[KATARIBE 30643] [HA06L] がんばれ氷我利さん

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Date: Sun, 14 Jan 2007 17:18:52 +0900
From: Subject: [KATARIBE 30643] [HA06L] がんばれ氷我利さん
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[HA06L] がんばれ氷我利さん
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登場人物
--------
 佐上氷我利  ちょっとシャイで奥手な魔道具使いのお兄さん
 神終空音   ベテラン相談員の魔術師の女子中学生
 市原千沙紀  氷我利お兄さんと眞由美お姉さんを応援してる男の子
 途奥 彗   氷我利お兄さんと眞由美お姉さんを応援してる女の子


独白
----


 氷我利    :「彼女ほしいなぁ……」

[Toyolina] 唐突だw いやむしろ切実

 千沙紀    :「……彼女、さん?」

[Hisasi]  顔をあげて

 彗      :「びっくりした」
 氷我利    :「びっくりしたって……何が?」
 彗      :「何がって、言われても困るナー……」
 千沙紀    :「……あの、氷我利さん……は、まゆねえが彼女なんじゃ
        :ないんですか?」

[Hisasi]  おずおずと

 彗      :(うんうん)
 氷我利    :「……へ、眞由美さんは彼女じゃないですよ?」
 千沙紀    :「え?」

[Hisasi]  びっくり

 彗      :「あ、そうだったんだ」

[Toyolina] お子様ビジョンではもうなんかそういう風に見えていたらしい

 氷我利    :「何でまたそんな結論に」
 千沙紀    :「見てて、夫婦みたいだし……一緒に住んでるし、オレ、
        :てっきり……」
 彗      :「えーっと、なんだろう、うん、自然だし」
 氷我利    :「……え? 普通こんな感じじゃないの?」
 千沙紀    :(ぷるぷるぷる)
 彗      :「……いや、付き合ったこととかないから、ワカンナイ
        :けど……そんな感じカナーと」
 千沙紀    :「……ええと、見てて夫婦みたい、というか……親しそうで」
 氷我利    :「……いやほら、師匠からちゃんと面倒見ろって言われて
        :るし、これくらいは普通だと思ってたんだけど……」
 彗      :「友達とかで、結婚……結婚じゃない、彼女居る人とか、
        :どんな感じ?」

[Toyolina] >氷我利

 千沙紀    :「……でも、すごく仲良くて……自然で、羨ましい」
 氷我利    :「……そんなもんか?」
 彗      :「……たぶん」

[Toyolina] 自信ありませんよ、なんせ付き合ったこととかナイシ
[Hisasi]  この面子
[Hisasi]  付き合ったことがある人誰もいません
[Toyolina] 困りましたね^^
[Hisasi]  きっと眞由美サンにもありません
[Tihiro]  あははー、ですねw
[Hisasi]  誰一人意見をだせる経験者がいませんヨ
[Toyolina] ダメじゃんw


空音さんにお任せ
----------------


 空音     :「トオク。いる?」

[Saway]   ご意見番投入
[Toyolina] ワーイ

 氷我利    :「……あ、いつぞやのウサギ魔術師」
 彗      :「あ、ソラネ。居る居る」

[Toyolina] ごそごそ。コタツから出てお出迎え

 彗      :「今、すごい難題について考えてた」
 千沙紀    :「あ、空音さん……」
 空音     :「こんにちは。少々お邪魔してもよろしいでしょうか?」
        :>佐上
 千沙紀    :「空音さんなら、きっと知ってる!」>顔輝かせて
 氷我利    :「どうぞ〜」

[Toyolina] いい信者っぷりだw

 空音     :「あ、千沙紀もいたんだ。丁度いい。レポート一緒にやろうと
        :思って──え?」
 氷我利    :「彗ちゃんの友達なら遠慮せずにどうぞどうぞ……」

[Hisasi]  一斉に注がれる期待のこもった視線
[Toyolina] 複雑そうw>氷我利
[Saway]   コタツですか
[Saway]   佐上雑貨店は。
[Toyolina] コタツですね

 空音     :「失礼します」(色々配慮しながら長い足をコタツにつっこむ)
 空音     :「──ふむ。なるほど」
 彗      :「と、いうワケなの」
 千沙紀    :「……オレも……おつき合いとか、経験なくて……」
 氷我利    :「そういや、自己紹介したことあったっけ?」
 空音     :「佐上さん、ですよね。神終です。よろしく」
 氷我利    :「こちらこそよろしく、佐上氷我利だ」
 空音     :「佐上さん自身はつきあってるつもりがないのよね。
        :何度か話を聞いた限り相手の方にもそのつもりはなさそう。
        :でも周りから見たら付き合ってるように見える」
 千沙紀    :「……それは、付き合ってることにならない、んだよね」
 彗      :(うんうん)「さすがソラネ、正確な分析」
 氷我利    :「なんと言うか、高校生らしくないなぁ……」

[Saway]   中学生ですよ。

 空音     :「中学生です」(にっこり)
 氷我利    :「……がーん、俺より精神年齢高そうだっ」
 彗      :「同じクラスだもん」(得意げ)
 空音     :「そんなことありませんよ。まだまだ不勉強な子供です」
 氷我利    :「いや、その言葉遣いと立ち振る舞いには大人の雰囲気を
        :感じるっ」
 千沙紀    :「……みんなの中心だから」

[kisito]  あなたは大人じゃないんですか氷我利w

 空音     :「ちょっと賢しい子供なら誰でもこれくらいは話しますよ。
        :……それで、確かに付き合ってるとは言えないと思うの
        :だけど、いつも間近で見てる二人の意見を軽視することも
        :できないんじゃない?」

 彗      :「うん、なんかえーっとほら、きっかけがあったら、
        :付き合うって、この前読んだ小説だとそんな感じだった」
 氷我利    :「きっかけも何も眞由美さんが俺を好きになるとは微塵も
        :思ってないわけだが」
 空音     :「付き合っているかどうかって、結局はどちらかの踏ん切り
        :ですよね。最初から両思いである必要はないんです。つまり
        :大切なのは、佐上さんがどうしたいか──だと思いますよ」

[Toyolina] ワー、至って普通のこと言ってるのに、空音さんが言うとすごく
      聞こえるよ!w
[Tihiro]  空音時空w

 千沙紀    :「……わあ」>空音さんかっこいい
 氷我利    :「うーむ、とはいっても……」
 彗      :(キラキラ)「そうか、そうなんだ……(勝手に納得)」
 氷我利    :「……新興宗教、神終教」
 空音     :「?」(笑顔で首を傾げる)
 氷我利    :「いや、何でもない」

[Toyolina] あっさりあしらったw

 千沙紀    :「……氷我利さん、は」
 千沙紀    :「まゆねえのこと好きですか?」

[Hisasi]  ど直球を投げつけてみる

 氷我利    :「えΣ……あー……いや……その……えと……」
 彗      :「……キライじゃないよね?」

[Toyolina] 逃げ道一個封鎖

 氷我利    :「眞由美さんを嫌いになるのはよほどのへそ曲がりぐらい
        :じゃないかと」
 彗      :「……そうやって、へりくつ言うのはヨクナイ、と思う……」
 空音     :「失礼ですけど、佐上さんて前に恋をしたのはいつですか?」
 氷我利    :「……う〜〜〜〜〜?」
 千沙紀    :(興味津々)
 彗      :(ワクワク。コイバナ)
 氷我利    :「恋なんてしたことあったかな」

[Tihiro]  やっぱかw

 空音     :「恋って、勢いだと思うんです。佐上さんてよく考える
        :慎重な人みたいだから自分の気持ちがわからない事も多々
        :あると思います。でももしも恋がしてみたい、と思ったら
        :鏡に向かってそれらしき人に告白してみてください。それで
        :気持ちが高ぶったら、それは好きということかもしれません」
 氷我利    :「……こ、告白……」
 彗      :(キャー)
 空音     :「大丈夫。お風呂場で一人の時とかでイイですよ」
 氷我利    :「……あははは……無理、無理無理……そんなのむりっ」
 彗      :(やってみようと思った、今晩から。誰に? それは未定)
 空音     :「そうですか? 残念」
 千沙紀    :「……(どきどきどきどき)」
 彗      :「やらないの?(なんで? という顔)」

[Toyolina] 純粋な眼差し

 氷我利    :「だ、だだだだって、告白だよ! 恥ずかしいじゃないかっ」
 彗      :「恥ずかしかったら、コクハクしないの?」
 氷我利    :「……えーと……」
 空音     :「トオク、無理言ったらダメ。一人きりの時でも恥ずかしい
        :なんて、佐上さんてすごく繊細なんですね」
 彗      :(はっ)「う、うん、そうだね、ゴメンナサイ」
 氷我利    :「……いやその……度胸が無いだけだとおもー……」
 千沙紀    :「……怖いの?」
 氷我利    :「……先に否定要素ばっかり浮かぶんだよねー」
 空音     :「重ねて言うけどこういうのは勢いですから。試したく
        :なったら試してみてください。恋って結構気持ちのいい
        :ものですよ」
 空音     :(とかいいつつ小学校低学年の時以来ご無沙汰なんだけど)
 氷我利    :「……まぁ、その気になったら」
 空音     :「さて、私から言えるのはこんなトコかな。では、レポートに
        :とりかかります。資料はあらかじめ用意しておいたから
        :読んでみて。その後意見を交換しましょう」
 彗      :「はーい」
 千沙紀    :「うん」

[Saway]   ----
[Saway]   帰り道。

 空音     :「なるほど。あれが佐上さん。自分でも認めてたけどかなり
        :そっちの方向には臆病みたいね」
 彗      :(てくてく)「お似合いなのになー」
 空音     :「自分で動くつもりは今のところなさそう。結局は本人達の
        :問題だしね」
 彗      :「眞由美サンいなくなって、初めて焦ったりしそう」

[Toyolina] って一昨日読んだ小説がそんな話だった

 空音     :「そうしたらトオクは寂しい?」
 彗      :「? 眞由美サンいなくなったら? って話?」
 空音     :「うん」
 彗      :「うーん、ちょっとは寂しいかも。でも、会えなくなる
        :わけじゃないし」
 空音     :「トオクおっとなー」
 彗      :「え、そーかな? 初めて言われた……でも、やっぱり、
        :居なくなってみないとワカンナイ」
 空音     :「いいのいいの。トオクが今のままの二人を望んでるわけ
        :じゃないのなら。出来ることなんてそんなにないけど
        :佐上さんがその気になったら応援してあげよう」
 彗      :「そーだね、うん、応援とかしてみたいし(えへへ)」


時系列と舞台
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佐上雑貨店


解説
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がんばれお兄さん、中学生3人が応援してますよ


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Toyolina
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