[KATARIBE 30641] [HA21L] ゾンビと三姉妹の上二人

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Date: Sat, 13 Jan 2007 03:15:58 +0900
From: Subject: [KATARIBE 30641] [HA21L] ゾンビと三姉妹の上二人
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[HA21L] ゾンビと三姉妹の上二人
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登場人物
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 淡蒲萄   片桐三姉妹の長女。
 弘原海まな 片桐三姉妹の次女。
 片桐壮平  片桐三姉妹の仮想父親。

 ゾンビ   いいゾンビ。


家族の会話
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 淡蒲萄    :「今日の晩ご飯は味噌煮込みうどんがいい」
 淡蒲萄    :「……ってまながゆってた」
 片桐     :「……煮込みうどんか、確かに今日は冷えるからアツアツの
        :うどんは悪くないのう」
 淡蒲萄    :「うん、土鍋ならある。落ちてた」

[Toyolina] どうみても新品。値札ついてる

 片桐     :「……随分奇麗な土鍋じゃのう」
 まな     :「こんな夜はマグカップのグリューワインを両手につつんで、
        :ふーふー言いながら飲むとあったまるね」
 まな     :「──って、スエちゃんがゆってた」
 片桐     :「うっちゃん、ほどほどにせい」
 まな     :「グリューワインならあるよ、落ちてた」
 淡蒲萄    :「ハーイ」

[Toyolina] ホントかよw>落ちてた
[Catshop]  もちろん未開封。汚れてない。
[NATI]   盗賊団であった。

 片桐     :「一応聞くが、どこに落ちとった……」

[Hisasi]  この娘どもはーーーと

 まな     :「んーっと」(人差し指を唇にあてて考える)
 まな     :「角の酒屋さん?」(小首かしげて上目遣いの笑顔)
 片桐     :「……それは落ちとった、でなく売っていたの間違いちゃ
        :うんかい」

[Hisasi]  はーやれやれ
[Toyolina] ちゃんと店員さんがアゲルって言ってるんです^^

 まな     :「そ、そんなことないよねー、ねースエちゃんっ」
 淡蒲萄    :「うん、お嬢ちゃんカワイイからこれあげるとか言ってた
        :しねー」
 まな     :「うん。二人でじーっと見てたら酒屋のおじさんが」
 片桐     :(はぁ)

[Hisasi]  頭イテェ

 まな     :「──でも、オジサンの顔ちょっとやらしかったよね」
 片桐     :「……どこのおっさんじゃ」
 まな     :(げーっと言う顔で)

[Hisasi]  三白眼

 淡蒲萄    :(やば)「ってところで、ちょっとうどん買ってくるよ」
 まな     :「酒屋のオジサンってゆったじゃん」

[Toyolina] LR同時押し。とんずら

 まな     :「あっ、じゃっ、まなもっ」
 片桐     :「……って、こらっ」

[Catshop]  右にならえ(笑)
[Hisasi]  そして酒屋のオジサンをサーチすることになりました
[Toyolina] ひい
[Hisasi]  うちの娘どもになにヤラシイ視線おくっとんじゃ
[Toyolina] そっちか!
[Catshop]  あぁ、ちょっと若い子に鼻の下伸ばしちゃっただけの、平和な
      オジサンなのに(笑)

 片桐     :「……やれやれ、賑やかになったわい」

[Hisasi]  コタツに入ってふーっと

 声      :「ま、こんな生活も悪くないもんじゃ。疲れも吹き飛ぶわい」

[Hisasi]  どこの声ダヨ! w
[hari]   6畳一間に三人

 片桐     :(ぶんぶん)

[hari]   狭いよ
[Toyolina] つ 康子を思い出す
[Hisasi]  いかんいかん、気ぬいたらあかんのじゃ

 片桐     :「……」>よぎる顔
 声      :「可愛い娘らと六畳間で片寄せ合っとると厭なことも忘れ
        :るんじゃ」
 片桐     :「……どうも、諦めの悪い男なんじゃなあ」

[Hisasi]  はーっ

 声      :「こんな日々がいつまでも続けばシアワセなんじゃ。頑張ら
        :にゃいかんのう──ひゃぅっ、スエちゃんくすぐったいよぅっ」

[Hisasi]  ちょ、まw
[Toyolina] 声色上手だなw
[Hisasi]  最後ヘンなのまじったヨ!? w

 声2     :「しーっ。ジャマしちゃダメな場面なんだから、ほら早く
        :行こう」

[Toyolina] 聞こえてます

 声      :「えーっ。このペースで言ったらギリちゃんきっと落ちた
        :のになー」(遠ざかっていく)

 片桐     :「……なにをやっとるんじゃい」

 まな     :「ハチミツも忘れちゃだめっ」

[Hisasi]  あのがきどもはーーー
[Toyolina] いたずらっこ
[Catshop]  うむ(笑)


買い物済んで
------------


[NATI]   夜の街、高いビルの上。

 情      :「……入ってきた」(ぽそり)
 情      :「『敵意』」
 情      :(ビルの上を飛び跳ねてどこかに消える)

[NATI]   夜の街、路地裏。

 柄の悪い男A  :「どうよー、これ、やってみない? なあ、オイ?」
        :(少年を複数の男が取り囲んで怪しいクスリを進めている)
 少年     :「いえ、あの、すいません、帰り」

 柄の悪い男B  :「おおっと、そう急ぐなよ! お徳だよ、君? 親切で言っ
        :てるんだぜ、俺たち」
 柄の悪い男A  :「そうそう俺ら優しい人なのよ?」

 フードの男  :「……」(少年と男たちの間に入ってくる)

 柄の悪い男たち:「アアッ!? なんだ、てめぇッ!?」(ガンつけ)
 少年     :「あ……」

 フードの男  :「帰りなさい」>少年。柄の悪い男たちは無視。
 柄の悪い男A  :「聞いてんのかッ! てめぇ! オイ! なぁ、びびって
        :んのか?」(フードの男の襟首をつかむ)
 フードの男  :「夜の街には無法者が多い。君はこんなところに居ては
        :いけない。早く行きなさい」>少年。やっぱり男たちはシカト。

[Toyolina] 怒声とかきこえてこないかな、ワクワク

 柄の悪い男A  :「ジャマしてんじゃねェエエッ!!」
        :(フードの男をゴミの上に投げる)

[Catshop]  聞こえてきましたね(笑)

 少年     :「……ッ!」(ダッと走り出して逃げる)

 まな     :「──あれ、スエちゃんなんか聞こえなかっぶばっ」
 まな     :(角から出てきた少年に激突)
 少年     :「あッ!」(ドーン)
 まな     :「いったーいっ、どこ見てあるいてんのよぉっ」
        :(尻餅つきつつ)
 少年     :「あああああああ、ご、めん、なさい」(真っ青)
 淡蒲萄    :「あー、大丈夫? えーっと、そっちの子も(見比べる)」
 少年     :「ああ、ごめんなさい! ごめんなさい!」(ガタガタ)

[NATI]   なんか超びびってマス。

 まな     :「あれ、なんか震えてるー。わたし、すごい迫力あったー?」
        :(えへへ) > スエちゃん
 淡蒲萄    :「? 立てる? うん、あったあった(投げやり)。だから
        :この子許してあげて、と」

[Tihiro]  うん、まなちゃんにはくりょくが(ぇ?

 悲鳴     :「ぎゃあああああああああああああああああああああああ
        :ああああああああ!!」

[NATI]   少年の走ってきた路地裏の奥から。


野次馬根性
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 淡蒲萄    :「ん、ケンカかな? ちょっと見てこよう」
 まな     :「どれどれ」
 まな     :(何気に少年の手を引っ張りつつ)

[Toyolina] ぞろぞろ。さてどれくらいシュラバかな

 少年     :「あ、行ったらダメです! 怖い人がいます!」
        :(でも連行される)

[misasagi] 地味に悲劇の少年だ

 淡蒲萄    :「まず年長さんから(こそこそ)。もしかしたら超グロかも
        :しんないから、まなはちょっとガマンね」

[NATI]   血の匂いがします。

 まな     :「うっそ」
 まな     :「──わっ、すっげー。血の匂いだっ」

[Toyolina] あらやだ、本性出ちゃうジャン

 淡蒲萄    :(ちょろっと顔を出して様子を伺う)

[NATI]   男が一人背を向けて立っている。
[Toyolina] 死屍累々ですか
[NATI]   足下にはニ人のヤンキーが倒れている。ゴミ置き場にはナイゾウ
      出してるお兄さんがいらっしゃいます。
[Tihiro]  きゃーw

 男      :「……」(静かに立っている)

 淡蒲萄    :(ゾクゾク。がまん)「……ふぅ、すごいグロい。だから
        :帰ろう。うどん食べて寝よう、そうしよう」
 少年     :「うん! ……帰ろう、帰ろうよ……!」
        :(がたがた。様子の見えないところで震えている)

 男      :(ぴく)>うっちゃんの声に反応。

 まな     :「ちぇーっ」
 まな     :「うん、でもグロいの見たら肉うどん台無しだもんね。
        :わかった、あきらめる」
 淡蒲萄    :「やばいよ、アレ。アタシか戒じゃなかったらもうアレ
        :だね、赤ワイン飲めなくなってるよ」
 まな     :「あ、あとギリちゃんには内緒にしよーね。鍋焼きどころ
        :じゃなくなっちゃうからさっ」

 男      :「誰かいるのか?」
 淡蒲萄    :「鍋焼きじゃなくて味噌煮込み……ニャー」

[Toyolina] わざとやってるとしか思えんw

 男      :(振り向く)
 まな     :「えへへ。じゃ、行こっか」

[Catshop]  は、男の人ガン無視気味なっ
[NATI]   男の顔は目が腐った腐乱死体。

 ゾンビ    :(じー。)>まな、うっちゃんを凝視。
 まな     :「──な、なんか見てるよぅ」(ひしひそ)
 淡蒲萄    :(げー)「うん、それじゃそこ表通り出たらタクシー乗って、
        :先行ってて。あたしアレ、味噌買うの忘れてたから買って
        :くるし」

[Toyolina] ゾンビ視線を遮ろうと試みつつ

 少年     :「ひ、ヒィイイーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
        :(悲鳴)
 淡蒲萄    :「ついでだからその子、ギリちゃん経由で警察に……(キーン)」

[Toyolina] 耳が痛かったw

 まな     :「さ、叫ぶなよぅっ。まなも、怖くなっちゃうじゃんかっ」

 ゾンビ    :「……さっきの子供。友人も、いたのか」
        :(顔を隠して近づいてくる)

 淡蒲萄    :「ほら、早くタクシータクシー……ああ遅かった」
 ゾンビ    :「……」(3人の目の前で立ち止まる)
 淡蒲萄    :(振り返って上から見下ろす。つもり。たぶんふんぞり
        :返ってるだけ)
 まな     :「──あ、タクシー逃げちゃった。スエちゃん、ふんぞり
        :返ってるばーいじゃないよっ」
 少年     :(ガクガク)

 ゾンビ    :「……夜に」


いいゾンビ
----------


 淡蒲萄    :「いやだってゾンビじゃん、レベル1とかそんなんじゃん。
        :それと比べたらアタシレベル100くらいなんだから」
 まな     :「だって、わたしだんじょん専門だもんっ」
        :(スエちゃんの後ろに隠れる)

 ゾンビ    :「夜に子供たちだけで出歩くものじゃないぞ。女だという
        :なら、なおさらだ」

 淡蒲萄    :「……いいゾンビだった」
 まな     :(拍子にぱっと少年の手を放す)
 少年     :「あ、あああああ……」
 まな     :「いいゾンビは死んだゾンビだけだって、こないだパン
        :プリー・ポカードが言ってたよっ、ゾンビのどじょう掬いっ
        :て映画でっ」

[NATI]   少年→1〜3で逃げる。4〜5で失神。6で失禁。
[NATI]   1d6
[kataribe] NATI: 1(1D6) = 1

[misasagi] 逃げましたね
[NATI]   ち!
[Hisasi]  そんなに6をふりたかったのか!
[Tihiro]  ひぃw>ち!
[Catshop]  犠牲になってくれたら派手だったのに(ぉぃ
[Toyolina] らしいよ!

 少年     :「あ、あ、あああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」(逃走)
 淡蒲萄    :「あー……よくわかんない状況になってきちゃった。
        :あたしたちぃ、これからパパと晩ご飯食べるんでぇ、
        :何も見てないしぃ」

[Toyolina] スーパーの袋下げてる。信憑性たっぷりの筈だ

 ゾンビ    :「そうか。早く帰りなさい」
 まな     :「うんうん。そうそう。六畳間で片寄せ合って一杯の
        :かけうどんを分け合うのっ」

[Hisasi]  お家でへっくしとくしゃみしてます

 まな     :「だから食べないで──って、あれ?」
 ゾンビ    :「そしてこれからは子供だけで夜歩くのは控えなさい」
 淡蒲萄    :「……いいゾンビだ。はーい。レベル1とか言ってゴメン
        :ナサイ」

 ゾンビ    :「街は、君たちが思っているほど、安全な場所じゃないんだ」
 まな     :「──なんかゾンビに説教されてる。むかつくー」
        :(こしょこしょ) > スエちゃん
 淡蒲萄    :「じゃああたしたちこれで帰りますー。それじゃー」
        :(まなっちの口を手で押さえながら)

 ゾンビ    :「……」(しばらく見送って暗がりに姿を消す)
 淡蒲萄    :(行った)「ふぅ……いやーやばかったあれはやばかった」
 まな     :(もがもが)

[Catshop]  まだ口押さえられている(笑)

 まな     :(きゅぴーん)
 まな     :(れろれろれろんっ)

[Toyolina] キャー
[Catshop]  スエちゃんの掌を嘗め回してみる(笑)

 淡蒲萄    :「うひゃぅ、な、何すんのこのエロ娘!」
 まな     :(唇を軽くなめて)

[Toyolina] きっと指の間とかもなめられた

 まな     :「ごちそーさまでした──だって、スエちゃん手、はなして
        :くんないんだもんっ」
 淡蒲萄    :「あんたがゾンビのくせにとかレベル1とか言ってるから!」
 まな     :「レベル1とかゆったのはスエちゃんだもんっ。まなは、
        :いいゾンビは死んだゾンビだけだってゆっただけだもんっ」

 淡蒲萄    :「キレて襲ってきたらうどん台無しになったかもしんない
        :じゃん、そしたらギリちゃん餓死よ餓死」
 まな     :「──うっ」
 まな     :(しばし葛藤)

 #片桐    :「なんで餓死なんじゃい」

[Toyolina] 晩ご飯食えないからw

 まな     :「ごめんなさい。うん、そだね。ギリちゃん餓死だね。
        :そしたらガリガリになっちゃうもんね」

[Hisasi]  ああ、ギリちゃんだと死なないけどお腹すきっぱなし
[Catshop]  すっげー納得した模様。

 淡蒲萄    :「そーだよ、ガリちゃんとかちょっと勘弁、ってことで、
        :今回は引き分け」
 まな     :「まなとかお肉やわらかそうだから食べられちゃうかも
        :──食べるとこあんまないけど」

[Toyolina] つまり胃液過剰分泌で永久に胃が痛い
[Hisasi]  ひぃ
[Catshop]  どこかで聞いたような(笑)

 まな     :「うー、さぶいっ。早く帰ろっ。ギリちゃんがケダモノに
        :なっちゃう」
 淡蒲萄    :「そんな誤解招くようなこと言わない。キャベジン要らない
        :うちに、うん、帰ろう」

[Catshop]  とりあえず収束
[Toyolina] うどんであったまったら川の字。
[Catshop]  あったか家族である
[Hisasi]  むしろベッドはうっちゃん&まなに占領されて
[Hisasi]  ギリちゃん床で毛布に包まって寝てそうですが
[Toyolina] アリエル
[Catshop]  最初は川の字なんです。
[Catshop]  でも、寝ぼけた娘二人に左右から蹴られまくって、なぜか床に
      落ちてるんです。
[Catshop]  たいへんですね(てへっ
[Toyolina] 大変すw


[NATI]   路地裏

 ゾンビ    :(ごそごそ……チンピラの携帯を漁っている)
 ゾンビ    :(メモリをチェック。)
 ゾンビ    :「山崎……。聞いた名だ。最近動いている、不良どもの
        :リーダー格の一人……。」
 ゾンビ    :(にたり)



時系列と舞台
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冬のある日


解説
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街は危険だ。いいゾンビが守ってくれてるけど。


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Toyolina
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