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Date: Mon, 5 Feb 2007 03:17:26 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30743] [HA21L] 夜の街を跳ねる影2
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200702041817.DAA87828@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 30743
Web: http://kataribe.com/HA/21/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30700/30743.html
2007年02月05日:03時17分26秒
Sub:[HA21L] 夜の街を跳ねる影2:
From:Toyolina
[HA21L] 夜の街を跳ねる影2
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登場人物
--------
大沢那琴 良心的な男子高校生。純真。正義感強い。
淡蒲萄 女子高生吸血鬼。小悪魔的。ナコトに協力的。
前振り
------
[TK-Leana] 結局偽淡蒲萄さんどうしましょ
[Toyolina] 久志さんがヤンデレやりたいって言ってるからキャスティングは
確定っすよね
[TK-Leana] どのくらい引くかなあと
[Hisasi] 適度に女の子あばれて
[TK-Leana] あって退治しちゃうでいいか
[Hisasi] 適度にどんぱちやって
[Hisasi] ぶちたおしてしめというかんじで
[Hisasi] あまり引っ張ってあーだこーだすると
[TK-Leana] いくつかイベントあったほうが良いか
[Hisasi] ずるずるぐだぐだになるよりは
[Hisasi] きるところはきったほうが
[Hisasi] よいかもとか
[TK-Leana] そですね
[TK-Leana] じゃ、動かしちゃうべ?
[Toyolina] おー
静かな夜の街で
--------------
ナコト :「……いつもより、なんだか静かだね」
淡蒲萄 :「そーだね。人が少ない感じする」
[Hisasi] 通りは謎の殺戮少女を恐れて
[Hisasi] きゃっちーもスカウトもいない
[Hisasi] 野良猫すらいない
[Hisasi] 皮を(略)とかされるから
[TK-Leana] 三味線
ナコト :「なんだか不気味だ。人はいないのに、灯だけが煌々と光っ
:てる」
淡蒲萄 :「もしかして、だいぶ前からずっといて、気づいてなかっ
:ただけなのかもね」
[Hisasi] で、HA21でやったチーマーいぢめとかやってる
このあたりから。
http://kataribe.com/IRC/HA21/2007/02/20070204.html#170000
[Hisasi] 遠くから、悲鳴
淡蒲萄 :「ん、あっち、なんか聞こえなかった」
[Hisasi] チーマーが足もがれてます
ナコト :「行こう」(走り出す
淡蒲萄 :(うっかり追い抜かないように気をつけて走る)
少女 :「……ふふふふ」>もげた足放り投げて
[TK-Leana] 姿かたちは淡蒲萄さんなのよね
[Toyolina] マジデーッ
[Hisasi] 伝説の女子高生
[Hisasi] 制服はおなじかもしれない
[Toyolina] 守護者ですから有名税と思っておきます
[Hisasi] じゃあ、先にたどり着いたうっちゃんは
[Hisasi] 片足もげて悲鳴あげつつじたばたと逃げようとしてるチーマーの
お兄ちゃん
[Hisasi] その後ろでうっちゃんと同じ制服をきて、薄ら笑いを浮かべた少女
[Hisasi] その足元にもいだ足が転がってます
[Toyolina] 到着は同時じゃないんだ。したら、きっとこっち、あっちで二手
に分かれたのかな
淡蒲萄 :「……なんだ、コスプレ? コスプレにしちゃヒドイな」
少女 :「なぁに、邪魔するの?」
[Hisasi] 一歩おくれてなこっちがくるとおもってた
ナコト :「これは……なんてことをッ!」
少女 :「ふふふふふ」
チーマー :「た、たすけて……(がくがく)」
ナコト :「大丈夫か」(駆け寄る
淡蒲萄 :(ナコトくんが居るんで本性出したモノか演技すべきか迷っ
:てる。正直演技は下手)
チーマー :「……たすけて……いきなり」
[Hisasi] かすれ声で
少女 :「ふふふふふ、邪魔よ、アタシをとめられるものなんかないわ」
[Hisasi] 髪をさらりとはらって
[Hisasi] ぎらりと手を
淡蒲萄 :「っ、ナコトくん、その人ちょっと任せる」
少女 :「アレのおかげよ、もうアタシは無敵なの、アタシが伝説の
:女子高生なんだから」
[Hisasi] ふわりと、飛び跳ねて
[TK-Leana] その人ってチーマーのほう?
[Toyolina] ちーまーの方です
[Toyolina] そんな女の子にけしかけるようなまねは出来ませんw
[TK-Leana] どっちかっていうと任せようとしてたのにぃ
[Toyolina] ではそうしましょうか、ナコトくんのカッコイイセリフで
ナコト :(断ち切れた付け根をゴムできつく縛る)
:「え、ああ。分かった」
[Hisasi] 簡易に戦闘とかしとく?
[TK-Leana] お姫様抱っこ。絵的に美しくねえッ
[Toyolina] やっときましょうか
[Toyolina] .char_db 淡蒲萄
[Role] char_db: http://kataribe.com/HA/21/C/0005/
淡蒲萄(うすえび)
[Role] さんがみつかりましたわ♪>Toyolinaさん
ナコト :「淡蒲萄さんが、戦うつもり?」
[Hisasi] 少女の能力はうっちゃんからこぴー
[Hisasi] 偽者:1がつくけどマイナスに
淡蒲萄 :「ん、ダメかな。女の子、殴れる?」
ナコト :「――ッ! ……必要と、あらば」
[TK-Leana] 木刀を抜く
淡蒲萄 :「……じゃあ、交代。気をつけてね」
ナコト :「水を飲んだのか、君は」
少女 :「ふうん、いい男じゃん。逆らわなかったらハレムに入れて
:あげてもいいのに」
[Hisasi] なんか逝ってますよこの娘
淡蒲萄 :「ほら、行くよ。医者んとこ」
[Toyolina] アハさん連れて行った闇医者んところに
少女 :「水? ……ふふ、アレのおかげでアタシは伝説になれた
:のよ?」
[Hisasi] にぃっと
[Hisasi] 連れて行かれました
[Hisasi] >ちーまー
[Toyolina] 足ひろうの忘れた。ふわっと浮いたときに拾ったことにしておいて
くれませんかw
[Hisasi] おk
ナコト :「伝承と自己の同一化……もう溶けているのか、君は」
少女 :「何よ、伝説はもうアタシのものなの、アタシが本物なの、
:もう伝説の女子高生はアタシだけなの」
[Hisasi] かみつくように
[Hisasi] 目あれです、終わってます
ナコト :「そんなものはまやかしだ。水が溶かしているだけで、何の
:意味もない」
少女 :「なによ! あれがなかったら、あの水がなかったら!」
[Hisasi] 一瞬少女の顔がゆがんで
少女 :「……あのクソ親父になぶり殺しにされてたわ!」
ナコト :「ッ!?」
[Hisasi] たぶん、エンコウ相手の得ろ親父
ナコト :「それで、水を飲んだのか……」
少女 :「そうよ(にぃっと)」
少女 :「死にたくなかったもの、ふふ、あのオヤジも最後の最後まで
:死にたくないって連呼してたわ」
[Hisasi] ゆらりと手を上げて
少女 :「伝説の女子高生は来てくれなかったわ、だからアタシが
:伝説になるの」
ナコト :「それじゃどうして、無関係の人まで殺すんだ!」
[Hisasi] じゃあやっちゃおうか
[Toyolina] ささるぜぇ
少女 :「邪魔だからよ、そこにいるから、目の前をよぎったから……
:ふふ、引き裂かずにいられないのよ」
[Hisasi] 目がどんどん焦点あわなくなってきてます
[Hisasi] もう、かなりアレぎみ
[Hisasi] というかなこっちやっちゃう?
ナコト :「そんなッ」
[Hisasi] だったらさいころ振らずにやっちゃってもいいよ
[TK-Leana] なこっちは戦闘に関しては受身ですぜ
[Toyolina] ナコっちがやられゆ><
[Hisasi] じゃあやっちゃおう
少女 :「……ねえ、君かわいいね、ふふ、首だけきれいにとって
:おいてあげる」
[Hisasi] ぎらりと
少女 :「じゃあ、邪魔な手と足はとっちゃおうか」
歪み崩れる少女の最期
--------------------
[Hisasi] じゃあ、攻撃いきます
[Hisasi] 判定ぬんどくさいからギリギリでよけて
ナコト :「くッ」
[Hisasi] ぶんっとものごっついばかぢからで腕を振るう
[Hisasi] なこっちの足をもごうとして
[Hisasi] ぎりぎりはずした
[TK-Leana] あたったら死ねるので、後ろに跳んで避けました
[Hisasi] Ui
少女 :「やぁだ、意外とすばしっこいんだ」
[Hisasi] ゆらり
ナコト :(木刀を握る)「くそッ」
[Hisasi] どうする?
[Hisasi] やるかやられるか
[TK-Leana] 飛び込む
[Hisasi] うい
[TK-Leana] 地面をけって、その後ろから念動で押して、一瞬で間合いを詰めて
横薙ぎに木刀を振るう
[Hisasi] おけ
[Hisasi] じゃあ、あたった
[TK-Leana] 気絶させようという感じ
[Hisasi] けどなにかぐにょんという手ごたえが伝わってくる
[Hisasi] 水の入った袋なぐりつけたみたいな
ナコト :「!!」
少女 :「ったぁ……」
[Hisasi] よろめいて
[Hisasi] ばさっと長い髪が顔にかかって
[TK-Leana] 慌てて後退する
[Hisasi] ゆらりと
少女 :「……い、たぁ、い」
[Hisasi] ゆらり
[Hisasi] だいぶ限界に近づいてるっぽい
ナコト :「もう、手遅れなのかよ……」
[TK-Leana] 奥歯をかみ締めて
少女 :「……マジむかつく……あんた顔きれいだけど……もう許して
:あげない」
[Hisasi] ゆらりと
[Hisasi] じゃあ、次顔面ねらいで飛び掛ってくる
[Hisasi] でも、たぶん溶けかけてる
[TK-Leana] じゃあ木刀で打ち落とす
SE :がっ
少女 :「がぁっ」
[Hisasi] ぐぉんという鈍い手ごたえ
[Hisasi] ばしゃっと地面にたたきつけられて一瞬少女の身体がぐよんと揺れて
ナコト :「ハァ、ハァ……くッ」
少女 :「コ、コロスッ!」
[Toyolina] ニゲテーw
[Hisasi] ずるずると少女の身体が
[Hisasi] ぶくっと水ぶくれみたいなのが顔とか足とか腕とかに
[Hisasi] にごった色の液体がうごめいている
ナコト :「(決定打がない。このままでは、負けるか……)」
ナコト :「(いや、たとえ勝つための手段があったのだとしても、
:俺に、人だったものが殺せるのか……)」
[Toyolina] 助けはどうしますか。PL的にはここで吹っ切れてほしい気もしますが、
時期尚早という気もしてて
[Hisasi] そうかもっと人として冒涜的な姿になっても
[TK-Leana] ここで昨日のシーンがフラッシュバック
少女 :「ゴノォッ」
[Hisasi] 腕を振り上げようとして
SE :どろり
[Hisasi] 指先が異常にゆがんだ
[Toyolina] (((つД`)))
[Hisasi] なんか中で何か溶けてる?
[Hisasi] みたいな
[Hisasi] さあ、どんどん壊れていく
淡蒲萄@回想 :「……じゃあ、この人は追うのやめる? ナコトくんは……
:水は敵だって言ってたじゃん。それって信念だよね」
ナコト@回想 :「……うん、だから俺は、追うのをやめることはできないんだ」
少女 :「このぉぉぉぉぉ!」」
[Hisasi] 振り上げた手
[Hisasi] ぐにゃりとまがって
[Hisasi] 踏みしめた足がいびつに曲がる
ナコト :「くっ、あぁぁぁあああああああッ」
[TK-Leana] 極限まで研ぎ澄まされたサイキックパワーが木刀を覆い、少女を
切り裂く
少女 :「ぎゃああああああ」
[Hisasi] 袈裟懸け真っ二つ
[Hisasi] で、ばしゃりと崩れ落ちる前に
[Hisasi] 目から涙が一筋
少女 :「……ママ……たすけ……て」
SE :ばしゃ
[Hisasi] おぼろげに少女の形をしたよどんだ液体が
[Hisasi] 地面を濡らす
ナコト :「ハァ、ハァ……ハァ……ぐっ」
[Hisasi] あたりにはチーマー少年の血と少女だったものの液体が
[TK-Leana] よろめいて、しゃがみこみ、咳き込むように吐瀉物を
[Hisasi] なこっち! しっかり
[Toyolina] ガンバレなこっち
[Hisasi] いい感じになこっちをゆさぶれたかな
喉を灼く殺しの味
----------------
ナコト :(ゴホッゴホッ)「そうだ、俺は……」
ナコト :「……立ち止まることは出来ないんだ」
[Toyolina] 治まった頃合いで戻ってこよう
[TK-Leana] 力なく木刀を垂らし、立ち尽くすナコト
淡蒲萄 :「ナコトくん、大丈夫……?」
[Toyolina] 一人で立っているので倒したんだろうなとは察している
ナコト :「淡蒲萄さん……」
淡蒲萄 :(側によって来て、足下の液体を見る)「がんばったね」
ナコト :「俺、この子を殺した。助けられなかったんだ……」
淡蒲萄 :「辛い……?」
ナコト :「俺の手がもっと広ければ、助けることだって出来たかも
:しれないのに……話を聞いてあげることさえ、ろくにでき
:なかった」
淡蒲萄 :「最期、何か言ってた? 言ってて、それを聞けたんなら、
:まだいいと思うんだ」
ナコト :「最期の、言葉……」
[Hisasi] なにげにひでぇ、うっちゃんw
[Hisasi] 知らないからしょうがないんだけど
[Toyolina] だってうっちゃん慣れっこなんだもの。
ナコト :(苦しそうに唇をかみ締める)
[Toyolina] これでもがんばって気を遣って……るようには見えないけど、
遣ってるつもり!
淡蒲萄 :「もう何言ってるかわかんないのとか、しょっちゅうだよ。
:人間……じゃなくなってるのとか」
ナコト :「『ママ、助けて』って……」
ナコト :「……俺は忘れない。忘れちゃいけないんだ」
淡蒲萄 :「……うん、この子は……最後、ちょっとだけだけど、
:間に合ったんだよ。このまま、いろいろやって、突然いなく
:なっちゃうよりは、全然よかった……って思う。ナコトくんは、
:辛いだろうけど」
ナコト :「……そうだね」
淡蒲萄 :「……疲れたでしょ、なんか食べて帰ろっか。奢るよ。あ、
:あの人は助かるみたい。足もくっつくって」
ナコト :「そう、良かった……ありがとう、淡蒲萄さん」
ナコト :「昼間『もっと頼られる方に回りたい』なんて言ったばっかり
:なのに、締まらないなあ、本当に」
淡蒲萄 :「そんなことないよ……今のナコトくんは、ちょっと大きく
:見えるよ」
淡蒲萄 :「そうやって、そのうちきっと頼れるようになってる……
:だと思う、いつの間にか」
ナコト :「ああ、そうなりたい」
淡蒲萄 :(少し目を細めて)「ほら、行こう、ファミレスでいい?
:牛丼? ラーメン? マクド?(手を引いて歩き出す)」
ナコト :「えっ、あ、ラーメン、かな?」
:(突然手を握られて、ちょっと赤くなる)
淡蒲萄 :「おっけ、この前オイシイとこ教えてもらったし、そこ
:行こう。醤油だけど」(少し早足。引いたまま)
おまけ
------
[Toyolina] そんな感じで手をつないでみた
[Toyolina] 偽装してるので手はほんのり温かいです
[TK-Leana] そんな感じで幕かな
[Toyolina] うい、おつかれさました。
[TK-Leana] おつかれ〜
[TK-Leana] 淡蒲萄さんの正体は依然謎のまま
[Toyolina] ほのめかそうかと思ったんですが、いいセリフが出てこなかった。
[Toyolina] でもアレですよ、ナコトくんのおかげさまでだいぶメンタルがGood
寄りに
[TK-Leana] まあ、焦ってはいけませんね
[TK-Leana] 小さなことからこつこつと
[Toyolina] ラーメン食いながら聞いたらポロっと言っちゃうかもしれませんけどw
[TK-Leana] がーん
[TK-Leana] いともあっさりw
[Toyolina] うっかり
[Toyolina] 葛餅だと逆に地雷
[Toyolina] 吸血鬼だってバレてるし、強いって思われてるし
[Toyolina] タイミング的にさほど早くはないとPL的には思います
[TK-Leana] ですね
[Toyolina] PC的にはあんまり知られたくないナーとか思ってはいますけど、
手遅れだよって突っ込まれそうな
時系列と舞台
------------
夜の街
解説
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ナコトは偽淡蒲萄を打ち倒す。しかし、彼女もまた悲しみを。
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Toyolina
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