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Date: Tue, 30 Jan 2007 10:11:55 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30700] [HA21L] 喰らう男
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200701300111.KAA66535@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 30700
Web: http://kataribe.com/HA/21/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30700/30700.html
2007年01月30日:10時11分55秒
Sub:[HA21L] 喰らう男:
From:Toyolina
[HA21L] 喰らう男
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登場人物
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大沢那琴 良心的な男子高校生。純真。
淡蒲萄 女子高生吸血鬼。
高森太一 怪異を喰らう超巨漢料理人。
ナコトくんピンチ
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ナコト :(走ってる)
男 :「いつまで逃げ回ってるつもりだよ、正義の味方ちゃんッ!」
男 :「さっさと死ねよッ」(ナイフを投げる)
[Toyolina] ナコトさまがピンチだわ
[TK-Leana] 宙で数本に分裂し、追尾弾のようにカーブを描きながらナコト
目掛けて飛ぶ
ナコト :「くッ」(念動で急制動をかけ、横に跳ぶ
[TK-Leana] 半数が地面に突き刺さるが、残った半数は燕のように翻りながら
さらにナコトを追う
ナコト :「イヤァッ」(木刀で叩き落す)
SE :ザクッ
ナコト :「ぐッ……」
[TK-Leana] 一本だけ叩き落せず、左肩に突き刺さった
男 :「ハハッ、どうだ、痛いだろう。これが僕の力なんだ、誰にも
:邪魔はさせないッ!」
男 :「泣けよ。泣き喚いて命乞いをしろ! そうすれば、命だけは
:助けてあげるよ」
[Tihiro] わー、私の好きな小物な感じがします(……
ナコト :「……嫌だ」
男 :「なんだと」
ナコト :「俺は負けられない。絶対に、引くわけにはいかないんだッ!」
[Toyolina] いいぞ、よく言った
[Toyolina] カッコイイ
男 :「お、俺は……おまえみたいな奴は大ッ嫌いだよッ」
:(両手に無数のナイフを顕現させる)
[TK-Leana] そこで、突然男の足元に置かれた爆竹が爆発する
男 :「うわ、なあッ!?」
ナコト :「でえやァッ!」
[TK-Leana] 一瞬ひるんだ隙を逃さず、ナコトは一息で間合いを詰めて、木刀で
おもいきりなぎ払った。
男 :「が、グッ……」
ナコト :(ハァハァ)「……終わりだ」
ナコト :(倒れた男に木刀を突きつける)
:「まだ、間に合うかもしれない。水を渡せ」
男 :「水、水だ! あれがあったから、僕は……」
ナコト :「単なるまやかしだ。あれは、破滅しかもたらさない!」
男 :「チクショウーーッ!!」(ナイフを胸に思い切り叩きつける)
ナコト :「何をッ!!」
SE :ガシャン
男 :「痛い、痛イィ、イタイイダイイタイィィッ!!」
[TK-Leana] じわじわと服に染み出る血と、水
ナコト :「瓶を割ったのか! なんてことを……」
男 :「あ、あぁあアアアァァァア゛ーー
:」(べきみしと音を立てながら、全身から刃物が生え始める)
ナコト :「くッ……」(身を翻して走り出す)
刃の魔物 :「ギギィィイィィゥゥゥゥ」
[TK-Leana] さらにピンチになるナコトだった
[Toyolina] ちょ、やばくねw
[TK-Leana] やばいですね
[TK-Leana] どうしよう
[Toyolina] 助けるしかねえ
[TK-Leana] ナコト弱いからなあ
[Toyolina] また一人で行ったりして! プンスカ これだ
[Tihiro] 既にお馴染みコンビですねw
[Toyolina] まだ無事だった蝙蝠監視網で知ったことにしておこう
[Toyolina] 蝙蝠三兄弟(真ん中は食われました)
とりあえず助けた
----------------
ナコト :「(刃、弱点は……錆びさせるとか即席には無理だ。五行で
:言えば火克金。溶かすだけの熱量……どこから持って来るん
:だよ。火事になる)」
[Toyolina] そりゃ無理w>火
淡蒲萄 :「ナコトくん! こっちこっち(細い路地から顔出してる。
:たぶんまたエロオヤジをいじめてたんでしょう)」
ナコト :「う、淡蒲萄さんッ!?」
[TK-Leana] 念動で制動かけて直角カーブ
[Toyolina] とりあえず刃がジャマして入ってこれなさそう、くらいには細い路地
刃の魔物 :「ガギギィィアァァァ」
ナコト :(ハァハァ)「どうしてここに……」
淡蒲萄 :「……それはおいといて、何アレ」
ナコト :「駅前で配ってた水を飲んだ人だよ」
ナコト :「最初は人の形をしてたんだけど、戦ってるうちに飲んで
:なかった水を被って、ああなった」
淡蒲萄 :「……あんななっちゃうわけ? うわ、どうしよ。アレ、
:元に戻るのかな」
[Toyolina] どんな風に刃の魔物なんでしょうコレ
[Toyolina] 全身から刃物いっぱい出てる?
[TK-Leana] もう刃物の塊みたいな
[TK-Leana] 辛うじて人っぽい形をしているけど
ナコト :「……一度溶けたらもう諦めたほうがいいって、先輩は言っ
:てた。俺は戻せる方法を知らない」
淡蒲萄 :「……(ごくり)。じゃあ、もうやっちゃうしかないか……
:あたしがちょっとひきつけとくから、裏から回って挟み撃ち
:しよう」
ナコト :「分かった……怪我しそうになったら迷わず逃げてね」
[TK-Leana] 言って、走り出す
[sf] はて出てみるかねー。
[Toyolina] 食らう人がキター
[TK-Leana] きましたね
刃の魔物 :「ガギギ」
淡蒲萄 :「痛そー。やだな、痛くするのは好きなんだけどな」
[Toyolina] とりあえず手だてないんで特攻して触れて操るしか手がない人でした。
[TK-Leana] 触ったらギシギシ刺さりにきますよ
[Toyolina] やーん、痛そう。でもそういう姿ナコトくんに見せて葛藤させたい、
っていうPLのワルい心があったりするのは否定しません。
[Hisasi] ひーw
[Hisasi] ドSだよw
[Toyolina] だって彼お悩みキャラだものw
[TK-Leana] PCのと言ってないから
[TK-Leana] まだ救いが
喰らう男
--------
[sf] 魔物は路地の向こうにいまいるわけですな。
[TK-Leana] 今のところ
SE :がきっ
淡蒲萄 :「? うそ、もう回り込んだの? 早ッ」
[Toyolina] 状況はどうなったんだろう、ガキッって音がした。きっと太一が
何かした。
刃の魔物 :「グウゥゥィィアアガガガガ」
[sf] なにかが刺さり、そこから割れた刃物が剥がれ落ちる
太一 :「ウニみたいなやいか、割りがいあるで」
[TK-Leana] 驚いて魔物は後退
[sf] たぶん路地に入れないので魔物の後ろからということですな
[TK-Leana] じゃ、下がれないな。振り返ったくらいで
[Toyolina] .char_db 太一
[Role] char_db: http://kataribe.com/HA/07/C/0037/
高森太一(たかもり・たいち)
[Role] char_db: http://kataribe.com/HA/14/C/0031/
高森太一(たかもり・たいち)
[Role] char_db: http://kataribe.com/HA/21/C/0001/
高森太一(たかもり・たいち)
[Role] さんがみつかりましたわ♪>Toyolinaさん
太一 :「(包丁を刺し入れて、さらに割る)」
淡蒲萄 :(わ、またデカイ人だ。デカイ人多いな)「って……すご」
刃の魔物 :「ガガガギィァァアアアア」(獣のように飛び掛る)
太一 :「あんまり美味そうやないのう(中身を吸おうとします)」
[sf] つーとこで。判定なら判定やのー。
[TK-Leana] ですね
[TK-Leana] 時間もないしやられちゃってもいい気はします
[TK-Leana] 後ろから不意打ちで-3くらい修正あってあっさりやられたんだきっと
太一 :「(ちゅるん) ごちそーさま」
刃の魔物 :びきべきばらら
[TK-Leana] 体を覆っていた刃が崩れていく
ナコト :(ハァハァ)「……え、なに?」
太一 :「ふん、やっぱ《水》っぽいものは美味くないの」
淡蒲萄 :「わ……食べちゃった……あ、ナコトくん、オツカレさま。
:よくわかんないけど、この人が食べちゃった」
ナコト :「た、食べちゃったって、ええッ?」
[Toyolina] 言っちゃった。でも見てる前で貪っちゃったしなあw
太一 :「(じろりと見下ろす) なんや、残しといたほうがよかった
:んか?」
ナコト :「いや、そういうことじゃ……ええと、ありがとうございます?」
淡蒲萄 :「あ、そだ、ええと、ありがとうございました」
太一 :「なに、あんたらのほうばっか気にしとったからの、楽な
:もんやったわ。おおきに」
[Toyolina] 山のようにそびえる巨漢。
[sf] そしてコック帽と包丁。
[Toyolina] ある種怪異ですねw
[sf] たぶん逆光
水を知る男の忠告
----------------
ナコト :「料理人さんですか?」
太一 :「おお、そや。流れの料理人やな。なんでも料理したるで。
:あんなんでもな」
淡蒲萄 :「はー……すごいなー」
ナコト :「はぁ……『水』関係もよく料理するんですか?」
太一 :「そやな、おかげで久方振りの吹利やわ」
淡蒲萄 :「はあ……それはそれは……でも大丈夫なんですか、あん
:なの食べちゃって。あんまりカラダによくなさそー」
太一 :「そらまー健康にはよかーないけどなあ。まあ生の水、飲ん
:でもうたら、えらいこっちゃが。変わってもうたモノはまあ、
:ふつーの化けもんや。養殖もんのようなもんやな」
[sf] 悪影響がないわけではないが、そのもんよりは薄いという程度だけど
まあ、もともと喰ってるからな
ナコト :「いや、それでも普通えらいことな気が……」
太一 :「そらまあ五行やら四大やら、ぼちぼちバランス取らんと
:死んでまうけどな」
淡蒲萄 :「ナコトくん、結構なヒントだと思うよコレ」
太一 :「ああ、あんたらもやっとるんやったら忠告や。止めとる
:だけでも取り込まれるで。きーつけや」
ナコト :「……水を直接飲んでしまった人も、同じ方法で調整を取っ
:たりは出来ませんか?」
太一 :「どないなもんが出まわっとるんかは知らんが、ほんまもん
:やったら猶予もあらへんで」
ナコト :「さっきみたいに変わってしまった人は? 元に戻して
:あげることは出来ないんですか」
太一 :「偽もんの偽もんの偽もんやったとしたら、変わるのを遅う
:するくらいやったら、なんとかならんこともないやろうが。
:変わったもんは戻らんわ。水に頼っとったらしまいやで」
ナコト :「そうですか……ありがとうございます」
[sf] 水に対抗する側ってのは、結局んとこ「変わるのを止める」か
「変わったものを除去する」程度なわけよな
淡蒲萄 :「……どうこうできるよーなもんじゃないってことか……」
[TK-Leana] 頭を下げて、ばらばらに砕けた刃を拾い上げる
[TK-Leana] 残骸は、ぐずぐずに崩れて地面に染み入っていく
太一 :「あー、わしやったらどないかなる、そない思うとった偉い
:さんは昔はようけおったのう。神さんやとかな」
ナコト :「神さまにもどうにも出来なかったんですか」
淡蒲萄 :「……どうやっても、無理、ってことですか。その……神様?
:が本当に神様だったとして」
[Toyolina] まさに異口同音
太一 :「なんつの? 天国やらごとパーになってもうたのには参っ
:たわ。わりとようあったらしいで」
ナコト :「世界を浸す水、か――」
淡蒲萄 :(……嘘ついてるようには見えない。たぶん本当……)
[Toyolina] まだたぶん逆光の太一を見上げつつ
[Toyolina] 身長差41cm。帽子含むと1メートル近い。
[sf] たべられそうですな
[Toyolina] 食べちゃダメですw
太一 :「まーミイラ取りがミイラにならんように気ーつけや。
:なんやあったら、このへんにでもメールくれたらええわ
:(名刺を渡す)」
淡蒲萄 :「あ、はい、どうも……」
ナコト :「ありがとうございます」
太一 :「あんたらは前のことは知らんようやな。10年前に関っとった
:連中は、九割九分、五体満足ではおらへんわ。そないなもん
:やと思うとき」
ナコト :「覚悟の上です」
淡蒲萄 :「……(ちょっと驚いてナコトくんを見る)」
太一 :「……よう話しあっときや」
[sf] 誤解してますねっ
[TK-Leana] 誤解されたッ
[Toyolina] 二人でなんか水飲んでどうこうしようみたいな
[sf] 美味そうな匂いがしますし。女の子の方。
[Toyolina] ひー、マジで食われるw
[sf] 水を使ってどうこうというラブラブカップルだと思ってますよ。
たぶん。
[Toyolina] わーい
[TK-Leana] つまり、淡蒲萄さんを人に戻そうと頑張ってるみたいな誤解を
受けたのか。確かにそう取れる流れだッ
[Toyolina] 確かに。っていうかそうとるのが自然な流れ。
[sf] そして気がつくと日光が差して、すでに居なくなっているのだった。
[sf] よしよし誤解もできた。
[Toyolina] まだ手もつないでないのにッ
おまけ
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[TK-Leana] しかし、そうか。14のキャラも大半はえらいことになってそうですね
[sf] まあ未満の技能値も込みでしょうけどね
[sf] 魚人協会あたりは水中都市のえらいさんごとえらいことになって
たりしそうだ
[TK-Leana] 15くらいあるとなかなか死なないのかな
[TK-Leana] ダゴンはやられやくだもんね
[sf] というわけでHA14からの移植では、なんか酷い目にあったあとと
いうのは、おいしいネタだと思います
[sf] 引退せざるを得ないような羽目にあって、だけど、というのは
美味しそう
[TK-Leana] 脅威の演出にもなりますしね
時系列と舞台
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その辺の路上並びに繁華街。
解説
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一人で挑んではピンチに遭うナコトくん。
そんな彼をPLはほっとけないのでした。
あと、誤解されました。
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Toyolina
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