[KATARIBE 30667] [HA21L] 願いの叶う水の噂

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Date: Tue, 23 Jan 2007 12:55:42 +0900
From: Subject: [KATARIBE 30667] [HA21L] 願いの叶う水の噂
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2007年01月23日:11時29分29秒
Sub:[HA21L] 願いの叶う水の噂:
From:Toyolina


[HA21L] 願いの叶う水の噂
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登場人物
--------
 大沢那琴   
 淡蒲萄    
 桜居ミヅキ  


 女子高生A  :「ねえ、知ってる? 願いの叶う水の噂」
 女子高生B  :「なあに、それ? クスリ?」
 女子高生C  :「あ、こないだそーゆーメールきたきたっ」
 女子高生C  :「でも、あれってSPAMなんじゃね?」

 女子高生A  :「違うって、お守りみたいなものらしいよ。なんかね、
        :かなえたい理想を強く思いながら水を飲むと、現実が理想に
        :だんだん近づいていくんだって」
 女子高生B  :「なにそれ、マユツバくさッ」
 女子高生C  :「へー。どこで売ってんの? マジそれ痩せられるなら買っ
        :ちゃおうっかなー」
 女子高生A  :「ほんとだって。高橋先輩の友達が、なんかそれで好きな
        :男の子に告白されたんだって」
 女子高生B  :「マジで?」

[Hisasi]  この水を使い始めてから3キロも痩せて好きな子に告白されて、
      成績も抜群です

 女子高生C  :「うっそ? マジヤバくない?」

[Hisasi]  みんなもゼヒ試してみて欲しいです

 女子高生A  :「あたしも聞いた話だからどこで売ってるかはわかんないん
        :だけどさ」

[Catshop]   水のむだけでエロカワなわたしになっちってー。マジ、これヤ
       バくない? こないだも、タッキー似のサッカー部の先輩から
       コクられちゃったしぃ。

 女子高生A  :「でもね、あんまり飲みすぎると大変なことになるんだっ
        :て。なんだか、色んなものが水と一緒に溶けちゃうとか」
 女子高生C  :「なんだよそれぇー。使えねー」
 女子高生C  :「それって、あれじゃね? エステとかのデトックス商品
        :みたいなアレ」
 女子高生A  :「違うって。剣道部の井上先輩、それで県大会まで行ったん
        :だって」

 女子高生C  :「えーちゃん、どこで売ってんのか調べなよぉ。したら、
        :わたしもダースで買っちゃうからさぁ」
 女子高生A  :「あたしも探してるんだって」
 女子高生B  :「あ、でも、それじゃあれそうだったのかな」
 女子高生B  :「こないだ元町駅でさ、降りたところで変なヤツに声かけ
        :られたのよ。幸せになる水いりませんかって。キャッチか
        :宗教かなんかだと思って無視したんだけど……」
 女子高生C  :「マジで? じゃさじゃさっ、これから行かね? 元町駅っ」
 女子高生A  :「うん、行こ。ほんとだったらめっけもんだよ」

 淡蒲萄    :(元町駅かぁ)<聞くとはなしに聞いていた

[Catshop]   そういうことに、なった


『フォーラム』
--------------


 ナコト    :(ログインしてくる)
 ナコト    :「っと……」(一瞬ふらつく)

[Toyolina] フォーラムってSNSの? 

 ナコト    :「ううん、なんだかログインするとき平衡感覚に狂いが。
        :仮想空間酔いとかあるのかな」

[TK-Leana] です
[TK-Leana] フォーラムの外観ってやっぱりスキンで変更したりできるんだろ
      うなあとか思いつつ

 ナコト    :「こんばんは、誰かいます?」
 ナコト    :「無人かな。書き込みだけ残しとこう」
 ナコト    :(どこからかホワイトボードを取り出して、壁にひっかける)

 ナコト    :『最近、市内の女子高生の間で幸せを呼ぶ水の都市伝説が
        :蔓延しています』
 ナコト    :『どうやら、理想と現実との垣根を曖昧にする効力がある
        :ようです。恐らくこれも例の水によるものかと』
 ナコト    :『ばら撒いている人を止めようと思います。協力してくれ
        :る人、情報などあればお知らせください。ナコト』

 ナコト    :「これで良しかな……」


[Toyolina] MLっぽくコミュ入りしてる人にはメールきたりしないかな
[TK-Leana] 来るのかな
[Toyolina] フレンドとか
[Toyolina] にょろりと謎のエフェクトとともに
[TK-Leana] その辺のインターフェイスはsfさんとも相談せんと分からんけど
[TK-Leana] 普通に動かす上ではオカルトっぽいことなくても出来るはず
[Toyolina] オカルトRSSリーダとかそんなノリを一つ希望。とりあえず絡み
      たいので書き込みは読んだことにします。
[TK-Leana] ういさ


 淡蒲萄    :(電話)「直接言ってくれたらいいのに。元町駅前で配ると
        :かゆってる子がいたよ。今からいくとかいってた。30分も
        :経ってない」
 ナコト    :(電話)「ありがとう、行ってみるよ」
 淡蒲萄    :(電話)「待ったー! 一人で行くのはナシナシ、あたしも
        :行くんだから」
 ナコト    :(電話)「……うん、それじゃ一緒に行こう。どこで落ち合う?」
 淡蒲萄    :(電話)「元町駅の改札出たとこでいいんじゃない? 改札
        :一個しかないし」
 ナコト    :(電話)「わかった。じゃ、切るよ」


JR吹利元町駅
------------


 淡蒲萄    :(窓から電車が行き来するのをぼけーっと見ている)
 ナコト    :(走ってくる)「ごめん、待った?」

[Toyolina] くぅ
[Toyolina] なんて似合うんだ
[TK-Leana] 少年っぽい少年キャラを心がけてますし
[Hisasi]  可愛いw

 淡蒲萄    :「ううん、今きたとこ……ゴメン、5分くらい早くつい
        :ちゃった」

[Toyolina] がんばったけどちょっと無理でした、キャラ的に

 ナコト    :「淡蒲萄さん速いよ。電話してから十分くらいしか経って
        :ないのに」(息を落ち着かせてる)

[TK-Leana] 寮と近いんですよ、元町駅

 淡蒲萄    :「ゴメン、実はあのときもう電車乗ってた……」
 ナコト    :「そりゃ勝てないや」(ははは

[TK-Leana] ちょっと悔しそう

 淡蒲萄    :「フェアじゃなかった。なんか悪いからあとでモスシェーク
        :奢るよ」

[Toyolina] いつ勝負になったのかは不明

 ナコト    :「いや、こういうのは負けた方が奢るのが常道じゃないかな」
 淡蒲萄    :「……じゃあ割り勘にしとこう、お互い奢る、これで一つ」
 ナコト    :「フェアだね。そうしよう」
 淡蒲萄    :「オッケ、成立。んで例の水なんだけど……駅前で配って
        :たとか言ってた。キャッチみたいに」
 ナコト    :「そう。とりあえず行ってみようか」

[TK-Leana] ぎゅっと、木刀の入った袋を握り、駅の出口に向かって歩き出す

 淡蒲萄    :「気合い入ってるなー」

[Toyolina] 至って気楽
[NATI]   いたるって気楽?(蒼雅至。HA20のキャラのこと)
[Toyolina] あれは気楽なんてもんじゃw
[TK-Leana] 極楽
[Hisasi]  えへー

 ナコト    :「ううん、緊張してるだけだ」
 淡蒲萄    :「右手右足は勘弁してよね」
 ナコト    :「さすがにそこまでは……ない、と思いたい」


水を配る女
----------


[Toyolina] さて駅前であっさりキャッチは発見できるかな
[TK-Leana] ぐるりと見渡すと、ちょうど誰かが水を見せられているところだっ
      たり

 女      :「というわけで、この水を飲むだけでこれだけの人が幸せ
        :になっているんです」
 女子高生   :「うそくさ〜。また、それでお金取るんじゃないの?」
 女      :「いえいえ、私どもはこの水の素晴らしさを皆に知っても
        :らいたいだけで。当然無料でございますよ」

 淡蒲萄    :「へー、堂々とやってんだねー」
 ナコト    :「……あからさまに居た」
 淡蒲萄    :「ついでだからもらっとこっか」
 ナコト    :「あれは危ないものだ。即刻やめさせないといけない」

 ナコト    :「その水は危険だから。変な誘いにのらないでッ」
 女子高生   :「は、なにアンタ?」
 淡蒲萄    :「ちょ、ちょっとちょっと、そんないきなり」
 女      :「変ないちゃもんをつけないで下さい。関係無いのに」

[Toyolina] どうしよう、予想はしてたけどw

 ナコト    :「その水の正体は知ってる。どうしてそんなものをばら撒
        :いているんだ。お前らだって無事じゃすまないだろうに!」
 女子高生   :「なに、なんかヤバいクスリなの?」
 女      :「正体も何も、ただの幸せになれる水ですよ。あなたも一
        :つどうですか?」(くすくす
 淡蒲萄    :「へー、マジで? ゲンザイリョーとか、すっごい知りた
        :いなー」

[Toyolina] サンプル採取を試みる

 女子高生   :(なんだかヤバそうな空気を感じて、そのまま離れていく)
 女      :「それはヒミツです。あなたもいりますか?」
 淡蒲萄    :(まあ、あの子らは無事だったからいっか)
 淡蒲萄    :「いいんですか? あたし結構お腹とか弱いんですけどー、
        :あたったりとかしないですよねー?」
 女      :「大丈夫。お腹だってすっきり治りますよ」
 淡蒲萄    :「オネーサンも毎日飲んじゃってます? 2リットルくらい」
 女      :「ええ、それはもう」

[Toyolina] 外見とかどうでしょう、ショーに出るなって言われそうなくらい
      やせてたりしたら笑えるんだけど

 ナコト    :(きつく睨み付けている)

[TK-Leana] 結構美人な感じのお姉さんですよ
[TK-Leana] にこにこと、不自然なくらいに笑顔が張り付いている

 淡蒲萄    :「じゃー、帰っちゃったあの子たちの代わりに、あたしが
        :もらっても?」
 ナコト    :「淡蒲萄さんッ!」
 女      :「ええ、もちろん」

[TK-Leana] おしゃれな色硝子の小瓶の入った水を渡す
[Toyolina] ペットボトルかと思ってた、オサレな

 女      :「毎日、強く願い事を思いながら一口飲むんです。そうす
        :れば、きっとあなたは幸せになります」
 淡蒲萄    :「へー。すごーい、なんでもかなうんですか?」

[Toyolina] 透かしてみたり

 女      :「ええ、なんでも」

[TK-Leana] 見た感じはただの透き通った水ですね
[TK-Leana] ただ、じっと見つめていると背筋に冷たいものが走ります。なんと
      なく不安に駆られて落ち着かない気分になります

 淡蒲萄    :(ぞく)「う、うん、わかりました、早速今晩からやってみ
        :まーす」

[NATI]   暴流飛苦天然水。
[Toyolina] ボルヴィックw

 淡蒲萄    :(すたこらと去ろうとする)
 ナコト    :(女を一睨みしてから淡蒲萄に続く)

[Toyolina] 持ってるだけだと落ち着かない気分は治まりますか
[TK-Leana] うん、一瞬のことで。既に気にならない

 淡蒲萄    :(はーっ)「……勢いでもらっちゃったけど、これどうしよう」
 ナコト    :「困ったなあ。処分の仕方が分からないかな、どうしたも
        :のか」
 淡蒲萄    :「こればっかりはゴメン、でもなんかいきなり殴りそうだっ
        :たんだもん、捕まっちゃうよ」
 ナコト    :「さすがにそこまではしないよ」(ちょっと心外そう
 ナコト    :「でも、あそこで止めないとあの子はその水を持って帰っ
        :ちゃっていたかもしれないし」
 淡蒲萄    :「ああうん、そだね、一人は遅らせれた」

 淡蒲萄    :「……これ要る? 半分ずつわけたりとか」
 ナコト    :「処分できるなら確実に、どうにかしたい」
 ナコト    :「飲まなければ大丈夫だっていう確証も無いんだし」
 淡蒲萄    :「一応預けて大丈夫な、心当たりはあるんだけど……なんか
        :怒られそう」
 ナコト    :「じゃあ、俺がどうにかするよ」
 ナコト    :「先輩が、この手のことは得意だったと思うから」
 淡蒲萄    :「そっか、じゃあ、悪いけどコレ預けていいかな」

[Toyolina] 悪寒なんて久しぶりすぎるので手放してしまいたくなってます。

 淡蒲萄    :「自分でやっといてすごい身勝手だけど」
 ナコト    :「ああ、任された」
 ナコト    :「と言っても、先輩に丸投げするしかない辺り情けないん
        :だけどさ」
 淡蒲萄    :「ホントゴメン。なにやってんだあたし。やっぱりあたし
        :奢る」
 ナコト    :「じゃあ、ありがたく奢ってもらうよ」
 淡蒲萄    :「千円までね」
 ナコト    :「モスで千円って、豪遊できる値段だね」
 淡蒲萄    :「そっかな? うん、喜んでもらえてるなら、それならそれ
        :でいいや」


水について解説
--------------


[TK-Leana] とか言いながら一旦収束? 
[TK-Leana] ハッ、女ほったらかしジャン
[Toyolina] ビビってとんずらしちゃいましたから。ほっといたら後日再チャ
      レンジしますけど
[TK-Leana] ナコトは淡蒲萄さんと分かれた後もう一度様子見に行って、既に
      いなかったガクッ、みたいな
[Toyolina] PL的にはあれは本物かもしれない、そうでなくても相当ヤバイと
      いうのがうっちゃんに情報として入ったのでOKなんです
[TK-Leana] 私としても伏線になったので十分かなあみたいな

[TK-Leana] 現実と空想の境目を溶かす水
[TK-Leana] 常用するとすべてが思い通りうまくいくようになります
[TK-Leana] ただし飲みすぎると、自分の中のタイセツなものが溶け混じって
      失われたり、妄想から現実に溶け出たバケモノに喰われたりします
[TK-Leana] そんなガジェット
[Toyolina] ナルホロ

[Tihiro]  漫画とかだとこれを使いこなす狂った強力な敵が出てきたりとかっ!
      (とか思った私
[TK-Leana] それやったら霞ヶ池の前提壊れちゃうんでダメジャン
[TK-Leana] 噂が本当になって出てくるんですよ、首無しライダーとか、
      緑の狸とか
[Tihiro]  どっかできいたのがw
[TK-Leana] ひかりちゃんもその類だったりするんです
[Tihiro]  やっぱり素敵だ、霞池
[TK-Leana] 好意と憎悪の境目が曖昧になって、恋人を殺してしまったりイェー
[TK-Leana] 水飲んで変質というのもなかなかに便利
[Catshop]  実に正しいガジェットの使い方でありますな。

[Toyolina] しばらくは女子高生ネットワークを駆使して
      (聞き耳立ててるだけだけど)
[Toyolina] とろけた人間でも探すかな 


その夜。ビルの屋上
------------------


 淡蒲萄    :(何あの水。なんで見てただけなのに、寒気なんかすんだ)

[Toyolina] 元町駅で女から受け取った小瓶を思い出す

 淡蒲萄    :(黒いのと全然違う。なんだろあの寒気……別に寒くなかっ
        :たのに)

[Toyolina] 当然夜の風に吹かれているので普通寒い

 淡蒲萄    :(……あれが「水」……じゃなくても、近いのだったら、
        :お父様がほしがるのも、なんとなくわかる)
 淡蒲萄    :(ギリちゃんには、もうちょっとヒミツにしとこ、うん)

[Catshop]  ヒミツのスエちゃん
[Toyolina] お父さんには言えないヒミツがあるんです、そんなお年頃

 淡蒲萄    :(使い魔の蝙蝠を数匹放つ)

 淡蒲萄    :「……ひっかかるといいんだけどな、あんときやっぱり、
        :もらっとけばよかった。ナコトくんに預けたのは失敗だ……」
        :(ぶつぶつ)

[Toyolina] 鉄柵をふわりと飛び越え、そのままビルから「降りる」


喰らうミヅキ
------------


 ミヅキ    :(夜の散歩中)
 ミヅキ    :(何か飛んでる蝙蝠を補食)

[Tihiro]  ぎゃー
[Toyomacx] もう食われたw

 ミヅキ    :「なかなかの美味だわ」

 淡蒲萄@帰り道:(おもいっきり食いつかれかまれた感触が直撃。その場に
        :倒れる)
 淡蒲萄    :「痛ぇー……でかい鳥でもいんのかな、この辺」

[Toyomacx] _no <デカイ鳥でもいんのかな、この辺 こんな感じ。痛いから。

 ミヅキ    :「あら。淡蒲萄さんじゃない。どうかしたの?」
 淡蒲萄    :「あ、ヅッキン、うん、ちょっとね、通り魔に襲われてたん
        :だけど……」

[Toyomacx] 口からハネ見えてたりしないっすよね、蝙蝠のw

睦月@比較的遠く:「……世の中、こうもりを食べる奴も居るんだな……」
        :(何か納得した

 ミヅキ    :「通り魔? 恐いわ……」(口の端から蝙蝠の足が)
 淡蒲萄    :「……ふぅ、ねえヅッキン、一つお願いというか提案があ
        :るんだけど、聞いてくれる?」
 ミヅキ    :「何かしら。淡蒲萄さんの頼みなら聞かないでもなくてよ?」
        :(ニッコリ)
 淡蒲萄    :「よかった、かなり簡単なことなんだけどぉ、五日、ううん
        :三日くらい、蝙蝠食べるのはちょっと控えてくれると、
        :あたしすっごく助かるの」

[Toyomacx] ニコニコ

 ミヅキ    :「あら。蝙蝠食べるだなんて……でもどうして?」
        :(不思議そうに)
 淡蒲萄    :「お口、足がみえてらしてよ」
 ミヅキ    :「あら。はしたなかったかしら」(ぺろり)

 ミヅキ    :「蝙蝠に友達でもいるの?」
 淡蒲萄    :「そんないいものじゃないけど、便利な手下くらいのが。
        :ちょっと今、調べ物してて……今ぺろってやったのが、
        :3兄弟の真ん中のコウジロウ」
 ミヅキ    :「へえ。淡蒲萄さんの手下っておいしいのね」
 淡蒲萄    :「……コウサブロウだったかな? まあいいや」
 ミヅキ    :「真ん中なんだしジロウでいんじゃない? いいことに
        :しとこう」

 淡蒲萄    :「うん、ジロウでいいや、うん、それでね、調べ物が終わる
        :までは、出来れば食べないでくれるとちょーたすかるんだ
        :けどなー」
 ミヅキ    :「それは構わないけど、調べ物って?」
 淡蒲萄    :「ありがとう、うん、そだね、お願い事聞いてもらったん
        :だから、それくらいは……」

[Toyomacx] あっさり元町駅前で配ってた水の話をします。律儀に願い事しな
      がら飲んでそうな女子高生(別に誰でもいい、飲んでたら)を探し
      てるくらいまでは

 ミヅキ    :「面白そうね。試しに飲んでみたいかも」
 淡蒲萄    :「配ってる人は気前良いから、あっさりくれたよ。見かけ
        :たら、ヅッキンの分ももらっておけばいい? 出てくるの
        :めんどくさいだろうし」
 淡蒲萄    :「ああでもメイドの彼女に来させたらいいのか、とりあえず
        :連絡はするよ」
 ミヅキ    :「楽しみ! やっぱり持つべき物は友達ね」

 淡蒲萄    :「でも、飲み過ぎると溶けるって噂もあるから、飲むのは
        :程々にしといたほうがいいかもしんない」
 ミヅキ    :「ところで、その水って沢山飲んでる子にはそれだけ願い事
        :叶える力が溜まってるって事になるのかしら」
        :(華やかな微笑み)
 淡蒲萄    :「理屈から言ったら、それっぽいかもしんない。んで、限界
        :超えたら溶ける、なんとなく理屈は合ってる」
 ミヅキ    :「私の胃袋って底なしなの」(自慢げに語って高く飛び去る)
 淡蒲萄    :「そーいや、ニンゲン丸呑みしてたな……」(とりあえず見送る)

[Toyomacx] ヅッキンどうなっちゃうの? w

 睦月@遠く  :「……怪女、空を舞う、か。世の中そんなものか」

[Sawdead]  翌日、最近かわいくなったと評判の女子高生が一人消えた。
[Tihiro]  きゃー。
[Toyomacx] そっちか
[Toyomacx] 確かに手っ取り早い。

 ミヅキ    :「ねっがいごとー、ねっがいごとー。なにがいいかしら」
 ミヅキ    :「お金、はもうあるしー。美貌、も充分よねえ。権力なんて
        :やることやってれば勝手に付いてくるしー。そうだ。
        :妙さんを一日に8回くらいトイレに行く生き物にしましょう」
 ミヅキ    :「そんなわけで食べられてね? ご馳走様」(ぱっくん)


時系列と舞台 
------------ 
JR吹利本町駅前


解説 
---- 
[TK-Leana] 現実と空想の境目を溶かす水
[TK-Leana] 常用するとすべてが思い通りうまくいくようになります
[TK-Leana] ただし飲みすぎると、自分の中のタイセツなものが溶け混じって
      失われたり、妄想から現実に溶け出たバケモノに喰われたりします
[TK-Leana] そんなガジェット


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 
Toyolina 



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