Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage
Date: Tue, 23 Jan 2007 21:34:15 +0900
From: Subject: [KATARIBE 30669] [HA21L] 妙さんの冥途道中。始まり
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <2f58daf20701230434m795611a5w6cd76ba6ff12e0b2@mail.gmail.com>
X-Mail-Count: 30669
Web: http://kataribe.com/HA/21/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30600/30669.html
[HA21L] 妙さんの冥途道中。始まり
================================
登場人物
--------
鴫崎 妙 一流メイド。鴨崎ではない。
桜居ミヅキ 美少女(自称)。
淡蒲萄 見物客。
矜恃なんてものは脆いもの
------------------------
妙 :「わたくし、特定の主に仕えることを目的としております
:ので、メイド喫茶とかはちょっと……」
ミヅキ :「よし。ぼくに仕えろ!」
妙 :「お給料頂けますの?(そろばんパチパチ) これ程は頂く
:事になりますけれど」
ミヅキ :「余裕よ。これくらい。ぼくを誰だと思ってるの?」
[mikeyama2] サラリーマン平均給料の2倍ぐらい?
[mikeyama2] おかねもちー
[Toyolina] 年齢指定しないと算出できませんよ
[Toyolina] あと中小なのか外資なのか、大企業なのか、ゴールドマンサックス
なのかも
[Saway] 15万で換算させて頂きます^^
[mikeyama2] えー
[Toyolina] 年収180万円^^
[Toyolina] 賞与・交通費応談(ありません)
[mikeyama2] 妙さんの年収は800万ぐらいで
淡蒲萄 :「安ッ。アタシ一分で5万円くらい稼げるよ」
[Toyolina] あなたはオッサンの財布から奪ってるだけだ
[Toyolina] 支給総額800だと税金とか引かれて600くらいか、残り。
[mikeyama2] おまわりさーん
ミヅキ :「ぼくなんて一晩で郊外のお屋敷を手に入れたんだから」
淡蒲萄 :「うわ、いーないーな」
[Toyolina] おまわりさん黙認^^
[mikeyama2] ぎゃー
ミヅキ :「吸血鬼っていうの? あのひと達って面白い。食べても
:食べても生えてくるから食いっぱぐれなくていいわ。無駄に
:お金持ってるし」
妙 :「は、はあ……。あとは、寝泊りするお部屋があれば結構で
:ございますけれど」
ミヅキ :「部屋ならいくらでも余ってるから好きに使っていいわ」
ミヅキ :「無論使用人の部屋ですけどね」
淡蒲萄 :(ぎょっ)「そっか、そーいう手があったか(それはちょっと
:無理だ。人間の金持ちさがそー)」
[Toyolina] 同族食いはちょっと^^
ミヅキ :「得意料理は何?
妙 :「得意料理ですか?」
ミヅキ :「質問に質問で返さない」(ピシッ)
妙 :「申し訳ございませんでした。得意料理ですが、ビーフ
:ストロガノフで御座います」
ミヅキ :「いいわね。私は肉とお菓子しか食べないから野菜とかは
:付け合わせ程度でいいわ。あとあのにっくき緑の豆を入れ
:たらあなたが晩飯になりますからね」」
[Toyolina] キャー
妙 :「にっくき緑の豆……グリンピースでございましょうか?」
ミヅキ :「イヤー! その名前を言わないで!」
:(驚いて首がぽーんと飛ぶ)
妙 :「ひっ!」
妙 :「くくくく首があっ!」
ミヅキ :(ぜーはーぜーはー)
:「それはぼくの前では禁句よ。わかって?」(元に戻ってる)
[mikeyama2] 思わず尻餅
[hari] ……将軍?
妙 :「は、はい。肝に銘じておきます……」
ミヅキ :「立ちなさい。尻餅なんてついてみっともない。あなた、
:車の運転はできる?」
[Saway] 羅神将
妙 :「も、申し訳ございません。(スカートをポンポンとはたいて
:埃とって立ち上がる)運転は免許は持っておりませんが出来ます」
妙 :「前の主様の家では、敷地内の送迎もしておりましたので」
ミヅキ :「ナイス。ちょっと待っててね」(
ミヅキ :(人通りの少ない道で適当な車に目星を付ける)
ミヅキ :(首離脱)
ミヅキ :(胴がその場でぱたんと倒れる)
[Toyolina] 道ばただったんだw
ミヅキ :「胴体押さえといて」
ミヅキ :(車を追うように飛んでいく)
妙 :「は、はい……」
妙 :「(妙な主様と関わりを持ってしまった……)」
[Saway] しばらく向こうで衝突音
淡蒲萄 :「お」
[hari] ルチ将軍
ミヅキ :(首だけ戻ってくる)「たっだいまー。さ。人が来る前に
:ずらかるわよ。ダッシュ」
妙 :「はいーっ」
淡蒲萄 :(わくわく)
妙 :「(もうちょっとステキなおじ様の主様とかにしようと
:思ったのにーっ)」
[Saway] セダンタイプの車が畑にずり落ちている。
ミヅキ :「さ。引き上げなさい!」
淡蒲萄 :「がんばれ」
[Toyomacx_] 見物モード
妙 :「引き上げるって、車はさすがに無理なんですが……」
ミヅキ :「メイドでしょ! 力仕事も仕事の内でしょうが」
妙 :「そんなーっ! さすがに車の引き上げまでは管轄外で
:ございますよーっ!」
ミヅキ :「もう、駄目なメイド。略して駄メイド! いいわ。
:また胴体任せたわよ」(ふわふわ)
[Toyomacx] だめいどw
妙 :「(ど、どうしよう。こういう生活が続くならついていけ
:ないかも……」
ミヅキ :(頭部が巨大化して髪の毛がわしゃわしゃと蠢き、車を
:引き上げる)
[mikeyama2] 志願辞退しようか考え中
妙 :「あわわわわ……」
ミヅキ :(パイルダーオン)「さ。帰りましょっ」
淡蒲萄 :「かっけー!!」
[Toyomacx] 感動
妙 :「す、すいませんっ! 今回の話はなかった事にして
:下さいません……か?」(おどおど
ミヅキ :(ギラーン)
ミヅキ :「何か言ったかしら? さ、早く帰りましょ。ぼくお腹
:空いちゃった」(にっこり)
妙 :「(だ、誰か助けてー。逆らったら食べられるよー)」
ミヅキ :「ぼく、お腹空いちゃった」(カセットをゆっくりと再生
:したような声)
淡蒲萄 :「がんばれー(棒読み)」
妙 :「ううう……はっ!?」(あ、あれがあったわ
[Tihiro] しかしおもしろいのでたすけるひとはいないのだった(ぼーよみ
妙 :「ちょ、ちょっとお待ちください」
ミヅキ :「やだ」(でも待ってる)
[mikeyama2] カバンを開けて何やら取り出す
[Toyomacx] 暴虐主人と不幸メイドはすばらしい
妙 :「ええいままよっ」(つまみ種とかそういうスナック系に
:入ってるグリンピースのを粒投げてみる
[Toyomacx] 死んだ
[Toyomacx] さようなら
ミヅキ :「?」
ミヅキ :「……」
妙 :「……(失敗したー><」
[Toyomacx] 無茶しやがって
妙 :「あ、あの」
ミヅキ :(青ざめることゾンビの如し)「メイド。これはどういう
:つもりかしら」
妙 :「え、えーっと。私達メイドの主に対する儀式、でございますっ」
淡蒲萄 :(ニヤニヤ)
ミヅキ :(緩慢な動作で近付いてくる)「そう。でも次にやったら……
:わかるわね」
ミヅキ :(うっぷ)
妙 :「は、はいーっ!(……でも一応聞いてるのかしら」
[kisito] 吐きそうになってるw
ミヅキ :「吐きそう……」
ミヅキ :「口の中臭くなるのイヤだから胴体任せたわ」(ふわふわと
:車の上にのっかる頭)
[Tihiro] 南無阿弥陀仏。メイドさん。
妙 :「だ、大丈夫でございますか?(このまま逃げたら間違い
:なくヤラれるしなあ……
妙 :「(こうなったら無茶な運転をして……」
ミヅキ胴体 :(食道の辺りから不穏な音が)
淡蒲萄 :(げ)
ミヅキ :「服汚したらおこるわよー」
妙 :「しょ、食道って閉められないのですか?」
ミヅキ :「あなた自分の食道しめられんの?」
妙 :「む、無理でございます……」
ミヅキ :「じゃあぼくだって出来るわけないじゃない」
ミヅキ胴体 :(ごぽっごぽっ)
淡蒲萄 :「無理ダヨネー(丁寧に妙さんに向けてあげる)」
妙 :(ぎゃーっこのままじゃ汚れるぅ)
ミヅキ胴体 :(首が一瞬ものすごいふくらむ)
妙 :「助けてくださーいっ!!」
ミヅキ :「がんばって! メイドのパワーみせてやれ!」
妙 :「び、ビニール袋がそういえばカバンにっ!!」
ミヅキ胴体 :(バッシャーン!)<風呂桶一杯ひっくり返したかのような
:胃液を路面にぶちまける
妙 :(側転でかけられるのを逃れる)
妙 :「ひーっ」
淡蒲萄 :(水をはじく玉のお肌で全部かからずに済む)
[Saway] 路面に転がる指とか頭蓋骨とか大腿骨とか鶏とか気絶した主婦
[mikeyama2] ちょっとまったーっ! なんですかそれはー! >うすえび
[Toyomacx] そういう技能。
主婦 :(昏倒)
淡蒲萄 :「わ、人まるのみしてるよ。まだ息があるっぽい。メイド、
:人命救助」
妙 :「は、はいっ」
ミヅキ :「やーだー。ばっちいわ。もう」
妙 :(気道確保)
[Saway] 胃液臭い
妙 :「(ううう、こんな生活これからも続くのはいやだー)」
淡蒲萄 :「がんばれー(棒読み)」
[mikeyama2] もうなんか人生で培ってきた矜持とかボロボロデスネ
[hari] たいへんね
[Saway] 悲惨だw
#クローディア :「住み込みの付き人は、私も欲しかったのだけど……残念ねぇ」
ミヅキ :「軽く掃除したらそのおばさん気付く前にずらかるわよ。
:せっかくの車を盗られちゃう」
[mikeyama2] もうPL・PCともにこんなはずじゃなかったのにーという感じでw
妙 :「は、はい」
淡蒲萄 :「やー面白かった。がんばれよ、月給15万円(肩たたいて)。
:それじゃ、またどっかで(ひらひら)」>ヅッキン&悲惨メイド
ミヅキ :「まったねー」(胴体臭いから髪の毛を振る)
[mikeyama2] もはや妙ちゃんの目的がミヅキからの逃亡になってしまいそうだ(笑
[Saway] まあしばらく不幸メイド体験するのもきっと長いメイド人生の糧に
なりますよ^^
[mikeyama2] はい……
[hari] それが、辛く長い冥途生活の始まりだった
[Tihiro] 誤字にあらずですね
[hari] でも、時には喜びもあったりなかったり
妙 :「これで十五万は地獄……」
ミヅキ :「うちは昇給制よ! あなたの頑張り次第。その方がやり
:甲斐あるでしょ?」
妙 :「は、はい。頑張ります!(もうこうなったら腹をくくって
:頑張るしかっ」
[Tihiro] 1円単位で昇給?(ぇ
ミヅキ :「とりあえず帰ったら胴体洗って頂戴。『アレ』を投げて
:きたあなたにも責任の一端はあるのですからね」
[Toyomacx_] かわいそうにw
[Saway] -------というわけで山中のミヅキのアジト(或いは哀れな吸血鬼達の巣)
妙 :「かしこまりした……」
妙 :「あの、浴室はどちらに?」
[Saway] 部屋はそう悪くないです。主人を人質に取られたグール達が簡単な
仕事はやっている様子。
ミヅキ :「えーと。こっちー」(ふわふわ)
[Saway] 猫足のバスタブがあるバスルーム
妙 :「はい」(胴体をお姫様だっこでもっていく
ミヅキ :「じゃ、任せるわ。私は下僕の様子を見てくるから」
妙 :「かしこまりました」
ミヅキ :「──あ、変なコトしたらすぐにわかるからね。これでも
:自分の胴体なんですから。せっかくなのだから仲良く
:やりましょ」
[mikeyama2] ちなみに服ってさっきの絵みたいな感じでいいですか?
[Saway] はい。ゲロ臭いけど。
ミヅキ :(ふわふわと飛んでいく)
妙 :「わ、わかりました……(み、見破られてるぅ」
妙 :(服をぬがせてゆく)
[mikeyama2] で、下着姿
妙 :「……?」
妙 :「……(なーんか、膨らみがいるところに膨らみがなくて、
:ないはずのとこにあるんだけど……」
[Saway] 一旦、閑話休題。ということにしておきますかw
[mikeyama2] はい
[Saway] -----そして洗い終わった。
[mikeyama2] えーっ! w
妙 :「あ、あのー」(顔を真っ赤にしながら頭の元へ。
[Toyomacx_] 今日もカタリン21は良い仕事をしている
ミヅキ :「なに?」
[Saway] 部屋の隅では半かけの美形が鎖に繋がれぐったりとしている。
[mikeyama2] あ、ちなみに洗い終わった後でいいです
ミヅキ :「終わった?」(口に付いた血を舐め盗る)
妙 :「洗って、新しい服をお着せしましたが」
妙 :「……主様、男の方……ですよね?」
ミヅキ :「やだ。何言ってるの? こんな美少女捕まえて」
[Toyolina] 地雷踏みまくりだw
[ER_kaki] ちさきちんの逆バージョン?(笑)>ミヅキ
[Toyolina] ただの女装ッ子
[Saway] ただの? w
[Toyolina] え、違うんですかw
[ER_kaki] ……ただの?(汗
妙 :「えっと……美少女ですね。すいません。何か幻覚を見た
:ようです」
[hari] なんか、はんぶんくらいに磨り減って見えるよ>妙どん
妙 :(とりあえず、イエスマンになっておかなきゃ命が足り
:ないわ……)
ミヅキ :「妙さん。ぼくは思うんだけど、世の中には守るべき
:ファンタジーってあるじゃない?」
妙 :「ファンタジー、ですか」
ミヅキ :「サンタクロースには居て欲しいし、お父様は例え実際が
:どんなであっても尊敬していたいし、子供は将来に希望を
:持ってた方がいいし、メイドはトイレしないし」
ミヅキ :「わかる?」
妙 :「いえ、メイドは……えっと、わかりました……」
ミヅキ :「うん。それと同じでぼくは美少女なのよ。メイドたる
:あなたはそれを絶対的に守り通す義務があるわ」
妙 :「(それはメイドではなくアイドルだと思うんだけどな……)」
[Toyolina] トイレ行けなくなったw
[mikeyama2] PCはトイレなんて行かないんですっ
妙 :「分かりました。以後気をつけます」
ミヅキ :「あとで作る契約書にも盛り込んでおきますからね。雇用主・
:甲は美少女。被雇用人・乙はトイレ行かないって」
妙 :「それで、胴体はどうしましょうか……?」
ミヅキ :「うん。今取りに行く。お風呂場に下着とタオルと一緒に
:置いておいて」
妙 :「もうなんかどうにでもしてくださいー……(小声」
[mikeyama2] すいません。急用が出来たので今日はここらで
[Saway] ほいほーい
[Saway] おつかれさまっしたー
[Saway] これからよろしくw
[mikeyama2] しかし、前途とどころか
[hari] なむなむ
[mikeyama2] 全て多難だw
[Toyolina] 頑張れw
[Saway] のっけから多難w
[mikeyama2] トイレは近所のコンビニ行きかよw
[Toyolina] 片道何キロあんだかw
[Saway] 結構広そうなんでみつからないように行くことはいくらでも
可能って事でw
時系列と舞台
------------
いつだろう。。
解説
----
こうしてトイレに行けないメイドが誕生したのである。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
Toyolina
---------------------------------------------------------------------
http://kataribe.com/ 語り部総本部(メインサイト)
http://kataribe.com/ML/ メーリングリストの案内
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/ 自動過去ログ
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30600/30669.html