[KATARIBE 30668] [HA21L] 幕間・戒と片桐の会話

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Date: Tue, 23 Jan 2007 14:07:45 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30668] [HA21L] 幕間・戒と片桐の会話
To: kataribe-ml@trpg.net
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2007年01月23日:14時07分44秒
Sub:[HA21L] 幕間・戒と片桐の会話:
From:Toyolina


[HA21L] 幕間・戒と片桐の会話
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 このログは#つきです、つまり正史としては扱いません


いい女ってどんなの?
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[Sawdead]  HA21にはヒロインがいないらしいよ


 まな     :「はーいっ、はーいっ」<HA21にはヒロインいないらしい
 戒      :「前世系はダメなんだって」
 片桐     :「こりゃ」
 淡蒲萄    :「記憶喪失はOKらしいよ」
 ナコト    :「ルートに入ってるかどうかだってばっちゃが言ってた」
 まな     :「まなは前世系じゃないもんっ」
 片桐     :「ええ女……がヒロインじゃのう」
 クローディア :「そんなの居たかねぇ」

[Catshop]  実際、まなは自分でなんちゃらの転生とか真面目に言ったことは
      ないのでした(笑)。
[Catshop]  清春が勝手に言ってるだけだもーんっ

 戒      :「いい女ってどんなの?」
 クローディア :「夜王さまにご宣託いただきましょ(くす)」
 片桐     :「そうじゃのう、自然で飾らんで時々どきっとさせてくれ
        :る女かの」
 片桐     :「肩のこらん、だが、手抜きとも違う……そういう女じゃ
        :のう、ワシにとっては」
 竜子     :(スカジャンのポケットに手を突っ込んで口笛吹きつつ通り
        :過ぎる)
 片桐     :(ほー)

[Hisasi]  ええ女じゃのう

 戒      :(自分について考えてみる)「……あたしは、手抜きだから
        :ダメか」
 戒      :「今の人はいい女?」
 片桐     :「そうじゃな、きりっとしたところが良さそうじゃな」

[Hisasi]  うむうむ

 クローディア :「次はどんな子がとおりか掛かるか……」
 淡蒲萄    :「きりっとしてないからまだまだだな」
 戒      :「淡蒲萄でもまだまだなんだ」
 片桐     :「そういうもんは中からでてくるもんじゃ」
 ウィドウ   :(幽鬼のように歩いていく)
 戒      :「今のおばさんは?」
 片桐     :「……(うーむ)」
 淡蒲萄    :「あの人、はかなげでよさそうじゃね?」

[TK-Leana] ちょっ
[TK-Leana] 見た目20代前半ですよ
[Toyolina] 吹いたら霧散しそうなイメェジ
[Hisasi]  戒ちゃんから見れば

 片桐     :「……少々儚すぎるっちゅー雰囲気じゃのう」
 戒      :「今のところ淡蒲萄が一番格好いい」
 ナコト    :「俺は芯がしっかりしてる子がいいな」
 片桐     :「おう、うっちゃんはええ女じゃぞ」
 戒      :「芯……手抜き……」(右手をじゃらりと抜く)

[Catshop]  手抜き違いだーっ
[Toyolina] 芯もあるしね

 戒      :「私の芯、あまりしっかりしていそうにもない」
 ナコト    :「い、意味が違う」
 ナコト    :「何度間違えても、挫けそうになっても、前を向いて立ち
        :上がれる。そんな人」

[Catshop]  ナコト君はさすがにまともだ。
[Toyolina] カレは守らないといけません
[Catshop]  そして心の中でそっと『まるで淡葡萄さんのような』と付け足し
      ているに違いない。

 戒      :「アハトだ」

[TK-Leana] そこまで明確に好意を意識してません、まだ
[Hisasi]  微妙に違いそうなきもしなくもない、、>なことっち
[Catshop]  ちっ
[TK-Leana] でも、ちらっと淡蒲萄さんをみてしまう

 淡蒲萄    :(間違えたこといっぱい、くじけそうになったこと皆無、
        :前を向いて立ち上がれる……難しい)

[Toyolina] こんなこと考えてました

 クローディア :「カッコいいわねぇ(にこにこ)」

[TK-Leana] ナコトはあれシスコンなんですよ。姉がそんなんらしい

 片桐     :「まあ、女だけでなく男もそうじゃの」

[Toyolina] 成る程
[Hisasi]  ほほえましいのうと思ってる
[TK-Leana] ホントに好きになるのはどっちかっていうと守りたくなるタイプの
      人なんだろうと思う
[Toyolina] とりあえず視線には気づいていない。前を向いて立ち上がるため
      には仰向けがいいのかうつぶせがいいのか、とかそんなこと考え
      てます

 戒      :(アハトが誉められてる気分になり眼を閉じて微笑み、今を
        :噛み締める)

[TK-Leana] 良い女と好きになる女はまた別なのですよ
[Sawdead]  それはある
[Sawdead]  萌え属性と付き合いやすい属性も違う

 片桐     :「……(若いな)」

[Hisasi]  ふっと昔の女を思い浮かべつつ

 片桐     :「……(芯は強い……だが、脆い……でも可愛い女じゃっ
        :たの)」

[Hisasi]  微かに苦笑しつつ
[TK-Leana] たぶん、ナコトくんは、自分定義の良い女と会ったら、すごい
      仲良い友達になりそう。
[TK-Leana] 良い男の定義も同じですし、ナコトくんの中では

 クローディア :「なんか、お父さんみたいな眼差しになってるわね」
        :>ギリちゃん

[hari]   子供の姿に思い出を重ね合わせてるような

 片桐     :「……勘弁じゃい」

[Hisasi]  でも似たような感じ


好きってどういうこと?な話
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 戒      :「でも強いばっかりもつまらない。たまに折れそうになる
        :くらいの方が付き合いやすい」
 戒      :「だって本当に強い人は、必要としてくれない」
 片桐     :「そうじゃな、自分だけに弱いとこ見せてくれる……という
        :のもあれじゃの、くらっとする」

 クローディア :「そんな手管を教えなくてもいいの(苦笑)」
 淡蒲萄    :「ああうん、それはワカル、なんか独占欲満たされるし」
 戒      :「……独占欲とかじゃない。もっと大切な事」
 片桐     :「理解されとるっちゅーことじゃろ」
 片桐     :「そういう相手がいるのは、ええこっちゃ」

 戒      :「自分のためだけじゃなく、相手のためだけでもなく、
        :お互い同じくらいに……好きでいたい」
 戒      :(頭抱える)「……すごく恥ずかしい事を言った」
 片桐     :「おう、嬢ちゃんがそう思ってることが、大事なんじゃい。
        :恥ずかしくなぞないわい」

[Hisasi]  よしよし

 クローディア :「最近、ギリちゃんが保父さんか先生に見えてきたわ」

[Catshop]  おおむね正解だと思う(笑)。> 保父さんか先生

 片桐     :「……自覚しとるわい、言われんでも」
 クローディア :「看板つけておく?(くすくす)」
 戒      :「大事……片桐さんは、今誰かを好きになっている?」
 片桐     :「はは、今は……おらんのう」
 戒      :「昔はそう言う気持ちになった事ある?」
 片桐     :「そりゃあるわい」
 戒      :「それは今でも大事?」

[Sawdead]  その気持ちは

 片桐     :「今でも、いつになっても大事じゃぞ」
 片桐     :「だからワシがここにいられるんじゃ」
 ナコト    :「かっこいいなあ、片桐さん」
 片桐     :「なに、いつか見つかるわい」

[Hisasi]  ナコト君も

 ナコト    :「……そうだね」

[TK-Leana] ちょっと深刻に目を細めて

 戒      :(目を瞑って微笑)
 戒      :「片桐さんは、ちゃんと抱えて生きてるんだね」
 片桐     :「おう、きっちりワシの中におるわい」

 戒      :「私にはお兄ちゃんがいたの。お兄ちゃんにはお姉ちゃんが
        :いて、好きで、大事で、だからお姉ちゃんが死んだ時に
        :おかしくなった。好きな気持ちを抱えきれないで全部捨てて
        :空っぽになっちゃった。だから、私はああはなりたくない。
        :どうすればいい?」
 戒      :「私は馬鹿かもしれないけど、それでもわかることはある。
        :今好きな人とはずっと一緒にはいられない」

 片桐     :「……馬鹿ちゃうわい、なくすのは辛い、そらワシも同じじゃ」
 戒      :「中学生にもなって二次関数出来ないのは馬鹿だって言われ
        :たよ。アメリカの首都をニューヨークと言ったら半日ネタに
        :されたし」
 片桐     :「……今からでも間に合う」
 淡蒲萄    :(ニジカンスーってなんだろ)

 片桐     :「勉強もなあ、覚えればいいちゅーもんじゃなしに、知る
        :楽しみや解く楽しみっちゅーもんがあってな(言葉につまりつつ)」
 戒      :「片桐さんは好きな人と別れた時に空っぽになった?」
 片桐     :「……そうじゃな、どうしてワシがここにおるのか、
        :不思議やった」

 戒      :「私のお兄ちゃんも同じ事言ってた。裏がなくなったのに
        :なんで表だけ残ってるのかって」
 戒      :「その時は不思議だった。人なんて死んだら生き返らせれば
        :いいのに」
 片桐     :「でもなあ……それはできんのじゃ」

 戒      :「もしも出来たら……やりたい?」
 片桐     :「……できんな」
 戒      :「また会えるよ?」
 片桐     :「それで、理まげて生き返らせても、ホントにワシが惚れた女
        :その人じゃろうか」
 片桐     :「ワシの勝手で、アイツの命を弄びたくはないのう」

 戒      :『人の手が入るとそこには作為が混じる。何よりも純粋な
        :殺人鬼であった彼女を汚されるくらいなら僕は喪失を希う』

 戒      :「猫を飼ってたの」
 片桐     :「……」

[Hisasi]  こう、一瞬どういったものか

 戒      :「すぐに死んじゃったんだけど。悲しかったから私は生き
        :返らせた」
 片桐     :「どうなったんじゃ」
 戒      :「その猫はイタズラ好きだったのに、生き返らせたら大人
        :しい子になってた」
 戒      :「それがつまらないからイタズラさせてみたの。恋人を引っ
        :掻かせたり」
 戒      :「その時初めて気持ち悪いって思った。私の望む範疇でしか
        :動かないんだ」
 片桐     :「もとのままにはならんのじゃろ」
 片桐     :「……代わりなんぞ、ならんのじゃ」
 戒      :「元のようにもさせたんだけどね。人は多分偶然が好きなん
        :だ。運命に似てるから」

 片桐     :「そうなるように動かさせるのは、もう、違うもんじゃ」
 戒      :「……それに気付いたらいたたまれなくなって、あの子の
        :ことも可愛がれなくなった」
 片桐     :「それに気づけたんじゃ」
 戒      :「次の日、彼が焼いて埋めてくれた。手間増やして怒られ
        :るかと思ったけど無視だった」
 片桐     :「わかっとったんじゃろ、その彼も」

 戒      :「そうなのかな……最初は冷たいと思った。猫拾ったのは
        :彼なのに。ま、いいか。それにしても片桐さんは、最初から
        :生き返らそうと思わなかったから、すごい」
 片桐     :「……でも嬢ちゃんはそうやって、気づけたんじゃろ。
        :そんで、彼氏のことも……大事じゃろ」
 片桐     :「それでええんじゃ」

[Sawdead]  それに普通はそもそも生き返らそうという選択肢がない
[Hisasi]  そっちいっちゃうのはかなりカルト

 戒      :「大事……だから、もしも彼が死んだら私は生き返らせる
        :と思う」
 戒      :「彼を蒐集するとおもう。ずっと一緒にいるために」
 片桐     :「……死なんようにするんじゃ、死んだこと考えるよりもな」
 戒      :「生きる事がどんなに悪い事でも?」
 片桐     :「悪いわけあるかい、生きる権利は生きとるモンのものじゃ」
 戒      :「そうなのかな。そうだといいね」
 片桐     :「そうじゃ」

 戒      :「私が生きる事で他の誰かが死んでも……」
 片桐     :「……どうすれば、死なずに生きていけるか。それを考える
        :のが先じゃの」
 戒      :「どうしてもダメだったら?」
 片桐     :「……無条件で誰も死なせないっちゅーのは理想じゃ」
 片桐     :「無理かもしれん、でもそれをあきらめたら終わりのような
        :気がするんじゃ」
 片桐     :「最善を尽くす、できる限りの全てを……それで通じなっ
        :た時、もう一度悩むんじゃろうな」

[Hisasi]   自分が生きるか、他人が生きるか

 戒      :「……片桐さんさっきと言ってる事が違う」
 片桐     :「自分が生きるか他人を生かすか」
 片桐     :「最後に、な」
 片桐     :「これが最善っちゅー答えは出せん、その状況でアホほど
        :変わる。そん時にどうするかはそん時にならんとわからん」
 片桐     :「ずるっこい言い方じゃがの」
 戒      :「みんないい事言うけど、最後はずるくなる。状況による
        :とか、優先順位次第とか……じゃああなた達のいうロマンて
        :なんなの?」
 片桐     :「ワシか。ワシは……護ってやりたいんじゃ」

[Hisasi]  そのためにいくらでもしんでやらあ

 片桐     :「全部、な」
 戒      :「でも全部なんて護れないよね。その時は自分が好きな方を
        :選ぶの?」
 片桐     :「……」>一瞬とまって
 片桐     :「……そうじゃ」
 戒      :「淡蒲萄とまなのどっちかしか助けられなかったら選ぶの?」
 片桐     :「……」>一瞬、止まる

[Hisasi]  腕組みして
[Hisasi]  ものごっつ頭ひねって

 戒      :「じゃあ、淡蒲萄一人とまなとタカの二人だったら人数多い
        :方を選ぶの?」
 片桐     :「……一人でも、多く助けたい」>悩みつつ
 戒      :「あなたは大人だね」
 片桐     :「融通がきかんっちゅーこっちゃ」
 戒      :「大事な人一人と知らない人10人だったら?」
 片桐     :「知らない十人……といいたいんじゃがな」

[Hisasi]  苦笑する

 片桐     :「どんだけ後悔するかもしらんと思っても……大事な人を
        :選びそうな今の自分が怖いのう」
 戒      :「臨機応変と気分次第って似てる。そんな脳の分泌物次第で
        :変わる不確かなものに縋るのはイヤ」
 片桐     :「確かなものが欲しいんか?」
 戒      :「質問してるのは私だけど、そう。不安定なものよりは
        :安定したものの方がいい」
 片桐     :「そうか」

[Hisasi]  何となく、そういうきっぱり一刀しちゃうのも若さなんだろうなあと
      おもいつつ
[Hisasi]  自分はそうできんなあ、と思いつつ

 戒      :「大事にとってたシュークリームを食べちゃったからって
        :恋人に見捨てられたら悲しいし」
 片桐     :「……いや、それは……tね」
 片桐     :「お詫びに別の一品を買ってお目こぼしをもらう、とかこー」

[Sawdead]  ----オチもなく
[Hisasi]  こんな感じか
[Sawdead]  しめときましょう。片桐さんはある程度ワカッタ 


おまけ
------


> 戒     :「中学生にもなって二次関数出来ないのは馬鹿だって言われ
        :たよ。アメリカの首都をニューヨークと言ったら半日ネタに
        :されたし」

[ER]    大丈夫さ戒ちゃん。高2で『え、神戸って横浜にあるんじゃないの?』
      と素でゆーた奴もいる! 
[Sawdead]  中華街繋がり
[ER]    ……いやたぶんそうなんだろうけど、ほんっとに真剣に言われた
      時には、周囲5mがこけました
[Sawdead]  かわいい話ですね
[ER]    ……てすと前に聞くと、可愛いとかゆーてられまへんでしたお互い
      (えう)
[ER]    というわけで、戒ちゃんはまだまだかわいいっ!(どーん)
[TK-Leana] 『高2で万里の長城って38度線にあるんだよね』と言った妹がうちに
[ER]    ……おお、地軸が曲がっている


> 戒     :「みんないい事言うけど、最後はずるくなる。状況による
        :とか、優先順位次第とか……じゃああなた達のいうロマンて
        :なんなの?」

[NATI]   栗です。
[Sawdead]  マロンw
[Toyolina] 黄色かった

> 片桐    :「ワシか。ワシは……護ってやりたいんじゃ」

[Hisasi]  そのためにいくらでもしんでやらあ
[NATI]   栗のために!? 
[Hisasi]  そんなに好きなのか、栗
[Toyolina] 一個奪っただけであの落胆っすからね


時系列と舞台 
------------ 
幕間につきなし。


解説 
---- 
実際に会ってしまうと事態が進展してしまう為、if展開としています。


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Toyolina 


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