘泣き)」

 うそ泣きしたって誤魔化されません。

 竜胆     :「一瓶? えーっと……ワンカップ?」
 静音     :(りん姉を見て、黙って首を振って、カウンターの後ろの棚
        :においてある『みこ☆』とマーキングされたキングサイズボ
        :トルを指す)
 竜胆     :「一瓶。 これ、毎晩デスカ」
 尊      :「毎晩ぢゃないもん、時々だもんっ」

 いや、それにしたって。

 静音     :「まぁ、ちょうど良い機会だから、ちょっと控えなさいね(くす)」
 竜胆     :「うんうん、旦那様は三つ指ついてお帰りをお迎えしないと
        :いけませんしねー」
 尊      :「だっ(ぼひゅ)……んなさま……て(ぱくぱく)」
 静音     :「そうねえ、彼、そういうのに弱そうだし(にんまり)」
 竜胆     :「ちゃんと三択問題も出してあげたりして」
 尊      :「三択問題……って?(きょとん)」
 竜胆     :「お腹をすかせて帰ってきた旦那様、仮に本宮さんとしてお
        :きます」
 尊      :「か、仮に、ね、仮に……(ぽわんぽわんぽわん)」

 頭のてっぺんからもわもわと妄想が浮き上がりそうな、そんな効果音が聞こえ
てきます。

 竜胆     :「そんな旦那様の一日の疲れをいやす手段を三つ、若奥様は
        :提供できるのです」
 尊      :「わかおくさま……(ほわんほわん)」
 竜胆     :「晩ご飯でしょ、お風呂でしょ、あとなーんだ」
 尊      :「……あとひとつ……?」 
 静音     :「ふう……これだもの(やれやれと首を振って)」
 竜胆     :「それは君自身だよ、愛しのマイハニー(おでこつん)」
 尊      :「あた………………(はっ)」

 三つ目を提供するところを想定する為に、妄想演算エンジンが高速演算を開始
して。
 冷却装置が不備なので、あっという間に加熱して。

 尊      :「○×△ωΣっ(ぼぶしゅー)そそそそそそれてっ(舌回っ
        :てません)」
 竜胆     :「……これ以上はお酒飲めないお子様にはちょっと言えない
        :な(ちびちび)」
 静音     :「ま、お風呂も、御飯も、3番目も美味しく頂いて貰えるで
        :しょうけどね(くす)」

 静姉、サラリとあだるてぃ発言。

 竜胆     :「三年……くらいで実現できるといいですねー」
 静音     :「でも、これじゃぁねえ……」

 やれやれ、と竜胆ちゃんと静音が見た先には。

 尊      :「んきゅー(おーばーひーとでおめめぐるぐる)」



時系列
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 2006年6月末、和久君研修明け間近。

解説
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 さて、彼は三択のうち、どれを最初に選ぶでしょう?(お

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葵 一<gandalf@petmail.net>


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