[KATARIBE 30703] [HA21L] チャットログ『楽園に怯える女』

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Date: Tue, 30 Jan 2007 11:07:53 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30703] [HA21L] チャットログ『楽園に怯える女』
To: kataribe-ml@trpg.net
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2007年01月30日:11時07分52秒
Sub:[HA21L]チャットログ『楽園に怯える女』:
From:久志


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チャットログ『楽園に怯える女』
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登場人物
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 東宮竜子 (とうぐう・りゅうこ)
     :背中に睡蓮如来の刺青を持つ女、鬼を追っている。
 佐柄夢希(さがら・ゆめき)
     :図書館司書。『楽園』に狙われている。

買出し
------

 吹利市内、昼 
 FROZEN ROSESの住み込み部屋 

 竜子     :(ベッドの中でごそごそ) 

[Hisasi] #氷冴さんは昼間はお部屋にこもってます>氷女だからネ 
[Toyolina] #夜行性多い21 

 竜子     :(目覚めた様子でベッドの中から抜け出し、大きく伸び)

[Catshop] # カーテンの隙間から漏れる光が、竜子の真っ白な背中に微笑む
      睡蓮如来を浮かび上がらせる。 
[Catshop] # つまり、半裸で寝ていた。 

 竜子     :(ふわぁーあ、と開けっぴろげな欠伸) 
 竜子     :「仕入れ、してくッかね」 

[Catshop] # こきこきと音を鳴らして、首をほぐす。 
[Catshop] # 衒いもなく半裸のままベッドを抜け出し、シャワーを浴びて歯を
      磨き、顔を洗う。 
[Catshop] # 装飾の少ない黒いぴったりしたパンツとオープンシャツを身につ
      けて身支度は終わり。年頃の女だというのに飾り気は少ない。 

 竜子     :「今日のお供は──」 

[Catshop] # 物の少ない部屋で、いっそう目を引く棚には隙間なく酒瓶がしま
      われている。慎重に日のあたらない位置を選び、壁の一角を占め
      る彼女の宝箱。 

 竜子     :「そろそろ寒いし、強い子がいいね」 

[Catshop] # 少し悩んで酒樽の右から左、左から右に目をさまよわせ、
      手に取ったのは透明なウォッカの瓶。ただ、中の液体は薄くかす
      かに緑掛っている。 

 竜子     :「おん・はりはり・ずぶろっか・そばか」 

[Catshop] # 真言を唱えると、すぅっと背後に何かの気配が現れる。 

 ずぶろっか  :「おともいたします」 

[Catshop] # 振り返れば、そこには淡いグリーンのコートを着た少女が立って
      いる。

 竜子     :「うん、行こう。昨日はずいぶん、ボトルが空いたから
        :荷物は重いよ」 

[Catshop] # からからと笑いながら、少女を連れて部屋を出る。 


夢希登場
--------

[Catshop] #------ 吹利市内、商店街 
[Catshop] # というわけで、街に出てみた。誰か登場しますか? 
[Hisasi] #ふむ 

 夢希     :(ふらふら) 

[Hisasi] #なんかお姉さんが青い顔で歩いてる 

 竜子     :「──?」 

[Hisasi] #なんか見るからに調子悪そう 

 竜子     :「(なんだい、昼間っから景気の悪いツラして)」 
 竜子     :「ちょいとそこの姉さん」 
 夢希     :「え(びくっ)」 
 ずぶろっか  :「姉さん」 

[Catshop] # 竜子を真似て、少女も舌足らずに呼びかける。 
[Hisasi] #一瞬何かに怯えたような顔をして、あ、違うという感じでほっと
      した顔になる 

 竜子     :「どうしたい。昼間ッから景気の悪いツラしちまって」 
 夢希     :「……え」 
 竜子     :(両手に酒瓶の入った袋を抱えて) 

[Hisasi] #顔が青ざめる 
[Hisasi] #何かに酷く怯えているような感じ 

 竜子     :「死神にでも会っちまッたようなツラしてるよ?」 
 ずぶろっか  :「してるよ?」 
 夢希     :「……すみません……すこし……疲れが溜まっていて」 

[Hisasi] #明らかに食べてなさそうな、怯えてるような雰囲気 

 竜子     :「おいおい。今にも倒れッちまいそうじゃないか」 
 竜子     :「マトモに食ってンのかい?」 
 夢希     :「……(はっとする)」>竜子さんの顔をみて 

[Hisasi] #このとき夢希の目には白い背中に睡蓮如来がみえた
      (パッシブ予知) 

 竜子     :「なんかわけありみたいだねェ。お節介を承知で、ちょい
        :と聞かせちゃくンないかい?」 
 ずぶろっか  :「ないかい?」 
 夢希     :「……睡蓮如来」 

[Hisasi] #ぼそり、と 

 竜子     :「──ッ? アンタ、可愛いツラして悪だった──わけ
        :じゃァないよねェ。どうみたってそんな風にゃ見えないし」 
 竜子     :「どこで聞いたンだい。その名前」 
 夢希     :「……いえ……でも、目に浮かんだんです」 

[Hisasi] #目をおさえて 

 竜子     :「──ン?」 
 夢希     :「真っ白な背中に描かれた……絵が」 
 ずぶろっか  :「──ん?」 

[Catshop] # 二人して、少し目を丸くする 

 夢希     :「……あの、突然変なこというと思うかもしれないです
        :けど……私、変な人につきまとわれてるんです」 

[Hisasi] #思わずすがるように 

 竜子     :「へェ。どうだい、ここじゃなんだから、うちの店にでも」 
 竜子     :「すぐ近くなンだ。大したもンはできないけど、軽くつま
        :めるもンくらいなら作れるからさ」 
 夢希     :「はい……お願いします……」 

[Hisasi] #で、すがるようについてくるよ 

[Catshop] #------ BAR FROZEN ROSES 
[Catshop] # 営業用ではない、普通の照明をつけて。それでも、まだ少し薄暗
      い店内。 

 夢希     :(ちょこんとカウンターの前の席に座ってる) 
 竜子     :(つまみ用のテリーヌをカウンターに置く) 
 竜子     :「なんか呑むかい? これでも、バーテンダーやっててね」
 夢希     :「はい……じゃあ、お願いします」 

[Hisasi] #目の覚めるようなやつをひとつ 
 ずぶろっか  :(夢希の隣にちょこんと座りって、足をぷらぷらさせている) 
 竜子     :「それじゃ──」 
 竜子     :(ジンとトニックウォーターを取り出し、ライムを切って
        :絞る) 
 夢希     :「……(わ、自然)」 
 竜子     :(グラスをさっと氷で冷やし、シェイカーに材料と氷を入れる)

[Catshop] # 鮮やかな手つきでシェイク。 
[Catshop] # ──あ、しまった。 
[Catshop] # トニックウォーターをシェイクしちゃだめじゃんっ!(笑) 
[Tihiron] #ああっ(笑 
[Catshop] # というわけで、今までの工程はちゃい(笑) 

 竜子     :(氷で冷やしたロングタンブラーにジンとトニックウォー
        :ターを注ぎいれ、軽くステア) 
 竜子     :(小さく削いだライムの皮を、水面の上に浮かぶ氷に
        :向かって軽くつまむ) 
 竜子     :「ジントニックでございます」 
 竜子     :「──バーで最初に頼まれることの多い景気づけの一杯。
        :元気の出るカクテル──これでも呑んで元気になんない」 
 竜子     :(にっと笑う) 
 ずぶろっか  :「げんきになんない」 
 夢希     :「ありがとう、ございます」 

[Hisasi] #で、ひと口飲んで 

 夢希     :「……はぁ(おいしい)」 

[Hisasi] #なんかほぅ、っと 

 夢希     :「……ありがとうございます、おいしいです」 
 竜子     :「なっ? 元気になンだろ」 

[Hisasi] #幾分落ち着いた風 

 竜子     :「それで、何があったンだい?」 
 夢希     :「…………実は」 
 竜子     :(自分はライムジュースを入れたトニックウォータを飲みつつ) 

[Hisasi] #曰く 
[Hisasi] #ここ最近、何か幻覚のような謎の光景が見えるようになった 
[Hisasi] #疲れかとおもって病院にかよっても原因がわからず 
[Hisasi] #それがいつしか未来の光景であることに気づいた 
[Hisasi] #そして同じ位に 
[Hisasi] #謎の白衣の男に『楽園』の『星見』だ、などと 
[Hisasi] #妙な事を言われ、付きまとわれている 

 竜子     :「そいつァ、災難だったねェ」 
 竜子     :「あー、ま、うちも真言だの陀羅尼だの、五行がどうのと
        :古臭い家なんだけどさ」 
 竜子     :「たまにね、いるンだよね。見たくもないもンが見えッち
        :まう子が」 
 夢希     :「……それに、私のことを調べたのか」 

[Hisasi] #声が細くなる 

 夢希     :「……知っているんです、私のことを色々と」 

[Hisasi] #少し言いづらそうに 

 竜子     :「そりゃ、ストーカーッてンじゃないのかい?」 
 竜子     :(おいおい、という顔で) 
 竜子     :「ちょいと心休まらないねェ」 
 夢希     :「……それが」 

[Hisasi] #ちらっと竜子さんを見上げてみる 
[Hisasi] #話してもいいかな、と一瞬躊躇して 

 夢希     :(覚悟をきめたように) 

[Hisasi] #グラスを手に持って 
[Hisasi] #持ち上げて 

 竜子     :「安心しない。ヒミツは厳守するさ」 

[Hisasi] #ぱっと手をはなす 

 竜子     :「──?」 

[Hisasi] #そのまま、宙に浮いたままのグラス 

 夢希     :「……」>じっとグラスを見つめてる 

[Hisasi] #種も仕掛けもございません 

 竜子     :「コイツぁ、また」(軽く驚く) 
 夢希     :「……なんていうか、こっちは生まれつき、なんです」
 竜子     :(手のひらをグラスの上下左右にかざして糸がないことを
        :確認する) 
 竜子     :「なるほど、ねェ」 

[Hisasi] #ふわっと、グラスが音もなくカウンターの上に降りる 

 夢希     :「このことも……知ってるんです」 
 竜子     :「そいつァ、警察もアテにゃなンないねェ──」 
 夢希     :「……はい」 
 竜子     :(腕を組んで思案する) 

[Hisasi] #相談したくてもこっちも隠してるものあるし 
[Hisasi] #なにかと現れては 

 竜子     :「それじゃ、どうだい? その子を用心棒にしてみないか
        :い?」 
 竜子     :(ずぶろっかを視線でさす) 
 夢希     :「え?」 
 ずぶろっか  :「みないかい?」 
 ずぶろっか  :(あどけなく笑っている) 
 夢希     :「……でも、いいんです、か?」 
 竜子     :「さっき、言ったろ? 実家は古臭い家だって」 
 竜子     :「護法童子ッて言ってね。ま、使い魔みたいなもンさ。
        :ズブロッカをたまに飲ませてやれば飯も水もいらないからさ」 
 夢希     :「……はい」 

[Hisasi] #なんか、ホッするやらなにやらで 
[Hisasi] #涙でてきた 

 夢希     :「……ありがとう、ございます」 

[Hisasi] #ぐしぐし 

 竜子     :「遠慮せずに連れてきな。少しは役に立つよ──ほらほら、
        :泣くンじゃないよ。美人が台無しじゃないか」 
 竜子     :(指先で夢希ちゃんの涙をぬぐいつつ) 
 夢希     :「すみません……ただ、ほっとして……ずっと、食事も喉
        :を通らなくて」 
 竜子     :「ッたく、悪いヤツもいるもんだねェ」 
 竜子     :(コースターの裏にさらさらっと番号を書き出す) 
 竜子     :「何かあったらいつでも電話してくンない。かけつけるか
        :らさ──ま、ずぶろっかが傍にいれば、すぐ 分かるけど」 
 夢希     :「はい」 

[Hisasi] #大事そうにコースターうけとって 

 夢希     :「また、お店きてもいいですか?」 
 竜子     :「いつでも来ない」 
 竜子     :(にっ) 
 夢希     :「……はい、ありがとうございます……」 

[Hisasi] #とりあえず知り合い 
[Hisasi] #そして楽園に狙われているヒトです 


楽園、がんばってます
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[Hisasi] #なんか随分グローバルに動いてますね、楽園 
[Catshop] # 便利な敵役組織として使っていただければ(笑) 
[Catshop] # トチ狂った人たちですし。 
[Toyolina] なんか敵役のネタ出さないといけない気分にw 
[Catshop] 鳳の騎士募集中(笑) 
[Toyolina] ヒドイネタなら一個あるんですよ、中ボス〜ラスボス手前くらい
      になりそうなのが 
[Catshop] ふむ。 
[Catshop] どんなヤツだろう(わくわく) 
[Tihiron] どんな役職ですか〜?>鳳の騎士 
[Toyolina] つまり今はもったいぶってる段階w 
[Tihiron] なるほろーw>もったいぶってる 
[chita] 中ボス「煮え立った温泉たまご」 
[Catshop] 温泉卵は煮え立っちゃダメだーっ 
[chita] 白いからだから亜硫酸ガスを吹き出す謎の魔物。強くはないが臭い 
[Catshop] そして、そのあたりは未定です。なんか、それっぽい異能持ってて
     楽園の側にすでにいるってくらいで。あと、泉の巫女と対をなして
     る。< 鳳の騎士ってどんな役職? 
[misasagi] #ふむ・・・適役? 
[Tihiron] つまり少年です? 
[Catshop] HA06向きだ──っつーか、HA21レベルで臭かったら、
     たいそう危険(笑)。> 煮えたった温泉卵 
[Hisasi] まなっちにヘンなことしようとしたら 
[Hisasi] ぬっころすぞ 
[Hisasi] Byおとーさん 
[Catshop] 少年ですね。 
[Catshop] 是非ともぬっころされる役回りを(笑) 


時系列と舞台
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 http://kataribe.com/IRC/HA21/2007/01/20070119.html#000000
 2007年1月頃。
解説 
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 東宮竜子、楽園に狙われている夢希を保護する。
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以上。




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