[KATARIBE 30629] [HA20L] チャットログ『それぞれの行く先』

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Date: Wed, 10 Jan 2007 10:20:55 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30629] [HA20L] チャットログ『それぞれの行く先』
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2007年01月10日:10時20分55秒
Sub:[HA20L]チャットログ『それぞれの行く先』:
From:久志


 久志です。
 久しぶりにちまっと動かした西生駒。
キャラたちの想いと行く末についてちらっと。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
チャットログ『それぞれの行く先』
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登場人物
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 真越誠太郎(まこし・せいたろう)
    :西生駒高校化学教師。奥さんを亡くした子持ちやもめさん
 深嶋りりあ(みしま・りりあ)
    :演劇部所属男性役のホープ、どこかの先生に片想いらしい。
 御名原由梨子(みなはら・ゆりこ)
    :演劇部所属ナレーション担当、誰かに片想いらしい。
 蒼雅至(そうが・いたる)
    :霊鴉使いの少年。従妹の姫こと玖珂郁江と縁談が組まれてるらしい
 白羽御言(しらは・みこと)
    :ナイトを目指す剣士。
 飛束柳白(とびつか・りゅうはく) 
    :にゃーとなく忍者。
 真越倫太郎(まこし・りんたろう)
    :時間流動障害で短命の宿命を背負っている少年。

先生と生徒
----------

 化学準備室での先生。

 誠太郎    :「……三学期か……うむ、受験生のバックアップと新入生
        :の受け入れ態勢も整えなければいけないし」 

[Hisasi] #忙しいらしい、合掌 
[sf] # なむなむ 

 誠太郎    :「目安箱も随分投稿が溜まってるし……忙しくなりそうだ
        :なね。化学部のほうも顧問として面倒みなければ」 

[Hisasi] #うむうむ 

 SE     :トントン 
 りりあ    :「失礼、します」 
 誠太郎    :「ああ、深嶋くんか。また何か質問かな?」 
 りりあ    :「あ、いえ……その、これ、チラシです」
 誠太郎    :「ああ、演劇部の卒業生を送る会の公演かがんばってるね」
 りりあ    :「はい、えと……」 

[Hisasi] #もそもそと何かを言おうとしてる 
[NATI] #ユー、告っちゃいなよ。 

 誠太郎    :「ほう、また深嶋くんが主役なんだね」 
 りりあ    :「はい……あのっ、先生、見てくださいねっ」 

[gombeLOG] #わくわく 
[Tihiro] #ぐふへへへ 

 誠太郎    :「ああ、以前の公演もすごく良かったよ。なんていうかな
        :……素人評だけど、すごく、役に入り込んでるというか、
        :頑張ってたね」 
 りりあ    :「……(びく)」 
 誠太郎    :「深嶋くん?」 
 りりあ    :「が、がんばります。では、失礼しますっ」 

[Hisasi] #ぺこっと頭をさげて 
[Hisasi] #ぱたぱたと出て行く 

 誠太郎    :「はて」 

[Hisasi] たまには動かしてみた 
[NATI] 次回に続く。 


悩める少女と秘めたるもの
------------------------

 演劇部部室にて

 りりあ    :「……だめ、ですね」 

[Hisasi] #ふにゃ 

 由梨子    :「あらあら、先生をお誘いしたんじゃないんですの?」
 りりあ    :「チラシ、渡したまでは……よかったんです」 

[Hisasi] #椅子に座って机にふにゃんと 

 由梨子    :「ちゃんとアピールできまして?」 

[Hisasi] #向かいでにこにこと 

 りりあ    :「全然、だめです……言いたいこと、一杯あったのに」 
 由梨子    :「……もうすぐ、三年生ですわよ?りりあさん」 
 りりあ    :「……でも」 

[Hisasi] #ぐで 

 由梨子    :「後悔が残るようなことは、したくありませんわよねえ」 
 りりあ    :「……はい」 
 由梨子    :「頑張ってくださいませ、ね?」 
 りりあ    :「…………そう、ですね」 

[Hisasi] #机にくてんとして、ちょっと顔をあげる 

 りりあ    :「由梨子さんは……どうなんですか?」 
 由梨子    :「わたくしですか?」 

[Hisasi] #小首をかしげて 

 りりあ    :「好きな人とか、こう」 
 由梨子    :「いるといえばいる、いないといえばいない、ですわねえ」

[Hisasi] #にこにこ 

 りりあ    :「え?」 
 由梨子    :「近くて遠い人、といいましょうか」
 りりあ    :「……え?」>きょとん 
 由梨子    :「ふふふ、ナイショです」 

[Hisasi] #にこにこと見てる 

 りりあ    :「なんかズルイです……」 

[Hisasi] ほのかに百合っぽくしてみた 
[gombeLOG] きゃあ 
[NATI] 予想外の展開に。 
[NATI] 三角関係であった。 
[Tihiro] ここはゆりかっ 
[Hisasi] きっと青い花の二巻を読んだからだそうだきっと 
[Hisasi] .wiki 青い花 
[Role] wiki: http://www.koubou.com/keywords/%E5%BF%97%E6%9D%91%E8%B2%B4%E5%AD%90%E3%80%8C%E9%9D%92%E3%81%84%E8%8A%B1%E3%80%8D 志村貴子「青い花」 
[Role] がみつかりましたわ♪>Hisasiさん 
[NATI] ホモよりかは百合の方がなんぼか許せる。 
[gombeLOG] あーこれかー 
[gombeLOG] 2巻出たんですな 
[Hisasi] うむ 
[Hisasi] なんというか空気が良い 
[Hisasi] くぅ 
[gombeLOG] 萌えている 
[gombeLOG] >久志さ 


少女は背中に恋をする
--------------------

 りりあ    :「……どこがいい、って言われても……よく、わからない
        :んです」 
 由梨子    :「色恋は数学とはちがいますから、公式も方程式もござい
        :ませんしねえ」 
 りりあ    :「……背中、かな。一番……決め手だったのは」 

[Hisasi] #教室でお弁当食べつつ>休みで殆どひといない 
[NATI] #背中にオーガとか。 
[Hisasi] #ちょw 

 由梨子    :「背中、でございますか?」 
 りりあ    :「化学準備室に、プリントを届けに言った時……ノックし
        :ても返事がなくて、そっと開けてみたんです」 

[Hisasi] #視線を落として 

 りりあ    :「……机に置いた写真を見つめてたんです」 
 由梨子    :「亡くなられた奥様と倫太郎さんの?」 
 りりあ    :「その背中、かな……あと、横顔」 
 由梨子    :「……何かを失った人、でしょうか」 
 りりあ    :「そうなのかな……ただ、その姿をもっと見ていられれば
        :なあ……って」 

[Hisasi] #少し視線をそらして 

 由梨子    :「りりあさん」 

[Hisasi] #つん、とおでこをつついて 

 りりあ    :「え」 
 由梨子    :「頑張って」 
 りりあ    :「……はい」 
 由梨子    :「ふふ」 

[Hisasi] #その内心で何を思っているか 


悩める少年
----------

[kisito] #およ、気が付けば西生駒が動いている 

 至      :「進路……ううむ、進路」 

[Hisasi] #頭を抱えている 

 御言     :「……前見て歩かないとぶつかるぞー」 
 至      :「……わっ」 
 SE     :ごん 
 至      :「あうー」 

[Hisasi] #おでこ押さえて 

 御言     :「たたた……」 
 御言     :「で、何を考えてたんだ?」 
 至      :「はいっ、進路のことですっ」 

[Hisasi] #新年度で三年だから 

 御言     :「進路?あー、そっか。」 
 至      :「御言殿は進学されるのですかっ」 
 柳白     :「にゃー、そろそろぼく達も三年だからにゃー」
        :(にゅー。 
 御言     :「進学……するにしたって、どこにするかもあるし……」 
 御言     :「やっぱ、道場継ぐのかなぁ……」 
 至      :「はい、拙者は姫さまのご実家のある東京の大学を、とい
        :うお話が出ております」 
 御言     :「東京かぁ……姫様ってまだ、その呼び名なのか……」 
 至      :「ええとええと、姫さまは姫さまですし……いずれ拙者は
        :東京の姫さまのご実家に入るというお話があがっているよ
        :うですっ」 

[Hisasi] #意味はよくわかってなさそげ 

 柳白     :「それは、結婚確定かにゃー?」 
 御言     :「……至……ひとつだけ言わせてくれ」 
 御言     :「柳白が言ったように、それって結婚確定だと思う」 
 至      :「ええぇぇえぇ!?」 
 御言     :「至は『姫様』と結婚するんじゃないか?」 
 至      :「そ、そ、そんな、話は初耳ですっ!?」 
 御言     :「その言い回しは、普通そういう意味を含んでるのっ」 
 柳白     :「もう少し知識を持ってたがいいにゃ」(こくこく 
 至      :「そ、そんなあ……でも、女性は……いえ姫さまは怖くは
        :ないんですが……その(えうえう)」 
 御言     :「とりあえず、姫様禁止。」 
 至      :「で、ですが父上から姫さまをお守りせよと(えうえう)」 
 御言     :「夫は妻を守るものでは?」 
 柳白     :「だにゃー。」 
 至      :「それはもちろんですっ……でも(えうー)」 
 柳白     :「……至さん、覚悟を決めようにゃ?」(ぽむ
        :(いつの間にか肉球グローブつけた手で 
 御言     :「まー、姫様がどう思ってるか知らないけどなー」 
 御言     :「至の護衛ってこう……過剰だからなぁ……嫌われてるかも?」 
 至      :「……そ、そんなーーー」 
 柳白     :「微妙だよにゃー。それが良いって言う人も居るかもだけ
        :どにゃ。ぼくにはわからんにゃー。」 
 至      :「き、嫌われてしまったら、ど、どうしたらっ」 

[Hisasi] #わたわたわた 

 柳白     :「頑張って挽回するか、素直に諦めるか……かにゃ?」 
 御言     :「わかった、落ち着け。俺が今度それとなく聞いといてや
        :るから」 
 至      :「お願いします……(うぅ)あの、あの、ええと、姫さま
        :に嫌われるのは嫌なんですけど、その、け、けっこんとか
        :……そういうのは、そのま」 

[Hisasi] #まだ、と 

 御言     :「俺と同じく、逃げ道はなさそうだぞ?」 
 至      :「御言殿もご結婚なさるのですか!?」 

[Hisasi] #どうしてそうなる 

 柳白     :「まー、まだ時間はあるんだし、頑張るにゃ」 
 御言     :「するかもしれんなぁ……このままだと……」 
 至      :「それはっ!おめでとうございます(ふかぶか)」 

[Hisasi] #気が早い 

 御言     :「まだ決まってないってw」 
 御言     :「多分、至のほうが早いから。」 
 至      :「そ、そんなぁ……あの、心の準備とか心構えとか色々ま
        :だ、その」 
 御言     :「しゃきっとするっ!」 
 柳白     :「腹決めるにゃ!」 
 至      :「はいっ」>びしっ 
 御言     :「じゃ、情報収集してくるから」 
 柳白     :「御言さんがんばにゃ!」 
 御言     :「期待して待ってるよーに、縮地っ」 
 SE      :シパッ 
 至      :「は、はひ……」

[Hisasi] #目がぐるぐる 

 至      :「……き、気になるけど、微妙に怖い、です(えうぅ)」 
 柳白     :「ほら、男だからもっと堂々と構えないとだめにゃ。」
        :(ぽむぽむと頭なでる 
 至      :「はいぃ」 

[Hisasi] #えぐえぐ 
[kisito] #じゃ、御言はこのまま退場 
[Hisasi] うに 
[Hisasi] #というかシメでよさげ 
[Tihiro] #ですねー 
[Tihiro] #おつかれさまでしたー 
[kisito] 縮地はとても便利だと良く思うのでした。 
[Tihiro] ですね。私も欲しいなぁ。絶対遅刻無いだろうしなぁ(ぉぃ 
[kisito] でも、一応体術だし。それだけの体力あったらそもそも走るの早そう 
[Tihiro] でも、欲しいですよねー(うふふー 
[kisito] 縮地よりも、氷我利の魔術かセレーナが欲しい。 


残り少ない時間
--------------

 病室。 
 ドアを開けてはいっていく誠太郎。

[Toyolina] #マコリンが! 

 倫太郎    :「パパ」 
 誠太郎    :「ああ、倫太郎。調子はどうかな?」 
 倫太郎    :「うん、大分体が軽くなったよ」 

[Hisasi] #細い体、青白い肌 
[Hisasi] #なんかこう、見るからに弱って言ってるなという印象 

 誠太郎    :「……そうか、良かった……」 

[Hisasi] #色々湧き上がってくる何かをこらえて倫太郎の額を撫でる 

 倫太郎    :「……三年生、なれるかな」
 誠太郎    :「ああ、単位は足りているし。出席もぎりぎり何とかなり
        :そうだからね」 
 倫太郎    :「よかった……また、置いていかれちゃうかと思ってた、
        :から」 

[Hisasi] #ほーっとした顔で、ぽふんと枕に頭をのせたまま力を抜く 

 誠太郎    :「そうだね、ほら、今はちゃんと体を休めて……元気に学
        :校へ通えるように調子を整えないとね」 
 倫太郎    :「うん、ありがと、パパ」 
 誠太郎    :「ああ、お土産にプリンを買ってきたんだよ。パパと一緒
        :に食べよう?」 
 倫太郎    :「ホント?嬉しい」 

[Hisasi] #弱弱しく笑って、誠太郎の手を握る 

 誠太郎    :「……ああ」 

[Hisasi] #来年の冬を越せるだろうか 
[Hisasi] #そんな考えが、頭をよぎる。 


時系列と舞台
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 http://kataribe.com/IRC/HA07/2007/01/20070108.html#000000
 http://kataribe.com/IRC/HA07/2007/01/20070108.html#020000
 2007年1月頃。
解説 
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 西生駒高校の面々。
 片思いしてたり、進路に悩んでいたり、短い命を感じていたり。
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以上。


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